小さな竹の橋の下。

2009年5月17日(日曜日)

”小さな橋よ竹の橋の下   川の水に流れてゆく
あの日の夢も楽し想い出も 川の水に流れてゆく
長い年も月も色とりどり やがては消えてゆく 赤い薔薇の花びら、、、”
40数年前、学生時代の夏、私たちの軟式庭球部は弘前であった東日本医学部の大会で優勝した。何度も優勝経験のある先輩たちの最後の大会で、終わると特別な感慨に包まれた。誰いうともなく、せっかくだから十和田湖~奥入瀬へ行こうということになった。男女10人くらいだったかで決まった。

路線バスで十和田湖へ寄って遊覧船に乗り、その後酸ヶ湯へ向かった。いつしか乗客は私たちだけになった。だれかが持ってきたウクレレで皆で歌った。そのなかで「小さな竹の橋の下」を歌った。バスも、仲間も、歌声も、奥入瀬の流れも、みな一つの時になって過ぎて行くようだった。

昨日、新潟県村上市に一泊で当時の仲間が集まった。宮崎、広島、愛知、静岡、千葉、東京、兵庫、群馬、新潟の都県からご夫婦も入れて20数人が参加した。長い年も月も色とりどり。良き先輩後輩同輩に恵まれて、どこかであのバスの続きを生きているようにも感じた。

ところで、夜のニュースは神戸、大阪の新型インフルエンザを伝えていた。流行は現行の対策マニュアルをあっさりかわして拡大している。強い感染力と、夏に向かう足が速くて油断できない。国は早くちぐはぐなモノサシを調整し、現実的な指導力を発揮して欲しい。気負った戦いでなく、真摯な科学として直面することが望まれる。

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