1メートルの津波警報はもっと丁寧に伝えても良かったのではなかったか。

2019年6月29日(土曜日)

過日マグニチュード6,7の山形沖地震が発生し、新潟・山形県境を中心に被害があった。
この時、直ちに津波警報が出され、200キロ離れた当地でも一部で混乱があったようだ。
揺れは恐ろしいが、東北の震災以来津波の甚大な災害規模は特別なものとして記憶に残っている。
現にこのたび親族からすぐ避難してと、電話も掛かった。

テレビ画面は地震速報とほぼ同時に高さ1メートルの津波警報で出て、以後ずっと続いた。
1メートルとはいえ、恐ろしい津波の威力が実験映像で流されもした。
「海岸に近づくな、注意して」のアナウンスも繰り返された。

ところでこのたび、当地の一部でパニックといえるほど逼迫した混乱が、独居老人でみられたという。
老人にとって「1メートルの津波警報」というと、自分の所にもそのレベルの津波が来る、と受け取るフシがあったようだ。
それだけの海水が押し寄せれば、机、椅子、ベッドはおろか、家まで流され、命の危険さえよぎろう。
パニックに陥った老人が福祉関係者に電話し、すぐに避難先を探して、と繰り返し訴えたのは理解出来る。
実際に何が起こり、どう変化するか、災害の予測は難しく、軽々に大丈夫と断言できない側面もある。
それで必死の連絡を受けた福祉担当者は、平静を失った老人に対して難しい対応に長時間苦労したらしい。

この度の津波警報は、煽るだけ煽った印象を受けたと、その方は仰った。
万一を想定するのは行政の宿命、と理解はできるが、、、とも仰る。
しかし同じ万一でも、津波の知らせにパニックに陥った老人が発作を起こしたり、転倒受傷するなど、副次的なアクシデントを生じかねないのも事実である。

東北大震災以後、度々地震が起きているが、多くの例で津波の心配はないと伝えられた。
だがこのたびは直ちに津波警報が出され、明らかに異常事態であり緊張が走った。
津波(実際はずっと小規模だった模様)警報のアナウンスには、何らかの効果はあったにしても、パニックレベルの過剰な反応を生んだのも事実である。
このようなことから「1メートルの津波」の報じ方は思わぬ混乱に配慮し、現実的かつより丁寧な知らせ方の工夫が求められるべきではないか、と思った。
如何だろうか。

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