25年2月23日は小山作之助生誕160周年記念行事の予定。

2024年12月20日(金曜日)

来たる2025年2月23日(日曜日)に、上越市の偉人、明治期の音楽開拓者の一人小山作之助生誕160周年記念の催事が予定されている。会場は大潟コミュニティーブラザで午後1時30分からの予定。

この日の特別講演として小生が小山作之助の末裔のこと、特に1949年大潟区潟町でうまれたひ孫のヴァイオリニスト中島幸子さんを取り上げる予定になっている。彼女は作之助が設立に尽力した国立(くにたち)音楽大学を小学部から大学まで在学したヴァイオリニスト。ちなみに作之助の母トヨは小生の高祖父・玄作の次女である縁などからこのたびの講演となった次第。

中島幸子さんは、在学時代から日本の音楽コンクールで優秀な成績を収め、卒業年度には皇居で御前演奏をされている。卒後はオーストリアに渡り、ザルツブルグ音楽院マスターコースに留学、間もなく教授とともに後進の指導をするようになり、ヨーロッパ各地で演奏をされている。後に同窓であるスウェーデンのヴァイオリニストと結婚され凱旋公演で来日を果たし、日本各地を演奏旅行をされNHKFMにも出演された。

だが前途洋々のスタートを切り、円熟を迎えたある日突然不幸が訪れ、1982年8月5日長男ヨナスを出産後帰らぬ人となった。しかし悲しみを越え、残された夫ルードナー氏と長男ヨナスさんはそれぞれヴァイオリンと指揮者、そしてホルン演奏家となり活躍されている。

ウイーン・バオレ木管五重奏団としてのCD
中央がヨナスさん
カメラータ東京のCDから)

かように小山作之助の音楽の血すじは中島幸子さん亡きあとも、音楽の都ウイーンで脈々と生きていることになります。お話の後、短時間でありますが彼女が残したレコードをかけ、小山作之助と中島幸子さんを偲びたいと考えています。

何度も本欄で作之助作曲の代表歌「夏は来ぬ」を掲載していますが、今日はポップス系の演奏を載せました。


ザ・ピーナッツ


ダ・カーポ
間奏とエンディングのサックスがとても良い。


ユニクロのコマーシャル。
歌詞の古語がCMに品格。

いずれも大手の音源で、さすがにリズム良くバックが確立され音はクリアです。
You Tubeにある膨大な「夏は来ぬ」は今もってこの曲がいかに愛されているかを物語っています。また新幹線上越妙高駅の到着チャイム「夏は来ぬ」はどこの駅にも負けず格調高く爽やかに響いています。

2月の記念イベントでは上越教育大学名誉教授・後藤丹先生が長年研究された作之助の音楽に関する解説講演、また先生が推薦されたゲストによる演奏が予定され大変楽しみです。

今後このイベントに関してより詳細をお知らせ出来ればと考えています。

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