米山の雪形は“粉雪が舞う”?

2012年4月14日(土曜日)

一度何かが何かに似ていると感じると、それが気になってくる。

 

①09年1,18の米山
2009年の米山(やや西方面から)
②2012,4、12の米山
今冬の米山(柿崎区中心部に寄って)

 

上越市頸北地域の東にそびえる霊峰米山。1000メートル足らずの山ながらすこぶる威厳がある。
ところで、西から東へと進み、柿崎区に近づくにつれて山の中央左に白く抜ける長い菱形の雪形が目に入る。

4、5年前のある日、輪郭だけだがこの形が倉石隆の名作「粉雪が舞う」に見えるようになった。
もちろん被っている“角巻”の開き方や体の傾きなどぴたりというわけには行かない。

大きな同作品は現在上越市立総合博物館に収蔵されているが、あまり展示されることはない。それで冬になると飛んで行って米山で雪の模様となって、故郷を見ているというイメージを楽しんでいる。

 

 ③粉雪が舞う
上越市立総合博物館に収蔵されている名作「粉雪が舞う」
角巻を被る人の顔は倉石隆自身ではないか、と言われている。
(写真:郷土作家シリーズ「倉石隆展」 新潟市美術館1995年9月14日発行)

 

④作品の白黒反転-1
粉雪が舞うのネガ反転
雪形の拡大
雪形の拡大

この形から角度によって白いダイアモンドやクリオネなども浮かぶ。いずれにしても柿崎の方たちにとっては冬から春の山の飾りとして見慣れた模様であろう。

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