2012年9月17日

残暑の根知 超高齢者の共通点

2012年9月17日(月曜日)

大陸へ向かう台風の影響で熱風に見舞われた敬老の日。私用で糸魚川市へ出かけ、帰路は根知まで足を伸ばし、慈雲山・金藏院のひなびた石仏と堂々の駒ヶ岳を見て帰って来た。

 

金藏院石仏
参道の石仏。

 

駒ヶ岳
(糸魚川、あるいは根知)駒ヶ岳の堂々たる山容。

 

さて敬老の日ということで若干を記してみたい。

 

筆者が拝診している年長者で、100才を越えている女性が三人、間もなく100才を迎える男性が二人いらっしゃる。

 

女性の最高齢者は103才になられた。一昨年、大腿骨骨折の手術をされ、見守られて歩行器で移動される。単純ながらちゃんと会話が可能で、愚痴や恨み言をあまり口にされない。

 

100を越えられた女性達の身体や性格に関する明らかな共通点は見い出しにくい。但し若い頃から働き者で、自立を心がけ黙々と生きてこられた経緯がうかがえる。

 

これに対して最高齢の男性お二人は驚くほど似ている。記憶や記録、整理整頓に優れ、責任感が強く、世話役として長く活躍されるなど、几帳面さにおいて見事に一致している。

 

ある種不思議な(当然でもあろうが)ことだが、これら超高齢者は男女とも必ずしも十全の健康体といえない点も同じだ。心臓、脳血管、腎臓機能などにそれぞれ問題を抱え、あるいは骨折歴を有しながら、留意を重ねてこられている。
騒ぎとなるような認知症状がみられないことも目を惹く。

 

ご本人たちの日々淡々とした心がけのほか、ご家族の温かな観点も一緒だ。 

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