お届け頂いた倉石隆の銅版画。

2012年11月3日(土曜日)

東京の篤志家の方から倉石隆のお手持ちの版画6点をお届け頂きました。

 

テレビ局に長年おられ、後に画廊を開かれた方からのお申し出でした。樹下美術館のことをネットでお知りになったということ。ホームページやノート(ブログ)がこのような形でご厚意に繋がることを嬉しく思います。

 

遠くからのご厚情は感謝に堪えません、春のご来訪を心からお待ち致します。

 

作品は銅版画で、大部分が女性の像でした。中の二枚はバルザックの小説「従姉妹ベット」の挿絵原画。ほかに「カラマゾフの兄弟」ではないかと想像される原画もありいずれも興味深いものでした。

 

1画像 002何かで見たことがあり、挿絵の原画ではないかと考えられます。

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「従姉妹ベット」のアドリーヌ

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一本一本の髪がはっきり触れる作品。

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「従姉妹ベット」のリスベット

 

5画像 002

大きな瞳がとても印象的。

 

6画像 001
「カラマゾフの兄弟」の挿絵ではないかと考えられました。

倉石隆氏は主に油絵の作家でしたが、銅版画にも熱心に取り組まれました。多彩なテクニック、画面に浮かぶ作者の手の感触、あるいは深いプレートマーク (縁に現れる凹み)など銅版画は独特の魅力があります。

 

 この度の作品もそうですが、おしなべて氏の女性は一般的な美人ではありません。人柄や折々の感情が表現され、物語が秘められています。見飽きることがないのはそのためかと思います。

  

いずれ「従姉妹ベット」に関わるエピソードを書いてみたいと考えています。連日の悪天候ですが、そろそろ晴れてほしいですね。

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