今夜北朝鮮の要人が北京入りか 周到な手順 私の希望。

2018年3月26日(月曜日)

今夜のテレビニュースで中国北京に北朝鮮の要人が
乗っていると考えられる長い列車が到着したらしい、
と伝えられた。

南北朝鮮の統一はどのような形に収まるのか、私な
どには分からない。しかし上掲のニュースが本当な
ら戦争状態終結(和平)に向かって現実的な歩みが
さらに進められている事が想像される。

昨年10月8日、北朝鮮の脅威が最大レベルまで煽り
高められていた最中に、突然的に訪れる南北統一の気
運の単純なイメ
ージがまぼろしのように去来したこと
を書かせて
頂いた。
時期として、韓国大統領が文在寅氏に決まって一ヶ月
ほど経った時のことだった。
さらに2月22日には「非核化は核を残さないようあらゆ
る時間と手立てを尽くしてもらいたい。これは二国だ
けの協議では無理かもしれない」と書かせて頂いた。

南北二国だけでは解決でき
ないのでは
、とも書いていた。

10月から半年後→冬期オリンピック→南北外交の現
実的展開→アメリカとの応答→中国コミットへと進展
している。

一般に首脳会談は華々しく映るが、下地として綿密
で真剣な秘密交渉の維持無くして成果は生まれない。

周囲の揶揄や雑音を越えて事態は動き、今後中国から
ロシアへと参加当事者を増やして行くように思われる。
これらの流れは行き当たりばったり、点数稼ぎ、ある
いは玉突き的に生まれているのではなく、周到に練ら
れ交渉されてたものの積み重ねでは、と考えられ、ま
たそうでなければ事は運ばなかっただろう。

核をどうする、王朝の行くへは、経済は、国民は?
課題は複雑で切迫し膨大だ。
問題はこれからだが、すでに中国との間でこれらに関
して、基本的で現実的な検討がなされていると想像さ
れ、その後テーブルは米国へと回ろうとしている。
流れは速い。今まだ分析を急ぐなどと、モタモタして
いたら相手にもされまい。問題に身を投じ、関係国と
綿密な相互チャンネルを構築して進む以外ない。

隣国の平和と繁栄は私たちをも利するに違い無く、問
題は既にこちらの課題にもなった。
外交は難しく、なにより根気と寛容の高い次元とそれ
に相応しい平和の哲学が奥底に求められ、試される。
私たちにそれができるだろうか。

今回のことは、国の大小を問わず、際限無い軍事バラ
ンスや衝突関係の先にある疲弊が現実のものとして感
覚されてきたため、生まれているのかもしれない。
世界は既に生産性の乏しい敵対や衝突を繰り返してい
る暇など無いほど深刻な衰退に向かっており、新たな
潮流意識を共有せざるを得ないのでは、という漠たる
思いがよぎる。

恥ずかしながら最低で単純な平和哲学でいい、それ以
外なに事もささやかな自分に希望は無い。

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