花鳥・庭・生き物
スズメの旅立ち ナニワイバラの満開 何気ないあの店
今朝はスズメが居たサカキのすき間は空っぽ。足を痛めていたヒナは自由に飛べるようになったのだろう。
彼が過ごした暗くて湿った小さな空間は、一瞬にして未知で壮大で自由な世界へとひらけたにちがいない。
動物は一気に変わる側面を見せる。もたもたしていたと思うとパッと飛び立つ。
それにしても辺りは急に静かになった。雀たちは二番子の抱卵を始めたのだろうか。 巣立ったヒナはまとまってどこかにいるはず、どこだろう。
この花は8年ほど前、新潟市の何気ない園芸屋さんで求めた。
妻がバラに目覚めた第1号の花
ご主人がこよなく花を愛され、どの鉢もポテンシャルが感じられた。
当時二つ三つ花を付けて、背丈は50センチほどだった。
古く何気ないあの店。
大騒ぎもなく、いいご主人の店だった。
頑張れサバイバルするヒナ
昨日5月21日(土)のスズメのことは日にちをまたいで夜遅く書いた。一夜開けて今日も見に行った。足どりがしゃんとして動きが素早くなっていた。猫の襲撃も受けず一晩休息できたのだろう。朝早くからちゃんと給餌も受けたにちがいない。
間もなく親が現れた。ヒナの目の前で地面のものをついばむ動作を繰り返した。親が去った後のヒナは同じようにさかんにあちこちの地面をついばむ。地面には発酵させた私たちの食事の残りがあるらしい。
足は大丈夫らしい、さわやかな感じも
親鳥(手前)が来て餌取りの手本を見せている様子
しばらく経って親がもう一羽のヒナを連れて現れた。ヒナは大きく色つやも良い。昨日コナラから飛び立った個体だと考えられる。順調ならばこのようにして育つところを、足のせいか一羽は遅れた。
残されていたヒナは探餌の学習を続け、諦めずに親鳥は給餌を続けていた。それにしてもヒナはよく鳴く。数えてみると一分間に54回鳴いた。親を呼ぶのは必要だが、大きなさえずりは猫や敵に居場所を教えることにもなる。
およそ生き物の成長は危機と背中合わせだ。昨日から見ているヒナは彼独自の忍耐やサバイバルテクニックを持って、この先を生きることが期待される。
自立した鳥は自分が過ごした思い出の場所など覚えてはいまい。私に早くも少々のセンチ。早い親たちは間もなく二回目の産卵を迎えることだろう。
スズメの巣立ち
昨日から診療所の小さな裏庭に二羽の雀のヒナが育っていました。場所は小ぶりなコナラをサカキの茂みが囲む小さな隙間です。親鳥が現れては給餌をしていました。
今日も居ましたので、窓をすこし開けて診察の合間に写真を撮りました。
一羽が親に導かれるようにコナラを上に進み飛び立って行きました。残ったヒナはやや元気がありません。ようやく枝に出ましたが、カメラのモニターをみると右足が痛んでいるように見えました。
右のヒナの右足が痛んでいる? もっと上に行こう 毛繕い |
枝に出てもウトウト よっこらしょ 枝をついばんでみる |
戻っていました。
仕事が終わって見てみますと元の茂みに戻っていました。
ご承知のように、鳥たち(動物たち)はケガや衰弱などでつらくとも表情にだしません。残ったヒナは一見のんびりしている風に見えなくもありませんが、負傷していると思いました。
相当昔の事になりますが、何度か弱って地面に佇むスズメのヒナを育てました。胸の皮膚が裂けていたり、発毛が不十分だったり、巣からの落下などでした。
多くの場合親鳥は衰弱して佇むヒナにも餌を与えようとしますが、猫やカラスも狙っているはずです。
当時の数年間に4,5羽を育てる機会がありました。保健所への届けはしませんでした。最初の一羽は明らかに私の失敗でした。水のかわりに生理食塩水を与えたのが大間違い。小鳥の腎臓は塩分に弱いことを後で知って、とても後悔しました。
ヒナは最初のうち口を開けませんので、クチバシの端に真水を滲ませます。繰り返しますと次第に口を開けるようになりますので→ミルク→小鳥の練り餌へと変えます。給餌は針を取った注射器で行いました。
食べ盛りですから、数時間もすると大いにさえずって餌をねだるようになります。たいてい二三日で容器にしつらえた餌を自らつつくようになります。ぴょんぴよん跳ねる移動から羽ばたきをするようになりますので、大きめの部屋に飛ばして見よう見まねの飛翔訓練もしました。楽しい部屋の飼育はフンの処置も楽しまなければなりません。
10日前後を見計らって放鳥を試みますと、一旦外へ羽ばたきますが、すぐに部屋に舞い戻ります。諦めずにこれを繰り返しますと次第に外の時間が長くなり、開け放した部屋へ出入りをして食餌や休息をするようになります。この後およそ一週間ほどで、朝出て夕方に戻るような生活を続けて、間もなく帰ってこなくなります。それを一応自立としました。
部屋での水浴びや砂浴び。中には早朝、寝ている私をつついて起こし、外へ出すことを催促するヒナもいました。
帰らないヒナは群れに入ったと納得するようにしていましたが、育てたヒナがその中に居ることを確認出来たことがありました。
本で知り、弱いヒナを鳥かごに入れて軒にかけて、親鳥の給餌に任せる方法も試みました。確かに親鳥が給餌に現れましたが、救えませんでした。軽症の場合はうまくいくこともあるようです。
飼育が成功したヒナの可愛さは言葉にできないものがあります。一方救えなかったヒナは本当に可哀想でした。
季節は進み白い花 作業員の健康を守って
めっきり減った鯉のぼり 現代の子どもに合わない? ひなげし
3連休最後は子どもの日。いつ頃からか鯉のぼりをあまり見なくなった。
今年などはあたりで全く目にしない。良い時期の晴々とした習慣だったのになぜだろう?子どもの数が減ったのは分かるが、、、。もしかしたら出し入れが面倒、武者やカブトの内飾りがメインになった、などで省略されるようになったのか。
あるいは時代の影響、特に子どもたちのライフスタイルの変化がそうさせているのだろうか。そもそもゲームをする、勉強をする、テレビを見る、中には携帯も入ろう。さらにパソコンまで入れると子どもたち(大人も?)は昔より上を、空をを見上げる事が極端に減っていることが考えられる
節句の青空に高々と舞う鯉のぼりVS子どもたちの内向き下向きの日常。残念ながら両者のイメージは容易に結びつかない。イメージが来ないものは止めていく。少々もの悲しく残念だが、思い過ごしだろうか。
かといって使い古した鯉のぼりを川などにびっしり吊すのは、窮屈かつ重たくて、少々野の風情を損ねているように見える。
昨日大潟水と森公園で見た鯉のぼりは晴れやかで新鮮だった。今後は園や学校、あるいは公園などで上げるのがいいのかもしれない。少ないだけいっそう美しかろう。
以前から植えたいと考えていたヒナゲシ。今年は種を買って蒔いた。
あまりに細かいので砂に混ぜてまく。
蒔いて二週間、なにやら芽らしいものが出てきた。
雑草でなければいいのだが、、、。
デッキから見える高速道路は大変賑やかだった。
水が入った水田のさわやかなこと。
本日お一人でお見えになった女性はこのデッキをとても気に入ったと仰いました。
お陰様で連休中の樹下美術館は普段より忙しくしていました。
細く切り取られる四季
今日の祝日、さわやかな午後でした。展示が馴染み、庭は活発になろうとしています。
樹下美術館は設計者大橋秀三氏によって外光もデザインされています。陶芸ホール正面はスリットが枠状に切られていて、季節の一こまが垣間見られます。今日午後は以下の状景が見られました。
左のスリットから椿と春の水田 |
![]() 右からは山桜が。 |
実生のクリスマスローズ
2008年秋、花好きの弟がクリスマスローズの種を蒔いてくれた。プランターで育ったちびちゃんたちは2009年秋には下の写真のように成長した。
2010年春、樹下美術館の庭に移植した株は芽だけで一年間過ごした。
そして今春、厳しい冬を越えて発芽するとしっかり二輪を付けて開花、えらいなー。
それぞれ庭で花開いた3年目の株。
実生の株は力強さを感じさせる、ありがとう、がんばってね。
御礼 拙画展の終了 水仙
ご報告が遅くなりましたが、2月18日からの拙画展が一昨日3月30日に終了いたしました。
主催いただいた新潟市・知足美術館様の知らせでは697名のご入場者ということ。皆様には大変お世話になりました。心から御礼申し上げます。
夕方の冷気とともに自分たちの香りも下りてきてみな満足そうでした。
日暮れても素顔の気品水仙花
可哀想だったハクチョウ
二昨日、水田で衰弱していたハクチョウに出会って役所に保護して頂いた。今朝の上越タイムス頸北版にその鳥の死が知らされていた。
新発田市の保護センターまで運ばれたそうだが、およそ一日後の残念な結果だった。鳥インフルエンザは陰性ということだった。
空を飛ぶべき鳥が歩くことも出来ない、白鳥の無念さは如何ばかりだったか。
一昨日の写真を高田の蓮に入れて旅立ちの幸いを祈った。
ハクチョウの保護
昨日ハクチョウのことを、のんびりしているなどと書いたばかりで。
本日午後、上越市大潟区潟田へ往診に行った。山鵜島(やまうのしま)付近のすぐ道路脇の水田にハクチョウが一羽じっとしていた。帰りも同じ様子、素人目にも弱っていることが分かる。
佇んでいた場所のすぐ向こうにカラスが二羽そしらぬ顔して伺っていた。彼らは弱っている動物に敏感で、それとわかる個体をねらってつかず離れず監視する。かって足を引きづりながら歩いては止まるキジを見た。そのやや後方を二羽のカラスが挟むようについて歩き、キジが止まればカラスもとまった。
ハクチョウは移動を試みたがすぐにうずくまる。数百メートル離れた池に群れがいるのに、彼らから遠ざかるように歩こうとする。
鳥に詳しい患者さんに電話をすると、区の事務所に連絡するのがいいと教えられた。大潟区事務所に電話をして、診察の途切れを待って見に行った。区の担当者がすでに来ていて間もなく保健所からも二人到着した。両役所の連携はスムースで、保護も穏当に行われた。
田はぬかるんでいる、ここにしてと、言うように係員の前を横切るハクチョウ
覚悟がうかがわれ、優しい色のネットが掛かる。少し胸がつまった。
頭上をねぐらへ帰る仲間が飛んでいく
飢えやケガなどのほかに鳥インフルエンザも心配される。周辺では今冬すでに3回、ハクチョウの救出活動があったと聞いた。1月の猛烈な降雪、湖沼の凍結、鳥にも厳しい冬だったのだろう。
保護されたハクチョウはひどく衰弱しているように見えた。早く暖め、原因が突き止められ、回復に向かうことを祈った。
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