樹下美術館

カフェの本

カフェに置かれている本の案内です

2011年5月12日更新
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フォルテシモな豚飼い

著者:杉田徹
発行:(株)西田書店 2009年8月15日

筆者は報道写真家として活躍するうち、二つの問いに直面する。一つは「人間としての己の所以(存在意義?)であり、もう一つは自分が生きるための自然風土とは何なのか、であった。いずれの問いも二度と無い貴重な人生を後悔無く生きるためである。
問答の新たな視点求めて家族4人はスペインにおもむく。辿り着いたのはアンダルシアの小都市であり2年間そこに身を投じる。極端に乾燥する風土の地で幾多の知己を得、羊飼と寝食を共にし、家庭の絶対価値や「人生を楽しめない奴は馬鹿だ」と言い切る生活感に打たれる。
最後に、個人が主体者として人生を楽しむ強固な“ガーナ”(譲れない自我)を知る。二年で帰国した著者が選んだ職業は放し飼いによる養豚だった。仕事は軌道に乗るが拡張は控えられた。一家のつましい生計が立つだけの豚がいればよい、と割り切られるのである。※ちなみに著者は樹下美術館館長の弟です。館長のノートでも紹介しています。

   
女人日日 おんなのひび

著者:濱谷 朝
発行:文化出版局 昭和60年11月11日

作者は写真家の濱谷浩夫人。茶の湯の家に生まれ茶を心の支えに生きてきた著者。彼女の衣食住の知恵と工夫が丁寧につづられている。かつて住んだ新潟市や旧高田市(現新潟県上越市)のことにも触れられている。

   
女人歴日 濱谷朝追悼写真帳

写真・著者:濱谷浩
発行:限定1000部(私家版)1945年10月13日

新潟県高田市(現上越市)において一服の茶を通して朝さんと運命的に出会った写真家・濱谷浩。二人は当時高田に居住していた堀口大学の媒酌で夫婦となる。急変する社会にあって、日本女性の四季を残したかったと述べられるように、朝さんの四季は夢のように美しい。本書は1985年に亡くなった夫人を追悼して刊行された私家本。

   
昭和女人集

著者:濱谷 浩
発行:毎日新聞社 昭和60年4月30日

昭和10年〜昭和60年までの、全国各地の女性の日常写真を年代順に編纂してある。激動の時代に生きた女性のたくましさ、おおらかさがあふれる。在りし日の新潟や上越の女性たちと、その背景も興味深い。

   
ムンク画集  油彩、下絵、習作

著者:アルネ・エッグム
翻訳:西野嘉章
発行:株式会社 リブロポート 1991年12月6日

ノルウェーのムンク美術館に収められている作品が、画家の生涯とともに示されている。人生の出来事の深層を絵画に描き切るムンク。創作エネルギー、新鮮な構図、色彩とも非常に魅力的。

   
日本のファッション 明治・大正・昭和著者:城一夫 渡辺直樹

発行:株式会社 青幻舎 2008年12月1日第三版

明治から平成まで約130年における豊富な服装イラスト。服装がそれぞれの時代を反映していることがよくわかる。

   
あふれる詩心 版画と陶芸 川上澄生/棟方志功/齋藤三郎

編集:新潟県立近代美術館
発行:新潟県立近代美術館(c)2009

詩情の版画家川上澄生は横浜の生まれだが、新潟県旧高田市に縁があり心の故郷としていたことが伺われる。川上のほか版画家・棟方志功も陶芸家・齋藤三郎を訪ねて高田で交わっている。また3人は民芸の流れとその味わいにおいても交叉している。小ぶりながら図録は三人の膨大な作品展について丁寧にまとめられている。

   
ジャズ・ミュージシャン3つの願い

文・写真:パノニカ・ドゥ・コーニグズウォター
訳:鈴木孝弥
発行:株式会社ブルース・インターアクションズ 2010年1月10日

著者パノニカ(通称ニカ)は富豪ロスチャイルド家の人であり、外交官の男爵夫だった。50〜60年代に世界を席捲したモダンジャズの黒人プレーヤーを物心両面で支援した大芸術パトロンとして存在した。彼女はプレーヤーたちに3つの願いを訪ねていた。こぞって返った答えが貴重な写真と共に載っている。

   
幸福を求めて

著者:司修
発行:(株)新書館 1997年3月30日

帯に「自分探しの物語」とある。主人公の旅と場所の時間は深層にひそむ夢想の世界だった。作者による挿絵も詩的な物語の魅力を一段と深めている。

   
森芳雄画集

著者:森芳雄
発行:日本経済新聞社 昭和49年

1908年東京生まれの著者。1931〜34年をパリに遊学、独立美術協会、自由美術協会を経て1964年主体美術協会の結成に参加し、後に武蔵野美術学校教授となる。好んで描かれた人物たちの重量感は身体とともに魂の重さでもあろう。赤に系統される色は血液を感じさせ対象とともに作者の体温を伝えるようだ。

   
現代日本の建築家

監修:植田実
編集:表彰事業委員会タスクフォース 他
発行:社団法人日本建築家協会 平成22年5月27日

会員4800人が所属する日本建築家協会。毎年同会によって全国の建築物の中から優秀建築200作品が選定される。当版で新潟県上越市の建築家・大橋秀三氏が設計・管理したわが樹下美術館が09年度の入選作に選ばれている。建築物は2ページずつ丁寧に紹介されている。

   
PICASO

総監修:アンヌ・バルダサリ(パリ国立ピカソ美術館館長)
翻訳監修:大高保二カ(早稲田大学文学学術院教授)
発行:朝日新聞社 (c)2008年

東京・六本木の国立新美術館とサントリー美術館で、10月4日から同時開催された巨匠ピカソ展の図録。両会場にパリ国立ピカソ美術館のコレクション約230点が出品された大規模な回顧展だった。偉大な芸術家の生涯と、変化の過程が膨大な展示作品によって理解される貴重な展覧会図録。

   
まちんと

文・松谷みよ子 絵・司修
発行:偕成社 2010年7月改訂38刷

もうすぐ三才になるあどけない女の子が戦争の原爆で全身傷ついた。ようやくトマトを一つ母から食べさせてもらった。女の子は「まちんと(もうちょっと)」「まちんと」と言いながら亡くなる。その後、彼女は鳥になり、今でも「まちんと、まちんと」と鳴いて飛んでいるという。

   
ぼうさまになったからす

文・松谷みよ子 絵・司修
発行所:偕成社 2006年3月27刷

村にあれほどいたカラス。それが戦争で男たち出て行くと村からカラスが消えた。

   
MAURICE UTRILLO モーリス・ユトリロ

監修・執筆:ジャン・ファブリス
翻訳:平石昌子・濱田真由美(新潟県立近代美術館) 坂井功
発行:IS ART INC. (c)2010年

私生児として生まれたモーリス・ユトリロ。モデルであり画家であった母および少年時代からの飲酒が作用して壮絶な人生を生きる。絶え間ない入退院の間に行われる芸術活動、近づいては離れる友人や画商、変遷する環境。平穏もあったはずだが作品ごとに作者の気持ちと境遇を想わずにはいられない。

   
逝きし世の面影

著者:渡辺京二
発行:株式会社平凡社 2007年7月25日初版第14刷

江戸中期〜幕末を中心に外交・通商・医療などで相当な外国人が日本を訪れている。彼らは多くの日記や旅行記を残した。当書はそれらに記述された江戸時代の人々と生活や、町と自然の風景が克明に再現されている。
経済は豊かでなくとも貧困や悲惨の実態は見られず、人々はやさしく丁寧だった。大人はこよなく子どもを愛し、それぞれ楽しむことを忘れず、何事も創意工夫がされていた。女性は屈託なく、働く男たちの体は引き締まっていた。時代の要であろう武士は勤勉で、その幼い娘さえ威厳を備えていた。
地方の農漁村や港の風景はかって見たことがないほど美しく、それは人々の振る舞いとともにまるで「おとぎの国」そのものだった、という。
明治の日本まで見た外国人も多い。彼らは嵐のように進行する富国強兵と殖産振興を目の当たりにする。急速に出現した富裕と貧困、全体に喪失される美しい文明を一様に悲しみ、去りし世を心から惜しんでいる。
これらは私たちの先人でなく外国人が書き残したことである。明治を期して夢中で走り生まれ変わった社会と人。外からの観点にしても、私たちは何か忘れ物をしたのだろうか。
本書は2007年まで、およそ10年間で14刷の人気書。ある種パラダイムシフトが要請される今日の困難に再読したい一冊であろう。

   
独楽吟

編者:岡本信弘
発行:株式会社グラフ社 平成22年1月5日 第一版第一刷

曙覧(たちばなのあけみ)は正岡子規も憧憬したという江戸後期の歌人。覧の生活感あふれる52首の短歌はいずれも吸い込まれるように心に入る。

   
小さな町のスケッチ

著者:杉みき子 挿画:村山 陽
発行:株式会社上越タイムス社 2008年11月25日

上越市在住の児童文学作家、杉みき子さんと画家、村山陽さんによる本。「金谷山ものがたり」「くびき野ものがたり」に続く三部作完結編。杉さんの心温まるファンタジーと村山陽氏の澄んだ挿絵が響き合う。

   
しなの川

文:鶴見正夫
絵:黒井健
発行:PHP研究所 2003年5月26日第一版第二刷

甲武信ヶ岳に生まれた清流は下って千曲川となり、やがて信濃川で名をかえ、日本海にそそぐ。日本一長い川の源流から河口までの旅情物語。鳥となった少年は川の始まりから川に沿って旅をする。

   
SCIENCE CRAFT サイエンス クラフト

著者:田中 更士
出版:美術出版社 2009年12月

れは単なるクラフトではない、科学に裏付けされた[立体芸術]だろう。多面体づくりにとりつかれて20年余。いつの日か自力でドームハウスをつくりたいという夢を見続けて到達した芸術の世界。

   
ふしぎの国のアリス

原作:ルイス・キャロル 文:まど みちお 絵:司修
出版:(株)世界文化社 2001年5月20日

お姉さんと一緒にピクニックに出かけたアリスは退屈していた。現れた白うさぎに誘われるように穴に飛び込む。体が大きくなったり、小さくなったりして動物たちと出会い、不思議な事件に巻き込まれる。愛らしいアリスといっしょに夢の中を迷う物語。簡潔な文、チャーミングな挿絵。

   
DAVIT MALIN デビッドマリンがとらえて宇宙の神秘

著者:DAVID MALIN
発行所:(株)誠文堂新光社 2000年3月27日

デビット・マリンはアングロオーストラリア天文台の天体写真家。豊富で神秘的な写真は宇宙の計り知れ広がりと神秘的な造形を示して興味深い。

   
こらあじゅ COLLAGE

著者:司修
発行者:司修 昭和42年12月20日 限定170部の0002
印刷者:堀口太平
製本:並木製本

32枚の幻想的な版画集。限定170部、著者(発行者)と印刷者による気配りを尽くした私家本。作品の半数は中央公論社刊「日本の文学」中の挿絵であり、またそのことで石原慎太郎氏の多分のご好意によったものと、あと書きがある。巻頭には倉石隆の画集に寄せての一文。その末尾に"司修は、この不可思議な人間の意識の深奥に光を当て、ロマンチックな空間の中に、それを照らし出す画家であろう"とある。

   
2010 ART/X/TOYAMA in UOZU 第6回富山国際現代美術展(図録)

発行:富山国際現代美術展実行委員会

 

   
2009 CONTEMPORARY ART FESTIVAL NEBULA(図録)

発行:CAFネビュラ協会 2009年11月18日

 

   
ゴーギャン展 図録

発行:東京国立近代美術館/NHK/NHKプロモーション 2009年

フランスのポスト印象派の重要な画家ゴーギャン。当初は勤め人として、五人の子供に恵まれる日曜画家だった。
プロに身を投じた後、南仏アルルでゴッホと共同生活を行い、多くのエピソードを残す。次第に西洋文明に絶望すると楽園を求めてタヒチに渡る。二度にわたるタヒチ渡航、生活は困難をともなったが、大作『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』を残す。西洋芸術を深く問いなおした孤高の画家ゴーギャンは、没して初めて高い評価を得る。

   
少年民藝館

著者:外村吉之介
発行:用美社 1997年1月31日 改訂版第2刷発行

愛されて長く使われた品物は美しく、美しいものだけが伝わる。作品には力感とともに、柔らかさが共存しているように感じられる。

   
福縁随處の人びと

著者:濱谷浩
発行:(株)創樹社 1998年4月11日第1刷発行

百余人にわたる学問・芸術の要人を撮った写真集。最後を飾るのは市川信次、齋藤三郎氏たち上越の人物だ。昭和のある時期、人間の、個性のなんとも魅力的なことか。撮影者・濱谷氏の一期一会の心と確かな技に敬服させられる。写真は篠田桃紅氏のページ。

   
良寛入門 墨スペシャル第6号

発行:(株)芸術新聞社 1991年1月5日発行

濃密な人生の清淡な表現者良寛。営みは風雨に晒された杉板のようだ。

   
レオナルド・ダビンチ

著者:カルロ・ペドレッティほか 訳者:ラーン・大原三恵ほか
発行:(株)イースト・プレス 2006年4月25日発行

ダビンチは10代の仕事で師のヴェロッキオを驚愕させた。作品はいずれも年月を掛けて制作される。執拗な探求は天才共通の姿勢なのだろうか。

   
生きてることを楽しんで

著者:ターシャ・テューダー 訳者:食野雅子
発行所:メディアファクトリー 2007年2月9日第三刷発行

古い営みを守った人が、時代の最も先端で昇華したように感じられる。

   
没後50年 松本竣介

編集:練馬区美術館
発行:共同通信社 c1998年

自らのアトリエを戦場と呼び、重層手法を力に戦いを挑んだ画家。フラットな画面に定着させられた色彩は深く沈み、線は自在に対象をなぞる。彼の線は実際どのように鉛筆や筆を持って描かれたのだろう。短い生涯を思うと立派さへの畏怖を禁じ得ない。

   
Bora Bora

著者:増島実
発行:PARCO 2003年6月6日発行

名前からして楽園。ゴーギャンの島タヒチにも近い。諸島、リーフ、船と聞くだけで胸が高鳴る。ボラボラやタヒチはソシエテ諸島に入る。

   
アールデコ様式 朝香の宮がみたパリ

編集・発行:(財)東京歴史文化財団、東京都庭園美術館

建築、家具、ファッション、広告etc。20世紀初めの時期、世界の日常を席捲したアールデコ。しつこさの脱却は歴史の流れだったのか。上越市内ではデュオ・セレッソやセンチュリーイカヤ新館にアールデコ調のしつらえが見える。

   
黒田辰秋 木工芸の匠

著作権者・編集:東京国立近代美術館 日本経済新聞 c1983

黒田は昭和45年に木工芸の人間国宝となる。寸法を重んじた時代の工芸は綺麗の意味が深い。樹下美術館の展示作家・齋藤三郎は出征前に藤沢市鵠沼(くげぬま)で短期間黒田と一緒に仕事をしている。端たる作品の人気は衰えを知らない。

   
日本の美術館名品展

編集:東京都美術館・美術館連絡協議会
発行:美術館連絡協議会

今年7月、東京へ見に行った展覧会の図録です。東西の力作が大変見やすく編集・製本された充実の一冊です

   
虹の館

著者:堀口すみれ子
発行所:(株)かまくら春秋社 昭和62年3月27日発行

堀口大学ご一家はお母様のご縁で、戦前戦後のある時期を関川村(現妙高市)と高田市(現上越市)に住まわれた。本書で高田時代のことも懐かしげな写真と共に語られている。大学はじめご一家のことごとが文字通り優しい虹となって掛かっている。生き生きとした写真は濱谷浩氏の撮影。

   
没後80年記念 佐伯祐三展

編集・執筆:橋爪節也ほか
発行:産経新聞大阪本社 c2008

先日、当展覧会を新潟で見てきた。30才でパリで散った祐三。風景の中で歴史の長い存在は重く深く、短いものははかなげに描かれる。作品からは、急いで死を迎える画家の体温と切なさが伝わってくる。魂こめられた作品の前に立つ時、自分たちは何をしているのだろう、と自問を禁じ得ない。

   
世界の名画 1000の偉業

著者:ヴィクトリア・チャールズほか 訳者:小川彩子ほか
発行所:(株)二玄社 c2006

13世紀のヨーロッパ宗教画から20世紀のアンディ・ウォホールまで1000点の絵画が見られる本。絵画がキリスト教と王家から市民へと開かれていく800年の過程が一目で分かる。小ぶりで気楽で便利な本。

   
泥裏珠光 越後の陶齋

編著:齋藤筍堂 撮影:田淵暁
出版:毎日新聞社 1998年10月20日発行

陶芸家齋藤三郎(陶齋)は39才の昭和27年に會津八一から泥裏珠光(でいりしゅこう)の号を贈られた。本書に「泥の裏にまことの珠の光あり」と記され、号意は陶芸の神髄に迫る。美しい作品写真とゆかりの人々の追想は陶齋の手と心を浮揚させて止まない。

   
倉石隆展

編集:新潟市美術館・松沢寿重
出版:新潟市美術館 1995年9月14日発行

館長はこの図録一冊から倉石絵画を知ることとなり夢中になりました。一人の画家に人間の生と表現、そして時代があまねく凝縮されているかのような濃厚な印象を受けたからです。つらくなかったのか、という共感もありました。

   
富本憲吉のやきもの

著者:中之堂一信
出版:小学館 2003年8月20日発行

富本憲吉は齋藤三郎の二人目の師。1955年、陶芸の初代人間国宝。後に文化勲章。絵付けは発色良く、色絵模様は精緻に染付は闊達に描かれる傾向を感じる。時代を切り開いた抜群の探求とセンス。

   
近藤悠三展

著者:近藤悠三展実行委員会
出版:京都新聞社 1980年

悠三は富本憲吉に師事。また齋藤三郎(陶齋)の最初の師。作品は雄渾かつ品格にすぐれ、染付技法で1986年人間国宝に認定されました。
当美術館の今月のゆかりコーナーで2点の作品と自筆カットなどを3月1日〜5月31日まで展示しています。

   
ブラッサイ 我が生涯の芸術家たち

著者:Brassai 岩佐鉄男訳
出版:リブロポート 1987年12月24日発行

ルオー、ジャコメッティ、コルビュジェ、ボナール マティス、ブラック、ピカソ、レジェ、マイヨールetc、ブラッサイは19世紀前半の輝かしい大御所たちの生活に驚くほど密着しました。芸術家と言えども風貌から思想、生活振りまで大変多様で興味深い。

   
アンティークカップ&ソーサー

著者:和田泰志
出版:講談社 2006年6月22発行

18〜20世紀前期までのカップ&ソーサーが美しい写真で紹介されている。個人的にはシェリーなどのアールデコが特に好きですが、皆さんは如何でしょうか。

   
麻生三郎 全油彩

編者:麻生マユ
発行:中央公論美術出版 2007年8月30日発行

重層化されたマチエールと色。自己と時代環境の苛烈な相克を見る思いです。

   
森芳雄画集

著者:森芳郎
発行所:日本経済新聞社 昭和49年5月8日発行

樹下美術館展示画家・倉石隆らが参加した主体美術協会の中心的存在。武蔵野美術大学教授を歴任。カフェのもう一冊の画集作家・麻生氏もそうですが戦禍を通過した画家たちの魂は独特に感じられます。

   
the audrey hepburn treasures オードリー・ヘップバーン・トレジャーズ

著者:エレン・アーウィン、ジェシカ・Z・ダイヤモンド
出版:(株)講談社 2006年9月25日発行

「私の人生はおとぎ話をはるかに上回っていた」、オードリーの言葉です。
本には写真と共に彼女の自筆スケッチ、身分証明書、劇場チケット、共演者からの手紙、オスカーの受領書まで資料コピーが沢山のポケットに入っています。

   
Beautiful Wemen in Kyoto:ほんやら洞・八文字屋の美女たち

著者:甲斐扶佐義
発行所:(株)冬青社 2006年6月15日発行

写っている美女たちに少なくとも一つの共通点がみれるようです。

   
ターシャの庭づくり

著者:ターシャ・テューダー 訳者:食野雅子
発行所:(株)メディアファクトリー 2007年3月16日発行

手入れのいい自然(庭)と文化(こまやかな感覚)。両者は場所における品格の要点ではないでしょうか。ターシャには元気でいて欲しい。

   
Patterns in Design,Art and Archtecture

Editors:Meike Behm,Ralf Wolheim
Production:Medien Profis GmbH Leipzig

アートと建築にみられるパターン模様。美しい表紙、楽しいページ。

   
東京ディズニーシー

著者:小林伸一郎
発行所:講談社 2006年9月21日発行

 

   
没後20年 香月泰男展

発行所:日本経済新聞社 1994年11月発行

どうのように紹介したらいいか言葉が見あたらない。彼に夢中になった母が最近絵を描き始めた

   
女たちの20世紀・100人

編者:ジョジョ企画
発行所:集英社 2000年6月12日 第3刷

驚くほど明確な女性たちの言葉が素晴らしい

   
Andrew Wyeth:Memory&Magic

発行所:(c)2005 by the High Museum of Atlanta

晒された風土。作中の人々は心の中でだけ叫び、風だけが答えている

   
俊ェ

文:松谷みよ子
絵:司修
発行所:ポプラ社 2006年6月発行

倉石隆の同志の一人、絵画と物語の多彩な人・司修氏の挿画。俊ェが夢の中で語られているような

   
LACKOVIC

イワン・ラツコビッチ画集

クロアチアの画家イワン・ラツコビッチ氏の画集。線によるイラスト風の絵は素朴画といわれています。のどかな田舎の生活描写に厳しい哲学が込められています。

   
九谷浪漫 華麗なる 吉田屋展

朝日新聞発行  2005年

2005年12月から2006年7月まで全国5会場を巡回した再興九谷の展覧会図録。他に比類無き美的特質に胸たかまり圧倒されます。

   
小さな町のスケッチ

著者:杉みき子
挿画:村山陽
発行所:上越タイムス 2008年11月25日発行

画家村山陽氏が描いた63枚の丁寧な絵画。それぞれに杉みき子氏が物語の筆を執られた。全編に瑞々しい詩情が香り立つ。

   
眼の力 夢の美術館

著者:戸田鍾之助 戸田博
発行所:(株)小学館 2007年12月10日発行

お茶碗、茶しゃく、花入れ、掛け軸、香合、、、。すべてが眼前にあるがごとき魅力的な写真と著者の思いが伝わる。

   
青いナムジル

文:寮美千子
画:篠崎正喜
発行:パロル社 2002年11月1日発行

愛しい人へと導いた愛馬が息絶え、馬頭琴に生まれ変わった。
モンゴルに伝わるスーホーの白い馬の物語。
前回の篠崎正喜氏挿画「父は空 母は大地」は完売しました。

   
Pure SEA GLASS

著者:Richard LaMotte リチャード・ラモッテ
出版:Chesapeake Seaglass Pub  2005年

海の壮大な作用で浄化されたガラス片。なんと穏やかで美しいのだろう。

   
ブラッサイ 優しいパリ

文:パドリック・モディアーノ
訳:窪田般彌
発行:リブロポート 1991年12月6日発行

1930年代のパリの写真集。当時の人々の個性と体温が伝わる。
決して明るい時代ではないのに、人々がくっきりして写っている。

   
デザイナーズ・チェア・コレクションズ

著:大廣保行
発行:鹿島出版会 2005年9月30日第一刷発行

座る人を待っている椅子の姿は見るだけでも楽しい。世界142人のデザイナーによる320の椅子が紹介されている。

   
ナイーフ3人展 原田泰治とユーゴの仲間たち 図録

編集・発行:朝日新聞東京本社企画第一部 1987年発行

当館カフェに画集があるイワン・ラツコビッチ氏も参加している。
氏の絵の人々は自然格とでもいうような存在で、祈ったり農作業をしてはしみじみと現れ出る。ガラス絵の赤々とした空や冷えた大気がとても印象的。