樹下だより

当館の図録が書店のベストセラーに入った。

2017年12月16日(土曜日)

12月25日まで、今年の樹下美術館は残すこと9日となっ
た。

そんな日の事、「あなたこれ見て」と妻が上越タイムスを持っ
てきた。毎週末掲載される上越市本町「春陽館書店」におけ
るベストセラーの記事で、第五位に「樹下美術館の齋藤三郎
」(美術館)とあった。

 

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赤で本が囲ってある。

飛び込みのようにして置かせてもらった微小な個人美術館の図
録という地味な本が、小学館、幻冬舎、中央公論を抜いて売れ
ていたとは!一体どうしたことだろう。
ローカルな話題だが、ローカルなればこそ,、嬉しくまた責任も感じ
てしまう出来事だった。

 

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お客様から頂いたツルウメモドキをスタッフが輪にしてリース
にした。

 

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妻の友人がお持ち下さった手作りのリース。

 

 

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お客様が帰ったあと雪の庭を見ているモネ人形。

 

今夕美術館と医院の忘年会があった。お世話になっている
方も交え、和気あいあいと過ぎ行く年を惜しんだ。
それにしてもWindows10で書くのは難しい。

改装なった土底浜の歩道橋に上ってみた。

2017年12月15日(金曜日)

昨日に続いて晴れ間が多かった日、午後からある事業所の
健診結果についての相談に出向いた。産業医として何十年
も携わっている工場は100人規模だが、長く労働衛生の
遂行に実直な姿勢を維持してきた。
当初の担当者の取り組みが代々継承された結果であろう。

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早く出たので建て替えられたばかりの歩道橋にのぼってみ
た。

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JR土底浜駅前交差点の歩道橋、駅と大潟町小学校に近いの
で子供たちが多く利用する、同小学校は私の母校。この時期、
防寒具に身をを包んだ児童たちはとても可愛い。、

 

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歩道橋から国道8号線の西の方角を見る。比較的海が近いの
で雪はなくなっている。ただし左側の狭い松林を越えると10
㎝ほどは残っている。

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東方面を見る。出来たばかりのドラッグストアの向こうに米
山が見える。

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陶芸展示室の白テーブルにツリーと熊?のガラスのフィギュア
が出ている。妻の親族から頂いたものでとてもきれいだ。

日中、昨日よりもよく晴れ、気持ち良く過ごせた。

冬に群れる

2017年12月13日(水曜日)

寒波によって美術館周囲の積雪は10数㎝ほどになった。
カフェの窓辺は屋根からの落雪で3,40センチはある。
予想以上の雪で慌てている。

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本日午後老人施設の回診の後カフェで食事し、周囲の田などを
巡って帰った。

 

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柿に取りついているムクドリ。

 

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いつもよりマガンが多いようであり、いくつもの群に出会った。

 

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まるで煙のようになって飛翔していた雀の群。車中からの写
真で色調がうまくありません。

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電線に移動した雀。

 

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朝日池にカモの群。何時食事をするのだろう、余裕なのか
皆じっとしている。

 

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水田の一角にガマが沢山あった。穂が散ることもなくしっかり
ついている。見慣れたものより小さく、種類が異なっているの
かもしれない。

さすが冬、急に鳥たちは群れ、寒風の空を凌いでいる。凌ぐ
というより喜ぶ風でもあり、冬も凄いが鳥もすごいなあと感嘆
させられる。

冬将軍の足慣らし 図録は好調かもしれない。

2017年12月6日(水曜日)

昨夜の雨が今朝に雪となりわずかながら積もった。

1
仕事場の庭の雪化粧。

 

2
寒さの中勢いを増しているカニサボテン。

根雪となるまで冬将軍は如何にもそっと足慣らしを
する。
今年三回目の降雪だがこれまでいずれも数センチだ
った。
そのうち朝まで音もなく、いえ、耳を澄ませばすかに
スッスなどと言いながら沢山降ってくる。
テレビが猛烈な寒波と告げるころ、将軍が勢いづき、
数日にわたって吹雪くことがある一方、予報が外れ
てヘナヘナとなり、あえなく青空に覗かれることもあ
る。
「今年の雪は?」は今のところ挨拶がわりだが、冬将
軍は一体どんな顔をしてこちらを見ているのだろう。

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先月、当館の作家の図録(収蔵作品の写真集)を上
市の関連店に置かせて頂いていた。嬉しい事に本
日売り切れた、と言って追加注文が入った。追加と言
っても5冊だが、真に有り難い。

現在まで10冊あるいは20冊を買い取って下さった
店もあって感謝に堪えない。美術館では20冊ほど
売れていると聞いた。内容や写真を褒めて頂くこと
があり、励みになる。
本には利益は無いが、作家と当館を知って頂ける
大きな作用がある。お求め下さった皆様には深く感
謝致してます。

昨日夕刻、お台場の蓄音機! 級友と食事。 

2017年12月3日(日曜日)

昨日午後北陸新幹線で上京した。
毎年夏が過ぎるころ、誰言うともなく今年も集まろういうこと
になり、20年は続いている同級生夫婦3組による食事会が
あった。食べもの飲み物に通じているAが店を選びホテルも
予約してくれた。

早く着いてしまい集合の6時まで1時間半近く余裕があった
ので、妻とお台場の夕陽を見に行くことにした。初めてのお
台場海浜公園は雲も空も海もちょうど良かった。

1

 

2
少し離れたところでなんとポータブル蓄音機を聴いている
人がいた。
ああ、さすが東京。初冬の夕焼けの渚で蓄音機!曲目は
自分も親しんだ曲ばかりだった。

ある一枚がかかった。あたまで鳴ったピアノの和音はまさ
にカウント・べーシーの音。初対面を忘れて胸弾んだ。
それからサッチモのラ・ヴィアン・ローズが掛けられ映画・
麗しのサブリナでオードヘップバーンが歌っていた、ヘップ
バーンはおしゃれ泥棒が一番、そしてスリーピー・ラグーン
が掛かり、1960年代、来日したハリージェームスのドラ
ムスはバディ・リッチだった。
あるいはラ・メールが始まるとシャルル・トレネを褒めあい、
その方と幾重にも話が重なった。
それにしても初対面、お邪魔にならなかったでしょうか。貴
重な場所で貴重な音源、思ってもみなかった素晴らしいひ
と時でした。

 

2'
夕暮れの渚で海の曲を二曲
も聴けたとは。

2''

3
持参されていた白ワイン。
お酒でも飲まないとちょっと恥ずかしい、とその人。
幸せへの恥じらい。だが至福はそんな中にあるにちがいない。

海から帰ると集合の時間になった。
宿舎から歩いて会場へ行った。

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落ち着いた店内が次々のお客様で一杯になった。

 

4
1年ぶりに六つのシャンパングラスが鳴る。

 

5

 

6
キノコ料理、肉、フォアグラなどいずれも産地が厳選され、
分量は我々の年令に合わせられ、ソースが美味しく印象
深い料理だった。ワインも大変リーズナブルで賑わうのも
うなずけた。

イシグロカズオ氏の文学とその映画の深さ、俳優アンソニー・
ホプキンスの凄さが語られ、ヘミング・ウエイは憂うつではな
く、倦怠と述べる者もいた。ローマの休日が一番、懐かしい
「ファニー」と主題曲、魅力的だったレスリー・キャロン。モー
リス・ロネとアラン・ドロン、映画「男と女」のボサノバ、市川
雷蔵の円月殺法など、話は尽きなかったが再来年は奈良で
という無謀な話の後、男女の頻尿に関する薬の話題に至り、
ようやくお開きとなった。

 9
お終いの方で出た支那茶の器が良く、
欲しくなった。

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ホテルの近くの花屋さん。街はクリスマスのしつらえで一杯だった。

本日の上越タイムス頸北版と樹下美術館。

2017年12月1日(金曜日)

師走の初日は時たま小さな青空が覗いた以外およそ
曇り、しばしば雨も落ちた。
さて当地のローカル紙上越タイムスの本日頸北版の記
事は樹下美術館関係の二件で占められていた。如何に
ローカル紙とはいえ、まして頸北版(柿崎区、吉川区、
大潟区、頸城区)といえども、タブロイド一面が当館の
二記事だけで埋まっているとは、前代未聞ではなかろう
か。
しかしこれこそローカル紙の真骨頂であろう、と一種可
笑しみを禁じ得なかった。
(上越タイムス:タブロイド判20ページ、発行部数
19,600部)

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上段が図録関係、下段に過日の蓄音機を聴く会のこと
が載っている。

3,4年も前のことになろうか、いつも当館の関係記事
は頸北版に載るが、図録刊行の際は全域トップ記事と
して一面に出して欲しい、と前の代表者と話をし了承し
て頂いていた。
しかるにいざ本が出来てしまうとそのような事はどうで
もよくなり、小さな頸北地域の出来事で十分だ、興味
ある人にはきっと伝わるという感覚に変化した。年と共
に愛着はより地元へと狭まるような現象があるのだろ
うか。
ただし折角だからいずれ中央の何種かのメディアに本
を届けどんな反応があるのか、試みたいと考えている。

何かと書きましたが、上越タイムスさんにはいつもお
世話になり感謝をしているのです。

蓄音機を聴く会の4回目を終えて。

2017年11月25日(土曜日)

樹下美術館秋のささやかなイベント、蓄音機を聴く会が
今夜終わった。

前半をペギー・リーの歌でローマの秋など古いポップス
を後半はプリム・ローズのヴィオラでアヴェ・マリアなど
クラシックのレコードを聴いた。

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開演を待っている蓄音機。

 

樹下美術館の音響、特に陶芸ホールは蓄音機をとても良
く鳴らし、そこに人が居るように歌う。
電気なき音源は、誰もが時代を超えて持ち会わせる過ぎし
良き日のエッセンスをまざまざと蘇らせてくれる。
そのような感覚と体験は今日という日を癒やし、明日への
希望へつなげる力を有している。
これは蓄音機の良さであり、作曲家と演奏者およびかって
の聴衆の力、言うなれば「時代の力」ではないのかと思わず
にはいられない。

 

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暮れていく今夕のふる里。

ご来場の皆様、有り難うございました。
また来年、良い季節に行いたいと思いました。

沿岸の雪、奇妙に始まった冬。

2017年11月24日(金曜日)

本格的な降雪ではなかったが去る19日に初雪があり、本日
朝方に大きな雷が鳴ると強風ともに再び降った。
そんな昼すぎ図録を届けるため妙高市の書店へ向かった。

驚いた事に山沿いの同市は全く雪が無く、晴れ間も覗いた。
車の車外気温は美術館で3度、妙高市は5度。暖かいはずの
沿岸が低温で雪が降り、山沿いが暖かく雪も無いとは。

1
出かける前の美術館。

 

2
妙高市内。

 

4
帰路板倉区はさくら園付近の路傍の菊。
亡き母の生前、時に利用した同園のショートの利用中、車椅子に乗せ
て秋の妙高山や菊などを見た。

 

5
帰ってきた樹下美術館。雪の庭も良いとお客様が仰ったという。

それにしても初雪の19日に出かけた髙田に雪が無かったことといい、
冬を迎え、今年はおかしな空模様になっている。

悪天候に手間取り、患者さんへの急用もあり予定した柏崎市には足が
届かなかった。

朝方は零下2度、冬の使者マガンを飛ばしてしまった。

2017年11月22日(水曜日)

先日冬の使者として初雪が頸城区や大潟区にやってきた。

動物では白鳥が大挙して青野池周辺に飛来している。本
日は美術館の近くの水田でマガンの群を見た。
用心深いマガンだが、よく車が通る県道に近い場所に居る。

マガン
さっさと走り去る車を気にしない風だったが、私が車を停めた途端、
雁たちは首を伸ばして立ち止まり警戒ポーズを取った。

 

マガン飛翔
マガンとこんなに近い距離は初めてで、こちらも緊張したが雁の方から
飛び立った。一帯に幾つものグループがいたので写真の何倍、1000
羽規模で飛び立ったのではないだろうか。
食事中の雁を飛ばしてしまい、陳謝した上今後注意しなければならない。

本日初雪 昨日倉石隆の「晩夏(向日葵)」

2017年11月19日(日曜日)

何日も前から出ていた予報通り昨日に続いて本日日曜日は
荒天となり、初雪を見た。

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午後の樹下美術館。11月中旬にあられが降ることはよくあるが、
白く積もって初雪と言われるのは早い方だ。

さて昨日、倉石隆の貴重な作品が寄せられた。

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「晩夏(向日葵)」。1985年
72,5×35,0㎝。
額装も素晴らしくさっそく撮影しました。

同年美術ジャーナル画廊における個展に出品された作品
で、1995年9,10月の新潟市美術館における「倉石隆展」
にも出展されている

昨日作品を観たおり、一瞥で深い感動を覚えた。
はかなげに描かれたひまわりは俵屋宗達の墨絵の如き幽
玄な味わいを漂わせていた。
較べて背景の暖色の何と優しいことだろう。夏を終えて葉は
しおれ、茎は細り、まことに頼りなげだ。だが実った花は十
分に油を含ませた筆で艶やかに力強く描かれている。
人物画の画家は枯れた花にも命の活動を実体として認め
、心込めて描いている。

このような倉石作品に出会えるとは思ってもみなかった。
来年の展示テーマを「細長い倉石作品」にしよう、と考えてい
たちょうどその時、本作品がやって来た。
刊行した図録に載せることは出来なかったが、来年は良い
場所に送り主の真心こもったこの美しい絵を掛けたい。

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