2011年11月5日

上越市大潟区・海辺の松林 森林ボランティア

2011年11月5日(土曜日)

曇りの午後大潟海岸の松林を歩いた。

 

天然の自立した閉鎖林はともかく、居住地域の森林は管理なしには維持されない。植えるのは簡単だが手を入れなければまたたく間に荒れ果てる。人を育て和ませる森林も、荒れれば悲しみの景観でしかない。 

 

1見晴台
鵜の浜温泉からすぐの見晴し台
3波音を聞きながら
波音を聞きながら
5落ち葉さらげの跡
松葉さらげの目跡
7坂道
坂道
2海へ
海へ
4粘る松
強風の浜でがんばる松
6Hobbyおおがた
Hobbyおおがた
8若松
祈りが込められている

 

かって当地の信越線沿いには広大で夢のごとき松林があった。春は松風の音を聞き、夏は涼みに、秋は沢山キノコが出た。ゆるやかな起伏の林、春秋鳥のさえずりは絶えず、山桜、ナデシコ、オミナエシが咲き、何時間でも歩けた。

 

それが開発によって見る影もなく荒れ果て人を拒絶している。失ったものは大きい、わずか30年、あっという間だった。

 

いま、上越市大潟区ではボランティア団体が「松葉さらげ(松の落ち葉さらい)」、草刈りなどの作業によって、海沿いの松林を育てている。

 

その甲斐あって、林は蔦に絡まれることもなく幹の足許まできれいに見えて素晴らしい。進んで手入れをされるボランティアの方たちには本当に頭が下がる。

 

何カ所か若松が植えられていた。
周囲は整えられ、育て、と祈りが込められていた。

 

9キジ飛んだ

竹藪に近づくとキジ?が飛び立った。

 

大潟区には森林を育てる以下のようなボランティア団体が活動しています。
Hobbyおおがた
だいばま会
渋柿浜松露の会
大潟森林ボランティア 

 

 大潟の人たちは、あの夢のようだった一帯の松林を忘れられないのです。四季折々美しい景観はまた、子どもたちを伸び伸びと育んだのではないでしょうか。 

 

それにしてもかつて美林だったJRと国道8号線に沿う林。どこが主体なのでしょう、祈りもなく思いついたように松を植え、手入れはあまりされず荒れ止みません。病む緑を見ることは悲しく本当に残念です。

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