2014年10月30日

秋冬のつがいは知恵?愛情?両方?

2014年10月30日(木曜日)

例年秋深まるころ、古家の軒下が雀の鳴き声で賑やかになる。
ペアの縁組みを巡る争いではなく、少なくとも数カ所の巣を取り合っているようだ。

場所が決まると夜間中からコツコツという音や羽ばたきが聞こえるようになる。

雀本日軒下で見られた睦まじいペア(薄いカーテン越しに撮りコントラストなどを調整してます)。
交尾、産卵は来春からなのにすでに安定したつがいに見える。
二羽が協力して自分たちが決めた巣を見張っているようでもある。

シジュウカラ本日樹下美術館の水場にやってきて水浴びをしたシジュウカラ。
帰りも一緒だったのでつがいかもしれない。

ところで雀でいえば、若鳥を中心に秋~冬を群で移動しているグループがある一方、
上記のようにペアなどで軒下で過ごすものもいる。
厳しい冬を越すには野中の群より軒下がずっと有利にちがいない。
軒下のペアと野中の群はそれなり個々に存在理由があるのではないか。

では有利であろう軒下が比較的安定して維持されるのはどうしてだろう。

雀の寿命は平均およそ一年半(半年~数年)らしい。
つがいの死は同時ではなく、どちらか先が自然であろう。
その場合、残った個体は直ちに群などから伴侶を得てつがいを維持するシステムがあれば、
軒下は切れ目なく穏当に引き継がれていく可能性が考えられる。

真意はどうなのか、それにしても繁殖期でもないのにつがいで過ごすのは自然の知恵?
まさか愛情?
それとも両方か。

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