花鳥・庭・生き物
晩秋の妙高連峰 田の白鳥 夕食の献立。
午後は本業休みの日、所用で高田に出かけた。
秋はさらに深まり初冬の風景だった。
帰路、新井ー柿崎線の道すがら今期初めて白鳥を見た。
親や年長の鳥はまことに真っ白、今年生まれの灰色の若鳥たち
はかたまって佇んでいる。
群は大小あるが血縁で集まっているのだろうか、くつろぐ様子は
幸せそうに見える。

↑午後4時近く、夕陽を浴びながらくつろいでいる。
いつ何処のねぐらへ帰るのだろう。
写真で見る限りコハクチョウの群と思われる。
さて夕食に昨日の菜と鰺が出た。

昨日の菜(アスパラ菜というらしい)をあしらった蓮根と
鶏挽肉の団子。
寒かった本日、明日は一転気温が上がって雨も降るらしい。
今年はどんな紅葉になるだろう 愛らしいヤブコウジの赤い実。
名所というほどでは亡いが、樹下美術館の庭は落葉広葉樹が多く、、
それなりに紅葉が楽しめる。
モミジに先駆けてニシキギとマユミ、それにカシワバアジサイが
紅潮している。

じわじわと増えるヤブコウジが落ち葉をかかえながら冬支度。
寒さと共に赤くなる実がとても可愛い。
日増しに落ち葉が多くなり暇を見ながらスタッフは掃き掃除に忙しい。
今年は常連のお客様の中からボランティアで庭を手伝った下さる方が
出て、とても助かっている。
今後落ち葉、とくにケヤキは大変だが、芝生に降るモミジは晩秋の楽しみ。
モミジは生長が早く、開館当時植えたものは高さが二倍、ボリューム
4倍と大きくなった。
秋更けて積雲のマリンホテルハマナス、太宰治、野菊、ホオズキ。
青空に沢山の積雲がゆっくり移動していた爽やかな日。

午後の陽に映える上下浜のマリンホテルハマナスと近くの草地にあし
らわれた石のオブジェ。
過日の100キロマラソン当日、この場所で写真を撮ったが寒かった。

樹下美術館のカフェで太宰治の本。
この文庫本を反復して読んでいて、短い「ヴィヨンの妻」は8回
読み終った。
また頭の体操と銘打って「ヴィヨンの妻」の冒頭2ページを暗記し
たが、これを寝る前にそらんじていると面倒くさくなるのか、すぐ
に寝つく。

樹下美術館の庭、秋の名物の一つリュウノウギクとノコンギク。
朝夕の寒さに色冴えてくる。
白いリュウノウギクは8年前に東京の叔母が、富士山が見える山荘
の庭から贈ってくれた。4,5株だったものが樹下美術館で沢山増えた。

美しい網目が現れてきたホオズキ。
8月はじめ近くのホームセンターで買い、下旬に庭に移した。
来年も沢山実を付けてくれればいいが。
秋になって作品をご覧になる方が増えている。
明日は15名様の団体が来られ、少々の説明をさせて頂く
予定。
秋色の植物と雲。
このところ気温が上がり日によって魅し暑さが感じらる。
秋が深まり、多摩ナンバーや静岡、新潟など遠くからの
訪れが時々見られて感謝を禁じ得ない。

濃淡色々あるノコンギクの中で今年のこの株の紫はひときわ
明るい。

カシワバアジサイの紅葉。
夏の間、長く花をつけた後、今度は早くから紅葉し、色を深め
つつ秋の終わりまで楽しませてくれる。
カシワバアジサイは自然に振る舞っているはずだが、「大人」、
「玄人」などプロフェッションの印象がある。

トクサに紛れるリンドウ。
何度か取り上げたリンドウは、もとは遠くに植えたのに、そこから
離れてここのほかもう一カ所に集まるようになった。
ジャンプする花、リンドウ、似た話を最近知人からも聞いた。

昨日の空に畳(たたみ)雲?
秋のむら雲はひつじ雲、うろこ雲、いわし雲など色々ある。
昨日の空は一時、長方形を思わせる形状のむら雲で、「畳雲」と
呼んでみたくなるような部分があった。
トクサの除草。
冷え込む日が多くなり、熱い夏が遠く去ったのが実感される。
もう10月半ばにかかるのだから当然だが、やはり早すぎる。
さて庭のトクサは遠目に涼しく見えるが、足許は相当雑草に
まみれている。
それで昨日、先日手を付け場所の除草を試みた。

除草前の様子。メヒシバ、チチコグサ、カヤツリソウ、カタバミ、
それに隣から芝も進入している。

踏み込みにくいところはトクサを抜いて足場にして除草。
小一時間、半分未満ほど処理できた。
向う側、やや日当たりの少ない所にリンドウが沢山生えている。

リンドウの場所は踏まないようにしなければならない。
それを避けて除草するのは大変そう。

ちなみに2009年、7年前の9月、トクサはまだちょっぴりだった。
過ぎた日の様子をすっかり忘れていた。
庭は手を掛ければ旺盛に成長し、サボれば荒れる。
幸い自分は庭仕事が好きなので何とか形になっている。
出来ればもっと手を掛けてやりたい。
昼下がりの昆虫たち。
台風去った昨日は雨だったが、本日は爽やかに晴れた。
猛烈な風雨ですっかり庭から失われた女郎蜘蛛の巣。
昼休みの仕事場の玄関でジョロウクモが天井から巣を
張ろとしている所に出会った。
どこから入ったのか、嵐から避難して来たらしいが、こんな
場所で巣を張っている場合ではない。

↑巻き取った蜘蛛を庭のバラの枝に移した。
良い場所なので急いで巣を作って欲しい。

↑すると、そばのキンカンの木にクロアゲハがやって来た。
木の周囲を飛びながら産卵していたが、近接する蜘蛛の巣に
に止まり、臆する風もなく隙間から木の葉に卵を産み付けた。
間もなく飛び去ったが、柑橘系の木を探し次々と産卵している
ように見えた。
一カ所に全てを産卵するより、分散させる方がトータルでリス
クを減らせることになろう。(中々鮮明に撮れませんでした)

↑並んではいても家族や友人ではなそうだ。
トンボたちは今日の日向ぼっこを覚えているだろうか。
短時間に何種類かの昆虫に出会った。
彼らのバリエーションぶりには本当に感心させられる。
コオロギは鳴くが蜘蛛や蝶やトンボは何も言わない。
台風が残した工芸品のような小鳥の巣。
二日にわたって台風18号の新潟県上陸の事をごちゃご
ちゃと書いたが、結局佐渡沖で温帯低気圧に変わってい
た。
昨夜遅くから吹いた風は猛烈だったが数時間でピークを
越え、眠ることが出来た。
本日の樹下美術館は閑散で、スタッフは晴れ間を見なが
ら庭掃除を繰り返したらしい。
そんな庭で鳥の巣が見つかっていた。

落ちていた巣はとても良く作ってあった。
内側の長径が8㎝ほどの楕円形で小さい印象を受けた。
中心部は焼いたような細い草の根を使い、外側に向かっ
て太めの巣材(主に草木の根)になり、周囲に綿が沢山
織り込まれていた。
清潔を大事にする小鳥たちとはいえ、焼けた草の根は消
毒済みと同じであり、綿の暖房といい賢い仕事ぶり。
特別と思える巣材はどこで見つけてきたのだろう。
丁寧で綿密な作りはあたかも工芸品を思わせ、まるでモ
ダンな抹茶茶碗のようだ。
こんな巣でふ化し育てられたヒナは幸せに違いない。
多くの鳥は毎年新たな巣を作るという。
何という鳥だろう、職人気質を窺わせるこの鳥にはぜひ来
年もここで営巣してもらいたい。
良く晴れた10月最初の日曜日。
10月最初の日曜日の日中は気持ち良く晴れた。
午後やや遅くカフェに寄り、身辺や近隣にカメラを向けた。

↑晴れ間を見て急いで仕上げたのか、女郎蜘蛛の真新しい巣が
見られた。
角度によって美しく光る。

↑先日記載した時は沢山いたクロアゲハ(多分)の幼虫が二匹だけ
残っていた。
近くでサナギになったのか、心配した金柑は丸坊主を免れたようだ。
昨日長袖、本日半袖とめまぐるしい気象に、衣服を出したり引っ
込めたり。
大きな台風がこちらを向いていて、明後日あたりから当地も影
響を受けそうだ。
初めての皆様、ご常連の方々、ご来館に感謝いたしてます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女子ゴルフ4大メジャー競技会の一つ、権威ある日本女子オープ
ンゴルフ選手権競技でアマチュアの選手が年間億の賞金を稼ぐよ
うなプロたち抑えて優勝した。
本選手権史上初のことが、わずか17才の高校生によって成し遂げ
られた。
アマチュア、若者、恐るべし。
それぞれの9月下旬。
雨降りの多い9月、昨日は良く晴れ本日はまあまあで、気温は30度
ほどに上がり終日蒸し暑かった。

↑仕事場の庭にあるキンカンにクロアゲハと思われる幼虫が
沢山いた。
食欲が旺盛で、見ているうちに葉っぱの半分くらいを食べてしまう。
サナギとなり冬を越すため、沢山食べるのだろう。
一昨年、アゲハ蝶を呼ぶために植えたような木なので仕方がないが、
丸坊主にされるかもしれない。

↑カフェのガラスにとり付いて中を見ているようなコカマキリ。
スタッフが、あと何回もない秋の芝刈りをしている。

↑咲き始めて二ヶ月経つが、勢い続けている木槿(ムクゲ)。
先日の西王母のブログを見たという男性が、今年の木槿は
ほかの場所でも賑やかなようです、と仰った。
あと二ヶ月も経てば雪が舞い始めるはずだが、私と違ってあたり
の自然は焦りもなく、一種悠然と移ろっている。
早くも咲き始めた椿、西王母(せいおうぼ)。
樹下美術館玄関向かって左の植栽に西王母という種類の椿が
ある。
この場所はもともと大きな松があり、それが突然枯れたため4年
前の秋にモミジとヒメシャラと一緒に西王母を植えた。
ある程度育てられた椿を購入して植栽した場合、新天地に馴染
まないのか管理が悪いのか、数年間は樹勢が弱まるように思わ
れる。
今年、この西王母は葉と枝とも勢いがよみがえり、蕾も沢山つき、
例年より一ヶ月も早く咲き始めた。
今年の気象が合っていたのかもしれない。

↑西王母は中国の道教上の言い伝えにある最高位の
女仙(女神)であり、不老長寿の桃を有していたという。
当椿ははその桃を思わせることから名付けられたらしい。
今頃から咲くのは花ともに喜ばしい。
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