花鳥・庭・生き物
新潟県立大潟水と森公園にリス
朝から特別に良いお天気に恵まれた。それで昼休みに近くの新潟県立大潟水と森公園へ行った。そこで嬉しい発見と撮影ができた。リスとの出会いだ。
あるゾーンに入ってすぐのこと、リスが地上からするすると木登りをする所を目にした。カメラを向けると高い所で隣の杉に移ったところだった。
枝かげになったがモニターに写っていた。目新しいことではないかも知れないと思いつつ、管理棟でパークレンジャーにお会いした。春にもお会いした彼はとても熱心なレンジャーだ。モニターを見て、驚いた様子でコピーをさせて欲しいと仰った。以前から入場者による目撃や松ぼっくりの食べ跡などからリスの生息が考えられていたという。しかし自分では見たことはなく、写真も初めてということだった。コピーはすぐに終わった。
ニホンリスであれば九州中国ではほぼ絶滅したといわれている。本州でも貴重な存在になりつつあるようだ。そもそも自然では一定の閉鎖した森林環境でしか生息しないらしい。建造物や芝生中心の「いわゆる公園」での野外生育はいずれも失敗に終わったという。
今日見たリスは今後、当公園の環境指標の一つになるだろう。リスがずっと無事で、公園が魚類・植物・鳥類だけでなく、小動物の生息でも豊かな場所であることを祈った。
ところで公園の一部である朝日池は、貴重なハクガンを始め多くの鳥たちの飛来地だ。今日も遠くは名古屋、京都、長野などからの車が並んでいた。彼らが構えるカメラが巨大で並大抵のものではないことに驚いた。
落ち葉と風の加減
閉館前の誰も居なくなった美術館でお茶を飲んだ。目の前の芝生一面にモミジが散っていた。落ち葉の元は北側にある高さわずか2メートル半くらいの株立ちの木だ。
それにしてもこんなにうまく平均して散っているのは珍しい。芝生は南向きに傾斜しているので、今頃は大抵南の風下に吹き溜まる。
それが今日は、あたかも手で置いて行ったように全体に散らばっている。赤みを帯びた芝生と、風の加減に感心しながら熱いお茶を飲んだ。今年の秋もあとわずか、名残を惜しんで一息ついた。
ブラッシングノックアウト フロリバンダ
この時期にしては珍しいほど良いお天気が続いている。しかし冬至が近づいているので、昼でも日差しは夕方のようだ。
短い陽の中で、仕事場の庭にバラが咲いていた。淡く薄い花びらの主は「ブラッシングノックアウト フ ロリバンダ」。長い名前のバラは、2000年にフランスで確立された品種だという。病虫害をノックアウトする大変強いバラなので、そのことも名前に加わっているらしい。
大丈夫かなと思うほどはかなげだが、芯が強いからこんな時期でも咲いていられるのだと思った。年末に向かいはじめたこの頃、目に優しい姿かたちだった。
押し縁(おしぶち)の下見板
上越市大潟区内の朝日池付近。民家の押し縁(おしぶち)の下見板が強い時雨で黒々と濡れていた。家影から灯りを点すようにサザンカが見えて、今時分の風情でした。
遠くの妙高山は裾まで雪を被り、今日一日はすっかり初冬の気配でした。
しゃんとした押し縁の板壁
白秋の庭
急速に日が短くなり、午後の陽は瞬く間に傾く。秋晴れの木漏れ陽のなか、樹下美術館の庭で白菊(竜脳菊)と野紺菊が盛りを迎えていた。見え隠れするリンドウもしゃんとした色を見せていた。
白菊は昨年、叔母が富士の庭から送ってくれた。それがとても増えて今年は、文字通り白秋の庭の趣となった。
そして古来のリンドウ。島倉千代子の歌に「りんどう峠」がある。「りんりんりんどう
シオン(紫苑)
仕事場の裏庭にシオン(紫苑)が沢山咲いている。背が高く、ゆうに2メートルに届くのもある。シオンは最も背が高い草花の一つではないだろうか。もしかしたらセイタカアワダチソウよりも。
シオンは沢山花を付けるのにどこか寂しげに見える。それでもわずかな風にゆっくりと揺れる様は、それはそれで秋の風情だ。
背高の紫苑が刻む秋の時 大き時計の振り子にも似て sousi
猫ちゃんの木登りデート
昼食直後、猫ちゃんたちの木登りを見ました。木は手前の土手から生えているので結構高いのです。
|
![]() |
| クロ君が木に登ったので | 私も登りました。 |
|
|
|
|
![]() |
| やっと降りてきて会えました。 | それからお散歩をして |
|
![]() |
| 帰り道、私はさっと降りましたが |
クロ君は少し手間取っていました。 |
私たちが登った木はねむ(合歓)の木です。
いい名前だなー。
館長の絵:アケビのボタニカルアート
私がボタニカルアート(植物画)を描き始めたのは1997年の春からです。教則本には簡単に描けるように書いてありましたが、とても苦労をしました。たった一枚の葉を描くのに画面上で泥(絵の具)と水のせめぎ合いが延々と続いたのです。
アケビは1997年秋の作品です。描くためには絵の具を塗るだけでなく、ぬぐうことも重要だと分かり始めたころの絵です。
根気の要る作業ゆえ、今では一年に一枚可能かどうか。また目も悪くなり、当時の細い線はもうダメかもしれません。しかしこの季節、アケビやザクロを見るとああ、描きたいと思います。
アケビ(32×41㎝)
後に厚いケント紙に描くようになりましたが、当時は画用紙に描いていました。全体の黄ばみは日焼けと汗によるものです。
明日から「白花デンドロビューム」に替えて樹下美術館トイレの鏡わきに架けさせて頂きます。
浜千鳥
今日、木曜の午後は休診日。思い出したように母を連れて美術館へ。もっと頻繁にと思うが、中々出来ない。
行き帰りはいつものように昔話になる。小さいころ事故で父を亡くした母喜代。父を失ったある日、喜代は母と並んで縁側に腰を下ろしたという。母は足をぶらぶらさせながら、「なあキヨ、明日からどうしたらいいかね」、とつぶやいたそうな。
一回りして美術館のカフェに座り、帰りはお気に入りのフルーツケーキを土産にもらった。
色々と指が曲がっている親の手。
帰って間もなくお年寄りの看取りがあった。このところ夜中も通っていた95才の小柄なおばあちゃん。遠くからお孫さんやひ孫さんたちも来て、熱心な介護だった。看取りで若い人たちや子どもさんは目を泣きはらした。温かな家庭の印象を受けた。
およそ若い人達(小さなお子も)は人一倍身内の死を悲しむ。言われるドライさとは全く違うと思っている。
夕刻、また海へ行った。ある場所へ来るとチチ、チチ、とよく千鳥の鳴き声がする。今日は沢山いて、私が歩く先を盛んに走った。

群れの中の二羽。
♪ 青い月夜の 浜辺には 親を探して 鳴く鳥が
波の国から 生まれでる 濡れたつばさの 銀の色
「浜千鳥」
作詞 鹿島鳴秋(1891-1954)
作曲 弘田龍太郎(1892-1952)
飛び立つ千鳥。
私は浜千鳥の曲が好きで、美術館のカフェでもカーメン・キャバレロのピアノで浜千鳥が時々聞こえるようにしています。
新潟県立大潟水と森公園
梅雨開けと知らされてもお天気は今いち。夏のエンジンが掛からず、入道雲はいつ立つのでしょう。ひとまず近くにある今日の新潟県立大潟水と森公園です。

メイン駐車場。特殊な仕掛けで、ほどよく草が生えています。

広大な敷地に数カ所あるあずま屋。

コシアキトンボ。名前の由来は腰が白く空いているように見えるということです。他のトンボとのバトルに忙しい性格のようですが、ひと休みをしていました。
モノクロームでおしゃれな外観。

この場所へ立つと、よく白サギが横切ります。
※当公園のホスピタリティーは高く、虫・蜂・蛇毒に対するポイズンリムーバー、熱中症への冷却水、さらにAEDも配備されているようです。下の写真は多様な路面に対応できる車いす(公園ホームページから)。

- 仏像、社寺、二十三夜塔、庚申塔
- 樹下だより
- 齋藤三郎(陶齋)
- 倉石隆
- 小山作之助・夏は来ぬ
- 高齢者、昔話
- 医療・保健・福祉・新型コロナウイルス
- 花鳥・庭・生き物
- 空・海・気象
- 頸城野点景
- ほくほく線電車&乗り物
- 社会・政治・環境
- 明け暮れ 我が家 お出かけ
- 文化・美術・音楽・本・映画・スポーツ・テレビ
- 食・飲・茶・器
- 拙(歌、句、文)
- こども
- 館長の作品。
- 出たり消えたり手品のような毛糸(ニット)のチョッキ(ベスト) 樹下美術館のモミジ。
- 楽しかった週末 カーヴ・ド・ランパール 国立西洋美術館。
- 再び柿崎海岸を歩く 海の曲三つ。
- MLB,準優勝は無いが分配金 昨日の悪天
- 心臓によくなかったワールドシリーズ決勝戦 不思議な山本投手。
- 再三の美技、ベテランの守備 果物を描いてみたい。
- 晴天の柿崎海岸 新柿線のコハクチョウと親子散歩 いよいよ「神様山本様」と「運」のドジャース。
- 18回に及ぶワールドシリーズ 観客のストレッチタイム 両球団の呼称。
- 今季初めて見た白鳥の群 雀も沢山いた。
- 本日の良寛さん講演会 本日ワールドシリーズ第一戦。
- 菓子工房「キャラメル」さんとのコラボ 庭のホトトギスとリンドウ 吟醸酒「雪の五合庵」
- 長生きのお陰色々。
- ポストシーズンが後半戦 大谷選手のもの凄い活躍。
- 富山市から同窓の後輩 美術館の秋の庭 ドジャースの頑張り 日本人ファーストと言うけれど。
- 11日の茶会の掛け軸「秋夜弄月」の現象に知覚と意識? 米山水源カントリークラブで大潟ゴルフ同好会のコンペ。
- 突然終了したドジャースのポストシーズン地区シリーズ。
- 秋はちゃんと来ている 土曜日のお茶会 残念なドジャース。
- 保育園の健診 ポワロのハローウイン 「チキンハンド」というプレー。
- 和やかだった今年の樹下美術館秋の茶会1回目。
- ドジャース佐々木朗希選手の復調 ポストシーズンのディヴィジョンシリーズはフィリーズ戦。
- 2025年11月
- 2025年10月
- 2025年9月
- 2025年8月
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年2月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年5月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月
- 2008年8月
- 2008年7月
- 2008年6月
- 2008年5月
- 2008年4月
- 2008年3月
- 2008年2月
- 2008年1月
- 2007年12月
- 2007年11月
- 2007年10月
- 2007年9月
- 2007年8月
- 2007年7月
- 2007年6月
- 2007年5月
- 2007年4月








