2009年7月

帰るつばめは

2009年7月30日(木曜日)

♪  帰るつばめは 木の葉のお船ネ 波にゆられりゃ
  お船はゆれるネ サゆれるネ

♪ 船がゆれれば つばめもゆれるネ つばめ帰るにゃ
 お国が遠いネ サ遠いネ

♪ 遠いお国へ 帆のないお船ネ 波にゆられて 
 つばめは帰るネ サ帰るネ

 

 古い童謡「木の葉のお船」は一番だけのうろ覚え。小学校低学年で習ったようでもあり、姉から教わったのかもしれない。

 

 あの元気な鳥が、木の葉に乗って海を渡るとは、なんて可哀想なんだろう。ツバメのことを、そう思って歌った。

 

 本日午前に、高熱のお年寄りの点滴をしに往った。帰り道、今時めずらしく沢山ツバメがいる所があった。急いで昼食をして見に行った。

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空中の給餌は素早い。

 

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道路に佇む子ツバメ。親たちが寄ってきては飛べ!と言っているようだった。
10分ほどで勢いよく飛び立った。

秋には東南アジアへの飛翔が待っている。親たちも必死の様子だ。

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近年ツバメは増えていないだろうか。

電線を下からミ、ソ、ド、ミ、にすると元気な歌が聞こえそう。

佐伯祐三の時間

2009年7月26日(日曜日)

 長梅雨は風情を越えている。そんな折り、三人の老親に忙殺される妻に声を掛けて、新潟市で「没後80年記念 佐伯祐三展」を見てきた。展示には初公開作品が含まれていた。

 

若き祐三は、才能と情熱に加えて結核の病を授けられていた。画家に残された時間はどれほど貴重だったことだろう。毎日死を意識したという生涯。狂おしげな筆はセンスに溢れ、最後まで街と人を愛おしむ風だった。

 

展示は自画像、船、人形、通り、店、街の文字、郵便配達夫、そして黄色いレストラン、ロシアの少女など自作だけで100点。30才の短い命と引き替えに生みだされた作品は自身(人間)を問い、答えの示唆を放っているようにも感じた。

 

 

 新潟への往復250キロ、久しぶりに妻とたわいない話を沢山した。車中、遠くの花火を見ながら、もう一回見ようと言って帰ってきた。

 

 作品が良くて、大きな展覧会でしたが疲れませんでした。充実の図録を明日カフェに置きたいと思います。
没後80年記念 佐伯祐三展】:8月30日まで新潟県立万代島美術館・10時~18時まで。   ※金曜日は20時まで開館。

 

芝居「とんでもない女」と歌「幸せがいっぱい」

2009年7月23日(木曜日)

 今夕、上越文化会館で芝居「とんでもない女」を観た。下條アトム、川島なお美、吉田羊の役者さんによる渾身の舞台だった。

 

 お恥ずかしいことに、10年余も前、地域の芝居に携わったことがあった。稽古のおよそ半年間、あまりに大変で、死にそうだと何度か妻に漏らした。それで今日の芝居の2時間、一貫したテンションに驚かされた。劇中、日常の所作から、芝居の中のお芝居までプロの力量を目の当たりに出来て本当に楽しめた。特に川島さんは台詞も動きも自然で、姿が良く、声が通って、ほれぼれさせられた。

 

 音響でも感動があった。最後の暗転で流れた歌に、胸を熱くさせられた。クラウディア・カルディナーレの古い映画「鞄を持った女」の主題歌だった。ずーと昔45年以上も前、学生だった私の回りで小さな事件がいくつか重なった。悲しい気持ちが続いているさ中、なにかとラジオから聞こえた歌だ。

 

 「幸せがいっぱい」、、、帰りに曲名を思い出した。哀愁の曲調は”幸せと悲しみの切ない狭間”を感じさせる。ギターが付いてシャンソン風にリメークされていた。突然いい音で響いて懐かしかった。

 

沢山楽しめた良いお芝居を有り難うございました。

子ども時代の日食

2009年7月22日(水曜日)

  今日は日食の日。国内の主要な観測地では雨に見舞われた所もあったようだ。40数年ぶりと知らされていたが、その前、私が小学校の時にもかなりの日食があった。昭和23年5月ということなので、小学校に入ったばかりの頃になる。

 

 学校で先生がローソクでガラス片にススを付けた。これで太陽を観る練習をしたように思う。そして本番は家の畑だった。日食当日は日曜日だったらしい。

 

 家には父が使う顕微鏡用のスライドグラスがあったのでそれを使った。いざ始まるとこすったり触ったりで、たちまちススが取れた。ススを付け直し、あちこち汚しながら楽しくもあっという間に終わってしまった。

 

 空腹で元気の乏しい毎日のなかで、日食は異様に盛り上がったと思う。満ち欠けよりも、真っ黒なガラスで見える濃い太陽が感動的だった。

 

Photo

拙絵です。大抵のことは姉がリードしました。

 

それでも海は

2009年7月20日(月曜日)

 三連休は好天ではなかった。それでも近隣の海は賑わい始めている。

 

 

 

   

待ちきれないサンドバギー

 

   

バギーがほじり出したシーグラス

 

大切な夏

※いずれも今夕刻の散歩からでした。

海辺に玉虫

2009年7月19日(日曜日)

 午後上越市大潟区のホールで卯の花音楽祭を聞いた。とても堪能した。ごく身近に生の音楽があることは幸せだ。

 

 終えて一時間ほど海を歩いた。波打ち際の濡れた砂利の中に玉虫がいて驚いた。玉虫は最近では珍しい。それにしても樹木の生き物がなぜ海なのだろう。彼(彼女)は時々もぞもぞとするだけで弱っているように見えた。

 

 今日は一日中、強い西風(海からの風)が吹いた。どこか西の陸地で川に落ち、海へ出て吹かれてここに上がったのか?とても不思議に感じた。念のため家で水道水を掛けて洗ってみた。写真を撮って庭に放すと羽音をたてて飛んだ。ブーンという羽音が意外と強かった。

 

草の葉に止まったが夜は雨。どうしただろうか。

 

   

玉虫の何故にここなの渚なの

残念

2009年7月18日(土曜日)

 二日目のターンベリー、後半で石川遼の溌剌さが消えた。こんなに早く終わるとは。気になったのはひどく降り始めた最初のグリーンだった。終始傘を差さずに激しい雨に濡れるに任せていた石川。なぜだろう。

 

 ずぶ濡れの体に吹き付ける寒風。真冬の荒天にゴルフをするような身体環境になっていったに違いない。もっと体をいたわればよかったのに。

 

 タイガーも可哀想だった。かってないカメラやマイクの大集団が執拗に前後を襲う。紳士の静謐な競技であるゴルフの限界を超えていたに違いない。

 

 成長と犠牲。残念だったが、英国で石川選手が学んだものは大きかったと思う。どんなことでもいい、タイガーに手紙を書いてみたらどうだろう。

 

二人が去ったターンベリー       

 

石川遼!

2009年7月16日(木曜日)

 

 全英オープン初日、何と素晴らしい石川遼!

 5Birdies 2under、素晴らしい。

出来れば最後まで頑張って。

 

低い雲 入り江を行く小舟 そして草地

遠いあこがれ   スコットランド

 

楽しい錯覚

2009年7月15日(水曜日)

 午前は朝から無風で酷暑。仕事で多くの方と挨拶をしたが、「暑いですねー」の一言で互いに十分なほどだった。それが午後遅くから曇って強風となり気温が下がり始めた。お天気は本当にお天気屋さんだ。

 

 昼、カフェの本の追加に美術館に寄った。そしたらひょっこりそふぃーさんが来られた。彼女は樹下美術館のことをよくブログに書いてくださるので感謝を禁じ得ない。不思議なことにそふぃーさんとお会いする時は、本の中からぱっと現れるように感じる。どうしてかな、と考えてみた。それは私が彼女のブログをみているせいかと思った。つまりブログの中(文字→本)から現れるという風に一瞬錯覚するのだろう。

 

 夕食どきに障子が赤く染まった。夕焼けは晴れが良いとは限らない。海まで数分、今日は四ツ屋浜へ見に行った。いつものように佐渡汽船が近づいて来た。几帳面でお利口な佐渡汽船。夕焼けの汽船を見ていると旅情がよぎる。こんな気持ちも楽しい錯覚。

   

今日の佐渡汽船

 

※庭で頑張っていたテッポウ百合が長雨で終わってしまいました、申し分けありません。しばらくキキョウが続き、ナデシコが復活してくると思われます。

 

泉州の水なす

2009年7月12日(日曜日)

 関西の方から水なすの漬け物を頂いた。大阪府下、泉州で栽培される非常に水分の多いなすとあった。同地域の夏の農作業ではこれを食べて渇きを癒すことがあるらしい。初めて見て食べた。

 

 皮は厚く柔らかで、切らずに裂いて食べてと書いてあった。試みると簡単に縦に裂ける。包丁を入れたのに比べるとざっくりとした水気の食感が違う。浅漬けの塩加減もなんともさっぱりしていた。

 泉州と言えば利休。そして秀吉、はては上洛した景勝、兼続、実頼もこれを食べたのだろうか。

 

 さて天地人は政宗の進出が急だ。兼続たちも東北の備えのために、ここ上越・春日山を離れる日が近づいているようだ。徳川vs秀吉の渦中で兼続たちの苦労が続く。

 

 

梅雨の盛り

2009年7月9日(木曜日)

 梅雨の盛りで毎日かなり激しく降っている。庭はますますみどり濃く、花は花で移ろう。がんばっているテッポウ百合が、続いた雨でガラスのように透けてきた。

 

 キキョウが次々に咲き始めている。キキョウはナデシコ、リンドウとともに如何にも古風な花。すでに咲いていたナデシコは雨でかなり傷んだ。丈夫な花なので皆また復活することでしょう。一方リンドウは秋。去年よりずいぶん増えていて楽しみです。 

 

 

雨上がりのフロント。石も緑もくっきり。

 

雨に耐える百合 

桔梗花昔言葉で話してる

百合

2009年7月6日(月曜日)

 樹下美術館隣接の庭で満を持していたテッポウ百合が一斉に咲いた。テッポウユリの花期は案外長く、匂いもスッキリして本当にいい。ピンク系もあってまだ100本ほど咲いてます。よろしければお暇をみてごらんください。

 

時を惜しむ様子がけなげ。

昼間の百合

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花かげのナデシコも可憐 

夕暮れのテッポウ百合

昨日午後、「降りて行く生き方」の上映会に行った。それから遅くまで草取り。暗くなっても百合の白さは特別だった。

日本の美術館名品展

2009年7月4日(土曜日)

 午後、東京都美術館で開催されている「日本の美術館名品展」に行った。ひと月ほど前に、小林新治氏から当展覧会のことを教えて頂いていた。それが明日最終日となってしまって、本日、日帰りで見てきた。

 

 さすが全国の公立美術館が加盟する美連協。25周年記念企画で各館の代表作が220点も出そろっている。好評のため今週末は午後8時まで開館というのも助かった。

 

 ベン・シャーン、デビット・ホックニー、アルベルト・ジャコメッティ、エゴン・シーレ、松本竣介、香月泰男、麻生三郎らの実物に会えるとは考えても見なかった。ルオーの道化師は常に胸に刺さるし、齋藤真一の瞽女の赤は切なく、三点のピカソは澄み渡り、館内は美術パラダイスの寸前だった。

 

 それにしても経済バブルと日本の美術館の関係が如何に密接だったか図録記事を読んで伺われた。バブル崩壊後、何年も購入予算がゼロという幾つかの現実は、やはり悲しかった。しかし一時の熱狂がなければ本日の作品の相当数を目に出来なかったのも事実。諸事克服しての企画展、美連協ならではの粘りに感謝したい。

 

 美術の賑わいは経済の活況と密接だが、良い作品の誕生は別かもしれない。今後どんな展開があるのだろう。今日は2時間しか取れなくてかなり見残した。時間があれば明日また、、、だめかな?

 

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 充実した図録:表紙はボナール、ハードカバーで308p。出展美術館ごとの学芸員による作品解説も読み応えがある。2冊買ってきました。明日さっそく樹下美術館のカフェにお出しします。

 

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入場券の図版:藤田嗣治「私の夢」/新潟県立近代美術館出展

帽子を二つかぶった人から

2009年7月3日(金曜日)

「暑いから二つかぶっているの」。幼い時の夏、外出前の玄関先で娘はそう言った。麦わら帽子の上に野球帽を乗せてまぶしそうだった。

本日、横浜にいるその娘から「BAMBOO COMIC」という画像制作ソフトが送られてきた。愛らしい天然に恵まれていた娘は自ら学び、ゲームソフト制作の仕事に携わっていた。それで何かとパソコンの画像に詳しい。

今回のソフトは、以前私が色々つまらない質問をしたので、気を使ってくれたのかと思う。遅くなった父の日にとカードがあった。楽しげなパッケージは超若者向けの気配だ。果たしてちゃんと使えるだろうか。

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