2017年2月

茶の稽古。

2017年2月28日(火曜日)

暦は今日で冬を終了し明日から春、まず三寒一温などで
進むのだろうか。
それにしても本日は朝寒く良く晴れ、皆様のお顔に明るさ
が現れている。

さて今春、ある席で茶の点前をすることになった。
しばらく人前で行うことが無かったのでお稽古を始めてい
るところ。

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不思議なもので茶に向かうと心が引き締まり、爽やかさ
を感じる。昭和62年に始めた初心時代の希望のような
気持ちがよぎる。

多くの方のお世話にもなり、しくじらないように勤しもう。

貴重なハクガンが逗留中 松枯れ病の予防。

2017年2月26日(日曜日)

しばらくハクガンを見ない日が続いたが一昨日再び目にした。
大潟水と森公園のスタッフから200数10羽の大きな群とお
聞きした。

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↑両翼先端の黒がまことにシック。

2

上越市大潟区は朝日池に着水するハクガン。尾羽を一斉に開い
て優雅に降りる姿は白い花びらのようであり本当に素晴らしい。

3
↑2013年2月28日のハクガン。たいていマガンやハク
チョウが一緒にいて、食餌するハクガンをガードしている
ようにも見える。
この年は20数羽の飛来だった。

2013年以後2年間姿を見なかった。それが今年は10倍
にもなってやった来た。

その昔ハクガンは多数飛来していたというが、乱獲で1940
年代までに越冬個体群は絶滅したと考えられていた。関係
国の保護努力により日本でも2000年頃から一羽~数羽で
飛来するようになった。
当時詳しい人が一羽だけ飛来した冬、夢のようだと話してい
た。

だがいまだ絶滅危惧種(レッドリスト)に記載されている鳥。
日本では主に八郎潟と当地朝日池に飛来するのを見る事
が出来るのは、まことに貴重で幸運だ。
3月には北へ帰ると考えられるが、出来るだけ長く逗留し来
年はさらに多く来てほしい。

さて樹下美術館には比較的大きな松が5本あり、特に南側
正面の赤松は主役級の一本。
これが枯れたらどうしようと毎年心配しているが、昨日関係
者によって予防的な薬液が注入された。

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やはり痛々しい。

松は大切な財産、費用はかさむが5年に一度の処置はやむを
得ない。

新潟市西大畑界隈

2017年2月24日(金曜日)

昨日午後所用で新潟市は西大畑界隈を訪ねた。

 

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↑新潟市立美術館で同館発行「全所蔵品図録」を求めた。
外国作家ではボナール、クレー、レジェ、ピカソほか網羅
されているが、カリエールの充実は特に目を引く。
国内は新潟県出身者はじめ主要な画家が収蔵されている。
時代を築いた作家たちの基礎への傾注と新しさへの挑戦
の足跡が横溢する一冊。

_MG_1920
↑1995年に開催された倉石隆展にちなみ、氏の作品19点
が収められている。ほしいなあ、と思うものが何点もある。

1
↑行形亭(いきなりや)と旧齋藤家別邸が続く一角は新たに
石畳が設えられ、さらに格調高くなっていた。

2 (2)
↑一心に春を待っている旧齋藤家別邸の庭から。

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↑庭の椿。

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↑用が済み、近隣のイタリアンレストランでランチコースを
食した。
店の名は「ネルソンの庭」。イタリアンでネルソンは珍しい
ことだが、イギリスの人、ネルソン提督へのシンパシーか
ら名付けられたらしい。
いずれも美味しい前菜、パスタ、デザート&珈琲で1500
円はリーズナブル。
庭にイングリッシュローズが咲くという店は最大100人の
ゲストが可能だという。バラの季節にも来てみたい。

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↑雛飾りの展示期間に入った新潟市。旧副知事公舎だっ
たというレストランの一角に和室が保存されている。
北洋漁業で財をなしたという田代家のおひな様が飾られて
いた。

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↑雛飾りのある部屋で見られたとても変わった照明。

海運、港湾、米で発展した新潟市は各所に往時の面影を
保存しようとする気運を感じる。
西大畑界隈には、會津八一終焉の地に建てられた北方
博物館の新潟分館、および旧日本吟行新潟支店長役宅
である美術館・砂丘館もあり、辺りは風致と歴史、文化が
結び付いた爽やかな一角になっている。

2017年の展示2 倉石隆作品は「カリカチュア風な倉石隆」。

2017年2月22日(水曜日)

来る3月15日開館に際しまして、本日は倉石隆の絵画展示
のお知らせです。
テーマは「カリカチュア風な倉石隆」です。
カリカチュアは風刺画、漫画、戯画などに相当する絵画ジャ
ンルです。
訓練されたデッサンに支えられた人物画を多く描いた倉石氏
ですが、中に強いデフォルメをほどこしたものや漫画的で滑
稽に見える作品が混じります。

このたびはそのような7点を選びました。可笑しさの中に対象
への愛おしみがにじみます。

17倉石氏告知ファイル

2017年の展示1.齋藤三郎(陶齋)の作品。

2017年2月21日(火曜日)

来る3月15日(水曜日)の今年の開館が近づきました。
ここへ来て寒い日が続いていますが、開館のころには
ぽつぽつと早春の趣が見られることでしょう。

今年の樹下美術館の展示は以下のようになりました。
齋藤三郎(陶齋)は「陶齋の色絵と鉄絵」
倉石隆はカリカチュア風な倉石隆
です。
本日は陶齋をお知らせ致します。

生涯絵付け陶器にこだわった陶齋は多様な表現を行いまし
た。最も人気だったのは色絵作品で、赤、緑、黄色、青など
の多色を用いて華やかに描きました。

一方単色で描く染付(そめつけ)と鉄絵(てつえ)も積極的に
制作しました。かって樹下美術館で「色絵と染附」展を行い
ましたが、この度二度目の「色絵と鉄絵」です。

鉄絵はモノクロームで地味ですが、その分変化やデザイン
性を活かして魅力的です。色絵と互いに引き立て合う展示に
なればと期待しています。どうかお楽しみ下さい。

 

 

陶齋展示ファイルブログ用

 

●お示ししたタイトルはかって同じ主旨で展示をしたことがありますが、
昨年~今年に収蔵した4点が相当しますため、今年再度開催する事
に致しました。

明日は倉石隆作品について掲載いたします。

間もなく開館の樹下美術館 カモメを見に再度柿崎へ。

2017年2月19日(日曜日)

お天気なのでどこか出ましょうという事で、美術館の庭を巡り、
田んぼを走り、柿崎海岸へといつものコースを回った。

170219美術館
カフェの前に雪が集中している本日の樹下美術館。

IMG_3023
何度かお伝えしているクリスマスローズ。
開館にうまく咲くようなタイミングのようです。

さて柿崎海岸です。
昨日カモメとウミネコおよびセグロカモメのことを書きました。
本日はそれを確かめてみようということで出かけた次第です。

オオセグロカモメ又はセグロカモメ
さっそく1羽が居ました。丸囲いのくちばしと足の様子からセグロ
カモメまたはオオセグロカモメのようでした。

くちばし
拡大した下のくちばし先端に赤い部分がある。

足
足が薄いピンク(肌色)。

ところで近くに居たグループはくちばしと足の色が上掲の個
体と異なっていました。

ウミネコ
翼の色は良く似ていましたが、くちばしと足に違いがあります。

ウミネコのくちばし
くちばし先端の上下に黒と赤の模様が見られる。
最初の鳥より眼(表情)が優しい印象。

ウミネコの足
足は薄黄色。
これらくちばし先端の赤黒模様、黄色の足から、この
グループは「ウミネコ」であると思われました。

前後二者の相違はわかりましたが、前者のくちばしと
足の特徴はセグロカモメとオオセグロカモメに共通して
いるという事です。
両者の区別は翼とくちばしの斑点の濃淡などで、オ
オセグロカモメの翼は黒に近いほど濃いといいます。

本日の鳥のグレーの翼はやや薄く感じられ、セグロカ
モメだったのかもしれません。

サイズはオオセグロカモメ、セグロカモメとも同じくらい、
ウミネコと「カモメ」はそれよりやや小さいということ。
今日は結局「カモメ」を見ることが出来ませんでした。
いずれ出会うことを楽しみにしたいと思います。

ことろでこのような事が何の役に立つのか、判然としま
せんが、認知症の予防?あるいは海へ行くことがより
楽しくなるのではないか、と思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて今年の開館まであと三週間ほどになり、思った通
りの早さで冬期休館が終わろうとしています。
今年の予定が決まっていますので、数日中にお知ら
せ出来る予定です。

かように呑気にさせて頂けるのは私的で小規模な施設
のお陰ではないか、と都合よく解釈致させて頂いている
次第です。(もたもたしていて大変申し分けありません)。

本日のカモメ?は詳しくはウミネコ。

2017年2月18日(土曜日)

昨日雨、本日曇りから夜になって雪模様、8時半に往診
で出たときは激しく吹雪いていた。
外気は気温1度だったので、今夜は積もるかもしれない。

さて昼に少しの晴れ間が見えて柿崎海岸へ。

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右のカモメが上を向いて「ミュー、ミュー」と盛んに鳴く。
鳴いているのはメスらしく、オスへの求愛や餌をねだる
時の行動らしい。

お年寄りたちが群に餌を与えていた後なので、餌をね
だっているらしい。オスらしい方はやや大きく、餌を多く
取ったのか。

2
これは別の一組。春を前につがいを形成する時期になっ
たのかもしれない、二羽で穏やかにしていた。

みな同じように見えるが、つがいになるのは何が決め手
なのだろう。カモメはメスが積極的なようであり、ルックス
などではなく、おねだりに良く応えるオスを選ぶのか。

ところで私のノートでは本日のような鳥をみなカモメと書い
ていましたが、掲載しました二組とも詳しくは「ウミネコ」の
ようです。
当地でいわゆるカモメとしてみられている海鳥は主に「カモ
メ」と「ウミネコ」および「オオセグロカモメ」の三種だそうです。
くちばし、足、眼の虹彩などで区別されるようです。

遠目でわかりにくくとも、予め区別を知って見ればある程
度見分けが出来るようです。
ちなみに過去の記事のものも詳しくはウミネコでした。
(くちばしの先端が黒くかつ赤い斑点があるなど)

ウミネコやオオセグロカモメは冬鳥だということ、海が荒れ
るようになると多くのカモメに出会う訳が分かりました。

幸せな朝日池のカモ 柿崎海岸の波。

2017年2月16日(木曜日)

よく晴れて日中は雲一つ見当たらなかった。

午後休診日で寄った朝日池はカモが賑やかで、マガモ
の中にオナガガモが混じっていた。

 

カモの群
皆で陽が射す方を向いている壮観な風景。
いつ食事をするのだろう、すっかり優雅にしている。

 

オナガガモ
緑の頭部がマガモの雄、全体に茶色がメス。手前の白黒で
尾が長い個体はオナガガモ。

水鳥たちの良い所は同種で優劣や個性を競わず、異種同士
も自然にしていることだ。
「自己責任」などと偉そうな事を言う者も居ないので、幸せで
あり、その平和な情景も魅力だ。
本日朝日池には兵庫県や東京都のナンバーなどが見られた。
ゆっくり観察される老人ご夫婦も遠方の方だった。

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柿崎海岸は静かで、赤や金の夕陽を浴びるしぶきが美しかった。

木目込み雛を作ったおばあさんはカレーをルーから作っていた 寒鱈のソテー。

2017年2月14日(火曜日)

先日は大正11年生まれのお年寄りからチョコレ
ートを頂いた。
もちろん介護者(娘さん)が用意して下さったもの。

本日伺った方は101才。
見て下さい、おばあさんが作ったおひな様です、と
隣室に案内された。
お嫁さんが仕度して飾られていた。
昨日は車椅子のおばあさんを交えてこの部屋で食
事をしたそうだ。

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↑木目込み雛(きめこみびな)というもので、人形
の原型に付けられた筋目に布の端々を埋め込ん
で作られる。
おばあさんの戦後の女中奉公時代に真多呂(また
ろ)という老舗の人形店のキットを完成させたもの
だという。
床の間の立派な軸もおばあちゃんの書。

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↑雛はやや小型で丸みのある幼顔が特徴らしい。

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ぼんぼりや梅の花で、待っている春に気づかさ
れる。

この方の奉公先は東京都内の一部上場企業の
社長さんのお宅だったそうで、夫人に気に入られ、
熱心に料理など教えてもらったという。

後こ当地に帰られてからもカレーは20種の香料
を調合してルーから作り、店にしか無かったハン
バーグやスウィートポテト、プリンなどを自作し、
カツオのたたきはワラを焼いて身をあぶって作っ
た、とお嫁さんが仰った。

最近瞑目してベッドで過ごされるが、伺うと満面の
笑みを浮かべられる。良い笑みはチョコレートのお
ばあさんや、これまで元気に長生きされた方たちに
共通している。
また一生懸命働き(学び)、悪意から遠く、心が澄
んでいる印象も皆さん一緒だ。
昨年106才で亡くなった明治生まれの方は身を粉
にして長く魚の行商を続け一家を支えられた。

このような方達は介護者とも上手く行き、途中出会
う幾つかの困難もなんとか越えて来られる。
お嫁さんも立派で、この度の雛の仕度と仕舞い一
つとっても実は大変なことなのだ。
私たちは親を看る最後の世代ですね、と仰ったが、
その通りであろう。

 

たらのソテー

弟からの寒鱈は本日ソテーになっておしまいになった。
本当にごちそうさまでした。

YouTubeに木目込み人形(真多呂人形)の動画がありま
した。これを見てどういうものか少し分かりました。

少しずつ寒さが緩む気配です。

宮城県の寒鱈。. 

2017年2月13日(月曜日)

垰を越えていると思った山陰の大雪は本日も継続したという。
何でこんなに執拗なのだろう。

本日当地は普段少ない沿岸を中心に降ったが、生活に支障
を来すほどではなかった。

弟から宮城県の寒鱈(真鱈)が贈られてきている。

1
すでに捌かれ、一見何の魚か分からないほどきれいだ。

 

2
本日は鱈汁だった。熱々の汁と身は濃厚でまことに美味しく
いただいた。

今年度の開館までおよそ一月、間もなくですがもう少しお待ち
下さい。

寒波は終わったようだ 先輩のお通夜。

2017年2月12日(日曜日)

鳥取県や兵庫県など山陰の豪雪も垰を越えたに違いない。
それにしても多い所で例年の10倍も降ったというから、現
地の混乱はひとしおだったことだろう。

1
本日入り陽時の四ツ屋浜。
来週は暖かい日も混じるようだが、まだ春の気配は見当たら
ない。

 

2
四ツ屋浜のカモメ。

さて今夕ある先輩のお通夜があった(享年90才)。
長野県ご出身で読書と俳句を好まれ、常に穏やかな先生
だった。たまに書店に寄ると必ず先生の姿があった。

沈黙は金と言われるが、書店にすっと立たれるご様子は印
象深く、今は尊い仏のイメージで浮かぶ。

荒天の空と海 難しい気象用語 辛かった昔の映画。

2017年2月11日(土曜日)

ニュースで見る西日本の山地や日本海沿岸の降雪はモサ
モサとして激しく、まさに豪雪地帯の様相を呈していた。

雪国の人間が他所の豪雪に驚いたり心配するのは珍しい
ことだが、このたびなぜ西日本が酷いのかよく理解ができな
い。

お天気の記事に「トランスバース型降雪バンド」という名の気
象現象で解説されていたが難しい。
また本日、「ポーラーロウ」と呼ばれる寒気一色(前線を伴わ
ない)で、渦を巻く局部的な強い低気圧が秋田沖に出現して
いるという記事を見た。
サイズは小さいが冬の台風というべき低気圧という事だった。
それが当地に与える影響などは分からないが、今後何度か
耳目にするうち漠然と理解できるようになるかもしれない。

 

1
今夕刻の四ツ屋浜の空と海。雲はどんどん接近してきて一
斉にアラレが降り始めた。

ところでその昔「空と海の間に」という映画(1955年、フランス)
があった。
大荒れのノルウェーの海域で漁船に起こった食中毒を世界各
地のアマチュア無線局がつなぎ、漂流する船に治療血清を空
輸するという話だった。

繋がらない無線、困難な血清の用意と輸送。そんな事情の中、
嵐の海で次々に倒れていく乗組員。

中学時代、アマチュア無線に夢中だった友達に誘われて観た
が、彼は興奮していたものの、自分は船上で苦しむ船員のたち
の悲惨なシーンの連続に辛い気持ちだった。今ならどんな風に
観るだろう.。

西日本の寒波 芸術のジャンルと時間要素。

2017年2月10日(金曜日)

間もなくバレンタインデー、私を哀れんで義理(義務)チョコ
を下さる方がまだいらっしゃって喜んでいる次第です。

さて寒波が日本の西南をいたぶり、所によって一日の降雪
が7,80センチもあり、明日も同じように降るという。
内陸とはいえ広島県などの話であり、鹿児島でも積もったと
報じられていた。
鹿児島で雪にはしゃぐ学童たちがとても楽しそうだった。
そういえば5年前、九州を訪ねた折、ふと入った佐世保の外
人バーで「ここで雪が降ろうもんなら朝からみなハイテンショ
ン、一日大騒ぎになる」と聞いた。
この度は佐世保も降ったのだろうか。

それに引き替え、本日の当地は良く陽が射した。問題の寒波
は明日からだという。

1

2

昼に近隣の水田を走ったが、日射しに強さが感じられ雲白く、
良く澄んだ青空が見られた。

明日一転して荒天になるとは信じられないが、予報通り変
わるに違いない。

変わると言えば、音楽では時として穏やかな音調が一瞬の
間の後、突然ティンパニーの連打と共に大音量の荒々しさに
変わるのを不自然とも思わず聴き留める。
日頃、不当とも思われる突然の不運や災害を経験している
ので、音楽の大暗転でも違和を感じず付いて行けるのだろう。
(また名曲はその変化に違和を感じさせないよう巧みに作ら
れているともいえる)

これらの突然性は文学にもあるが、絵画では難しい。
表現に時間軸が入りにくいので画面を分割するか、重複など
を交えて描かせざるを得ない。ダリはそれらに挑戦していたし、
現代の表現芸術には時間を意識させる作品も少なくないが、
突然の暗転などは危険を伴いかねない。

一方絵画は途方も無い静止時間が可能だ。
音楽でも突然の中断の試みはあり、それによって音の断面を
表出させたり、無音に意味を持たせる試みもある。だが中止を
別にしてそうそう長い静止は出来ない。

何十年何百年も場面を静止させたまま、込めた思いを訴えたり、
愛されることが出来るのはやはり絵画ならではだろう。
だがそれだけの意味や価値を作品に持たせるのは容易でない
ことは想像に難くなく、画家の苦労や悩みも分かる。

それでも芸術のジャンルごとに表現と価値の違いを考えなが
ら観たり聴いたりするのは楽しいことだ。
互いの本質的な相違は明瞭だが、創造性のほか私たちの日
常や経験と応答し合える点で共通しているのも確かであろう。

(ちょっとチンブンカンブンなことを書いたかもしれません)

強い寒波が来るらしい 庭にクリスマスローズ ノスリに翼。

2017年2月9日(木曜日)

本日のニュースは明日以後の数日間に予想される強い寒
波を伝えていた。

既に西日本や近畿内陸の雪の映像は雪国のそれと全く同じ
だった。
「災害級」という言葉も使われていたが、そうならないことを
祈るばかりだ。

1
本日の樹下美術館。カフェの雪囲いの下にちょっぴり雪が残
っている。例年、常緑のトクサは雪による倒伏を避けて短くカット
しているが、今年はやや長めにしてみた。青々としていて気持ち
が良い眺めになっている。

2
落ち葉の中からクリスマスローズ-の蕾が四つ顔を出している。
落ち葉によく似ていますが、分かるでしょうか。

3
こちらのクリスマスローズには20ケも蕾が。あと一月ちょ
っとで開館、きっとこの花も見頃になっていることでしょう。

そして昼の農道でノスリが飛び立つ所に出会った。

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残念ながら足の部分がアングルから外れてしまいました。
翼長は1㍍を越えるでしょう、なんとも見事な翼です。

先日孫達と朝日池に行った折、間近に白鳥を見て一人が
鳥になってみたいと言った。
また本日宮城の弟が電話をしてきて、珍しく鳥の話をした。
鳥類、わけても渡りをするような大型の鳥には人を惹きつ
ける特別な存在感と迫力がある。

現象は何かの都合といえども ロイヤルドルンの小さな器。

2017年2月7日(火曜日)

続く西高東低の気圧配置による冬型のお天気。
お天気も空の都合であるが、“この便秘はお腹の都合”
などと皆様に言う事がある。
そんな時は、もう少し様子をみましょう、というニュアンス
をお伝えしているつもりでいる。

昨日、荒天は音楽か舞台装置などと書いたが、空の都合
と分かっていても、いざ悪天の外出はやはり気が重い。
在宅回りりの前に気分を変えて明るい器でコーヒーを飲
んだ。

 170207昼のコーヒー
手前の器は1880年代の高さ5,5センチのロイヤルドル
トンでとても小さい。右に少し見えるのが1920年代のリ
モージュ。
向こうにあるのはスーパーのドライフルーツのパンケーキ。

2002年大嶋画廊で初めて行った「花の肖像展」でこのような
小さな器でお客様にコーヒーをお出しした。楽しい個展になり
とても思い出深い。

なんとかしのげる悪天候 白鳥のヘッダーに。

2017年2月6日(月曜日)

多くの日は荒天で幸い雪は無くとも風が吹いたり寒かったり気象環
境は悪い。

そんな日頃、皆さんと接しトランプ大統領や東京や沖縄のニュースに
触れ、お茶を飲んだり今年の事業予定を進めるなどしていると、今の
悪天候は環境音楽か芝居の一幕のようであり、幸い過酷というほどで
はなく過ぎている。

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170205好天の四ツ屋
本日夕刻の四ツ屋浜。遠くの車に荒波のしぶきがかかり、厚い雲から
ほんのちょっぴり、15秒くらい陽が覗いた。

事情があってごめんね、と弱々しく言っているようであり、それでも太陽
ですかと言ってしまいそうで、何か憐れだった。

※枯れ草に雪が降るブログ表紙(ヘッダー)を気に入ったいましたが、白
鳥がきれいに撮れていましたので替えました。しばらく少女趣味をお許し
ください。

鳥は少なかったが、良く山が見え雲がおしゃれをしていた朝、そして子供。

2017年2月5日(日曜日)

先週の日曜日は上越市大潟区は朝日池で雁のねぐら立ちを見物
した。
妙高市の孫たちといっしょの約束だったが、熱を出したので私たち
だけで壮大な飛び立ちを見た。

無事風邪も治り、本日は6時半集合でリベンジ。
だが連日の温暖で鳥たちは北上しているのか、大きなねぐら立ち
は見られなかった。

代わりに幼い白鳥が傍へ寄ってきたり、頭上を飛ぶ白鳥をみてから
急遽朝の柿崎海岸へ足を延ばした。

1
7:30頃、朝日輝く妙高連山は彫刻を施したように鮮やか。

4
時折愛嬌を振りまいてくれたオオハクチョウの子。


5
飛びたった白鳥。

コンビニで朝食を買って皆で車中食。
柿崎で下の孫と歩いたが誰も居ない朝の海で、親たちが見えなくな
るほど遠くまで歩くのは珍しいらしく、
「こんなに遠くへ来ちゃった」と言って不安と挑戦をないまぜにして頑
張って歩いた。
美しいシーグラスがいくつも見つかったので、よかったね、という事
で楽しい朝だった。

今朝の大気は清澄で山並は美しく、雲の低い部分は波状の揺らめ
きが連続する変わった形をしていた。

2

3
雲を見るのは冬の楽しみの一つ。


子供達というのは可愛い。場面はどこか、もしかしたらスペインの
のロマ(ジプシー)の村かもしれない。演奏者はオランダのジプシー
出身、S・ローゼンバーグのグループ。
曲はスペイン近年の歴史的ギタリスト故パコ・デ・ルシアによるRIO
ANCHO(広い河)。
地続きのヨーロッパは多様な民族人種が行き交い多様な文化を生
みだし、親しみ楽しむ。それも平和ならばこそであり、その価値は
計り知れない。

ところで大人と子供が音楽を通して楽しみ踊る日常など、日本では
通常考えられない。
動画がスペインであれば、大人と子供、そして家族が常に交わる生
活はスペインで暮らした弟もその良さを話していた。
子供たちは甘えるために大人と居るのではなく、早く大人になりたく
てそうするらしい。

快晴の土曜日午後は三和区の喫茶去 北陸園芸 HOK上越店を回る。

2017年2月4日(土曜日)

本日土曜日中は快晴に恵まれ、車を走らせて三
和区は山高津の「喫茶去」へお茶を飲みに行った。

“お茶でも一服いかが”という禅語「喫茶去」は良い
三文字だ。
今回三回目でいずれも晩秋か冬。黒い古民家の店
は不思議とその時期に引力を感じる。

お店
山道に掛かろうとする店はどこか京都の田舎に来た
ような感じ。店の魅力は何と言っても中の暖かさ。

2
妻はレギュラーコーとホットアップルパイ。

1
私はカプチーノと洋梨のワッフル、アイスクリーム添え。
ワッフルはナイフフォークで切り分けて食べる。いずれ
も楽しく美味しく頂きました。

3
随所に可愛いものがあって、

4
沢山の古いものがある。家でこのコーヒーメーカの
文字を調べたらオランダ語だった。

7
高田の北陸園芸へクリスマスローズ-を買いに向かう。

それから山下家具(HOK上越店)で妻の簡単な仕事机を
買って帰った。

8
クリスマスローズはこの時期、都合よく蕾ばかりと言う
わけには行かない。
樹下美術館の庭のクリスマスローズは1年の間に1,2
株が駄目になる。雪消えを待って本日のを植える予定。

快晴の今日何処も雪は少なく道は楽だった。

鵜の浜温泉近く 夕陽の森公園駐車場の光芒。

2017年2月3日(金曜日)

このところ降雪が無く積雪もわずかで、小雪だった昨年並み
かそれ以下かもしれないという水準で過ぎている。

あまり楽なので、後からどさっと山ほどおつりが来なければい
いがと心配をさせるのも冬の天気の正直な一面。

170213夕森公園
鵜の浜温泉の近く、夕陽の森公園駐車場から西方面。
左右に漏れる光芒も強く、明日は晴れの予報となっている。

成長途上の樹下美術館。

2017年2月2日(木曜日)

樹下美術館は冬期休館中ですが、3月15日開館に向け
て鋭意準備を進めているところです。
美術館に最も必要なものは良き収蔵品。幸いな事に、開
館後も重要と考えられる作品が少しずつだが毎年追加
れてきました。

そんな折、今年になって思いもかけぬ齋藤三郎の良い作
品と次々に出会いました。
まず新年早々1月3日は染附竹文水指(そめつけたけもん
みずさし)でした。

1
↑手の込んだ竹笹文様の水指。 口径12,0×高さ17,2㎝
動きのある竹が呉須の藍一色で生き生きと描かれた染附作
品。
ぐいとした竹の線、リズミカルな笹の緩急がやや小ぶりな器
一面を埋め尽くし、風の音さえ聞こえそうです。

2
↑上掲作品の底署名。文字が太く力感があり昭和30年代
から40年にかかる署名ではないかと推定しました。

3
↑「色絵椿文鉢」。1月中旬の出会い。  幅21,2 ×高さ8,2㎝。
陶齋の椿は時代ごとに変化をします。私が特に好き
なのは伸びやかな花びらの昭和20年代中、後半のもので
す。
この椿はその前、花の描き方に試行錯誤をしていた頃では
ないかと思われました。
当時陶齋は時々我が家を尋ねましたが、どんな椿が一番良
いでしょう、とよく父と話していました(私は氏がこられると、
出来るだけ両親のそばで話を聞いていました)。
この作品の花、葉、枝とも色彩はその後のものよりやや地
味目ですが、深みがあり動きも良く花の喜びが伝わります。
さらに鉄釉による縁取りがきりっと全体を引き締めています。

4
↑上掲作品の四隅に黄色を配し緑で枠どりをした署名。
細い筆先が縦横に走る高田時代初期のサイン。

5
↑「赤地搔き落としあざみ文瓶」 高さ13,7×口径7,0㎝
魅力的で小ぶりなこの器はつい先日やってきました。

6
↑作品の署名。やや単純化されてますが、速筆で昭
和20年代後半と推定された。

この小さな器には物語があります。
父の開業から長く診療所を手伝って下さった人でYさ
んがいました。
仕事は迅速で正確、字は美しく応対ははきはきとして
明るく長く私たちも親しみました。

ご都合によりお止めになってから相当経ちますが、ワ
クチンの時など今でもお元気な顔を出されます。
先日の来院時“自分が止める時に大先生から頂いた
齋藤さんの壺があります。自分も年だし、先生が美術
館をされたのでお返ししたいと思っていました”と仰っ
た。

父は色々な方に陶齋作品を上げていた。
一緒にお茶をのみ、この茶碗いいですね、などと言
う人あれば、「分かるかね、欲しければあげるよ」と
新聞紙に包んで渡すのだった。

ところで今回Yさんが持参された作品を見て驚いた。
小器ながら絶品である。
まず赤い搔き落としのあざみは初めてだった。
搔き落としの鮮やかな手さばき、花の風情、余白の妙、
引き締まったフォルム、心に残る赤、漂う上品さ、きれ
いな焼き上がり、、、。
父はよほどYさんに深い思いがあったのだろう。

Yさん、こんなに良い作品を本当に有り難うございま
す、一生懸命大切に致します。

「次は何」
これは齋藤三郎さんの作品を待つ私たちの気持ちだ
った。
それは最早愛情に似ていた。
そして次に見る作品は決して期待を裏切ることなく皆
を驚かせ、喜ばせた。

没後35年を経た現在もまだ「次は何」、齋藤三郎さん
への愛情(ないし病)は続いているのです。

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