花鳥・庭・生き物
毎年ながらクリスマスローズから
美術館隣接の庭で花が咲きはじめました。何度も襲われたドカ雪と三月から続く寒さで開花が遅くれました。ここにきてようやく花の季節が始まったようです。
イチゲがそろそろ終わり、大小のクリスマスローズが盛りで、白いブラシのようなヒトリシズカが数カ所で咲き始めました。明日は可愛らしい芽を載せようと思います。もう少しお天気が良くなりますように。
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| 見頃が続く地植えのクリスマスローズ60株。 | にぎやかなヒトリシズカ |
花鳥の時節
雨がちの一日だったが、春が根付いてきた感じになった。知り合いが席を持つということで妻は高田の花見会場の茶会へ行ってきた。
茶席に大勢外人さんが混じったという。観光バスで乗りつけるらしい。報道などを見ると近年ますます花見客が増えているようだ。「百万人、、、」のコピーも効いているように思われる。
「百万人観桜会」は奥ゆかしい上越にしては思い切った謳い文句だ。名付けばかりが先行して結果につながらないことが多い中で、希有な例ではないだろうか。だれが考えた文句だろう。
今日の仕事場の桜と椿です。この写真に花の密を吸う鳥が写っています、お分かりでしょうか。

以前に書いたヒヨドリだと思われます。このようにホバリングをして蜜を吸う動作はカラスやハトには出来ないことでしょう。メジロは出来るようですがスズメはどうでしょう。非常にエネルギーの要る飛翔法だそうです。餌づけの人慣れといい、体が大きいのに案外器用で驚かされます。
雨の日、ご来館いただいた皆様に感謝申し上げます。ちょうどお見えになったナイスブロガーのきむぶーさん、お世話になっているはるみさんご一行様、有り難うございました。
弥生は冬のお尻拭き
”さくらさくら 弥生の空は 見渡すかぎり 霞か雲か 匂いぞいづる いざやいざや 見に行かん”
歌の通りなら弥生三月は花咲く夢のような季節が期待できる。しかし残念ながら雪国ではそうは行かない。
この月、雪消えの里はいやが上にも汚れと傷みが目立つ。散乱するビニール片や発泡スチロール、黒々と固まった朽ち葉とうなだれた枯れ草、折れた枝が散乱し畑に傷んだ野菜、汚れた残雪の見え隠もあり、裏手のものが片付かない。みな雪が残した事象だ。
比べるまでもなく一見して冬の雪景色の方がはるかに清潔で情緒にまさる。ところが美しかった雪は手品のようにぱっとは消えてくれない。処々に汚れと傷みを残しながら沈むように消える。
それで三月は後片付けと修繕の月になる。弥生は冬のお尻拭き、、、。いつの頃からかそう思うようになった。
樹下美術館の外回りはもうすっかり片付いている。今日午後は暖かさに誘われて初めて庭いじりをした。雪と荒天でひと月おくれの感じがする。キンモクセイの苗木を三株植えて椿の若木を移植し、都忘れを6株株分けした。水を遣ったあと暗くなるまで草取り。つまんだり握ったり、初めの頃の庭いじりは深爪が痛む。遅くなって予報通りに荒れ模様となった。せっかく連休だというのに。
今日のクリスマスローズ。庭で無事に越冬した60株はこれからの楽しみ。
いじめっ子で人なつこいヒヨドリ
何度かドカ雪に見舞われた冬。大雪の最中に庭にパンくずなどをまくとスズメが沢山集まった。
間もなく一羽のヒヨドリが加わったが、あっという間に彼(彼女かも)はスズメたちを追っ払って場所を占領した。その後ミカンなどをやるうちに鳴いて餌を催促するようになった。大変地味だがヒヨドリはよく見ると渋くていい味といえなくもない。
餌を与えて何日か後、カーテンを開けただけで遠くから近くの枝へ来るようになった。試しに窓際の手すりに餌を置いたら用心深く寄ってきて素早く取った。しばらく好天が続いた時は何処かへ行ったが、最近の悪天候でまた戻って来た。
ヒヨドリは庭木に巣を作ったり家のまわりでキーと鳴くなど、身近な鳥だ。一方でスズメにひどく乱暴なのに、案外簡単に人慣れするのには驚いた。きびしい冬でお腹が空いていたのだろうか。
間もなく鳥も結婚の季節。これから餌が増えるだろうから人手を中止しようと思う。止めたらキーキーと鳴くだろうな。
目の前でバナナ取った今朝のヒヨドリ。
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| スズメを追うヒヨドリ:大雪の頃 | しつこく威嚇:大雪のころ |
先駆ける花の心意気
4月1日から替わる展示の支度に高田の大島画廊へ出掛けた。課題だった倉石隆の挿絵原画およそ35点のフレームが決まってほっとした。冷たい雨の一日、美術館の近くでひっそりと花が咲いていた。
よくみると桜らしい。カンザクラと言うのだろうか。素性はともかく季節を先駆ける心意気がいじらしかった。
急がずにせめて彼岸を待つものを いま咲く花の心如何なる sousi
準備
4,5日も続いた好天。大雪を嘆いた冬も、過ぎてみればあっという間だった(もう降らないと仮定して,,,)。
午後は本業の休み日。3月1日の開館準備に美術館へ。駐車場に雪は無くなったが庭やカフェの窓辺にはまだ相当な雪だ。
買い物に出ると近くの頸城区榎の井付近の水田で沢山の白鳥が食餌をしていた。コウコウと鳴きクチャクチャと旺盛な食餌の音が聞こえた。
きびしい冬をどう過ごしたのだろうか、野性を間近にすると力づけられる。
今日の日長、間もなく開館
雪雲のひらけて今日の日長かな sousi
晴れ上がった日曜日、気温が上がっているので雪は溶けてきた。樹下美術館の駐車場はスタッフによってあらかた除雪された。今年の開館まであと10日、どうか雪はあわ雪程度にしてください。
頸城野の雪解けの田んぼで白鳥が食餌していた。何かの根を食べているようで、さかんに泥の中をあさる。
そして樹下美術館の南側の土手にはふきのとう。日が長くなって春に手が届いてきた。
農道の脇で白鳥の飛来にあわてるからす |
美術館南の土手と小さな流れ |
椿の蕾のボタニカルアートを終了にしました。
B4muse S 1mm厚ケント紙を半分にカットしたボードに描きました(B5サイズ)。
1月25日から描き始めた椿の蕾を完成としました。まだ手を加えたいところもありましたが収拾が付かなくなりそうなので終了というわけです。恥ずかしながら同業の会報3月号表紙になります。
分量の少ない絵でしたが、雨雪を貫こうとする蕾の形状に植物の洗練を感じました。
昨年は白花デンドロビュウムでした。白い花は引き立ちますが、描くとなると大変でした。白花には容易に描かせまいとする気高さのようなものがあるように感じられました。
椿の蕾は額装して樹下美術館のトイレに架ける予定です。
春待ち椿
気温上昇と雨で中旬に降った雪は大方融けた。今日はみぞれ混じりの日。傷みながら椿が咲き、多くの蕾が開花を待っている。
みぞれの後の椿
恥ずかしながら先日の椿の絵が進んだ。分量が少ないせいかやや楽に感じた。いい加減なのかなあ。
その後の椿のボタニカルアート
描いていると、この花を愛した陶齋(齋藤三郎)の気持ちがよぎる。これから陰影・葉脈・汚れ落としなど細部を失敗しながら進んでみます。蕾が少々大き過ぎますが、葉が小さい椿ということで許して頂ければ。
雪止んで鳥、そして猫
雪降り続いた数日間は鳥の姿が途絶えていた。今日は晴れて、部屋から鳥たちが見えた。特に可愛いメジロがカメラに写って嬉しかった。現れた野良ちゃんも雪原の野性を思い出している様子だった。
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鳥の動く姿は愛らしく、佇む姿は高尚に見える。明日はせっかくの日曜日。半日でもお天気が持ってくれますように。
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