2019年12月

荒れ模様の夜に〝It’s Magic〟を聴いてみた。

2019年12月5日(木曜日)

連日荒天のうえ寒く、ほぼ終日雨が降る。
雨は時に激しく時にアラレを交えて容赦ない。幸い雪にはならず初雪はもう少し先らしい。

fyuーfyu-、フューフュー、冬冬という窓外の風音を聴きながら昔懐かしい曲を聴いてみた。ある人の言説によればその人の音楽の嗜好は、およそ30代ころまで聴いたジャンルになる、という話があった。
当時の私はもっぱら軽い音楽あるいはジャズをよく聴いたので、先の言説は当たっているように思う。

以下は今でもよく耳を傾けるYouTubeの〝It’s Magic〟です。
この曲は学生時代のラジオからよく流れ、歌のほかピアノでも好んで演奏された。特に以下掲載の三番目、スタンリー・ブラックの曲は、夜遅くラジオで流れた番組の出だしテーマだったと思う。

 


ドリス・デイの歌。あなたのささやきはヴァイオリンのよう、という歌詞で始まる。
長生きを全うされ今年5月になくなった。1956年の大ヒット曲「ケ・セラ・セラ」を東京の高校へ行った姉が休みに覚えて帰り、しつこく迫って教えて貰った。

 


当時なら、奏者は〝ご存じカーメン・キャバレロ〟と紹介されるであろうピアニスト。彼はエディー・デューチン40年の生涯を描いた映画「愛情物語」で全編を弾いた。

 


スタンリー・ブラックの〝It’s Magic〟空から聞こえるうように感じていたピアノの音。
枕元のラジオで流れる最初の弦で眠気に誘われる。振り返れば、こどものような時代として思い出される時間(今でもさほど変わりがないかもしれません)。

 


この〝It’s  Magic〟はコード(和声)が大人で、さすがジャスの名手トミー・フラナガンです。
二番目のカーメン・キャバレロもそうですが、音源がモノラルなのでピアノはコ転がる粒のような響きとして聞こえる。モノラルのピアノの音は今でも好きです。
※〝It’s Magic〟が終わるとそのままソニー・リードのアルトサックスで〝My One And Only Love〟が始まります。長いのでどうぞお止めになって構いません。
※このレコードを持っていたはずですが、忘れ物が多い私はいつしか何処かへやってしまいました。

風が止んできましたのでスタンリー・ブラックのを聴いてから寝ることにします。

荒れる冬空 イソヒヨドリ ブリと大根の煮付け。

2019年12月4日(水曜日)

荒れた天気はしばらく続く模様。
すでに暗い空を見てもさほど沈鬱にはならない。

 

田に冬雲がうず巻き

 

かかり始めた虹は間もなく消えてしまった

 

だが荒れる浜に一羽のイソヒヨドリ

 

そんな日の夕ご飯に小さめのブリのアラと大根の煮付けが出て
それを時間をかけて突っついた。

春秋の混在 どうか自然は平然としていて。

2019年12月3日(火曜日)

今年の夏~秋は異常な高温が繰り返され、台風ありフェーン現象ありで草木には気の毒だった。米にも影響し、県下一帯で等級が下がった。
農家へ在宅医療で訪ねた際、米の等級が下がった話になった。買い取り価格もかなりさがってしまい、ご主人はしょんぼりされていた。
見た目だけの問題。味はそう変わらないので、安くなった分消費が増えればいいですね、と言うと。期待しましょう、と案外明るい返事をされた。これからは夏期の田の水温を人工的に調節する仕組みが求められるらしい。

そのようなことで、樹下美術館の樹木にも異変を生じていた。

11月28日の写真。

手前のアオハダはが9月に一旦落葉し、10月になると今年二度目の芽吹きをして新緑になった。
アオハダの緑はそのまま続き、周囲のカエデの紅葉の中で誠にアンバランスな眺めだった。
現在モミジはほぼ散ったが、4本あるアオハダは緑を保っている。間もな降る雪に果たしてどうなるのだろう。

 

先日ハクチョウを見に行った折、農家の庭で梅が咲いていた。
傍らで柿の実が赤く、めまいがしそう。

今期このようなことは随所で見られていると思う。
この先毎年の現象となれば、1年に2回開花したり芽吹いたりで、木々は本当に困るだろう。

年のせいか世の中の多方面で奇妙なことが生じているように感じる。
自然だけは平然としていてほしいと、心から祈っている。

本日荒れ模様の空。

2019年12月2日(月曜日)

好天の昨日日曜日は朝から出かけ、車が示した海岸の外気温は1℃だった。
本日少々気温が上がったものの風雨強くひどく荒れた。

午後の在宅回りで寄った四ツ屋浜は荒れた空を反映した風景だった。

 

北の方角(佐渡の方向)

 

西の方角 (直江津港や火力発電所の方向)

 

東(鵜の浜温泉など)の方向
白い浮き雲はとても速く東へと移動して行く。
刻々変わる暗い影の場所、光が当たる場所や雲。ドラマティックな眺め。

広い層状の雲によって北側半分の空が裂けている風に見え、割れ目から青空が覗いている。ひどく荒れた空は時に一種宗教的な奇跡が起きそうな気配を漂わすように見える(実際は何も起きませんが少しドキドキします)。

早起きをして海を歩き鳥を見て美術館へ オルゴール、猫、再び鳥 こどもには 良いものに接する。

2019年12月1日(日曜日)

12月1日。
本日日曜日は晴天の予報だったので、珍しく早起きをした。
早いと言っても7時少々前では、早起きとして通用しそうになく、恥ずかしい。

7時半ころから柿崎を一時間ほど歩いた。大勢の釣り人や静かになった海を撮りたかったが、残念なことにカメラを忘れていた。
海の後一旦家に帰り、朝のハクチョウ見にカメラを持参して昨日の場所へ向かった、

米山を背に朝日を浴びて次々にやって来るハクチョウは大変美しく、いくら見ても飽きなかった。

 

 

 

新たに鳥が来ると先に来ていた一群が一斉に見上げる。
大きな花びらが舞い降りる華麗さ。

ハクチョウの後は近隣の新潟県立大潟水と森公園へ。

 

好天に恵まれた初冬の園内。この先でエナガに出合う。

国内で飛翔する最大の鳥の後は小さな鳥へ、お目当てはエナガ。前回出合ったのと同じ場所へ行ってみるとはやり居た。チー、チー、あるいはキッ、キッと小さな声で鳴くエナガ。素早い鳥なので中々上手く撮れない。

木々を移動するのに付いて回り、何とか少し撮れた。私の腕ではピントもサイズもいまいち。以下中からましなものを載せました。

日本で見ることが出来る中で最も小さい鳥と言われるエナガ。北海道のシマエナガは抜群だが、当地のエナガも大変可愛い。

エナガとシジュウカラはよく一緒にいるという、。この日も何となく一緒。

エナガに比べればシジュウカラはまだ撮りやすい。

 

午後美術館に出向くと、カフェは忙しそうだった。馴染みの親子さんと一緒に食事をした。

過日の東京行きのレストランで求めたオルゴール。
映画「ボディガード」の主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」
がポロンポロンと流れる。
オルゴールの馬にテーブルにあったマユビトやルパン三世のミニチュアフィギュアが
ことごとく付けられていた。お客様が楽しまれた様子が浮かび、買って良かったと思った。

 

裏手の農道で和んでいた猫。
近寄るとのそりと起きた。

上掲のハクチョウは柿崎区だが、美術館周辺の頸城区ではどうかと車を走らせた。
高速道路の頸城バス停南側の水田に群がいた。今年はハクチョウが多いかも知れない。

 

クチバシを使って稲の切り株周辺を突っついている。
稲の根を食べているらしい。

 

群の中の一組のカップル?。ほかの鳥たちが熱心に食餌をしているなか、二人はしばし寄り添うばかり。

寄り添う二羽。
手前の鳥は片足を挙げて足の冷えを回避している。ハクチョウではよく見かける。

ほかの鳥が来ても離れない。

新婚さんなんだろうか。

 

遠くに居た一団が若鳥を先頭に歩いてきた。
ねぐら入りの時間が近づいたようだ。

頸北地域の水田に飛来するハクチョウは、朝日池や青野・上吉野の湖沼をねぐらに日中は周辺の田へ食餌に行く。農業と鳥が自然な形で住み合い、独特の平和感に心なごまされる。
比べて長年餌付けをして大量の鳥を集め観光資源にしている所もある。非常に不自然で、鳥類の脆弱化が心配される。そろそろ止めてはどうかなと思うが、どうだろう。

さて過日はおばあちゃんと娘さん親子が来館された。
まだ小さなお嬢さんは絵本を読んでいる。
その時のお母さんの話。
〝こどもには小さい時からできるだけ良いものを見せてあげたい。先日は箱根の彫刻の森美術館や国立都科学博物館に行きました〟
お子さんの嬉しそうな顔がとても良かった。

素晴らしい。
豊かな人生のために私もまったく同感。
そのことは幸福への道のほか,不運な孤独を耐え克服する糧にもなろう。
昔はよく耳にした先のお母さんの言葉を、久し振りに聞いた気がして新鮮だった。

さて良いものに接するのは、そんなに難しいことではない。
間違い無いのは美術館、博物館であろう。また歴史的・伝統的文物や場所を訪ねるのも良い。地域の文化イベントにも面白いものがあろう。少々高級な品は見るだけでもまずは良いし、どうしても欲しくなれば節約を心がけて求めてはどうだろう。味覚は頭脳を開発すると信じているので、年に何度かは少々高額でもランクアップをしてみたい。音楽しかり、名著、名画の書物や映画も身近にいくらでもある。
よいものとは、先ずは飽きがこないもの、光を放って自分を呼んでいるもの、前提として自然への親しみは全て基本中の基本かもしれない。
それらの中から良いものの系統やトレンドがおのずから整理され、自らの好みが形成されて行けば最高だ。
良いものに接する事はいわゆる〝お勉強〟とは少々違う。それを楽しむ、それに親しむ、あるいは幸福に感じる、ことが決め手ではないだろうか。
樹下美術館も良いものの対象たるべく努力を続け、その末席を維持して行きたい。

本日富山県美術館の方が来館されたと聞きました。
遠路本当に有り難うございました。
本年5月に富山市を訪ねた
ぜひまた伺わせて頂きたいと思っています。その折はどうか宜しくお願い致します。

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