2017年12月

今年三度目の雪 パソコンの故障。

2017年12月12日(火曜日)

昨夜から寒気を伴った荒天に見舞われ、今年三度目の雪とな
った。10㎝にも満たないが、これまででは最も多く降った。
しかし例年でいえばまだ少ないほうかもしれない。

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雪の樹下美術館。閑散のなかBSN新潟放送テレビの会長がお寄り
りくださった。何度かお目にかかっているが、世間が広く博識で
お話は非常に有益だった。

 

 

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チョコレートの箱.。クリスマス仕様で美しい。

ところで昨日のこと、パソコンのスイッチが切れていて作動
しなくなっていた。本日妻のを用いているが、Windows7に
慣れていたので10は何かともたつく。診断、修理を無事終
えて早く戻ってきてほしい。
それにしても昨日撮れた積み重なったレンズ雲が気に入っ
ていたのに、パソコンとともに使えず残念。

後藤丹先生の退官記念コンサートとお別れ会。

2017年12月9日(土曜日)

本日午後上越教育大学・後藤丹教授の退官記念コ
ンサートが同学講堂であった。満員の大きなホール
の熱気は先生と上越市民の長く濃い交流を如実に
物語っていた。

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コンサートが近づくと構内の芝生に陽が射してきた。

先生は芸術系(音楽コース)の講座と研究室を受け
持ち、主宰されていらっしゃる。
1985年助手で着任され、2003年以後今日まで
教授を勤められた。
音楽理論、音楽分析を研究テーマとされ、作編曲を
数多く手がけられ、全国に向けられた全音楽譜出版
社からの譜面は幾多もある。
9校もの校歌、上越市の市民歌の作曲、あるいは講
演に演奏指導など地域貢献も枚挙にいとまがない。
後年、明治大正期の唱歌の研究に取り組まれた際、
「夏は来ぬ」などの作曲者で音楽教育黎明期の音楽
家小山作之助が不肖小生の大叔父に当たるためお
付き合いして下さった。

本日は門下の大学院生たちが企画し、先生ゆかりの
音楽家と院生そして教授が大勢出演され、プログラム
は全て先生が手がけられた曲目で構成されていた。
曲は、はにかみを交えて楽しく簡潔にご本人が説明さ
れた。

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先生の音楽の多くは長調で書かれ、繊細かつ詩的だ。
だがこのような手法で幅広く音の詩を完結させるのは
容易でないが、先生が敢えて選んだ王道ではないだろ
うか。安易なアイディアに妥協せず、表情ある和声と
洗練されたメロディラインが織りなす叙情は印象的で
心に響く。
また谷川俊太郎、杉みき子両氏の澄んだ詩情と先生
の音楽の相性の良さの説明は分かりやすかった。

ピアノ曲集「高原の町から(仮題)」では、当館のテー
マに欲しい曲目がちりばめられ、後半で演奏されたG・
ガーシュインの「Someone To Watch Over Me」はジ
ャズに親しんだ者に心地良かった。
そして福井大学教授の高木裕美先生のピアノ「三国節幻
想曲(福井民謡から)」と「〈大きな古時計〉によるバ
ラード」の格調に接することが出来たのは幸運だった。

 


ローズマリー・クルーニーの「Someone To Watch
Over Me(誰かが私をみつめている)」

休憩をはさんで2時間半のコンサートは多彩で丁寧、と
ても楽しかった。

終えてやすねに於いてお別れ会があった。
まさか小生が最初の挨拶をするとは、皆様にご迷惑だっ
た事であろう。
パーティーは教授、生徒諸氏の引きも切らぬ演奏で盛り
上がった。

 

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IMG_1481 - コピー

 

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最後に2本のリコーダーを吹かれる先生。このたびは
アルトとソプラノ同時の驚異的演奏。音楽の骨頂であ
るエンターテイメント性の体現に、教える人としての深
い愛情が伝わる。先生の立派なピアノ伴奏も聞いたこ
とがあり、名演でした。

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皆様の音楽への豊かな心ざしに身を浸し、一足早い
クリスマスでもあり、心ゆくまで楽しませて頂いた。

今後さらに広い境地と新たな可能性に向かわれる先生の
ご健康とご幸運を心からお祈りした。願わくばどうかま
た上越に何度もお出でください。

 

長くなりました。

本日,小春日和のアルバム。

2017年12月7日(木曜日)

本日朝からから暖かく晴れ風も感じられず良い日柄だった。

上手い具合に午後は休診、少し気になる人がいたので遠出
をせず近隣を移動した。

 

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一つ覚えの柿崎海岸を30分歩いた。灰色の海が青に変わって
いた。

 

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自転車が置かれた風景は単純だが詩情がある。

 

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美術館近くの水田にトビとカラスが寄り添っている。普段仲が
悪そうなのに、こんなこともあるのかと驚いた。トビが飛ぶとカ
ラスがついて行った。

 

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樹下美術館の庭の夕暮れ。冬木立とハケで掃いたような雲が
調和している。

 

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暮れた朝日池。白鳥を追うバードウォッチャーがずらりと車を
停めている。世田谷ナンバーなどを見るといよいよ水鳥のシ
ーズン到来を感じる。

ちなみに、ハクガンはまだですか、と訪ねると「向こうが凍らな
いと来ないね」という返事だった。向こうとは「八郎潟」のことで
あろう。

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道路の近くで憩っていたコサギ、マガモ、オオバン。写真を妻に
見せると「異業種交流」と、いささか古い言葉を発した。

冬将軍の足慣らし 図録は好調かもしれない。

2017年12月6日(水曜日)

昨夜の雨が今朝に雪となりわずかながら積もった。

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仕事場の庭の雪化粧。

 

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寒さの中勢いを増しているカニサボテン。

根雪となるまで冬将軍は如何にもそっと足慣らしを
する。
今年三回目の降雪だがこれまでいずれも数センチだ
った。
そのうち朝まで音もなく、いえ、耳を澄ませばすかに
スッスなどと言いながら沢山降ってくる。
テレビが猛烈な寒波と告げるころ、将軍が勢いづき、
数日にわたって吹雪くことがある一方、予報が外れ
てヘナヘナとなり、あえなく青空に覗かれることもあ
る。
「今年の雪は?」は今のところ挨拶がわりだが、冬将
軍は一体どんな顔をしてこちらを見ているのだろう。

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先月、当館の作家の図録(収蔵作品の写真集)を上
市の関連店に置かせて頂いていた。嬉しい事に本
日売り切れた、と言って追加注文が入った。追加と言
っても5冊だが、真に有り難い。

現在まで10冊あるいは20冊を買い取って下さった
店もあって感謝に堪えない。美術館では20冊ほど
売れていると聞いた。内容や写真を褒めて頂くこと
があり、励みになる。
本には利益は無いが、作家と当館を知って頂ける
大きな作用がある。お求め下さった皆様には深く感
謝致してます。

去る土曜日午後に迷い込んだ行幸通りの地下通路。

2017年12月5日(火曜日)

去る土曜日の上京の際、東京駅中央口からタクシーに乗るため
南口の乗り場を目指した。
ところが地下鉄利用者の流れに入り地下へ降りてしまった。先
で表に出ようと短いエスカレーターに乗ったはいいが、今度は
突然広い地下通路に出た。

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雑踏からしーんとした世界へ迷い込み、出口を探したが中々見つ
からない。
通路の壁面には古いポスターらしいものが沢山並んでいた。中に
ジャン・ギャバンの文字があったので映画であろうと分かったもの
の、実際に見た事が無いものばかりだった。
位置方角、時間とも曖昧となり、奇妙な場所を通過することになっ
た。

 

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おぼつかない心で居る私と妻に異国のボスターが一生懸命に
訴えてくる。確かに手書きのポスターはそれぞれ個性と味わい
があり、下段のは写真のコラージュ。
如何に眼を止めてもらうか、時代を超えて製作の苦労と楽しさ
が滲む。映画に詳しい人ならもっと興味深かったことだろう。

 

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数百メートル歩き階段をのぼるとガラスの向こうに街と人。

 

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出た通りの正面は皇居だった。
南口タクシー乗り場に行くつもりが晴れ晴れしたイチョウ並木の
大通りへと出た。通りの先でタクシーを拾った。

 

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ホテルに着いて部屋を案内してくれたボーイさんに上掲の通路
の写真を見てもらい、
「こんなところを歩いて来たのですが、何処だったのでしょうか」
と尋ねた。
「えー、何処でしょう、誰もいないじゃないですか」と仰った。

家に帰って調べてみると「行幸通り地下通路」へ入り、「地下スク
エアーギャラリー」で「東京国立近代美術館フィルムセンター所
蔵映画ポスター名品選」を眺めたらしいことが分かった。
行幸通りの賑わいは「皇居乾通りの秋」を楽しんだ人々のようだ
った。

東京は色々な意味で不思議で夢多き都だ。

昨日夕刻、お台場の蓄音機! 級友と食事。 

2017年12月3日(日曜日)

昨日午後北陸新幹線で上京した。
毎年夏が過ぎるころ、誰言うともなく今年も集まろういうこと
になり、20年は続いている同級生夫婦3組による食事会が
あった。食べもの飲み物に通じているAが店を選びホテルも
予約してくれた。

早く着いてしまい集合の6時まで1時間半近く余裕があった
ので、妻とお台場の夕陽を見に行くことにした。初めてのお
台場海浜公園は雲も空も海もちょうど良かった。

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少し離れたところでなんとポータブル蓄音機を聴いている
人がいた。
ああ、さすが東京。初冬の夕焼けの渚で蓄音機!曲目は
自分も親しんだ曲ばかりだった。

ある一枚がかかった。あたまで鳴ったピアノの和音はまさ
にカウント・べーシーの音。初対面を忘れて胸弾んだ。
それからサッチモのラ・ヴィアン・ローズが掛けられ映画・
麗しのサブリナでオードヘップバーンが歌っていた、ヘップ
バーンはおしゃれ泥棒が一番、そしてスリーピー・ラグーン
が掛かり、1960年代、来日したハリージェームスのドラ
ムスはバディ・リッチだった。
あるいはラ・メールが始まるとシャルル・トレネを褒めあい、
その方と幾重にも話が重なった。
それにしても初対面、お邪魔にならなかったでしょうか。貴
重な場所で貴重な音源、思ってもみなかった素晴らしいひ
と時でした。

 

2'
夕暮れの渚で海の曲を二曲
も聴けたとは。

2''

3
持参されていた白ワイン。
お酒でも飲まないとちょっと恥ずかしい、とその人。
幸せへの恥じらい。だが至福はそんな中にあるにちがいない。

海から帰ると集合の時間になった。
宿舎から歩いて会場へ行った。

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落ち着いた店内が次々のお客様で一杯になった。

 

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1年ぶりに六つのシャンパングラスが鳴る。

 

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キノコ料理、肉、フォアグラなどいずれも産地が厳選され、
分量は我々の年令に合わせられ、ソースが美味しく印象
深い料理だった。ワインも大変リーズナブルで賑わうのも
うなずけた。

イシグロカズオ氏の文学とその映画の深さ、俳優アンソニー・
ホプキンスの凄さが語られ、ヘミング・ウエイは憂うつではな
く、倦怠と述べる者もいた。ローマの休日が一番、懐かしい
「ファニー」と主題曲、魅力的だったレスリー・キャロン。モー
リス・ロネとアラン・ドロン、映画「男と女」のボサノバ、市川
雷蔵の円月殺法など、話は尽きなかったが再来年は奈良で
という無謀な話の後、男女の頻尿に関する薬の話題に至り、
ようやくお開きとなった。

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お終いの方で出た支那茶の器が良く、
欲しくなった。

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ホテルの近くの花屋さん。街はりクリスマスのしつらえで一杯だった。

本日の上越タイムス頸北版と樹下美術館。

2017年12月1日(金曜日)

師走の初日は時たま小さな青空が覗いた以外およそ
曇り、しばしば雨も落ちた。
さて当地のローカル紙上越タイムスの本日頸北版の記
事は樹下美術館関係の二件で占められていた。如何に
ローカル紙とはいえ、まして頸北版(柿崎区、吉川区、
大潟区、頸城区)といえども、タブロイド一面が当館の
二記事だけで埋まっているとは、前代未聞ではなかろう
か。
しかしこれこそローカル紙の真骨頂であろう、と一種可
笑しみを禁じ得なかった。
(上越タイムス:タブロイド判20ページ、発行部数
19,600部)

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上段が図録関係、下段に過日の蓄音機を聴く会のこと
が載っている。

3,4年も前のことになろうか、いつも当館の関係記事
は頸北版に載るが、図録刊行の際は全域トップ記事と
して一面に出して欲しい、と前の代表者と話をし了承し
て頂いていた。
しかるにいざ本が出来てしまうとそのような事はどうで
もよくなり、小さな頸北地域の出来事で十分だ、興味
ある人にはきっと伝わるという感覚に変化した。年と共
に愛着はより地元へと狭まるような現象があるのだろ
うか。
ただし折角だからいずれ中央の何種かのメディアに本
を届けどんな反応があるのか、試みたいと考えている。

何かと書きましたが、上越タイムスさんにはいつもお
世話になり感謝をしているのです。

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