ヤブツバキの古木は踏ん張っていた。

2017年3月27日(月曜日)

一昨日、近隣の浜線(旧国道)にあるヤブツバキの大木の
ことを
書かせて頂いた。
その椿については、風に晒されるようになって以来気の毒で、
長年木の脇を通ってもできれば見ないようにしていた。

それが本欄に書いたこともあり急に気になって、本日行って
みた。

1
昔と変わらぬ美しい花が。

2
見上げるとかなりの数が咲いている。

3
道の反対側からみるとこんな風だ。
一時貧弱になり、消えてしまうのかもしれない、と心配した。
しかし本日木は要所を繁らせて頑張っていた。
往時ほど格好は良くないが、想像を超える元気な姿を見て
とても驚いた。

4
持参のメジャーで幹の周囲を測ってみたところ、143㎝。
手にメジャーを持ってほぼひと抱えあった。
(持ち主の方、好き勝手にして申し分けありません)。

最初の写真のようにこの花はやや暗色をしていて、しか
もツヤがある。
ほど良い大きさで満開の半分ほどの開き方も慎ましい。
あまりに良い椿なので、30年も前だろうかお宅の方に話
して一枝頂いたこともあった。

海風にさらされてご覧のようにすっかり枝葉が減った。
だが本日全体として元気を取り戻しているように見える。
先端をみな切り詰められているが、一種古武士のような
風格さえ感じられる。
よく見ると切った先から若枝も伸びていて、この木はまだ
成長している。

人もまた晩年でも成長すると聞いたことがある。
木は何も語らないが見に来て本当に良かった。
落花が始まっているが、また来よう。

それにしてもどんな人がいつ頃植えたのだろう。

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