寿命との競争?、2冊の収蔵図録。

2017年3月21日(火曜日)

珍しいことではありませんが、中二日空いてしま
った私のノート。開館早々倒れたのではないか、
と心配された方がいらっしゃったやに聞きました。

元気ですが先週は半日ほど倒れかかり、ちょっと
しためまい騒動がありました。
原因は最後の仕上げとなっていた樹下美術館の
収蔵作品図録の制作です。

何しろ10年前から完成まじかと何度アナウンスを
したか忘れるくらいの懸案とモタツキ。
それが開館十周年の今年、電柱にしがみついてで
も出さなければもう後が無いのです。
倉石氏のものが60ページ、齋藤三郎のは70ペー
ジに増え、おまけに急遽10年の歩み風の8ページ
の小冊も手を付けてしまい、三冊同時の仕上げと
なっていました。

先週木曜日は1時間半、昨日は3時間の睡眠でし
た。一応プリント紙に両面を刷って本の体裁にして
おかなければならないのですが、昨夜は刷っては
直しを繰り返し、途中で紙が無くなる始末。
今朝早く妻にホームセンターで買ってきてもらって
昼休みを使って刷り、尋ねてきた印刷屋さんに渡し
ました。

しかし間に合ったのは「樹下美術館の10年」と「樹
下美術館の齋藤三郎」で、倉石隆は今週中の納品
?となった次第です。

170321陶齋表紙
この表紙は今年入った「色絵椿文鉢」からとりました。
拙ノートのヘッダーとおなじです。
今日まで延ばしたのが幸いし?陶齋氏に相応しい表
紙になったのではと気に入っています。

10年誌
10年の小冊はアルバムのような感じです。

色々やってきた結果論ですが、少なくとも3,4年前に
出さなくて良かったと思っています。
当時と今を較べると作品の理解や文に少しくマズイ所
が見当たり、自分の昔の写真のように恥ずかしいので
す(写真はいつも恥ずかしいのですが)。
その点、大きな美術館の展覧会図録は分厚く、内容も
高度で安定しいつも感心させられます。

あたかも寿命との競争になりかけているわが図録、中
身が心配ですが、開館記念の6月10日に間に合うよう
印刷屋さんと一緒に頑張るつもりです。
最後は色の調整、これがまた難しいのです。

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