お茶室開きに招かれて。

2025年7月17日(木曜日)

本日昼かねて茶室開きに招かれていたお宅を訪ねました。にじり口を入るや茶の別世界が待っていました。茶室は三畳台目で神代杉の名木があしらわれる。
決まり事の中に個性を反映させ、茶室を作るのは茶人の夢。あるじご夫婦の相違工夫と長年の念願が詰まったお部屋は詫び寂びとともに暖かな愛情こもる空間でした。

蹲(つくばい)。

 

紫野(大徳寺のこと)雪窓の筆で
「壺」一文字のお軸。

茶味あふれるお道具。


気持ちの良い畳の香に包まれ、ほどよく湧く釜の湯音を聴きながら建立までの逸話を聴き、美味しいお菓子と濃茶に薄茶を頂きました。ご主人夫妻とお二人の相客に混じり、私達も和気藹々のひと時を過ごさせて頂きました。

頂いたお昼の美味しかったこと。

亭主ご夫妻さま、お心入れのお支度は大変だったことでしょう。存分に楽しませて頂きました。どうかお疲れ残りませぬようご自愛なさって下さい。本日のお茶はきっと長く心に残ることでしょう。貴重なひと時を本当に有り難うございました。

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