春の特別展「桜のレクイエム 塩崎貞夫 展」。

2018年2月12日(月曜日)

数日晴れ間が見えたり気温が上がった日が続いたが昨
日から再び寒くなり、本日は吹雪を交えた雪模様。

寒明けとはとても思われないが、2月は中旬を迎え、
樹下美術館の2018年開館までほぼ一ヶ月となった。
今年度の展示は齋藤三郎「染め付け」展、倉石隆「瞑
目する人」展が決まっている。

ところで今年、春の特別展として「桜のレクイエム 塩崎
貞夫展」を開催することに致しました。
場所は陶芸ホールとカフェを用い、陶芸作品は出来るだ
けそのままで、背後の壁面に14,5点の作品を展示す
る予定です。

 

バナー
塩崎貞夫:糸魚川市出身、国画会を経てフリーとなり、東
京、鎌倉、新潟市を中心に発表。2014年2月14日永
眠(享年80才)。
氏はガブリエル・フォーレのレクイエム(死者のためのミサ
曲)に深く触発され、日常の遠くあるいは近くにある鎮魂
を、昼夜独特の空気感で描いています。

女人午睡
↑「女人午睡」。昨年3月、新潟市の砂丘館で最初に
掛けられていたこの作品を観て、すーっと心が安らぎ、
「ああ、いいなあ」と思いました。

東塔
「東塔」

滄溟を爽やかに飛べ
↑「滄溟(そうめい)を爽やかに飛べ」。滄溟:青い海。

樹下午睡
「樹下午睡」。女性が淡く気持ちの良い桜色に包まれて
いる。タイトルの樹下から、作品は当館での展示を待っ
ていたかのようです。

氏の作品はおよそ静謐ですが、時には囁きや呟きが聞
こえるように感じられます。

倉石隆の「瞑目する人」、齋藤三郎の「染め付け」の
展示と馴染み、自然な調和が期待されます。
入場料はいつものように200円です、どうかお越し下
さい。

以下はフォーレのレクイエムからキャスリーン・バトル
のピエ・イェズ(Pie Jesu)です。
今から30年近く前のサントリーホールでこの曲を聴き
ました。パリから来たコーラス付きの室内管弦楽団の
演奏でした。
当時レコードですり切れるほど聴いていましたので、
フォーレの国から来たオーケストラの演奏にとても感動
しました。
同じ頃だったと思いますが、上越文化会館にキャスリ
ーン・バトルが来演し聴きに行きました。
当時の上越には今とは少し違った文化の香りがしてい
ました(昔だけがいい、というわけではありませんが)。

 


怒りや残酷さが控えられたフォーレのレクイエムは、鎮魂
歌らしくない、と当時批判されたそうです。それに対して
本人は“楽しむために書いた”と述べているようです。

桜の季節の鎮魂、、、塩崎氏の作品もどうか“楽しむよう
に”ご覧ください。

今夜、明日は三回目でしょうか、大雪の予報です。
こうなるといっそう桜が待たれます。
樹下美術館には一本のソメイヨシノが咲き、続いて7,8
本の山桜が咲きます。
長くなりました

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