スーパームーンが終わった。

2016年11月14日(月曜日)

今夜は68年ぶりと報じられた大きな月(満月)の日
だった。
昨夜は月を見るのに期待薄な予報ばかり。
本日夕刻のニュースも全国、県内版ともにかなり絶
望的だった。

DSC_0109 - コピー
↑午後4時過ぎ、上越市は鵜の浜温泉の空(スマホ)。
大きな波状の雲が連なり良い空は期待出来そうもな
い。

夕食時には雨音が聞こえ、月はもう諦めていた。
そして9時すき、パソコンに向かい、本日は月を見る
ことが出 来なかったと書き始めると、68年ぶりとい
うフレーズが浮かん だ。

生きている内に、これ以上大きな月は見られない、
と思うと残念で、念のため窓を開けてみた。

すると群雲に明かりが射していて、間もなく月が覗
いた。
大きな月だった。
ああ68年の感慨もそこそこ、見えては隠れる月に
カメラを向けた。

1
↑今夜の空。

2
↑すぐに隠れる満月。

3
↑何とか撮った月。

雲が掛かる掛からないで撮影条件が全然違う。
あれこれダイヤルをいじながら大きな月を数
枚撮ったが、雲の中のせわしない出入りに翻
弄された。

ところで部屋に入って暫く経つと、カメラをいじる
ばかりで、果たして月をちゃんと観ていたのか、
と疑念を生じた。
二度と見られない月だというのに、風情など何
ひとつ味わっていないじゃないか、という反省で
ある。

考え直し、再び出てみると月は相変わらず雲
間を出入りしている。
不思議な事に68年ぶりの感慨は薄まっていた。
あまつさえ再びカメラをいじり始める自分、、、。

月は天頂に達して首が痛い、 ああ、と思い出し
た。
大きな月なら、尾神岳の肩に昇る普段の満月も
実に立派なものだ。
さらに満月であろうと無かろうと、野づらや海岸
で不意に出会う四季折々の月の風情も格別で
はないか、とも。.

雨がぽつりと当たり、月は雲とかくれんぼを続け
ていた。
私のスーパームーンはざっとこんな風に終了し
ていった。

この月は大きさもさることながら、人を翻弄する点
においてもスーパーだった。

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