酷暑の炎天下でスズメの三番子が巣立った。

2012年8月28日(火曜日)

恐らくスズメは秋の田の実りを最大のご馳走として成長すると考えられる。

以下二枚の写真は去る8月2日、樹下美術館の裏手の田んぼで写した。もち米となる稲穂が色づく水田はすずめの歓喜で賑わっていた。

 

集団は今年生まれた若鳥を中心としているのであろう。彼らは親のテリトリーを離れて今後はより大きな集団となり、ねぐらを共にし、多くは新たな土地へと旅立つと聞いている。

 

田を飛ぶこの日、30羽ほどの集団がいた。

 

稲穂をついばむ香ばしい稲に群がるスズメ。くちばしに黄色味を残すものが多い。
この時期の稲は甘味が強く非常に美味しいらしい。

 

今日のヒナ

 昨日、仕事場の軒から三番子(今年三回目の)のヒナが巣立った。
私が知っている限りこんな遅くにヒナを孵すのは初めて。
庭の正面の松で鳴いていたのがそれだと思われた。
兄弟・従弟たちは逞しく成長し、すでに田に出ている。

 

炎天下の夏遅く生まれたこのヒナは、無事育って群に入ることができるだろうか。

 

万一そうせずに親と共にここに居続けて越冬するなら、それはそれで良いことだろう。夏児の不利の代償として過酷な渡りをさせず、テリトリーを継がせるメリットを与える摂理が働けばいいのに?(私のお節介です)。 

 

水場

お節介のついでに、
木陰にバケツと洗面器と陶器のボールで、緊急の水場を作ってみた。

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