鳥・生物

カフェの蓄音機でリパッティのピアノはグリークの協奏曲 道ばたの雑草の穂。

2017年10月19日(木曜日)

本日昼音楽好きのお客様がカフェに集まり、食事の後、
お茶を飲みながらA氏が持参されたSPレコードを聴いた。

氏お気に入りのピアニスト、リパッティのピアノで、グリー
クの協奏曲イ短調作品16番、第1楽章を最初に聴いた。
オーケストラはフィルハモニア管弦楽団。
録音法が進んだ1940年代の盤と推定され、切れ味良
い音だった。
短調だが大らかに始まるメロディが秋のカフェを満たし
た。

 

SP盤は片面3分半~4分弱であるため15分余の第1楽
章を聴くのに合計5回だったか、盤をひっくり返し、また次
を乗せた。

盤面を変える毎にクランクを回して回転力を貯える。
往時、たとえ楽章の途中でも立ち上がり、盤を変える動作
は至極自然。
その都度次への期待を胸に動作を繰り返したにちがいな
い。
本日お手伝いをしながら、そのような気持ちになった。

 

蓄音機
本棚のラファエロの聖母子も聴いている風だった。
本日所用のため中座したが、同じくリパッティのピアノでシュ
ーマンの協奏曲も用意されていた。

グリーク同様シューマンも短調ということ。
秋は短調、後ろ髪を引かれる思いでカフェを出た。

11月25日の「SPレコードを聴く会」には本日の協奏曲のどれ
かが掛かることだろう、とても楽しみだ。

 

さて昨日のこと、訪問先の道沿いにふわふわとした草の穂が
揺れていた。
わずかに赤い色を含み軽々とした様子に眼を止めた。

 

171018長崎のスズメガヤ
軽やかにゆれる穂。

調べてみるとスズメガヤに類する草のようだ。
この仲間にはニワホコリ、コヌカグサなどふわふわした名の
ものがみられて面白い。
穂が垂れている様子から、見たものはシナダレスズメガヤと
かもしれない。
これだとすると、河川や道路の土留めとして植えられたものが、
拡散して雑草化したと考えられている。
根が深く大きくて、処理は厄介らしい。

庭の雑草でも根が大きく張り、引き抜きが面倒なものがある。
それらを抜くと、根とともにごっそり土も抜き上がられ、もったい
ない思いをしなければならない。
スコップで叩いてもしっかり土を抱いているのでとても困る。

それにしても「ニワホコリ」とは。

私が描いたエビヅルはヤマブドウだったのか。

2017年10月12日(木曜日)

去る10月4日、上越市大潟区は高速道路沿いの小道のノブ
ドウのことを書かせて頂きました。

同じ時期、大潟スマートインターの付近で野性のブドウが実
をつけていました。
黒に近い深い色の実は、むかし描いた「エビヅル」を思い出さ
せました。

 

1
エビヅル

 

2
拙作「竹にからむエビヅル」A3相当サイズ、2001年11月終了。

自分で言うのも変ですが、この絵はそれまでで最も精密的に描
くことが出来た作品でした。
2002年に初めて作品展をした際、50余点を出品し、20数点に
に値を付けて売り絵とし、残りを非売品としました。
特に思い入れが深く、手許に置いておきたいものを非売にした
わけです。
売り絵はB5~A3で5000円から15000円くらいだったと思いま
すが、初日午前中で大方売れました。

「竹にからむエビヅル」は特に精魂込めた成果を感じていました
ので非売品の筆頭くらいに考えていました。

 

3
右上の葉の部分。宜しければ拡大してみてください。

 

 

5
竹笹に絡んでいる部分。
患者さんから頂いたエビヅルは一本の笹にツルがからんだ
ものを頂きました。
生き生きとさせてみたかったため笹をもう一本加え、さらに右
に竹を描き、そこにも巻き付かせました。
手足を伸ばして懸命に育ち実る様を描ければと、思っていまし
た。

 

4
ブドウの部分。
ブドウとツルの根部が粉を吹いている様子や笹の葉と竹
の鞘の細い脈や筋などを意識して描きました。

描きながら、細密の点で自分には二度とは描けないだろ
う、と感じました。

所が作品展の初日、あるお年寄りがこの絵を買いたい、
どうしても欲しい、と言って離れない、と会場から電話が
ありました。
私と話したいと仰っている、とも聞きました。
会場まで30分、仕事を終えて駆けつけると老人が待って
いました。
すでに二時間も待った上、いくらでも出しますと仰るので
す。

本当に困惑しました。
何度も頭を下げられます。
「こんなされるなんて幸せではないですか、お売りしたら」、
という声が聞こえました。
自分はアマチュアだが確かにそうかもしれないと考え、売
り絵の2,5倍ほどの金額を口にすると、有り難いと仰いま
した。

そんな訳で「竹に絡むエビヅル」は手許にありません。
但し、その後の作品展などの際はお借りする事にさせて
頂きましたのでこれまで2回、ほかで使わせていただきま
した。

ところで最近になって、最初に掲げたエビヅルの写真と描
いたエビヅルに粉吹きの有無、粒の大きさ、葉の形状など
で若干の違いがあるのではないかと思うようになりました。
当時私に下さった方が「エビヅル」と仰り、自分も貴重な植
物を喜びそう名付けました。
しかしどうもそれは、さらに貴重な「ヤマブドウ」だったので
はないか、と考えるようになったのです。

描いた実物はありませんが、精密画を名乗る以上両者をさ
らに比較し、違っていれば画題を訂正させて頂きたいと考え
ている所です。

赤とんぼで賑わった美術館 風の日の赤とんぼの止まり方。

2017年10月6日(金曜日)

いつしか「寒くなりましたね」が挨拶言葉になっている。

寒さ強まったうえ曇天の本日風があった。
赤とんぼは穏やかな晴天に沢山飛ぶものと思っていたが、本
日の樹下美術館に大勢現れて少々驚いた。

 

1
トクサの枝先はトンボたちのお気に入り。

 

 

2
極端に前にある細い足で体全体を支えているのは不思議な
気がする。
この日、風があるのでおよそ風上を向き、かつ羽を広げて揚
力を得て体を浮かせながら支えているかもしれない。
ほかに枝先のつかみ方、上下の姿勢も工夫していることが考
えられる。

風が無く、日射しの良い日のトンボは、止まるとすぐに羽をた
たむように折り曲げ、一種ぶら下がりに似た姿勢を取ってい
た。
本日特に風が当たっていた場所の下の写真では止まっては
いるが、あたかも飛んでいるように見える。

いよいよ秋が深まろうとしている。

鮮やかなノブドウの実。

2017年10月4日(水曜日)

美術館の近くに高速道路が走っている。
その両脇に細い道が通っていて、春はヤマザクラ秋は草木
の実が見られて心慰められる。

毎年ノブドウの鮮やかな色づきを探しているが、時期がうまく
合わないのか、ここに載せられるようなものに出会えなかっ
た。

そんな折りの昨日、色とりどりの実をつけた蔓があった。

IMG_9888
色は素晴らしいが食べられない。

 

IMG_9893 - コピー
このようなターコイズブルー(トルコ石の青)の実などを宝石
のようだという人もいます。

 

恥ずかしながら20112000年に描いた植物画の中にノブドウがある。

野ぶどう2001111月
制作ノートに11月の完成と記載されている。
(A4サイズです)

野ぶどう拡大
中央部を大きくしてみました。
細かな描写は何とか出来たのですが、フリーハンドで丸
を描いたり、色を汚さずに陰を付けることなどで苦労しま
した。

すでに当時から15年は経ちました。
細密でなくとも、植物でなくても何か絵を描きたいと思っ
ているのですが、気力を高めるのが大変です。

長年の課題である当館の収蔵作品図録が最終校を終え
印刷屋さんに行きましたので、無事に印刷が上がり、気
持ちが開放されたなら、出来れば絵筆を執ってみたいと
願っている所です。

 

少し赤字が減ってきている カモメは波が嫌い?

2017年9月30日(土曜日)

本日で9月が終わる。
今年3月開館以来、樹下美術館は6ヶ月半が過ぎた
が、昨年より500人ほど来館者様が増えた。
お陰様でわずかながら赤字幅が減っているのは嬉しく
とても励みになる。

本日は絵画教室の皆様はじめ賑やかにして頂き有り
難うございました。

1
好感度のお二人さん、有り難うございました。
了解を頂いて写真を載せました。

さて本日午後も柿崎海岸へ出かけた。

渚で休息するカモメ(ウミネコ)が可笑しかった。

 

2
大好きな海のそばで日向ぼっこ。

 

大きな波が来ました。

 

3
あれれ?あわてて波を避けている。
カモメは波が嫌いなの?

 

4
波の形で日向ぼっこ。

さて今夕、海上の竜巻を見ました。
写真と記事は明日に致しますが、少々はらはらしました。

トンボの羽(翅)の輝き。

2017年9月29日(金曜日)

秋深まるにつれ赤とんぼが沢山みられるようになった。
過日の午前の好天時はトンボだらけ、と形容しても良か
った。
今朝はぐっと冷えたが日中は陽が射して暖かくなった。
風があったので樹木に囲まれた美術館の陽当たりで、
多くのトンボたちが日向ぼっこ(多分)をしていた。

 

IMG_9491
鉄製の庭のしつらえに止まっている。

ところでちょっとした事だが、日向のトンボの羽は角度によっ
て微妙に色を反射している。

 

IMG_9502
羽を閉じている場合の色は部分的な感じ。

一方で枝先などに止まった後4,5秒くらい、羽を閉じずに保つ
時間がある。

その間、広げた羽と太陽光の角度具合で羽は半透明となり、か
つ羽の色のキラキラした感じが閉じた時より増して見える。

 

IMG_9527

 

IMG_9540

 

IMG_9549

 

IMG_9565

 

IMG_9571

 

トンボの羽は揚力と強度を得るため複雑かつ精緻な網目
構造を有しているという。
その網目の部分面の傾きに対する太陽光の入反射角に
よって光成分を虹彩風に放っているように思われる(本当
のところ詳しく分かりません、、、)。

トンボの形態は黄金分割ほか幾つもの美的、効率論的観点
から完成度が高いという。

ルネ・ラリックやエミール・ガレのガラス工芸で格好のモチー
フとなっているほか、ブローチ、帯留めから画題、茶碗模様、
はては兜の前立など時代とジャンルを超えて親しまれてい
るのもうなずける。

柏崎市の赤土の野道に爽やかな秋。

2017年9月23日(土曜日)

30年も前のころ春の柏崎の赤い野道を歩いた。
土手に見える土は真に赤く草木にとってほどよい栄養
と見え、荒れたやぶの様に繁茂せず、清々しい印象を
受けた。

イカリソウ、オウレン、ツクバネウツギなどが初々しく咲
いていた。

本日午後、その赤土の野道を訪ねてみたくなり柏崎市
へと車を向けた。

山麓の家々がおしゃれなのは自然が爽やかなせいでは
ないかと思った。

山中に入るころ、あるお宅の庭で可愛い鳥と出合った。

1
エナガ。
春先の大平のオオルリといい、大潟区のベニマシコといい、
私などには写せないと思っていた鳥と出会えるのは不思議
なことだ。

 

2
何羽かの群でいた。細い声でチーチーと鳴く。

 

3
小さなくちばし、翼に陶齋の釉裏紅のような紅を刺した愛らし
い姿。

 

4
赤坂山の地名があるように、一帯の土は文字通り赤い。
一方でベタベタした粘りは感じJられない。
土が良いのか、手入れが良いのか雑草の繁茂も目立たない。

IMG_9281
見慣れたガマズミ。

 

5
こちらは下向きでひっそりした感じ。葉がやや小さくガマズミと
雰囲気が異なるように見える。ズミという種類なのか。

 

6
樹下美術館の庭にもあるナツハゼが沢山実をつけている。。

 

7
一帯の草花はどこか品よく見える。これはオミナエシ。

 

8
ナナカマド。

 

9
マハギ。

滝のごと真萩流れる柏崎。

 

 

 

季節の色、秋。

2017年9月22日(金曜日)

2連休を前に白い雲と青空がやりとりをした日。
美術館の周りを走行して目にとまったものを写した。

1
彼岸花にキタモンキチョウがやって来て、先日の手袋と同じ
ように周りをくるくる飛んでいる。

1'
ようやく止まって吸蜜をしている。

彼岸花は細い雄しべ伸ばしておいで、おいでをしているのにい
ざ近づくと花芯はとても奥にあり、吸うまでが大変そうである。

2
頸城区で見たノアザミ。

3
頸城区のコスモス。ことしはどんなコスモスが見られるのだろう。

 

4
吉川区の用水路のガードレールはアキアカネでいっぱい。

5
進む刈り取り。

 

6
夕刻のいっときため息が出そうな夕焼けが現れた。遠くから
佐渡汽船が近づいて来た。

秋はあたりを優しい色から暖色、そして輝く色まで美しく染める。
晩年期である自分もこのような色あいを映し出すことが出来れ
ばいいのに。

まだ先のことだが、、枯れて朽ちたものを真っ白に包む冬の雪は
特別な色彩作用を有している。

萩に蝶、手袋にも。

2017年9月14日(木曜日)

本日午後休診の木曜日、美術館が閑散で庭いじりの準備
をしていると、かたわらの紅白三株のハギにチョウが次々
やってきた。

ベニシジミにヤマトシジミ、それにキタキチョウなど賑やかだ
った。

1
ベニシジミ。

 

2
ヤマトシジミ。
ベニシジミとも大きさはせいぜい親指の爪くらいか。

以前は何とも思わなかった小さなシジミチョウ。しかし撮って
みるときれいで、色々と種類がありカメラを向けるようになった。

ところでハギを飛び回っていたキタキチョウ(2005年以後本
州のキチョウをキタキチョウと呼ぶことになっているらしい)が、
傍らに置いた園芸用手袋にやってきて周囲を盛んに飛び回る。

 

4
下方に黄緑色の手袋。

 

3

 

6

 

5

手袋の色が気に入ったのか、匂いか、なんだろう、興味深げ
に飛び回った。
写真で見ると無邪気な妖精のようで大変可愛い。

今年も秋の庭いじりの季節になった。
枯れたものの処理や施肥、移植、球根を植えたり、土を止めた
り、来年を思いながら手を付けて行きたい。

サボっているとあっという間に寒くなり、みぞれの中の作業にな
ったりする。

夏と秋が入り交じっている。

2017年8月17日(木曜日)

前日の予報は雨だったはずだが、明けてみれば晴れて暑かった。
よく当たる予報が珍しく外れた。

1

ファインダーをはみ出すほどの稲と雲

 

2
食べれる時に際限なく食べるのは野性の本能であろう。
この若い雀の腹はもう丸くなっているが、まだ食べている。
胃袋のサイズを大きくしておくことも成長過程の一つ?

 

3

夕暮れの電車が晩夏を運んでる

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