南三陸町から手紙 無視できない水汚染

2011年3月22日(火曜日)

南三陸町の拙弟から手紙が届いた。15日に出したというから一週間かかって着いたことになる。それにしてもこの段階で手紙が届くとは信じられない気持ちだ。一体どんなルートで来たのだろう。

彼の家は山あいにあったのでなんとか無事でいられた。清水を利用する簡易水道が使えて、薪を焚いて暖をとり風炉も入れるという。町で避難生活をされる方たちを交替で迎えているらしい。

届いた封書の切手 手紙には服用している薬の依頼が書かれていた。

共同の土葬を見守るご家族の氷る表情が胸に突き刺さる。

 ところで19日に心配した東電原発周囲の水と海水は、無視できないレベルで汚染されていると本日報じられた。一帯の農水産業や飲料水への長く深刻な影響が危惧される。

 また放射線は生殖器官を好んで標的にする。現場処理に赴く隊員の防護服はいっそう機密が厳重になるだろう。お子さんを作りたい若い隊員達を任務から外すか、著しい短時間などの配慮がされていることだろう。

 防護服の着用は相当つらいはず。現場に関して言えば、夏でなかったのがせめてもの救いではなかったか。重大な被ばく事故がさけられることを切に祈りたい。

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