2025年8月

大潟区の湖沼も水不足 来週には雨が降りそう。

2025年8月3日(日曜日)

去る7月19日に樹下美術館の庭や鵜の池とチョウトンボをここに記した。その時鵜の池の旧舟着き場を載せて“水は満々”と記した。しかるにその数日後来院された農家の方が、“雨不足で朝日池も鵜の池も水が減っている”と仰った。

あれ、数日前に見た時は満々にみえていたが、、、と思った。それで一昨日8月1日午後見に行くと鵜の池の舟着き場の両岸の土手はかなり露出していて、水位低下は明らかだった。

 

7月19日の船着き場。

 

8月2日の眺め。
段状の部分の下まで下がっている。

2019年の眺め。
1メートルほど水位は高い。

このおじいさんから船着き場のかっての賑わいなどを聴いた。この方はその冬に倒れ、数年後に看取った。

それ以上に顕著だったのは鵜の池の後で回った朝日池だった。

コンクリートの護岸壁が
1メートル半ほど露わになっている。

池を見ている人にとって雨不足は池の水で明瞭に分かり、溜め池は浅いので深刻。

しかるに平成6年は全国が渇水に見舞われ朝日池も水量がゼロとなった。池は向こう岸まで底が顕れ完全に干上がった。この年の四国讃岐地方の様子をネットでみたが、昔ながらの切羽つまった給水状況が書かれていた。
・線香水:線香一本分の時間だけ順番に水を配る(実際は時計で)。
・やかん水:やかんの水を稲株にくべる。
・走り水:ポンプ車で田の表面だけをサーッと濡らす。
水一滴、米一粒を思って行った最後の手段だったようです。

※四国平野部の常態的な干ばつと溜め池について、高校時代の山崎先生(ロングさん)から習いました。用いられるプリントは左から災害や産業の呼び名、その地域、地理や気象条件が書かれ、とても分かりやすく、読みやすかった文字は忘れ難い。

さてようやく雨マークが予報に現れ始めました。

来週5日(火)に雲が出て翌6日(水)、7日(木)と雨マークが出ました。その後10日、11日、12日と傘が続いています。多少外れることがあっても70ー80%の降水確率なので一定量は降ってくれるでしょう、期待しています。

あのポツポツポツ、ザーッという懐かしい音を聞いてみたい。

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