夕焼け その見事さを現せば。 

2012年7月9日(月曜日)

 夕食を終える頃、何となく気になって窓を開けると西の空と雲が赤く染まっている。夕焼けは刻々変わる。車を近くの大潟区の四ツ屋浜へ向けた。

 

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19:20

 

2
19:22

 

3
19:27

 

薄墨を刷毛で掃いたようなすじ雲が、遠ざかる茜を見送って終わった。すっきりした夕焼けだった。

 

以前、大夕焼けを見た妻が、「末期の眺めでもいい」と言ったことがある。やや言葉は悪いが、その時の夕焼けの見事さを仮に“末期度”と名付けて現すならば、まだ8,6レベルであっただろう。

 

昭和59年だったかの夏はお盆のころ、台風一過の米山大橋のたもとで壮大な夕焼けを見た。黄色みを帯びて米山を覆った背後のムクムクたる雲の前に、鮮やかな虹が二本立った。続いてこの世のものとは思われない大夕焼けが天空一面を支配した。
様々な雲、様々な色、様々な形、そして変化。あまりのことに神を感じたほどだった。末期度10の大夕焼け、いまだこれを越えるものを見たことが無い。

 

末期度10を見ても生きていられるのが、夕焼けの良いところだ。

 

ちなみに本日の夕焼けは6,8あたりであろうか。夕焼けを楽しむのは安全で、お金も時間も掛からない。

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