2010年2月

今年の樹下美術館のカフェはアンティークカップや陶齋の湯飲みで

2010年2月27日(土曜日)

 明後日3月1日(月曜日)から今年の開館です。3月いっぱいの展示は昨年の展示を継続、4月から更新致します。また5月に音楽会、6月、10月には講演会を致します。いずれも3周年記念の試みです


 


 早々に3月1日からのカフェでは、一年間西洋アンティーク食器でのサービスをさせて頂きます。またよろしければあとのおくつろぎに陶齋の湯飲みでお番茶をどうぞ。せっかくですから遠慮なさらず気軽にお使いください。


※陶齋とは当美術館の常設展示作家・故斎藤三郎氏の号です。 現在斎藤尚明氏が二代陶齋として上越市寺町の窯を継承し活躍されています。


 


  今後、順次展示や音楽会、講演会のお知らせをさせて頂きます。


 









洋食器
お湯のみ
出番を待つアールデコなどのカップたち 陶齋の湯飲みでお番茶もどうぞ。

 器につきまして


 アンティークカップは今から10余年前、樹下美術館を決心した頃から集めました。そこで使いたかったからです。今はもう収集の余裕はありませんが、皆様にお使い頂ければ有り難く思います。


 


 陶齋の湯飲みもこのような形で使って頂けること、集めた亡き父の願いかもしれません。

準備

2010年2月25日(木曜日)

 4,5日も続いた好天。大雪を嘆いた冬も、過ぎてみればあっという間だった(もう降らないと仮定して,,,)。

 午後は本業の休み日。3月1日の開館準備に美術館へ。駐車場に雪は無くなったが庭やカフェの窓辺にはまだ相当な雪だ。

 

 買い物に出ると近くの頸城区榎の井付近の水田で沢山の白鳥が食餌をしていた。コウコウと鳴きクチャクチャと旺盛な食餌の音が聞こえた。

 

 きびしい冬をどう過ごしたのだろうか、野性を間近にすると力づけられる。

 

白鳥 
暮れても続く食餌。渡りが近づいているのかもしれない。

浅田真央選手が振り返る

2010年2月24日(水曜日)

  練習まではとても緊張し、競技が近づくにつれて集中してきて、演技中は喜びを感じていた。夕刻のニュースで浅田真央選手がこんな風に振り返っていた。

 

 テレビを見ているだけで緊張してしまう競技で、彼女の競技者としての完成度に驚かされる。上位の選手たちはきっと同じ心境なのだろう。

 

 いいニュースが無い中で気の毒なほどメディアに晒される選手たち。オリンピックが終わったら何が日本を明るくするのだろう。当美術館も地域のささやかな一灯たりうるよう頑張ろう。

 

草萌えの椿 
草萌えに一椿。

 

今日の日長、間もなく開館

2010年2月21日(日曜日)

雪雲のひらけて今日の日長かな       sousi

 

駐車場 

  晴れ上がった日曜日、気温が上がっているので雪は溶けてきた。樹下美術館の駐車場はスタッフによってあらかた除雪された。今年の開館まであと10日、どうか雪はあわ雪程度にしてください。

 頸城野の雪解けの田んぼで白鳥が食餌していた。何かの根を食べているようで、さかんに泥の中をあさる。

 そして樹下美術館の南側の土手にはふきのとう。日が長くなって春に手が届いてきた。

驚くからす 
 農道の脇で白鳥の飛来にあわてるからす
フキノトウ
美術館南の土手と小さな流れ

茶の午後

2010年2月20日(土曜日)

 

掛け物
   雪寒北嶺 梅香南枝  の扇面を懸けて。

 

 風雨の午後、知人をお正客に茶を点てた。荒天をそれなりのご馳走にして旧交温むるひと時だった。 

 

 一期一会が漂い、粗忽な私にも何とか濃茶が練り上がった。この機会に少しおさらいをしようと思った。

茶の予習復習

2010年2月19日(金曜日)

 明日はあるお客様を招いて茶を差し上げる日。久しく座って点てていないので家内を相手に予習をさせてもらった。

 

茶
 

 香が焚かれみぞれの音がしている。手順に詰まっていると亡き師の面影が現れた。不肖の弟子ながら茶をやれる恩を感じた。

 

 ※頭にある表紙を変えました。人や赤ちゃんの気配があって気に入っています。

 

椿の蕾のボタニカルアートを終了にしました。

2010年2月16日(火曜日)

 

椿のつぼみ 

B4muse S 1mm厚ケント紙を半分にカットしたボードに描きました(B5サイズ)。

 

1月25日から描き始めた椿の蕾完成としました。まだ手を加えたいところもありましたが収拾が付かなくなりそうなので終了というわけです。恥ずかしながら同業の会報3月号表紙になります。

 

 分量の少ない絵でしたが、雨雪を貫こうとする蕾の形状に植物の洗練を感じました。

 

 昨年は白花デンドロビュウムでした。白い花は引き立ちますが、描くとなると大変でした。白花には容易に描かせまいとする気高さのようなものがあるように感じられました。

 椿の蕾は額装して樹下美術館のトイレに架ける予定です。

樹下美術館/今年の予定のお知らせ 

2010年2月11日(木曜日)

 3月1日月曜日、樹下美術館の今年の開館が近づきました。その日の窓辺はまだ雪景色かもしれません。

 お陰様で当館は今年6月10日に満三周年を迎えます。一区切りを記念してささやかですが以下のような行事を計画致しました。どうかお楽しみに。

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【カフェ】

3月1日から今年一年のカフェはアンティーク食器(アールデコなど)でサービス致します。

ご希望の方のあと口に齋藤三郎(陶齋)の湯飲みでお番茶をお出しします。

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【4月1日~12月28日までの展示】

齋藤三郎:染め付けと色絵展

倉石隆:「15少年漂流記」および「金色のあしあと」原画展

※3月中は昨年の展示を続けています。

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【講演会および演奏会】

立花千春さんフルートコンサート:5月16日(日曜日)18時30分開演/上越市大潟区コミュニティープラザホール。ピアノは山田武彦氏です!ぜひお楽しみに。

エッセイスト堀口すみれ子さんの講演会:6月19日(土曜日)14時から/樹下美術館 陶芸ホール。上越にゆかりある詩人・フランス文学者の父・堀口大学を語ります。

プロダクトデザイナー山中阿美子さんの講演会:11月6日(土曜日)午後2時から/樹下美術館/学生時代に仲間と共に名作チェアー「マッシュルームスツール」をデザインした阿美子氏が樹下美術館展示作家の父倉石隆氏の思い出と、マッシュルームの物語をお話しされます。

  

※山中阿美子さんの講演会のお尋ねお申し込みは樹下美術館(025-530-4155)へお問い合わせ下さいホームページやブログでも順次お知らせ致します。

 

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3月1日からカフェでお出しする食器のご紹介です。

どうぞお気軽に手にとってお楽しみください。

樹下美術館を決めた10年ほど前から集めました。

今はもう収集の余裕はありませんが、お使い頂ければ嬉しく思います。

                                         

 

シェリー
【1930年頃のシェリー、リージェントシェイプなどのトリオ。英国】

 

オールドノリタケ

【1910年代オールドノリタケ、フラワーハンドルのトリオ。欧米へ輸出の里帰り】

 

ロイヤルドルトン
【1930年頃のロイヤルドルトン、タンゴシリーズのトリオ。英国】  

以上3点はアールデコ様式の器(およそ1910~30年代に流行した様式)です。

アールデコは円と直線の取り合わせが独特です。

 

ワイルマン 
【1890年頃のワイルマン、フラワーバスケットのトリオ。英国】

ワイルマンは最上段のシェリーの前身です。

                  

 

ミントンのシノワズリ

【1800年代後半のミントン、シノワズリのカップ&ソーサー。英国】

シノワズリは中国風というような意味です。

 

ジャコメッティの細い「歩く男」が。

2010年2月7日(日曜日)

たとえばAという人のAらしさを表現してみる。これは様々なジャンルとレベルで可能だ。およそ子どもの時から私たちもこのようなことに親しんできたように思う。

ではAに見られる人間らしさを表現するのはどうだろう。前者の裏腹でもあろうが命題は突然地味に変化し、困難の予感がしてくる。こちらの人間観まで問われるからだろう。

これらの事を生涯痛々しいほど追求した一人がアルベルト・ジャコメッティ(1901年~1966年)ではないだろうか。彼の作業には陣痛を伴う出産(誕生)のイメージが浮かぶ。
いつしか彼の人間についての彫像は台座の上に小さな棒のようなものとして現れる。それがさらに細くと望んで次第に背が高くなっていった。

我が心の芸術家より
妻が見ている細い人間を作り始めた頃のジャコメッティ(我が心の芸術家たち:著者/ブラッサイ 翻訳/岩佐鉄男/ 1987年12月24日(株)リブロポート発行より)。自らの作品を触る彼はうっとりとして幸せそうです。この本は樹下美術館のカフェにあります

 哲学でなく実体への固執。同じ場所に住み、晩年は手術と苦悩とタバコによって衰弱し、服の中に浮いているようだったと目撃されたジャコメッティ。ピカソやサルトルなど多くの人が彼を愛した。

そんな彼の細いブロンズ作品「歩く男」が先日ピカソを抜いて芸術作品の彫刻分野で競売史上最高額をつけた。3日、ロンドンはサザビーズでの出来事だった。この時代、一つの作品が1億430万ドル(約94億円)で落札されるとは驚くべきことだ。彼は同じものを6体制作したらしい。芸術(また芸術家)の深淵と壮大を思った。

 

樹下美術館の展示作家、故倉石隆氏はジャコメッティを愛し影響を受けた一人でした。氏の人物もしばしば細く描かれますが、作者に感応した独特の存在として魅力的です。


倉石隆作裸婦
 
倉石隆作「男(O氏の像)」

タブノキに雪

2010年2月3日(水曜日)

 上越市大潟区四ツ屋浜に大きな樹がある。古老からタブノキと聞いていた。旧国道(浜線)脇のすぐ海側にあり、前が空き地のためとてもよく見える。長年の西風を受けて東にヒラリと枝をはねている。

 

 クスに似た種類の常緑広葉樹ということ。当地ではほとんどクスを見ないと先輩に聞いたことがあるが、タブはどうなのだろう。いずれにしても松が多い一帯でこの広葉樹の風格は大変見応えがある。

 

 樹齢は分からないが、旺盛な繁りからまだ壮年期かもしれない。見ていると地域の人の「大切に」という思いが伝わる。雪の日のタブは幽玄な力感があり、あたりに緑の気を放っている。

 
昨日のタブノキ
 
  雪が降った今日のタブノキ
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