上越市大潟の雪 上越市の急務

2012年1月6日(金曜日)

 上越市大潟区の雪は降っては止みを繰り返している。幸いなことに今のところ積雪は5㎝ほどで大変助かる。

 

潟町の降雪今日、大潟区潟町の診療所の庭

 

本日の夕刻、終了間際は少々大変だった。往診したおじいさんは入院が必要な状態だった。炎症反応が高度に上がって猶予が無い。しかもおじいさんは在宅で娘さんの介護もされている。

 

近隣に嫁いているもう一方の娘さん(妹さん)と連絡が取れない中、様々な方たちにお世話になった。お宅から帰って病院医師に病状を説明して入院を前提の受診了承を得た。しかしお宅に入院の話を告げようにも電話はずっと話し中。おじいさんは何とか電話に出れるはずだが、急いで看護師に家に向かってもらった。

 

着いた看護師から、ケアマネさんに連絡が取れヘルパーさんも駆けつけるよう手はずをつけた、家の受話器は外れていた、と連絡が入った。時間がどんどん過ぎて担当科の外来から救急外来へ受診が変わる時刻となり、紹介FAXをそちらに送った。

 

連日の処置が必要な娘さんの対応も急がれる。かかりつけの病院に電話すると医師は入院の適切な約束をしてくださった。

 

娘さんの入院対応をお宅に電話するとヘルパーさんが出た。ケアマネが居ます、と電話が代わった。ふたりとも非常にハキハキと応対され、嫁いだ娘さんもこちらに向かっているということだった。

 

明日は土曜日で関係者は休日体制となる。その直前、金曜の夕方という切実な時間に病院医師たち、病院連携室の担当、ケアマネ、ヘルパーの方々には時間を押して対応していただいた。皆様には感謝に堪えない。

 

夜、妹さんから無事入院したと連絡があった。明日から姉さんの入院もあり大変だ。ご自分も大切に、職場の理解や協力も得て、とお伝えした。

 

上越地域はまだまだ医師数が絶対的に足りない。特に病院医師は気の毒なほど忙殺されている。今回ある病院で実はきわどい場面もあったが、何とか乗り切れた。安全や安心を言うなら、上越市には病院の医師不足克服ほど必要な課題はないだろう。

 

※文中のご家族の立場や疾患などは変えて表現させていただきました。

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