同じ合歓木にスズメとコムクドリが営巣するのだろうか。

2013年4月26日(金曜日)

仕事場の二階から正面に見える合歓木(ネムノキ)。若き日の父が往診の帰りに林から若木を持ち帰って植えた。それから60余年、かなり老化してあちらこちらが枯れてきた。

枯れ枝が折れた跡には空洞が開き、いわゆるウロ(洞)となる場所がある。樹には数メートル隔てて二カ所の大きなウロがあり、昨年その一つを使ってコムクドリが営巣し雛をかえした。

 

巣材を運ぶ雀向かって左はしの大きなウロに、今年は意表をついてスズメが巣作りする気配がある。
昨日午後、盛んに出入りし枯れ草の巣材を搬入した。

ウロの雀

交尾したあまつさえ雀はウロ上の枝で交尾行動を繰り返した。
彼らの巣は軒下だとばかり思っていたが、本当にここを巣とするのだろうか。
ウロは大きく、カラスやムクドリなど外敵が入りそうだが、はたして大丈夫か。

ウロの上のコムクドリすると間もなく、ついにコムクドリのメスが現れた。昨年使ったウロの入り口に止まる。
はたして昨年のメスか否か、やはり非常に美人である。
一昨日のオスとの関係は、この日オスを見なかった。

ウロの別穴を除くコムクドリ今冬大きなウロのすぐ下にあった枯れ枝が落ちて、もう一つ入り口が出来た。
一生懸命そこを観察している。

さて繁殖を控えて鳥たちは命がけであろう。みな強靱な生命力をもっている。優しい合歓の老木でどんなドラマが展開するのだろう。

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