2021年5月
揃って花をつけたナツハゼ シジュウカラの水浴び 災難と化しつつある五輪。
よく晴れた金曜日。
今年は春先から例年を上回るクリスマスローズと芝生の成績が良く、その後トサミズキ、スミレ、エビネ、キバナホウチャクソウの花々のほか樹木も例年以上に勢いが感じられている。
以前ブログ上で、それは今冬1月の大雪に押して貰ったせいかもと書いたが、それより翌年の準備が始まる昨年の初夏以降の天気が植物向きだったのかもしれない。
本日何気なく見たナツハゼが沢山花(実)をつけていた。
カフェ正面の奥の方、日陰ぎみの場所にナツハゼが3本植わっている。この木は大きくならないが、以前から一種風格があると感じていた。
ちなみにその昔購入した雑木の庭の本には必ずと言って良いほど載っていた。ひっそりしているけれども直ぐにそれと分かる爽やかさと存在感があった。そもそも以前の大潟区の松林や雑木林でよく目にした。
何が良いかと言えば、あまり群れないこと、葉が爽やかで水平な感じに付くこと、小さな割りに枝振りが良く一種貫禄があること、秋いち早く上品に紅葉すること、秋に真っ黒で艶やかな実を沢山つけ、それを鳥が好むことなどであろう。当館では数年かけて、複数の店舗から通販で3本購入して植えた。
だが実をつけたのは1本だけ、以後他は外見だけナツハゼだが全く花も実もつける事はなかった。
かって木に詳しいお客さんが、これはナツハゼでは無いかもしれない、と仰ったこともあり残念が続いていた。
それが本日、前述のように駄目だった二本がしっかり花をつけていたのである。
赤みがかったものと黄色のが見られた。
初めて花をつけた二本の木の様子。
夏以後の葉や実を楽しみにしたい。
来館されていたお客様と庭でナツハゼの話をしていると、あっシジュウカラ、と仰った。
見ると水鉢にシジュウカラが何羽も来ている。
恐らく今期生まれた若鳥であろう。
既に親の給餌が終わり独立したばかりと考えられる。
さて世紀の祭典であるオリンピックが、災難の印象を強めている。
そもそも優れたアスリートほど体調に敏感でその管理に日夜気を使う。ワクチンは開催の鍵になるが、これから接種する場合、選手のコンディションは少なからぬ影響を受けるはずである。また鍛えられてはいるが、アスリートたちは必ずしも感染症に強いとは言われていない。
大谷翔平選手の開幕当初の不調はワクチンだったと本人が述べているとおりである。外野のお祭り騒ぎをよそに、選手達は、感染と接種についてかなりナーバスになっているのではないだろうか。これらを考慮すると今後接種スケジュールが健全な形で間に合うのか、心配される。
いずれにしても真剣な彼らは、コロナの事を決して「単なる風邪」などとは思っていないはずである。
世界が感染症を克服しないままの五輪は、選手が気の進まない実験をさせられているようで、傍目にも喜べない。
そもそも強気一本のIOC会長ほか要人たちは、その時ちゃんと来日するのだろうか。
芍薬の季節 蜘の糸が絡んだカワラヒワ 接種は1回目の半分まで来た。
気持ち良い晴れ間に恵まれた本日、特養の回診を終えて休館日の美術館に寄った。
木々の緑は一段と深い色になり庭の立体感がぐんと増している。それにしても年ごとの樹の成長はとても早く、あちらこちらで青空が狭くなるのを感じる。
この場所のアヤメとスズランが終わり、手前の糸ススキが生え揃ってきた。
西の庭に集めている芍薬が盛りを迎える。
間もなく黄色も咲くことでしょう。
雀のヒナが賑やかに鳴き、親に餌をせがんでいる。
強く鳴き続けながら鳥の命である喉や声が鍛えられる。
庭を出ようと車を走らせると、フワーッとカワラヒワが飛んで来た。
庭に張った白いロープに止まり、しきりに何かしている。
撮ったモニターを見ると、蜘蛛の糸が体に絡んでいるのが見えた。
引っ張ったり振り回したり、懸命に糸を取ろうとしている。
助けようと思うが近づけば飛び去るに違いない。
間もなく取れたらしく、素早く飛び立った(鳥も色々なことがありそうだ)。
さてワクチン接種は10日目を終え、予定360人の1回目目のおよそ半分近くが終わった。一回の接種は短時間であるが、出来るだけ会話をしながらリラックスして頂くようにしている。
全国では意欲的な歯科医師や研修医の参加もあり、接種がいっそう拡大する流れなり良い事だと思う。
接種には厳しい条件があるワクチンの管理と注射液の調整が必要で、これにも神経を使う。
信じられない齟齬も公表されているので、“あわてないでゆっくり仕度して”とスタッフと話している。
来月は自院の注射のほか施設と集団の接種で問診担当が加わるので、当面の山場になりそうだ。
今夜の皆既月食は是非観たかった。ごく短時間上りかけの赤い月を観たが直ぐに見えなくなり大変残念だった。
畦の花。
折々眺めたり写真を撮るだけだが、田は飽きない。
四季、黙々と勤しまれる田仕事は勿論、水と稲の移りかわりは壮大で、鳥や草花が活気づけ彩りを添える。
そのうえ気象によって満面の笑みを見せたり寒さに震えたりする。
空間と変化のダイナミックさは、都会の高層ビル群と好対照で、勝るとも劣らない。
本日は畦を埋めるように咲く花を撮ってみました。
寄ってみました。
これまで見ていたのと違って花の赤味が薄く感じられた。
年によって盛衰するようであり、一旦咲けば辺り一面を我が物にしてしまう。
ハルジオン?ヒメジョオン?
可憐な花だが、名をどちららか決めるというプレッシャーがつきまとう。
茎を切ると分かるらしいが、、、。
よく降った雨で花はとても生き生きしていた。
明日からワクチンは2週目に入る。まだ六分の五が残っている。
“バスが迎えに来るというが、地面に付くほど腰が曲がり足も痛くて乗れない。ここで出来ると聞いて涙が出るほどうれしかった”と仰った人を思えば励みになる。
一週をどうやら無事終えたが、一人一人慎重に、祈るような気持で行った。
柿崎海岸の花 チドリ(コチドリ)の擬傷?
久し振りに晴れ間の多かった本日、柿崎海岸を歩いた。
砂浜の植物たちは連日の雨の恩恵にあずかり、生き生きとした姿を見せていた。
花を撮っていると近くでチイチイ、ピヨピヨとチドリの声が続いた。探すとやや遠くでこちらを窺う様子。
私の前に回ると手前の一羽が足跡の凹みに入って羽根をバタバタさせた。
普段のチドリは近づくと直ぐに飛び立つが、本日は違った。
多分私が巣に近づいたため、鳴いたり、目立つ動作をして気を引き、巣から遠くへと誘ったのであろう。
足跡の凹みに入って翼をバタバタさせる。あるいは翼を引きづるようにして歩く。
これらはいずれも自らを傷つき苦しむように見せて気を引き、巣へ近づくものを遠ざけようとする擬傷行動であろうと思った。標準のズームレンズしかなく、大きく撮れなかったが、トリミングしてみて熱心な動作を見ることができた。
それにしても人の足跡に入るのは何故なのだろう。
昨年来柿崎のチドリは二羽しか見ることが出来なかった。擬傷によって本日のチドリは子育て中であることが理解される。地上に簡単な巣を作るコチドリあるいはヒバリは、卵やヒナをヘビやカラスに狙われやすいという。
かって10羽以上はいた柿崎のチドリが少しでも増えるならとても嬉しい。群で素早く海上を飛ぶチドリは格好良いし、海に詩情が生まれる。
本日の熱心かつ痛々しいまでの行為を見て、コチドリの苦労が偲ばれた。
所有の松林から切り出した材で廊下や階段を改修。
その昔の数十年前、在宅で訪ねる家の様子は様々で、時には理由があって散乱のあまり爪先だちでジグザク歩きをしなければ、患者さんにたどりつけない、お宅もあった。
福祉施策と人的支援でいまやこのような状況は見られなくなった。
余計なものが無くいつも片付いていて、行くのが楽しみというお宅がいくつもある。小さくて気が利いている旅館を訪ねるような感じがするのである。
本日の写真のお宅もそのような家だった。
外から眺めると二階の窓辺に白いカーテンや花が見え、庭は小気味よく、石段は掃かれている。
訪ね始めて間もないお宅だが、先日廊下がピカピカしているのに気づいた。訊いてみると、所有していた山に高速道路が通過することになった際、そこの松を切り出して家の改修に使ったと仰った。
初めて耳にするいきさつであり、そんな風に手持ちの木を材にして生かすことも出来たのか、と少々驚いた。
つややかな廊下。
松は樹脂が多いのでつややかで美しくなること、丈夫なことなどで優れているという。切り出しや材への加工など手間が掛かったと思われるが、良いお仲間にも恵まれたのではと思った。
堅実で奥ゆかしい奥さんは私と同級生。ご主人は真面目一方の優しい方。
「良い奥さんですね」と言うと、恥ずかしそうにお互いを褒めあい、聴いていて幸せな気持になった。
以下は本日我が家の玄関の花と観音の様子です。
庭で咲いた黄色の芍薬と都忘れが生けてある。
観音像は40年ほど前、ある方の数ものを通販で購入しました。
モデルそのままに現代的なお顔です。
本日のワクチンは20名、うち在宅3名でした。
在宅では一定時間観察をしますので、世間話をしたり、普段は飲まないお茶を頂いたりします。観察があるため1日3件が精一杯だと思います。
本日NHKテレビ『美の壺』スペシャル「レトロ建築」 で上越市髙田の世界館が紹介されました。冬場の撮影にも拘わらず美しく撮られていて、内容の良さといい他の大規模な建築と全く遜色無かった。さすがNHK、関わる方たちの願いが伝わる良い内容でした。
二人の姪が通っている自由学園を初めて映像として見ることが出来、歴史的建造物が開かれていることに感心しました。
本日午後の保育園健診 涙と幸せの「Sunrise、Sunset」。
本日午後からお休みの木曜日、午前に10名のワクチンをして午後は近くの保育園で98人の園児の健診をした。
0才児は保母さんが抱っこして、1才児は小さな椅子に座り、それ以上の園児は背が高くなるので立ってもらったままで診た。
髪はサラサラ、小さなマスクをつけ、思い思いの服装をしてみな可愛い。
昼寝の最中だったのか、前髪が汗で濡れている子もいる。
右の小さな椅子は1才児が座った椅子です。
左の椅子に私が座りました。
当地へ戻って46年ずっとここを診ている。本当に早いもので、最初の年長児はすでに50才を過ぎ、孫までいるかもしれない。
以下は2016年4月、ここで挙げたペリーコモの「Sunrise、Sunset」です。
ペリー・コモの「Sunrise, Sunset」
映画や舞台の「屋根の上のバイオリン弾き」における結婚式のシーンの曲。“涙と幸せの歳月は追いかけっこをしながら過ぎる。あのあどけなかった子たちは、いつこんなに大きく美しくなったのか”と歌われています。
以下はUCLAの小学生オーケストラです。
短い演奏ですが、何故かとても良いのです。
雨はいじった庭への恵みですが、余り降るといじることもできません。
夜の庭。
雨、夕刻、夜、、、庭がもう一つの表情を見せる時間のようです。
仕事が終わって芝生でコツンコツンとゴルフボールを打ちました。
その後の食事中、庭にメガネを忘れていたことに気づきました。どこかの枝に架けるのですが、それが何処か忘れてしまい、車の明かりを点けて探しました。メガネはありましたが、美術館の壁に映った草木の影や、花の雰囲気が良かったので撮ってみました。
こんな色を授かっているのですから幸せな花です。
気のせいかまだ起きているような感じでした。
夕方の玄関先に置かれていた都忘れの花。
いくつもの優しい色を初めて見ました。
お持ち下さった方、お心遣いにとても感謝しています。
夕方や夜の庭は植物や昆虫たちの憩いが感じられ、どこかアール・ヌーヴォー風な雰囲気が漂います。
夜の庭で一人ウロウロ写真などを撮っていると通報されることがあります(かって庭仕事を通報されました)。いつか通報されないようにして、夜のベンチで食事をしてみたい、と思いました。
2日目のワクチン接種が無事終わりました。
昨日の方々ともども接種部位が痛いことでしょう。明日、明後日と軽くなるはずですのでどうか頑張って下さい。
ワクチン接種初日 アニーローリー。
色々と書いてきましたワクチン接種がようやく本日始まりました。
午前は外来の方を診ながら10時から30分で5名ずつ2回行い、午後は訪問診療で2名、帰った外来で8名、一日20名を薬液の余りなく終了しました。
始めてみますと、ニュースなどでイヤと言うほど見させられた上腕に直角に打つ痛そうな筋注に、皆様の緊張が良く伝わりました。
しかし打つ際の痛みについて、ほとんどの方は痛くはないと仰います。
但しいま痛くはなくても2,3時間すると痛み始めること、痛みは二三日で楽になることを伝え、出るかも知れない熱の説明も加えました。多くの方はこのあたりのことを知っておられ、ハイハイと返事されますが、いざ痛み始めると思った以上だなと感じるかもしれません。
緊張の初日ですが、即時型反応を見ずに終了しほっとした次第です。しばらくこのペースを続け、そのうち一日30人になる予定です。
小さな施設ですが、二人の事務と一人の看護師が細かな作業を正確にしてくれて、とても助かります。
仕事場を取り巻くように11台の駐車スペースがあるのですが、接種時に増えることが想定され、隣地をお借りしました。地主さんは、お役に立てば嬉しいと仰り、お言葉に甘えさせて頂くことになりました。まずスタッフの駐車場所が確保され感謝に堪えません。
夜半、皆様の腕は痛んでいるころでしょう、とにかく副反応は軽く済むよう祈るばかりです。
さて昨日はアイルランド民謡、本日はスコットランド民謡です。民謡といってもちゃんと作詞作曲者がいて、歌われている美しい女性「アニー・ローリー」も実在したそうです。
名曲アルバムから「アニーローリー」。
このような音楽と映像には癒やされます。
樹下美術館は雨も良し ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ) いよいよ接種。
昨日は降ったり止んだり、本日はシトシト時にはザーザーとしっかり雨が降った。
雨の美術館でしたが、仕事や憩いのためなどでお越しいただき、有り難うございました。
雨の日もいいですね、と口々に仰って頂きました。確かに雨の館内外は独特の静けさや生き生きとした感じがあり、私も好きです。
田んぼのふちというロケーションが最も生きる季節かもしれません。
先日久保田園芸から20個頂購入して植えたサルビア。
毎年通りで大きく見事な花を見ていましたので、久保田園芸さんに電話をして苗を分けてもらいました。
“皆さんが来て大きいのを持って行ったので小さいのしか残っていないんだわ”
“でも水さえ遣っておけば、これもどんどん大きくなるわね”
と店番のおばあさんの話で、1ポット100円で分けてもらいました。
昨年ホームセンターで買った苗や、種を植えたサルビアはみな貧弱でした。しかし今年は“水さえ遣っていれば大きくなる”という苗。本日良い雨に恵まれ、すでに少し大きくなったように見えました。
雨もまた良く似合うバラ。
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の「ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)」
1960年代の録音。
セルティック・ウーマンの「ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)」
澄んだ田舎の風景をみると浮かんでくるアイルランド民謡「ロンドンデリーの歌(ダニーボーイ)」。昔からヨーロッパの田舎に行ってみたいと思っていましたが、叶いそうもありません。この曲にはそちらの風景が感じらる良い曲ですので、YouTubeから借りてきました。
ダニー・ボーイは故郷を離れる我が子に、生まれ育った山河を忘れないで、必ず帰って来ておくれ、と呼びかける歌詞が後年に付けられたものです。
いよいよ明日から私達もワクチン接種です。
自院のほか在宅と二つの施設、ほかに集団にも出ますので注射あるいは予診で1200回を越える仕事の予定です。
自院では一日20人から少しずつ始め正味6週間、混乱と事故のないよう細心の注意と健康に留意し、無事終了したいと願っています。
ブログは間を空けるかもかもしれません、どうか宜しくお願い致します。
田に水が入り水辺の樹下美術館になった 終わったクリスマスローズの手入れ。
毎年今ごろ田に水が入り田植えが始まる頃に以下のような写真を撮っている。
あぜ道を傷めないようそーと歩いて田んぼの方から撮る。そうすると水辺の小さな美術館という雰囲気になり気に入っている。
今年入れたベンチで中勘助の「鳥の物語」を少し読み進んだ。
本には雁、鳩、鶴、ひばり、鶯、鷹、雉ほか
全部で12の鳥の物語が集められている。
今読んでいるのは「白鳥の話」。
中国の戦国時代、白鳥を追いかけて果てしない旅をする小さな道化師
の物語だが、本日読んだ所から急展開し始めた。
さて先日書いたように、夕刻は花を終えたクリスマスローズの周囲をほぐして肥料をくべた。
いろいろな樹木の根がはびこっている。
普段もっと手抜きしますが、写真を撮るので丁寧に掘りほぐしました。
あり合わせの用土や小石、トンプン、少量の石灰などを混ぜて撒いた。
クリスマスローズの用土も売っているがかなり高いので、
適当に作りました。
土をかけてたっぷり撒水。
本日12株を手当てしてみた。全部で70株はあるが来年の花を思って楽しく作業した。
庭仕事は先々まで計画と予定があり張り合いがある。
ところで時々花や苗をお持ち頂くことがありますが、現状の計画がしっかり詰まっており、あまりお持ち頂くとどうしても手が回りません。
お心遣いはとても有り難いのですが、どうか宜しくお願い致します。
クリスマスローズをみな切った 田植え ツバメ 童謡「木の葉のお船」。
日中暖かく高曇りだった日。
一昨日は長く庭を賑わしてくれたクリスマスローズを切りましたが、三分の一ほどまだ残っていました。本日それを切りシーズンが終わりました。
本日切ったのを加えました。さすがの鉢もいっぱいです。
クイズです:本日かなり強い風が吹き、植えたばかりの「バラ」が一枝折れていました。
それを鉢に挿しましたがお分かりでしょうか。
大きくしてみました。
明瞭ではありませんがお分かりになりましたか。
これまでで一番良く咲いたクリスマスローズ。昨年花後に根の周囲をほぐして施肥をしたこと、石灰をくべたこと、などありますが、本当は何が良かったのか良く分かりません。ただ来年を楽しみに、今年も根の周囲の手入れは行ってみようと考えています。
裏手の水田で田植えが行われています。さる10日、大潟区のナショナルカントリーの皆様です。
さて、枝に止まることもなく猛スピードで滑らかに飛ぶツバメは変わった鳥だと思います。時々数羽が連なるように飛ぶのを見ますが、巣立った若鳥が餌をもらうため親を追いかけているのではないでしょうか。
枝や地上で給餌すれば良いものを、空中を猛スピードで飛びながら餌のやり取りをするようです。急上昇や急旋回を繰り返すなど、あたかも子のトレーニングを兼ねているように見えます。
数千キロ離れた南の国から、前年の巣へ戻るのも信じがたいことです。
以下は幼少に聴いたツバメを歌った野口雨情作詞、中山晋平作曲「木の葉のお船」です。
父が買ってきたレコードで聴きました。海を渡るのに疲れたツバメが葉っぱに乗る、と聞いて可哀想だと思っていた気がします。
童謡とは思われない味わい良いコードが付いています。
△印はメジャー(Mまたはmaj)ですね。
歌:鮫島有美子
ドビュッシー風で余韻を持った素敵な編曲ですが、いかがでしょうか。
上のコードで演奏するとこんな風になるのでしょうか。
海の、田の、電車の、川の夕暮れ。
現在の日没は直江津港で午後6時45分ころのようです。
日が長くなり、仕事の後でもゆっくりと夕焼け写真を撮ることができるようになりました。
今夕は薄い帯状の雲が日没とともに次第に茜に染まり、海、田んぼ、電車、川を、空が赤いうちに回る事ができました。
四カ所の優しい夕焼けをほぼ20分で撮りました。
いつも同じような場所を夕方にウロウロしていますので、最初のうちは農家の方にジロジロ見られました。電車に向けてカメラを構えていると、運転手さんがパーンと警笛を鳴らしてくれる事があります。
それにしましても「ウロウロ」といい「ジロジロ」といい、オノマトペは便利で不思議な言葉ですね。
長く楽しませてくれたクリスマスローズの花を取った 叙勲の受章 乗り越えられるかワクチン接種。
樹下美術館の春を彩るクリスマスローズ。開館前の2月中旬から咲き、開館の3月15日には大方咲きそろい,今日まで開いていた。
以上二点は4月上旬の様子。花が立ち上がり後から葉が出て展開する。
まるまる3ヶ月の長きに亘り楽しませてくれた花は随分疲れたことだろう。昨日美術館が終わった後大方切った。
上掲2葉は花を切り落とした株。
これからは夏に向けて茎と葉が太く大きくなっていく。
花後の施肥と真夏の水やりや温度管理がかなり大変だが楽しみ。。
切り花はドライフラワーのようにしっかりしているので、欲しいという方にお分けしたり、館内に飾っている。
さてこのたび4月29日に叙勲の知らせを受けていました。本日上越タイムス紙に写真と記事が載り、痛み入っている次第です。仕事はただ長く続けていれば良いという訳ではありませんが、地域や個人的な事情から続けている次第で、この度の受章はお世話になった様々な皆様に向けられたものと考えています。
コロナによって伝達式などのために上京はできませんし、個人的な会なども致さないつもりです。
それより来週から自院で始まる6週で720回におよぶワクチン接種(私が打つ)、来月中から始まる集団接種会場への出務、さらに介護施設の接種など7月中までワクチン漬けの日が続きます。その後は年令を下げて続行なのでしょう、、、。
ほかに、このところ在宅で重体の方が複数おられ、本日からストレス頭痛に対してデパス(0,5㎎)を飲むようにしました。
叙勲受章はともかく、何よりこの年で、果たして事故無く無事にワクチン接種を乗り切れるでしょうか、一抹以上の不安があります。
庭いじりや、たまのゴルフでリフレッシュ出来ればと心から願っている次第です。
柏崎市の飯塚邸を訪ねた。
以前出かけたところ木曜日で休館していた柏崎市史跡文化財、飯塚邸。
本日好天の午後訪ねた。
壮大な作りのいわゆる豪農の館。緑が滲みる邸内は多くの日本間や茶室がある。わけても昭和22年に新潟県を巡幸された昭和天皇が休息、お泊まりになったお部屋には、おごそかで澄んだ空気がいまだに漂うのを感じた。
昭和天皇がお休みになった二階のお部屋。
真っ白で立派な椅子。
床脇の障子の形は梅か、同家の家紋の桜か。とても合っている。
木のウロから井戸を覗いていたら人が通りました。
最後に倉を改装した展示室を観た。
上手倉と下手倉があり
本日はお茶道具はじめ生活用具のある上手倉を観た。
ゆっくり興味深く観て回りました。
寄贈された柏崎市が管理運営する文化財に、周辺の方々が熱心に協力されているのが窺われました。それだけの親しみと魅力があるにちがいありません。
忙しかった午後 グループホームの美しいアメリカハナミズキ。
本日午後、小学校の健康診断があった。
学校は大潟町小学校で私は1954年、同校の卒業生です。当時は潟町村でしたので学校の名は「潟町小学校」、それが昭和の町村合併によって大潟町になると「大潟町小学校」になりました。
やや不思議なことに校名は「大潟小学校」ではなく、“町”が付いていました。
すると平成の大合併で大潟町が上越市の区になってもそのまま校名に町が残り、「大潟町小学校」です。
合併後は前の校名を用いる原則があるなら一応自然ということになりますが、少々奇異な感じを否めません。
そもそも昭和の合併時、何かよほどの因縁があったか、嬉しくて学校の名にも町を付けたのか、その辺を詳しい方に尋ねてみたい所です。
学校の後に3件の在宅訪問のほかグループホームで4人を診て帰るとすぐに午後の外来でした。普段の外来は忙しくありませんが、連休直後で、かなりの人が来られ、珍しく忙しい午後となりました。
真っ白なアメリカハナミズキの花が美しかった本日のグループホーム。
びっしり咲いていた花。
上向きに咲くこの花は二階ホールの窓を覗くように咲いています。
携帯を持たなかったため二階から写せませんでしが、きれいでした。
ここは元帝国石油の社員寮があったところ。同社社員は秋田県出身者が多く、退職後に園芸店を開いたり、転出時に育てた草花を掘って届けて下さるなど、おしなべて皆さま花を愛されました。本日の花の色が白ということも素晴らしく、抜群のセンスを感じた次第です。
愛宕グループが施設建設に際し、切らずに施工されたことも立派だった、と思います。
ハマダイコンの道 ほくほく線電車とアザミ 菊の下絵。
今日で4連休が終わる。行いたいことが色々あったが大したことは出来なかった。
考えてみれば何かと追われるようにしているので、こんな時くらいはゆっくり休めば良いのかと思うが、なかなか悩ましい案件。
午前は溜まっている書類を書き、野菜とヨーグルトを食べて美術館に向かった。本日は閑散、ポツリポツリというような人影らしい。
空もシトシトポツリと雨。このところ初夏の草花を沢山植え、芝の肥料を撒いたので、そちらには良い雨ということになる。
以下は美術館から車で1,2分の所に見られるハマダイコンの群生です。
アザミが混じっていました。
白いハマダイコンの群生の中、5,6株、品良く調和していました。
アザミは夏の花だと思っていましたらもう咲いているのですね。
こんなに初々しいのは初めてです。
ふとした時にアザミを見つけると、何故か嬉しくなります。
この時期まだ砂浜のへりや、土手、河川敷などでハマダイコンの群生を見かけます。行儀良い大きな群を見ますが、みな自生なのでしょう、大したものです。
白~紫色へ帯びる花はとても爽やかで、敢えて観に行く価値がありそうです。秀吉の「醍醐の花見」にあやかって「「ダイコンの花見」があっても良いかな、と思うほどです。
何カ所かを決めて見て回るのも一興かもしれません。
ダイコンの野生化したもの、あるいは元から少々異なっているらしい、などと諸説あるようです。大根様の根があり、オロシは激辛だそうです。
本日やっと描いた菊の下絵は、正月に始めてから6枚目です。
器は信楽で、花は白、黄色、オレンジ、紫の四種類。構図にもっと波乱が必要だと思いました。色々悩ましい所がありますが、器が良く、華やかな花の色など、この先楽しめればと思います。
来年度の樹下美術館の催しに、手許の3,40点の花の絵に今年予定の油彩を加え、拙い写真とともに展覧会を計画しています。上手く運びましたらどうか宜しくお願い致します。
催しの可否は作品の如何よりも健康一つに掛かり、あらてめてその大切さを感じている次第です。
晴れた連休の日 展示とベンチ。
雨降りや風がふくことが多かった連休。本日は気持ち良く晴れ上がりました。
いつもは閑散の樹下美術館ですが、昨日と本日は賑やかにして頂き、カフェは何組かの方達に待って頂いた。当館はカフェが好評ですが、連休中半数以上の方達が展示をご覧になり、有り難かった。
晴れたため三つある外の席をいずれも使って頂いたそうです。
以下三カ所の外の席です。
今年4月に設置した木製のベンチ&チェア。
設置後初めて本日座って頂いたのは二人のお嬢さんと親御さん。
小学校低学年のお二人はともにピンクのリュックを背負って、
とても可愛かったです。
展示の絵の説明をうなずきながら聴いて頂き、有り難うございました。
エレガントなアオサギ、婚姻色がきれいなダイサギ。
お天気はいまいちですが、田んぼに水が入り、清々しい眺めになりつつあります。
昼過ぎにある方の見舞いにケーキ屋さんへ行った帰りの田んぼに二羽のサギがいました。普段なら近づくと直ぐに飛んで行ってしまいますが、珍しくじっとしていましたので撮ってみました。
拡大してみました。美しいブルーはダイサギの婚姻色だということです。
サギたちはこの時期に婚姻色が出るらしい。名前からあまり好きになれなかった鳥ですが、もう少しちゃんと目を止めてみたいと思いました。コサギはピンクになるそうです。まだ婚姻期内であればいいのですが、、、。サギは親子の情愛も深い鳥だそうです。
野の花、棚の花、畑の花、庭の花 本日二回目のワクチン 五輪は別の道を 理想と憲法。
春の光を浴びたい連休中の日曜日だが、冷たい風が吹き曇り空からポツポツ当たる時間もあった。
午前11時半頃に二回目のコロナワクチン接種を受けた。
連休中、デッサンをする予定なので、注射は右腕を止め前回と同じ左に打ってもらった。痛みや発熱、だるさなどの副反応は2回目のほうが多くみられるといわれる。今の所前回より痛みは軽めに推移している。
但し、一回目に無かった寒気と頭痛がうっすらあり、風邪のひき始めのような感じをおぼえる。
一緒に受けた二人のスタッフはどうだっただろう。わけても前回接種2日目に37,8度の発熱し、カロナールで解熱したたスタッフは本日の予診で接種可能と判断された。明日は状態を尋ねたい。
前回は2Fで、今回は一階で書類チェック、問診、注射、観察が行われた。全てとどこおりなく進み、休日にも拘わらず引き受けている病院に深く敬意を覚えた。
さて一両日目にした花を掲載してみました。
上掲3枚は本日、頸城区の西部児童遊園で見た藤棚。
開花したての色鮮やかな藤。
さてコロナによる抑圧的な日常はまだ続くうえ、ワクチンは接種を受けるのもするのも双方決して楽ではない。収束が見えないどころか、すでに4波。
日本はまだ良い方だ、という気楽さと足りない学習、さらに肝心なところに政治ノイズが深く混入する。神風でも待っているのだろうか。
私見だが、ワクチン接種が進み、ウイルス自身も休息する今夏、感染鈍化が見えたら一気にロックダウンし収束させる道があるのでは。燃え盛るタイミングより遙かに効果があると考えられるが、どうだろう。
引きずっているオリンピックはそろそろ中止を決定し、予算を自前のワクチンと抗ウイルス薬開発に回しては。
選手たちにはコロナ世代の希有なアスリートとして、競技ごとの指導者や専門家、あるいはスポーツドクターやリハビリテーションの専門家として厚遇、育成される道を残し、選択してもらうのは如何だろうか。
追い込まれた状況の中で、人の心を打つのに無理矢理突破しか方法が無いというのも情け無い。
話は変わり、明日は崇高で美しい前文を有する憲法の制定記念日。
負けてもなお維持されるであろう日本人の実直さと美しい心を映す憲法。それはまた累々たる無念の死の上に書かれた。
貴い精神を振り返りこそすれ、書き換える無謀を謹んでもらいたい。
不肖私も一応その有り難みを奥底に労働し、納税し、善良を心がけて生きてきた。
しかるに改憲されれば、あるいはその論議の過程に於いて、
突然に、
「貴様、それでも日本人か!」という乱暴な言葉に出合うような予感がして気が滅入る。
人間は一人では乱暴な言葉を吐かないが、大勢集まると優越意識に駆られて、変わってしまうのである。
何事にも基本として必要なものは理想であり、高く美しいほど、貫くほど価値があることを疑わない。
春の妙高山と大毛無山。
桜、桜と言っていたのがついこの間のこと。うぶうぶした庭の新緑がしっかりした色になってきた。
さて本日午後から春の連休に入った。
休み期間中、お天気が期待出来無いということで、昼の晴れ間を見て中郷区辺りからの妙高山と大毛無山を眺めに行った。
普段高速道路や8号線を走りながら見ている山をゆっくり見ようと思い、それらしき農道を走ってみた。
山の上半分に雪が残り、山裾の里で新緑が眩しかった。
山は見る場所によって様々に表情を変える。本当は登りたいところだが、今となっては叶わない。道が良くなっているので、この先また色々な場所から眺めてみたい。
連休とは言え容態の悪い方がいるため出かけてもごく近辺だけ。しばらく休んでいた来年の展覧会に向けて下絵描きに再度手を付けようと思う。
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- 高宮さんご夫婦の水彩画展が始まって。
- 明日から「透明水彩 高宮あけみ展」。
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- 9月5日から「透明水彩 高宮あけみ展」 弱まる台風10号。
- 本日の空と頂き物の食卓。
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