忙し楽し大地の芸術祭アート・トリエンナーレ2018その1。

2018年9月2日(日曜日)

当館の特別展「堀川紀夫展」が2日を残すだけになった。
過ぎればあっという間は世の習い、作家も名残を惜しみ
昨日小型で可愛いテンセグリティを沢山持ち込まれた。

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そして本日日曜日、堀川さんは「大地の芸術祭 越後妻有
アートトリエンナーレ2018」へと私たちを案内してくだ
さった。

樹下美術館を出て頸城連山を越え、南東へ走り信濃川を
渡って十日町市へ入った。

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奴名川キャンパス
のエントランス「大地のおくりもの」。
壁面は3年越しに彫刻刀で彫られ、今夏完成したという。

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近づいて見つけたイノシシ。

 

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同キャンパスの「天上大風」。

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置かれたノートに天上大風を三筆描きで記帳してみた。

 

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同キャンパス「アコーディオン」。

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オーストラリアハウス二階で。山間に爽やかに建つ家で
泊まって生活が出来るようになっている。

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↑懐かしい大厳寺高原に到着。堀川さん作品「SKY CAt
CHER09」を見る。作家さんと会うと皆さんがとても喜ぶ。
作家さんはスターだ。

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自分と空と雲が一緒に見える楽しいスカイキャッチャー。
2009年度から恆久展示されている。同所は35年ほ
ど前、子ども達と訪れた場所。

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松之山温泉街を登ると現れる巨大な牛の像{ブラックシンボ
ル」はスペインの作家作品。
闘牛の国ならではのシンボルで
あるが、かっての日本の農業のシンボルでもあろう。
総じて野外作品は基礎が重んじられ、安全に最大配慮されて
いる。

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コンビニでお弁当をと予定していた昼食は松之山名物、滝見
屋さんのお蕎麦にありつけた。堀川さんの顔のおかげ。とて
も美味しかった。

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滝見屋さんの車であろう、素敵である。ジャズ愛好のご主
人に60年代のホレス・シルバーをサンケイホールで聴きま
した、と話すとお顔に同志的な稲妻が走った。

そしてとても気なっていた「ギャラリー湯山」へ。

 

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我が上越市の前山忠さんらが主体として関わる当館。
各部屋の設えは想像以上に良い。見ていて「雪国の暮らし
は禅」なのか、と直感したが、果たしてどうだろう。
ここのスタッフさんで、先日樹下美術館をお訪ねされた方が
おられ、しかもかって南三陸の弟をも訪ねたことがある、と
仰って本当にびっくりした。

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同館の周囲に張り巡らされた白いロープネットは積雪の高
さを現している。

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子どもたち、若い人たちに大人気だった「Kiss&Goodbye
思い出ポスト」。
館内で台湾の童話作家さんによる絵本と同化体験出来る。

さて色々沢山観たつもりだが、参加44カ国と地域の33
5組のうちわずか3、40点?ほどを観たり通過しただけ
だった。エリアの広大さを思わずにはいられない。

帰路、山間の日暮れ時に松代を通った。

 

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古い宿場を思わせる通りに忽然と現れた欧風の建物。

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裏に回ると5つのストーブ。

暮れた山で見上げた「○△□の塔と赤とんぼ」。秋を迎
えて真に爽やかだった。

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そしてあこがれの作品、色鉛筆に出合った。

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リバース・シティ」。

すっかり暮れた小川に清流が交わる所で、関根哲夫さんの
帰ってきた赤ふん少年」を観た。実物はとても良かった。

以下はお土産「マユビト」。

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マユでこしらえた可愛いフィギュア。樹下美術館の丸テーブ
ルに置きます。

恥ずかしながら老人になって体験する「初めてのお使い」的
な「初めてのアート・トリエンナーレ」。生きている有り難
みをつくづく知らされた。死者のおかげであり、親のお陰で
ある。

本日、書けなかった分を、なんとかまた掲載してみます。
堀川紀夫さん、とても楽しかったです、本当に有り難うござい
ました。

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