美術・音楽・学芸

陶芸展示室の白いテーブル ロッテアライリゾートの音楽セミナー発表会。

2018年8月16日(木曜日)

樹下美術館の陶芸展示ホールには8人掛けの真っ白なテ
ーブルがある。本日は数人のお子さんが座り、宿題をした
と聞いた。

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過日そこでコースターに絵を描いていた女の子さん。
作品を観たあと、何かを描きたくなるのはよく分かる。
たまにに混雑が生じるようになった当館。思い切って
テーブルを入れて良かったな、と思っている。

さて本日楽しみにしていた音楽セミナーの発表会がロッ
テアライリゾートであった。学生さんはじめ若い音楽家
が同所で行われた5日間のセミナー受講を終え、午後揃
って発表リサイタルをに臨まれた。

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「2018 Myoko String Seminarリサイタル」のプログラム。

10人の方たちによる以下2部の構成。お一人一曲のプロ
グラムに熱演が途切れることはなかった。

第1部

・J・Sバッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1番よりフー

・パガニーニ:カプリスよりNo21
・モーツアルト:ヴァイオリンコンチェルト 第1番第1楽章
・ヴィニャエフスキー:ヴァイオリンコンチェルト第2番第
1楽章
・イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番
・モーツアルト:ヴァイオリンコンチェルト 第1番第1楽章

休憩の後第二部

・フランク:ヴァイオリンソナタ大四楽章
・ミルシテイン:パガニーニアーナ
・ブラームス:ヴァイオリンコンチェルト第1楽章
・ルクー:ヴァイオリンコンチェルト第1楽章
・ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ

全ての生徒さんたちは溌剌として集中され非常に高度なリサ
イタルになった。演奏は深く心に響き胸躍らされた。思い思
いにドレスアップして臨まれる演奏から日頃の努力を想像し、
前途の幸運を祈らずにはいられなかった。

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立派なコンサートピアノ。川島余里さん、古川かりんさんの
伴奏は抜群。半円に並んだ椅子の会場に100余人のお客様
が集まった。

 

第三部はお二人の講師の貴重な演奏だった。
澤 和樹(東京藝術大学学長 英国王立音楽院名誉教授)
ジェラール・プーレ(元パリ国立高等音楽院教授 元東京藝
術大学招聘客員教授 昭和音楽大学教授)

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↑演奏プログラム。

澤先生の丁寧で心こもった演奏に深く慰められた。聴き終え
ると温かな幸福感に包まれた。

プーレ氏はベートーベンからファリアへと情熱を繋ぐ。渾身
のドビュッシーが終わると同行者達はブラボーを発し、不肖
私も起立して拍手に夢中になった。

リサイタルを終えると受講者さん一人一人に修了証が授与さ
れた。
思いも掛けぬスリルと円熟の饗宴は貴重な時間だった。
無料で会を開放されたロッテの皆様有り難うございました。
このような演奏会は、自分もまた頑張ろう、という気持ちに
させられます。

昨日の閃光はベルセウス座流星群の火球? Smileの歌二つ。

2018年8月14日(火曜日)

昨夜、高速道路で見た閃光はベルセウス座流星群に関係した
流星のようだった。
特別大きく明るいものは火球(かきゅう)と呼ばれるらしい
が、昨日のはそれではないか、と思われた。
火球は見ようとしても中々見られないらしい。

13日は新月で余計な光が少なく、また私が見た場所は比較的
暗い山中にかかる場所だったのも良かったのか。
前に一台車が走っていたが、恐らくその人達も目にしたと思わ
れる。

暑さがぶり返しているものの、十分に降った雨で花が生気を取
り戻している。

 

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テンセグリティを見ているらしい美術館のキキョウ。

 

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ご近所のムクゲ。子供時代はムクゲの花芯を折り、イネ科の草
の軸に刺して風車にして遊んだ。特に花びらが互いに離れた写
真のような花は風車に向いていた。

本日も大勢の方が来館され、3人のスタッフはまともに昼食を摂
る暇がなかったという。

さて火球を見た人には良いことがあるという。それではSmil
eが付く私の好きな曲を二ついずれもナット・キングコールで。
この歌手は曲を全く崩さず、アドリブせず、譜面通りきっちり歌
う。それで若い時には好きではなかった。だが今無理なく聴ける
のは非常に不思議なことだ。


「Smile」はチャップリンの映画「モダンタイムス」の主題歌。
チャップリン本人の作曲、この人は本当に凄い人。

 


私がよく聴いたWhen You’re Smilingはベリーコモのレコードで
あり、1960年代ビートルズ来日の頃の話。掲載した二つの歌
の内容はよく似ている。

本日お越し頂いた県内外の皆様、誠にあり難うございました。
暑かったでしたね、来年はクーラーを強化するつもりです。

21:30過ぎ北東の空の閃光は隕石? アートトリエンナーレのラッピング列車。

2018年8月13日(月曜日)

只今22;10ころ、大した事ではないかも知れないが、
とりあえず記載してみた。

今夜21:30過ぎ髙田インターからの直江津方面の帰
路、進行方向のほぼ正面(北東方向)にかなり大きな球
状の閃光が現れて消えた。
色は明るいオレンジ色でせいぜい数秒?の短時間、10度
ほどの高さで東から北へほぼ水平わずか下方へと流れた。

何だったのだろう?
流星ならばかなり沢山見ているが、それらとケタ違いの
大きさと明るさだった。
中空で消えてたが隕石だったのか。
ほかに見た人がいるのではないかと思っている。

さていつものような記載になります。
本日午前から昼まで激しい雨が降りしきり、大きな雷も鳴っ
た。
当地だけでなく、上越一帯、いえ全国各地で同様の気象に
襲われたと報道された。

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雷雨をしのいだ堀川さんのテンセグリティ。

このところ美術館の入場者が増え、時にはカフェで席待ちが
生じることも起きている(勿論ひっそりしている時間も多々
ありますが)。

そして夕刻、いつものほくほく線はラッピング電車が通過し
た。

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撮った一枚を拡大すると下段に「DAICHINO GEIJUTSUSAI」
と書かれている。窓の上下の黄色は樹木であろうか、鳥やう
さぎなども描かれている。

新潟県は十日町市、津南町で開催されている「大地の芸術祭越
後妻有アートトリエンナーレ2018」をイメージした列車だった。
デザインはコスチューム・アーティストの、ひびのこづえさん
が担当し、越後湯沢~まつだい間を1往復する臨時列車だが、普
通列車にも随時使用されている模様。

9月になったら私たちもまだ見ぬアートトリエンナーレに行く予
定です。

椅子と野菜。

2018年8月10日(金曜日)

去る8月2日、椅子作家の小島優さんとスリップウェアの陶
芸家山田洋次さんが当館をお訪ね下さった。

ところで昨日、その小島さんのウインザーチェアーの現物
を見せて下さった方がいた。

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五感に心地良い椅子。

居あわせた者みんなで座ってみた。
とても気持ちが良い。

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当館で個展開催中の堀川紀夫さん。

そして本日の夕食は、前上越教育大学教授(作曲、音楽分
析)の後藤丹先生が新潟市からお送り下さった野菜を食べ
た。

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麻婆料理にしたナス。

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充実した枝豆。

奥様の菜園からの恵みはとても美味しかった。新潟市へ戻ら
れた後も私たちを覚えて下さっていたことが、何より嬉しかっ
た。

先生、奥様本当にご馳走さまでした。

ウインザーチェア、スリップウェア、正木春蔵さん。

2018年8月2日(木曜日)

本日から第2週に入った堀川紀夫展。久し振りに作家さんが在
館し、様々なお客様も見えて心弾んだ。
その中に正木春蔵さんが大好きというご婦人が来られて感激し
た。名を知って25年は経つが、東京の店や山代の工房を訪ね
たこともある九谷の作家さんだ。
ここに居て正木さんを愛好される方に出合うとは。

 

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↑東京からIターンされている方と堀川さん。お客様は音楽、文
学、美術、農業、生物など何でも造詣深い。

午後やや遅く、ある方がお二人の若い作家さんをお連れして来館
された。
ウインザーチェアーを中心に作る椅子の小島優さんとスリップウ
ェアの山田洋次さんだった。
お二人とも渡英して修行されている。
売れている作家さん独特の物静かでシャイな雰囲気が印象的だっ
た。

両人をお連れした方は趣味の良いコレクターさんで、何と18世
紀の本場英国で制作されたスリップウェアの大きな皿鉢を持参さ
れた。
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↑夢にまで見た40㎝はあろうかという実物が窓辺に置かれている。
褐色の地に施された黄色の紋様が何とも爽やか、かつ重厚だった。
想像以上に滑らかな表面は鉛釉の効果だという。

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兵庫県は伊丹で制作されている小島さんの作品展リーフの一部。
下の写真の右に飾られているのは、これもスリップウェアか。塗り
まで一貫される仕事は大変丁寧で人気がある。

また滋賀県は信楽(しがらき)で制作される山田さんの作品は都内
11店舗、全国18店舗で扱われている。
来年春、お二人の作品展が柏崎市はgallery tanneで開催予定だ
ということ、楽しみにしたい。本日は会場の下見の帰路らしかった。

“良い品をリーズナブルに”。若い方達が工芸の世界で活躍されるこ
とは本当に良いことだ。

明日から「夏庭のテンセグリティ 堀川紀夫展 -カフェからの眺めを メインに-」。

2018年7月25日(水曜日)

「夏庭のテンセグリティ 堀川紀夫展 -カフェからの眺めを
メインに-」の特別展が明日開会となる。
作者の堀川さんは、本日最後のセッティングのため午前か
ら閉館後遅くまで作業を続けられた。

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最後の大作にかかる堀川さん。とても苦労される場面もみら
れ、そのことがいっそう芸術家らしく感じられました。

以下は本展覧会に向けた私の挨拶文です。

 

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小規模な美術館ですが、カフェに面して野外展示が出来る
庭を有したことをあらためて幸運に思っています。

一目見て「あっ!」と声が出そうになる堀川展、どうかご
期待ください。

一応現れる雲 待たれる堀川展。

2018年7月23日(月曜日)

連日異常で一種災害レベルの夏晴れを書いている。
それでも雲が見えれば田畑や庭が渇望している雨が期待出
来る所だがつかの間であり、降ることはなさそうだ。

 

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今夕刻6時すぎ、美術館の雲。

 

 

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19時半を過ぎた頃、近くの体育館の雲。

 

 

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駐車場の合歓と雲間の月。

 

 

窓の内外
夕方、新たな屋外作品を搬入された堀川紀夫さんとしばしお茶
を飲んだ。
外にほの明かりが残るガラス窓にカメラを向けてみた。すると芝
生の向こうの百合とカシワバアジサイに、こちらの人物たちが重
なり、何か映画の回想シーン風に撮れた。

さて堀川展の搬入は2メートル50㎝余りの大作ほかの搬入を残
すだけになり、準備は順調に進んでいる。
熱心に制作された作品は造形美とともに作者の魂や力がこもり、
それがひしひしと伝わる。

26日開場の展覧会は、庭(自然)及び常設展示作品とが溶け合
い、新鮮で楽しいものになることでしょう。

夕焼け小焼け。

2018年7月22日(日曜日)

毎日続く暑さだが日暮れ時に美しい夕焼けがよく見られてい
る。

以下は本日上越市大潟区は雁子浜と潟町の夕焼け。

 

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美しい詩、美しいハーモニー。
演奏はインターカレッジ男性合唱団
VOCES VERITAS(ヴォーチェス ヴェリタス)。

こうしてみると、譜面なしで歌うことの大切さが分かる。

 

“子供がかえったあとからは まあるい大きなお月様
小鳥が夢を見るころは 空にはきらきら金の星”

ラ・バルカ(小舟)とバルカローレ(舟歌)。

2018年7月15日(日曜日)

樹下美術館のこじんまりしたカフェ。当初それに名を付けよ
うとした事を以前に書かせて頂いた。
二つの候補があり、一つはかって記載の「カミニート」、ス
ペイン語で小径、もう一つは「ラ・バルカ」で小舟の意味だ
った。
双方に曲があり小の字は樹下美術館に相応しいと思っていた。
本日は近隣の写真とともに、もしかしたらカフェの名になった
「小舟」と、イメージが近い「舟歌」の曲をYouTubeから引か
せて頂きました。

 

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本日の近隣は上越市吉川区の長峰池。

 


ラテンの歌からロス・トレス・カバジェロスの「小舟(ラ・
バルカ)」。

 

 


リヒテルのピアノでチャイコフスキーの「バルカローレ(舟
歌」。

以前にも書きましたが、結局カフェに名を付けることはしま
せんでした。
決めかねているうち、特別な名は要らない、皆様の呼び方に
まかせよう、ということにした次第です。
「樹下」「樹下さん」などとご自由に呼んで頂いており、有り
難いと思っています。

庭向けにカラーのテンセグリティが運ばれた。

2018年7月12日(木曜日)

曇天の空から午後遅く雨が降った木曜日午後、
お伝えしている特別展「夏庭のテンセグリティ 堀川紀夫展
」の作家ご本人が新たな作品を持参された。
お仕事場が一杯なのと調子を見るため次々お運び頂き、毎
回とても楽しい。

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出来上がっているものを前庭に置いた。
安定した形状と黄色のロープが優しい。

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持参された8本のストラット(棒材)を張り材のゴムロープ
に掛けて駐車場で組み立てる。本数が多くかつサイズが大きく
なるとロープの張力が一段と強まり、材はバラバラに動こうと
して作業は手間が掛かる。
ストラットの端とロープの接点を他のヒモで仮り結びして組み
立てて行く。最後の一カ所が決まると全体が非常に安定し、転
がすことも出来る。

微力ながら要所を支えるお手伝いをさせてもらった(ご自宅で
は奥様が助手をされることもあるらしい)。

 

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出来上がった。

 

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カフェの前に設置した作品は拍手をしたくなる出来映え。
4点が地面に接し、4本のカラーストラットが浮遊して見える。
清々しく美しい眺め。

「鳥でもとまれば最高ですね」とご本人、本当にそう思う。
庭展示に向けたさらに大きな作品があるという。
真摯な作者の熱意が伝わり、心躍らされる午後だった。

写真はいずれもスマホ(らくらくスマートフォン)で、写真力と
いえばいいのか、自然かつ鮮明で記録性に驚かされる。

作品は置き場を確保して一旦格納後、7月26日の開会に備える
つもりです。

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