2014年2月15日

青い雪 女子スーパー大回転 羽生選手の東北 アスリートと笑顔。

2014年2月15日(土曜日)

昨日からの表日本の雪には驚かされる。場所によっては豪雪、東京も雪国の情景になっている。
映像を見るかぎり今冬の日本は表も裏も無く、一種一体感がよぎる。

当地は朝から湿っぽい雪が続いたがが夕刻は雨に変わった。
玄関周りの除雪をしていた妻が「雪が映画や絵のように青くなっている」、と言う。
確かにみぞれや雨を含んだ雪の内部はほの青く見える。

水は赤外線を吸収し紫外線を通す。
水分が増した雪の内部が青く見えるのはそのせいであろう。

014

午後、女子のスーパー大回転を見た。コースが難しいのと雪のコンディションが悪いせいで、コースアウトと転倒が続出した。
最初の8人でゴール出来た選手はわずか1人だけ。解説者が「レースが成立するだろうか」と心配したほどだ。

さすが次第に失格者は少なくなったが、結局50人中ゴールしたのは31人。
見ている分にはスリリングだが厳しい競技だ。
選手達のコスチュームが格好よく、美人ぞろいなのも印象的だった。

161

 

ところで当初フィギュアで優勝した羽生選手のことを、勝ってもあまり笑わない、と言ったコメンテーターがいた。
期待された笑顔の代わり、インタビューの中で彼は〝東北のこと〟を触れていた。

羽生選手は仙台で震災に遭っている。
忘れられたような被災地の現状はますます過酷だと言われる。
世界の頂点から発せられた若者の心の叫びは胸に響く。

それにしてもアスリートに向かって、何かと笑顔を所望するメディアはおかしい。

2014年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

▲ このページのTOPへ