声が聞きたくなる鹿の子百合。

2016年8月9日(火曜日)

本日は30度を切ることが多く、幾分しのぎやすい
日だった。
台風5号が太平洋沖を通過したためだと思われる。

今、白いカノコユリ(鹿の子百合)が咲き始めた。
髪を後ろへ回したような花は大変可憐に見える。

またこの花のうつむき加減が涼しそうであり、淋し
そうでもある。

鹿の子百合
西の庭隅で咲いているカノコユリ。

ところでどの花にも風情がある。
そのため、もしも花が話すのなら、一度でいい
一言「花の声」というものを聞いてみたい。

鳥や虫は声があるのに、あまたある草花(木も)
は無言だ。
全て私たちが感じるままに、というのであれば
あまりに慎ますぎるが、何人からもこれほどま
でも愛されるのは静かだからだろう。

とは言え今日の鹿の子百合から、「はい」とか
「いいえ」
だけでいいから、声を聞いてみたいと思った。

だが万一ひと声でも発したら、自分など気が狂
ってしまうような大真実を語りそうな気もする。
そもそもどんな声なのかまったく想像も出来ない。

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