空・海・気象

5月、月末の空と時 独居老人の緊急入院。

2025年5月31日(土曜日)

昨日5月30日は金曜日。晴れたり曇ったりの空、気温も丁度よく清々しく過ぎた。

昨日の空、妙高連山の火打山。
まだ残雪が多そう。

田植えが終わったばかりの田は
清々しい。

そして今日31日土曜日。午前の曇り空は午後から小雨、時にしっかり降った。

「夏は来ぬ」の卯の花が
高速道路の側道を
随所で彩っている。

路の南側に卯の花、北側
はノイバラが沢山咲いている。
しっかりと咲き分かれる理由は何だろう。

午後ムサシへ行き歯磨きチューブ、メガネ拭き、園芸部でアスチルベ5株を買った。安価で丈夫そうなアスチルベが揃っていたのは有り難かった。

帰路、田圃を見ながら帰った。
雨降りのため耕耘機は一休み。

カフェから雨降りの庭。
間もなく花を刈る予定。

これまで何度か失敗しているラベンダー。今年は比較的乾燥し陽当たりも良いカフェの窓際を試みた。まだまだ分からないが丸二ヶ月、一先ず無事に花期を終えた。どうか秋までしっかり力を蓄え来年再び花を咲かせてくれることを祈っている。

さて昨日外来終了間際に高齢の一人暮らしの方が緊急症で来院された。当然入院が必要だが付き添いが問題だった。親族は遠方で未だ連絡がつかないという。非常に貴いことだが、現場に居たご近所の方が、親族が到着するまで付き添うと申され、後光が射しているように有り難かった。必要な2種の薬剤を服用すると90才の老人は彼女の車に乗った。

このように時間外あるいは休日の緊急入院の際、付き添いが喫緊の問題になる。だれも間に合わない場合相談出来る公的な福祉機関はどこなのだろう。昔は派出婦という存在があった。いま地域包括支援センターなどで可能か、尋ねてみたい。

今夕刻の美術館閉館後、アスチルベを新しく植えたり、植え替えたりした。ラベンダーの後、手間要らずで彩り豊かなアスチルベを追加している最中。
これから咲き揃いますのでどうかご覧下さい。

路傍の花たちの競争、今年目に付くマンテマ 6月は良い季節。

2025年5月27日(火曜日)

5月は下旬となり間もなく暦の夏6月を迎えます。
振り返れば今月は朝晩肌寒い日が多く、一旦仕舞ったストーブをまた戻しました。確かに夏日はありましたが、いつもならもっと暑い日が多いのではないでしょうか。

本日夕刻の外来のこと、「まるで四月と五月が入れ替わったようだ」と話す人がいました。温暖化が一般的になった一方で肌寒い春というのは貴重かもしれまぜん。

さて以下近隣の農道の一部の光景です。随所に季節の花の彩りが見られました。

 

手前の赤い花はマンテマ、
向こうの白い花はシロツメクサです。

毎年路傍の草花は思った以上の競争をしているようです。今年はマンテマが頑張っている感じがしています。過去ブログで以下の様に扱われていました。
2009年
2014年
2021年
いずれも5月下旬今ごろでした。何となくあるいはたまたま目にしたというブログ記事ですので、その年一帯で特にマンテマが盛大だったとは断定出来ません。しかし路傍の花たちの何種類かは、必死でこの良い季節に良い場所を取り合って競争しているように見えるのですが、如何でしょうか。花はブタバナ、シロツメクサ、マンテマ、ハマダイコン、数種のイネ科植物などです。

さて昔から一年で一番良い季節が6月だと思ってきました(特に梅雨までが)。
風穏やか、雲良く、草木に力があり、安定の気温、、、。
19年前、樹下美術館はそんな季節を意識して6月10日に開館しました。

今週末までは好天が続き気温も上がるとテレビが報じていました。

明日はBSNテレビ「なじラテ」の取材を受ける予定です。メインはカフェのようですが時間を作って是非とも顔を出したいと考えています。

強風の日。

2025年4月15日(火曜日)

午後、ドカンと雷がなるとザーと降り始めた。在宅回りの頃に雨は止んだが強風が吹き付けた。雁子浜の在宅訪問が早く終わったのですぐ先の上下浜へ車を回した。

海は予想以に反してきれいなエメラルド色。
強風のため三角波が立っていた。

反対側の空。
あまり見ない雲の相。

全国気象データをみると髙田の最大瞬間風速は19メートル代。沿岸の当地では平均でもそれくらいあったのでは。車の乗り降りの際ドアの開閉に苦労した。
強風のため本日も終業後の肥料撒きは中止。明日は概ね晴れるようだが風は残るらしい。

雨の今夜は満月だった 明日は晴れるので施肥。

2025年4月13日(日曜日)

昨夕日庭仕事を終えて観た月は丸く明るかったので満月かと思った。しかしググると本日がピンクムーンと呼ばれる満月ということ。あいにく午後以降特に夕刻はしっかり降ったので月を眺めることは叶わなかった。

夕刻の西の空。
前線通過の雲でしょうか。

そんな夕刻の庭で施肥をしたかったが風雨が強まり断念した。だが明日は晴れの予報が出ている。日も長くなったので仕事終わりでも小一時間はできそうだ。

昨夏来、庭全体に肥料が不足していると感じ今春から施肥に熱が入った。そんな折の過日、庭に詳しい方が来館され,カフェからご覧になり、申し上げにくいのですがと仰ったうえ、全体の肥料不足を指摘をされた。ジャストのご指摘通りで益々肥やしに力が入るようになった次第。
敢えてご指摘くださった方、本当に有り難うございました。

さて上記「ムーングロウ(月が上るの意味)」のピアノは亡き中村八代さん。氏は坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう」の作曲者だ。あの良き時代、Piano With Stringsの録音スタイルが流行り、氏も穏やかな弦楽をバックにゆったりとスウイングし心癒やされる。
因みにムーングロウはウイリアム・ホールデンとキム・ノヴァク主演映画『ピクニック」の主題曲でした。

明日は少々臭いけれど、「田舎の香水」トンプンを沢山蒔こう。

長野からご来館のカップル様、遠路有り難うございました。拙ブログをご覧になってるということ、とても励みになりました。

いま四月馬鹿はどうなっているのだろう メギスの旬。

2025年4月1日(火曜日)

寒い三月が去ると本日4月1日も負けじと寒かった。
何十年も前ならば本日は「四月馬鹿・エイプリルフール」で、のどかなことにお互い騙しのようなことをしようとそわそわしていた。

今でもそのようなことをしているのだろうか。あまり耳にしなくなったのでもう止めたのかもしれない。

本日ある在宅のお宅で、お年寄りのトイレの汚しが話題になった。ええ汚します、うちでは犬のおしっこシートを敷いていますよと、介護者さんが言った。
犬のおしっこシート?
四月馬鹿? まさかと思って聞き直した。
介護者さんは、むかし犬を飼っていた時のが沢山余っているので使っています、と言って大きな犬のマークが付いた袋を持ち出してきてシートを見せてくれた。風呂敷ほどあり表裏が吸水、防水され大きなオムツの構造。なるほど便利そうだ。

今日まで犬のシートも知らなければ、お年寄りの汚しに対しトイレに敷くことも初めて聞いた。十人十色の介護では皆さんが思ってもみない努力や工夫をされている事をあらためて知らされた。

昨年植えた啓翁桜。
何も言わないので気がもめる。

夕食のメギスの煮付けと麩と
タマネギの味噌汁、野菜のゴマ和え。
昼食無しで朝夕は玄米です。

亡き妹はメギスが好きだった。メギスは産地が石川、新潟、愛知などに限定されているらしく妹が暮らしていた宮城には無かったようだ。それで一度やって来たときに妻が出すととても喜んで食べた。
なにしろ早く傷むため他に出せず主に産地のみで食されるらしい。

旬は4,5月と9,10月の年2回と出ていた。4月1日は人などを欺さずメギスを食べるのが当県の流儀に叶うようだ。昔好きではなかったが次第に美味しく食べるようになった。

自然の末席で。

2025年3月28日(金曜日)

気温急上昇から一転、昨夜から肌寒い空と雨に変わり一日中降り続いた。変わりようは同じ空のものとは思われぬほど無表情にひたすら降った。
雪国から南国へ急転、ここは何処だろうと書いたのを知っている如く空は落差を埋めてきた感じ。

斯くお天気は埋め合わせをしたり、突然裏切ったり自在な実力を見せつけてくる。大資本は不測の変化にダイナミックな備えで対応出来るが私達のような個人商店は慌てふためきながら付いて行くほかない。つまり素朴なまま自然界の一構成要素に甘んじることになる。

私には冬鳥のように分厚く強靱な翼や暖かな羽毛があるわけでもなく、寒空の空腹に耐える肉体もない。一点頼れるものはいくばくかの忍耐や楽観を交えた心の持ちようなものくらいだ。

その点で個人としての人は自然界の変わり者であろう。私もそれ以外無いのであたふたしながら自然の末席を汚しながらついて行ければと思う。
ジグザクする空のもと花や樹木は緩やかな時候のうねりに従い芽と蕾を膨らませている。

夕ご飯のオムライスと来客から頂いた
地のシジミの味噌汁。
美味しいシジミだった。

夜になり一旦止んだ雨は静かに降り直している。

三月にして真夏日 初ゴルフ アイスクリーム 啓翁桜 雪割草 内山雅子さんのCD。

2025年3月27日(木曜日)

定期の休診日で今年最初のゴルフに行った。夕刻のニュースで知ったが午後2時過ぎの最高気温が30,0度で真夏日だったという。
今朝7時半に家を出る時は少々寒くウインドブレーカーを羽織り、スタートの8時過ぎに気持がいいですね、と言った。午後2時前に上がったのだがその頃が最高気温だったらしい。

さほどの風も無かったので30度と知っていたなら、暑い暑いとぼやいたかも知れない。知らぬが仏だった。
3月の真夏日は本州では観測史上初めてだという。雪国→南国、一体当地はどうなっているのだろう。

以下本日の写真です。

私にしてはそこそこまとまった
スコアだった。

美術館で食べたりアイスクリームが
美味しかった。

啓翁(けいおう)桜が開花していた。
昨年5本植えた小ぶりな桜は
今後さらに楽しみ。

上掲は昨年秋葉区で求めた雪割草。
株が一段と大きくなった。

夕刻の飛行機雲。

大雪や山火事などの気象災害はすでに露わになっている。考えると切りがないができるだけ穏便に願いたい。

 

さて夕刻、今月下旬にオリジナル2曲を新潟市で吹き込みCDデビューをした内山雅子さんがカフェに来られた。
みなで視聴したが柔らかな声に秘められた情感と確かな音程は生来の才能だと思った。物語を秘めた詩もとても良い。
才能と言えば画才がありセンスの良いイラストは独特で地域の催事には欠かせない存在。控えめだが何でも出来る貴重な人ではないだろうか。

樹下美術館でCDをお預かりしていますので、視聴ご希望の方は仰って下さい。どちらか1曲をお掛け致します。

今冬の冬鳥見おさめ。

2025年3月9日(日曜日)

ほどよい日射しのもと風に暖かみが感じられた本日日曜日。週末は探鳥と覚え宜しく近隣を巡った。昨日土曜日はコハクチョウとマガンのまばらな群を観て、少なくなったな、そろそろ終わりと感じて帰った。

2日目の本日は昨日とほぼ同じ場所を回ったところ、いやいや頸城区で広い範囲にずらりとした群が何カ所も見られた。
本日はコハクチョウやガンの飛翔を中心に掲載しました。

上掲2枚は群の様子。

見ていると次々にガンや白鳥がやって来る。

コハクチョウとガン。

オオヒシクイのようです。

 

クチバシの先が黄色でオオヒシクイ。
(モニターで拡大して判別しました)

コハクチョウやガンなど大型の冬鳥の飛翔は伸びやかで気持がよい。手許のモニタを拡大すると自分が飛んでいるように錯覚する。
動くのでピントあわせが難しくカメラの設定や動作に訓練が必要なようだ。

下段の白鳥は特に白い。恐らく彼らがいる場所の水に空が反映されて青白くなったと思われる。このくらいだと大変爽やかに感じられる。

さて昨日少なかった鳥たちは本日沢山見られた。それは昨日の探索が足りなかったか、あるいは西方から北帰行の鳥が新らたに加わったせいかもしれない。いずれにしても“鳥たちの都合”というしかないようだ。

明日からしばらく10数度と気温が上がり最大18度も予報されている。
鳥が北へ帰るのは、体内暦や気温などを複合させて決まるようだ。

今後北のふる里では伴侶探しと産卵、子育ての充実した日々が待っていよう。
今冬の当地は一時雪が多かった。これに懲りずどうか来期もまた大勢で来て欲しい。

およそ4ヶ月、楽しませてくれてありがとう!

温かな日に訊ねたお宅 柿崎海岸 首輪のコハクチョウ。

2025年2月27日(木曜日)

我が儘言って休日にさせて貰っている本日木曜日。暖かく晴れた柿崎海岸へ行った。

去る2月9日の当欄で強風のカモメを掲載して半月、陽は高く明るくなり海も春めいてきた。

 

シーグラスと貝殻を拾った。

帰路は白鳥をみるため新井柿崎線(県道30号線)を走ると水田のあちらこちらに群がいた。

水鳥が憩う様子は大変に可愛い。

午後あるお宅にお呼ばれしていた。

おひな様が飾られたお家で、時代を色濃く反映する人生を歩まれたご夫婦の話をお聴きした。奥只見の開発の渦を体験され、新潟地震は佐渡で津波前の引き波を見、凄まじいバブルを乗り切られ、奥様と仲良く旅されたヨーロッパ各地。はじめて聴くご夫婦の話にはとても勇気づけられた。

お宅を辞して鳥を見に行った。
かなり暗くなったが鳥たちはまだいた。以下の写真は陽が落ちてしばらく後の5時15分過ぎ。遠くの車はみなヘッドライトを点けて走る時間にも拘わらず熱心に餌を食べていた。

ねぐらへ飛び立つのを見ようと待っていたが、まず私達の食事時間が近づいたので鳥より早く帰った。

ところで日中と夕刻の二回同じ場所を訪れたところ首輪を付けた2羽の個体がいた。いずれもモニターで拡大して確かめた。

午前に見た首輪のコハクチョウ。

夕刻の首輪のコハクチョウ。

首輪は黄色と赤に見え、両者は異なる鳥のようだった。ネットに標識コハクチョウの報告サイトがあった。残念ながら標識番号の同定は出来なかったが,それ以外を記載して届けた。

午後伺ったお宅は患者さんのお家。周辺は田圃、奥様手作りの食べ物は美味しくとても楽しかったです、大変ご馳走になりました。

大分県佐伯のフルーツトマト ジョージ・シャーリングの「まるで春のよう」

2025年2月25日(火曜日)

連日断続した雪は止み長い寒波は去った模様。今後週末に向かって気温が上がり12~13℃と予報されている。
いつもは短い2月だがしつこく雪に見舞われたせいか長く感じられ不思議な気がする。

こうなると融けるのも早そうで、3月になったら早春と言ってみたい。

さて知人からご家族が大分県で関わっているフルーツトマト「朱朱」が送られてきた。
粒ぞろいで中ぐらいの大きさ。口にしてみると甘味と風味が一緒になってとても美味しい。

 

色香り、味、三位一体の美味しさ。

皮が少し固めだが食味といえるし、中にいっぱい詰まった栄養をしっかり守っているようで決して悪くない。歯ごたえや風味が口に残るためすでに癖になりそうだ。


ジョージ・シャーリングの
It Might As Well Be Spring
「まるで春のよう」の邦題。

一昨日ある人が、もうこれで寒波も冬も終わりでしょう、と言った。自信たっぷりだったので本当かなと思ったが、彼の言うようになってきた。

上掲のピアノの導入と最後は小鳥たちの声であろう。懐かしいジョージ・シャーリングは全盲だったので鳥の声が好きだったにちがいない。彼のピアノは常に優しく、学生時代、ジョージ・シャーリングと口にしただけで“何を柔な”と言われそうだった。

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