ブログが空く訳 図録と絵画

2013年10月3日(木曜日)

このところ、ノート(ブログ)の更新がしばしば2日~3日空くようになりました。まだ完成を見ない樹下美術館の図録原稿に今また取り付いていることがあります。これまで何度も構成や編集を直し、9割がた終了するとそこで止まってしまうのです。

なぜ?答えの一つとして「図録が出来れば死んでもいい」と、思っている事があげられます。もう少々生きたいという気持ちが、密かなブレーキとなっている気がしないでもないのです。
もう一つ、「こんなんでいいわけがない」といつも最後になると感じるのです。不思議なことに、構成や文章、資料の添削と見直しをすると良くなったりするのです。一生懸命な作業を行っていないのでしょうか。

最後は何より年のせいに違いありません。

色々訳があってもオオカミ老人も限界、笑う鬼も居なくなれば淋しい、と9月を期して毎日取り組んでいる次第です。

ところで図録とは別に、来年5月に遊心堂さんで個展をすることになっています。展示のみの作品を40~50点、売る絵も少なくとも20点は用意しなければなりません。展示だけのはおよそ揃っていますが、売る絵はまだ予定の四分の一ほど、これからです。

ところで私は物心ついた時から絵を描きはじめると、あるいは描こうを思っただけで、自然に口笛が出ます。さほど時間に余裕が無く、絵も決して上手くはありませんが、描くことが心から楽しいのです(しかしいざ描いて、どうしても上手く行かない時は、癇癪を起こして破ってしまうこともありますが、、、、)。

 

つばきの絵昨日再び手を付けた西王母椿の絵。
花の絵は一枚描くのにキスのはらわたほどの絵の具があれば足ります。

さて昨夜、2011年に新潟市は知足美術館の個展に向けて描いたうち、途中で止めていた絵を出して続きを描きました。この完成作品は元々手許にありました。が、10年近く前のこと、上越地域医療センター病院への医師派遣の相談で、医学界の権威を訪ねた折りに持参献上しました。たいした品物ではありませんが、私が最も気に入っていたものでした。

その後、絵画が何かの役に立ったかどうかなど、大きな世界の話になりますのでわかりません。しかし輪郭線トレーシングペーパーが残り、絵はスキャナーに取ってありましたので、復元に挑戦している次第です。

先日大島画廊で見つけた極めて小さな立体キャンバスに、昨夜椿の下絵を描きました。終わってみると有り難いことに、いつもの頭痛が取れて頭がすっきりしているのは嬉しいことでした。

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