花鳥・庭・生き物

牧区から届いた野菜 ムクゲにベニシジミ。 

2015年7月28日(火曜日)

本日牧区の親戚からずっしりとした箱が届いた。
中からトマト、胡瓜、トウモロコシ、ジャガイモ、ピーマン、茄子、枝豆が次々出てきた。

丹精込められた野菜は雨土の恵みを現してとても美味しそうだった。

053ご夫婦の脚力が伝わる山の幸。
明日からの食卓が楽しみです。

 

036美術館の庭をアゲハチョウたちが忙しそうに横切って行った。
ムクゲでゆっくりしていたのはベニシジミ。

本日貴重な更正福祉に携わられるご婦人方が大勢でお寄り下さった。
近くで催された研修の合間、休憩をかねてのご来館だった。
展示、お茶とも喜んで頂き、本当に有り難うございました。

給餌を断ったシジュウカラのヒナ ヒナにも好き嫌いがある?。

2015年7月24日(金曜日)

せっかく美術館長のブログといいながら、このところ鳥や雲、および庭そして惑星のことなどが続いている。
庭は花、雲は風、星は月になぞらえれば、何とか花鳥風月に触れている、という苦しい言い訳をお許し頂きたい。

さて過日、子育て中のシジュウカラの巣箱にスズメが餌を運んでいたことを書かせて頂いた。
変わった行動は興味深かった。
同じ形の巣箱は診療所の桜にも掛かっている。
コムクドリを期待して掛けたがこちらもシジュウカラが営巣していて、昨日意外な場面を見た。

そもそも巣立ちの近いヒナは絶えず鳴き、大口を開けて餌をねだることが仕事。
だが、昨日のヒナはせっかく親が運んだ餌に見向きもせず、固く口を結んでそれを拒んだ。

 

2巣箱から身を乗り出して、虫らしき餌を受け取るヒナ。

4ところがこの餌に全く反応しない。餌はクモのようだ。

6無視するヒナの脇をすり抜けて中に入る親鳥。

7中に居る他のヒナに給餌したのだろう、親鳥が出て飛び去った。

空腹が専門のヒナの中に、運ばれる餌に好き嫌いを示すものがいたとは。
写真のヒナはクモを嫌ったようだ。
一瞥もくれずあまつさえ親に甘えるそぶりもないとは何と無頼なことだろう。

一方親鳥も特別気にする様子もなければ、叱る?そ振りも無く淡々としていた。

シジュウカラは多産な鳥で、多ければ10ヶも産卵するらしい。
休むヒマなく全員を巣立たせたい親鳥にしてみれば、好き嫌いを示すヒナを特別構いしていられないのだろう。

間もなくこのヒナも巣立ちを迎える。
厳しい外界へ出ればいずれクモを食べるにちがいない。

トクサの除草。

2015年7月23日(木曜日)

当館の庭にトクサの一角があります。
涼しげなトクサは、キキョウや百合とともに夏の庭の見所になっています。

1ある日の庭の写真。楕円の部分がトクサです。
トクサは表面がガリガリとして固く、節があり中が空洞になっています。

夏草が繁茂してトクサの中まで入って来ました。
本日の午後休診時間を利用して除草を試みました。

2遠目にはよく分かりませんが、近くで見ると随分雑草が入っています。
小雨交じりのなかおよそ一時間取りました。

3まだ一部ですが、少しきれいになりました。
沢山混じっているリンドウを残しました。

4反対側の除草前の様子。

5ここも取りました、きれいになったでしょうか。

6トクサに混じるリンドウ、秋が楽しみです。

昨夜からの雨降りのため地面が柔らかく除草は楽でした。
多くのリンドウが見つかったのも嬉しい事でした。
除草は掛けた時間の分成果があがりますので、老境には楽しい作業です。
ここはもう2回くらい行いたいと思います。

本日熱心に作品をご覧になりお茶も飲まれた高田のテニスのお仲間さん、ほかの皆様方誠に有り難うございました。。
樹木が大変お好きな方、植物画がお上手な方、楽しいお友達、テニスの方の仲良しぶり羨ましく思いました。

巣箱のシジュウカラ 卯の花音楽祭 カナトコ雲とほくほく線の電車。

2015年7月20日(月曜日)

昨日見られたシジュウカラの子育てに対する雀の手伝い。
今日気になり見に行ったところ、1時間ほどの間もっぱらシジュウカラが餌を運び、雀の姿は無かった。
ヒナがひょっこり顔を出し、巣立ちが近いことを知った。

1

 

用事を済ませて午後から「卯の花音楽祭」を聴きに行った。
大潟女性コーラス、卯の花合唱団(混声)、フルートアンサンブル「オイレン」、そして小学校低学年のコーラスが聴けた。

コーラスのハーモニーは情感深く胸に響く。4部を美しく響かせたのは、よほど熱心に練習されたに違いない。
スケールの大きな「夏は来ぬ」は後藤丹先生の編曲だった。
フルートアンサンブルは心地よい厚みと歯切れの良いリズムで演奏されとても楽しかった。

子ども達は文語体の「夏は来ぬ」を五番までしっかり歌った。
体の正面から明るい声が届いたのは、譜面を持たずに歌ったせいだったのだろうか。
子ども達おそるべしである。

2

 

終わって外へ出ると東方にむくむくと積乱雲が湧いていた。
雲を背景にほくほく線の電車を撮ろう考え蜘蛛が池へと向かった。

 060入道雲を背景に下り電車がやって来た。

 3およそ30分後、上り電車が雲に向かってのぼって行く。

 4発達し終えた雲は「かなとこ雲」に変わり、扇を広げたようになっっていた。

樹下美術館の巣箱でシジュウカラの子育てに雀が協力?

2015年7月18日(土曜日)

4月下旬、カフェの前の桜に巣箱を掛けた。
その巣にコムクドリが数回入ったが結局使われることはなかった。

すっかり諦めていた所、7月上旬にシジュウカラが餌を運ぶのを突然のように見た。

以後何度かカフェで、巣箱に出入りするシジュウカラを目にした。
私たちの知らない間に、巣作りをし産卵→ふ化→給餌へと順調な子育てが進んでいたことになる。

ところが本日、雀が餌を咥えて巣箱に入るのが観察された。

かって雀の巣を攻撃するコムクドリを見たし、シジュウカラの巣を攻撃した雀の話などを聞いたことがある。
しかし本日見た限り、雀はシジュウカラの給餌に協力しているようだった。
一体これはどうしたことだろう。

 

2昨日の巣箱へ餌を運ぶシジュウカラ。

3本日午後、なんと雀が虫をくわえて来た。

4シジュウカラも餌を運ぶ。

5前に雀、後ろにシジュウカラがいる。

6再びシジュウカラが給を持ってくる。

7雀もまた。

8えさ箱に書かれたWelcomeの文字がどこか象徴的。

9覗いた雀の姿は幼く、若鳥のようだ。

二種類の鳥が同じ巣箱に餌を運ぶ。
まさか中にシジュウカラと雀の巣が二つあるとは考えられない。

7月上旬から餌を運ぶシジュウカラを何度か見ていたので、
本日の雀はシジュウカラの子育てを助けているようにしか見えなかった。
しかも見た目、雀の体毛は明るく(薄色)、嘴に黄色味が見え、表情が幼く、今年年生まれた若鳥に思われた。

かってコムクドリの観察で、若鳥は何かと興味本意の行動をし、ほかの巣へ出入りすることがあった。
しかし餌を運ぶことは全く行わなかった。

ただし雀は、他ののつがいの子育てに給餌などの協力をすることはあると聞いていた。
だが異種の鳥にまで協力をするだろうか。

 11参考:雀の成鳥(一昨年、診療所の庭で子育てをした雀の親鳥)。
嘴が太く真っ黒で、のど元の模様が黒く大きく、羽の色が濃く、目がお爺さん風で、羽毛も汚れている。

本日の雀の見た目は若かった。
一時的な興味本位?親の模倣行動?あるいは本気?ほかに何か?

仮にシジュウカラのつがいのうち、どちらかが亡くなり、見かねた雀の若鳥が助けている?
いずれにしても本日見たものは、野性動物の「寛容」としてあり得ることなのか。
今後どうなることだろう。

観察、撮影はカフェのガラス窓越しです、甘いピントなどご勘弁ください。

夏の水盤。

2015年7月15日(水曜日)

本日風が涼しく往診や在宅周りは比較的楽だった。

暑さは三日目となり、美術館の水盤に鳥が頻繁にやって来る。
本日昼休みに見た鳥たちはいずれも幼かった。

 

1水盤の向こうにヒメヒオウギズイセンとヤハズススキ。

 

2水を飲む雀の若鳥。

 

3 その鳥の水浴び。

 

4このシジュウカラも幼く見えた。
鳥たちはみなそっとした仕草で水を飲む。決してガブガブと飲まず品が良い。

今頃の若鳥は恐らく二番子であろう。夏子は餌に不自由無いと思われるが暑さは厳しかろう。
夏は短く、秋の独り立ちに向けて急いで成長しなければならない。

 

5おまけ:本日夕食のコロッケ。
患者さんから頂いたじゃがいもで作ったコロッケは、香り濃く美味しかった。

カラスの行水。

2015年7月12日(日曜日)

昨日からよく晴れ暑くなり、本日は30度をしっかり超えた。

 

メジロとシジュウカラ以前仲良く水浴びをしたシジュウカラとメジロ。

 

1昨日のカラス。大きいため水盤は一羽がやっとでしょう。

2何が何だが分からない猛烈な水浴び。

3さっぱりした様子。

さっと簡単に入浴を済ます事を、カラスの行水と言います。

ほかの小鳥たちは上がってはまた浴びることを何度か繰り返しますが、カラスは確かに一回ぽっきりです。
ただし、しばらくすると再びやって来ることもありました。

鳥たちの水浴びは、空中のスマートさと異なり、少々無茶苦茶(一心不乱)ですが愛嬌があります。

これからさらに暑くなりますと、鳥も口を開けて息をするのを見かけますね。
台風は去ったようですが、しばらく厳しい暑さが続くようです。

庭の西側の奥は野の風情。

2015年7月2日(木曜日)

樹下美術館の庭は四季折々に風情を変え、当館の見所の一つと考えています。
「きつい作りを控えて大らかに見えるように手入れする」
こんな気持ちで管理しています。

現在、テッポウユリとカシワバアジサイが要所をもり立て、
ススキとトクサが涼を演出してくれています。

1庭の西側の方面。
この奥の方に以下のような場所があります。

そんな庭の西側の奥は、この土地にもとからあった雑木林の趣をそのまま残しています(一種の手抜きですね)。
土も作らず殆ど肥料もやらない砂地なのです。

ここにも何種類か花を植えましたが、随所に雑木林時代からの花が咲きます。
その中から以下に最近のホタルブクロとネジバナを載せました。

3ホタルブクロの遅い花。

2ネジバナ。

いつもはカワラナデシコも混じるのですが、この数年いつしかほかの場所に移動して咲いています。

さて金星と木星の大接近は本日も雲で、私は目視できませんでした。
雲間や晴れ間から見ることが出来た方を羨ましく思いますし、明日の晴れ間と接近ぶりに期待しています。

カフェの芝生にハクセキレイの若鳥。

2015年6月28日(日曜日)

樹下美術館の水盤に鳥たちが来たり、木立に巣をかけたり、当館は鳥にも好かれています。

カフェの前の芝生に最もよく来るのがハクセキレイです。
本日、巣立ったばかりという風な若鳥がやって来ました。

カフェとはガラス一枚隔てているだけですが、こちらが見えないのでしょう、すぐそばまで来ます。
可愛い表情でした。

1 二羽でやってきたが、親鳥の姿は無かった。

 

2全体が白く、いかにもあどけない。

 

3親離れしているのか、盛んに餌を探す。

 

4三日前に現れた成鳥のハクセキレイ。本日の鳥の親かもしれない。

鳥が風雨や寒さに耐えて成長している姿を見るとすごいな、と感心させられる。

 

ほくほく線で花を描きに来られるお客様 鉄砲百合 アイスティー。

2015年6月25日(木曜日)

梅雨晴れの一日、木曜午後は定期休診。
カフェに十日町から女性の客様で、ボタニカルアートを描かれる方がいらしてた。

以前からほくほく線で来られ、庭の草花をスケッチされる。
今春はクリスマスローズ、今回はカシワバアジサイだった。
スケッチを終えてお茶を飲まれていた。
画帳を見せて頂いた。

カシワバアジサイ一昨日のカシワバアジサイ

極めて精密に観察し描画されていて驚いた。
カシワバアジサイは沢山の白い小花が房状に咲き、サイズも大きくスケッチは大変だと思う。
さらに白花をボタニカルアートの白色の画面で目立たせるのはかなり難しい。
花の背景に葉を足して部分的にコントラストを付けてはと、恥ずかしながら助言させて頂いた。
(実は私はこの花を描いたことがありません、、、)

お土産にと、花二房と葉を数枚切り、水を含んだティッシュで切り口を巻きサランラップで包んだ。
本日も4時間ほど熱心に過ごされたとお聞きした。
創作には難しさに対して、果敢に挑戦していく面があります。
(またそんな時ほど力作が生まれるにちがいありません)

どうか頑張って下さい。

百合、アジサイ、シモツケアジサイやシモツケに混じっていよいよ鉄砲百合が咲き始めた。

 

アイスティー&ケーキ除草の後アイスティーを飲みケーキを食べた。

カフェが空いて一時間少々除草をした。
最も草がはびこる時期、庭が好きなので除草はむしろ楽しい作業といえる。

午後次第に蒸し暑くなりカフェのアイスティーは美味しかった。

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