頸城野点景
5月、月末の空と時 独居老人の緊急入院。
昨日5月30日は金曜日。晴れたり曇ったりの空、気温も丁度よく清々しく過ぎた。
昨日の空、妙高連山の火打山。
まだ残雪が多そう。
田植えが終わったばかりの田は
清々しい。
そして今日31日土曜日。午前の曇り空は午後から小雨、時にしっかり降った。
「夏は来ぬ」の卯の花が
高速道路の側道を
随所で彩っている。
路の南側に卯の花、北側
はノイバラが沢山咲いている。
しっかりと咲き分かれる理由は何だろう。
午後ムサシへ行き歯磨きチューブ、メガネ拭き、園芸部でアスチルベ5株を買った。安価で丈夫そうなアスチルベが揃っていたのは有り難かった。
帰路、田圃を見ながら帰った。
雨降りのため耕耘機は一休み。
これまで何度か失敗しているラベンダー。今年は比較的乾燥し陽当たりも良いカフェの窓際を試みた。まだまだ分からないが丸二ヶ月、一先ず無事に花期を終えた。どうか秋までしっかり力を蓄え来年再び花を咲かせてくれることを祈っている。
さて昨日外来終了間際に高齢の一人暮らしの方が緊急症で来院された。当然入院が必要だが付き添いが問題だった。親族は遠方で未だ連絡がつかないという。非常に貴いことだが、現場に居たご近所の方が、親族が到着するまで付き添うと申され、後光が射しているように有り難かった。必要な2種の薬剤を服用すると90才の老人は彼女の車に乗った。
このように時間外あるいは休日の緊急入院の際、付き添いが喫緊の問題になる。だれも間に合わない場合相談出来る公的な福祉機関はどこなのだろう。昔は派出婦という存在があった。いま地域包括支援センターなどで可能か、尋ねてみたい。
今夕刻の美術館閉館後、アスチルベを新しく植えたり、植え替えたりした。ラベンダーの後、手間要らずで彩り豊かなアスチルベを追加している最中。
これから咲き揃いますのでどうかご覧下さい。
路傍の花たちの競争、今年目に付くマンテマ 6月は良い季節。
5月は下旬となり間もなく暦の夏6月を迎えます。
振り返れば今月は朝晩肌寒い日が多く、一旦仕舞ったストーブをまた戻しました。確かに夏日はありましたが、いつもならもっと暑い日が多いのではないでしょうか。
本日夕刻の外来のこと、「まるで四月と五月が入れ替わったようだ」と話す人がいました。温暖化が一般的になった一方で肌寒い春というのは貴重かもしれまぜん。
さて以下近隣の農道の一部の光景です。随所に季節の花の彩りが見られました。
手前の赤い花はマンテマ、
向こうの白い花はシロツメクサです。
毎年路傍の草花は思った以上の競争をしているようです。今年はマンテマが頑張っている感じがしています。過去ブログで以下の様に扱われていました。
・2009年
・2014年
・2021年
いずれも5月下旬今ごろでした。何となくあるいはたまたま目にしたというブログ記事ですので、その年一帯で特にマンテマが盛大だったとは断定出来ません。しかし路傍の花たちの何種類かは、必死でこの良い季節に良い場所を取り合って競争しているように見えるのですが、如何でしょうか。花はブタバナ、シロツメクサ、マンテマ、ハマダイコン、数種のイネ科植物などです。
さて昔から一年で一番良い季節が6月だと思ってきました(特に梅雨までが)。
風穏やか、雲良く、草木に力があり、安定の気温、、、。
19年前、樹下美術館はそんな季節を意識して6月10日に開館しました。
今週末までは好天が続き気温も上がるとテレビが報じていました。
明日はBSNテレビ「なじラテ」の取材を受ける予定です。メインはカフェのようですが時間を作って是非とも顔を出したいと考えています。
田植えに麦秋。
本日終始霧雨の雨模様。昨日29度もあった気温は15,6度に下がった。仕事場と美術館の行き帰りに田圃を走った。始まっている田植えのなか、ある一角に大麦が植わっていた。
まだ青味を残すものと黄色味を帯びるものがあり見慣れない私には新鮮だった。普段大麦は玄米と一緒に朝ごはんに炊いて貰っている。作り主はどんな意図で作付けされているのか分からないが、お世話になってます、という感じで眺めた。
もやは麦秋なのか早晩刈り入れを迎えるのだろう。長くピンとしたヒゲに霧雨の水滴が着いてきれいだった。麦雨(ばくう)という言葉もあるようだ。そういえば「麦秋」という映画もあった。ネットで観られると良いが。
新潟市から寄られるS氏にお会いするため美術館へ急いだ。
付近はニセアカシアの花盛り 写真集「昭和のこども」、「筑豊のこどもたち」
5月は中ばを過ぎて辺りはニセアカシアの香りが漂っている。美術館に近づくほど樹が多いため、窓を開けて香りを嗅いで走る。
以前の一帯は松林が主体だったのがアカシアが進出し、今ではすっかり取って代わられた。かって繁茂するアカシアを利用し地域の振興になればと、材による細工物のアイディア募集があったが話は進まなかった。当面、年一回白い花とすっきりした香りを愛でるので良いのではないだろうか。
過日の鳥海山見物旅行の際、酒田市の土門拳記念館を訪ねた。その折ショップで写真集「昭和のこども」を求めた。本日カフェの図書に加えるべく、以前購入した「筑豊のこどもたち」とともに紹介させて頂きます。
「写真家が捉えた 昭和のこども」:(株)クレヴィス 2017年第1刷、2014年第2刷発行。2017年発行。
日本を代表する写真家と一部アマチュアの計19人が撮った昭和10年から51年の写真170点を収載。戦前、戦中、戦後、高度成長期のこどもたちの生活と表情が生き生きと撮影されている。作品の背景にある時代と地域の特性に対する撮影者の鋭敏で的確な視点に驚かされる。
「筑豊のこどもたち」
「筑豊のこどもたち」:著者土門拳 築地書館1977年7月21日初版、1916年3月30日21刷発行。
同じ「昭和のこどもたち」でも「筑豊のこどもたち」は全く違っている。
自分はこどもの頃からのどかな「炭坑節」を耳にし、中高時代は九州や北海道の炭鉱地帯、とりわけ筑豊炭田を地理・社会科で教えられた。
一方で炭鉱は社会から取り残されたように閉鎖、労使紛争、国対労組、組合分裂、ストとスト破り、殺人事件など苛烈かつ陰惨な紛争の渦中にあり、大爆発事故もあった。学校の地理でそれらに詳しく触れられた記憶は無いが新聞、ニュース映像で連日のように報じられ、のどかな民謡とは別の暗さを感じていた。
本書「筑豊のこどもたち」は1959年の筑豊炭田の困窮をこどもたちに焦点を当てながら、異常とも思われる貧困生活を伝えている(訴えている)。
本書に見られるような貧しさは一種恐怖感を伴う。“これが自分だったらどうしよう”と怯えるのである。戦争も紛争も貧困も同じような伝わり方をする。
怯えつつ動向を耳目にし、何とかならないかと考えながら暮らすことになる。
何も出来ないまま世界の現実を知ることは辛いが、知らずに過ごすよりも少しは人間的に生きられるのではないかと、いうのも事実ではないだろうか。
上掲の表紙の児は、畳が抜け、家の入り口には戸が無く、三つの器しか無い生活を送りながらも家の掃除をする。
「家がきたないという言葉は一番こどもの心を傷つける不愉快な言葉のようだった」と説明文にあった。
少女のその後が気になるが、調べると成人して他所で健康に暮らしているとあった。
筑豊や親の事はあまり考えないことにしている、とも出ていた。
関山周辺の春 齋藤尚明さんご家族。
昨日は妙高サンシャインゴルフコースでコンペに参加した。一帯の柔らかな新緑は心身に滲みるようだった。
本日木曜は定期の休診日。午後に再度妙高市は関山周辺の新緑を観る予定にして、開館まで美術館の庭に出た。
この1週間ラベンダーに続けてアスチルベを植栽し都忘れを株分けしていた。本日それらに撒水後、昨秋、倉敷市円通寺の関係者さんから頂戴していた良寛椿二苗を植えた。
アスチルベは14株もありカフェから見て左奥、スズランやミソハギのところで眺めを変えるべく園路に沿って植え付けていた。沢山だが強く花期も長いのでとても期待している。
良寛椿は昨年春、一株植えたものがしっかり活着している。そこで昨秋新たに5株頂いたうちの二株(皆さまに三株お分けした残りです)を前年のと同じ場所に植えた次第。
花を付けるには2,3年待たなければならないことだろう。考えてみれば果たして私は初花までもつだろうか。
たしかに椿の成長とする競争など全く意味が無い。見守らせてらうだけで幸せで、良寛椿ならなおさらだ。
さて庭を終えてお客様がちらほら見えられたので茶も飲まず妙高方面へ出かけた。
文字通り山笑う眺めの中をのんびり走った。のどかさ一色で、厳しい冬だったことなど何処にも見当たらなかった。
以下は初めて通った場所の「妙高中央橋」から見た関川。雪解け水と流れの音がまことに清々しい。
橋の下から生えていた「サワグルミ」の花。
オニグルミよりも背が高いという。
美術館の到着はお嬢さん連れの二代陶齋・齋藤尚明さんご夫婦の来館と同時だった。
カフェが混んでいて先代三郎先生の陶芸室で作品を見た後そこでご一緒した。
三郎先生が活躍されたサントリー前身時代の「壽山窯」のこと、写真家「濱谷浩さんと朝夫人」のこと、氏の作品「ほんやら堂で歌うこどもたち」のこと、京都の絵はがき屋「便利堂」のこと、京都の喫茶「ホンヤラ洞」のこと、「富山市」が良い街であること、いつもながら我が母の「餃子」のことなど、たちまちにしてなめらかな話の花が咲いた。
お嬢さんの自然な反応、知識と意識の良さに驚きかつ楽しませて頂きました。
のどかな山桜、足許のすみれ草。
野に新緑が訪れ春は爛漫になりつつあります。私は高校生の頃肺を病み休学ましたが盛んに野を歩きました。コースは決まっていて九戸浜のお宮さんから林に入り朝日池の奥を見て帰っていました。
病が癒えた学生時代や帰郷した後も一帯の自然への親しみは続き、最も印象的な眺めは春の山桜と晩秋の妙高山でした。
朝日池のワンド(入り江)の一つサンバドヨは釣りで親しみ、3月の乗っ込みに続く山桜の季節まで鮒が良く釣れました。
現在サンバドヨの北側もゴルフ場になっていますが本日今年初、念願の同僚ご夫婦と一緒しました。気の合う二人とのゴルフは勿論楽しかったのですが、今も変わらぬ新緑に混じる遠近色とりどりの山桜は大変のどかで麗しいものでした。
以下一両日の山桜です。
以下は本日ゴルフ場で見た山桜。
周囲から浮き上がることも無く色とりどりに咲く山桜。野山が自らの幸せを現す春ならではの眺めです。
満々と水を湛えた朝日池。
この時期お弁当付きで一回り
する舟があるなら乗ってみたい。
コースで二種類のスミレを見ました。
そのうちの一つ色濃い野すみれ。
“山路来てなにやらゆかし”の
すみれ草ですね。
曇り空で始まったゴルフ。午前中はどんどんと暖かくなりましたが午後途中から急に気温が下がり、ポツポツと始まり本降りになりました。両手の指先が冷えて感覚が無くなりましたが何故か調子が良くなったのは本当に不思議なことでした。
沢山写真を撮れたのは、とても混んでいてホールごとの待ち時間が長かったことによります。
吉川区の長峰城址 トランプショックに時代劇。
今日は日曜日、普段通り起きた。あっさり目の食事をし、風があり曇り空のため鳥というほどでもあるまいと決め、新聞を読んで溜まっている書類を書いた。
昼になり、吉川区長峰湖畔の長峰城址が良いと聞いたので行くことにした。現地の長峰池脇の駐車場までせいぜい10分ほどだ。駐車場からすぐの池に出て左手(西方)に道があり長峰城址と案内されている。
一帯は小学校の遠足以来、近時は探鳥などで何度も来ている場所。しかし城址へは行った事が無かった。
ゆっくりした上り坂の道に入ると右手に鳥の影。
ジョウビタキの雌。
いかつく派手な雄よりも
地味でもそそとして可愛い。
花が少ない印象を持ったが、昨日の大池いこいの森と違い早くもスミレが沢山咲いていた。
ヒサカキの花。
わずかにトイレの匂いに似ているが、
神聖な木。
道中竹林を通った。
荒れてはいるが嵯峨野?
と言えないこともない。
城跡の案内板を見ているとお年寄りがさっさと通り過ぎて行く。
道の左右に雪割草が植栽されている。おびただしい花が自然に溶け込んでいて癒やされる。
土塁や空堀など一通り城跡を巡り帰路へ。帰路の途中で農道へ出る場所があり梅がきれいだったので寄った。
初めて行った長峰城址。去年春現地を観られた一級建築士で新潟県まちなみネットワークの関由有子さんが帰路当館に寄られ素晴らしいと熱心に語られた。
本日もまた5000千歩足らずの行程を大変ゆっくり2時間もかけて歩いた(当然年令のせいですが(・・;)
。
昼食抜きの毎日なのでとてもお腹が空く。樹下美術館では我慢出来ず二つ入りにしてもらったアイスクリームを食べた。
車でわずか10分の所に江戸初期の城や人々の足跡が辿れる場所があるとは大変貴重なことだ。
僅か二年で廃城になった五万石の城址はやはりもの悲しさを禁じ得ない。しかしその二年間、城主は美しい長峰池と米山、尾神岳の雪月花を楽しんだのではなかったか。
この数年時代劇ばかり観るようになり本日日曜日は大河「べらぼう」を観た。うれしいことに「べらぼう」に続いてすぐ「あきない正傳 金と銀2」が始まる。
アメリカ大統領によって突然のように世界の商いが難しくなった。だがいずれ「精魂込めて作る売る」我が国ならではの「商いの真髄(近江商人魂)がじわじわと力を発揮される好機のようにも思われる。
高齢者ばかりではなくZ世代の皆さんもこぞって二つの時代劇を観て心奮わせてもらいたい。多くの人の期待を背に若き小芝風花さんはじめ重鎮の熱演も光っている。
頸城野にようやくの春 メダカの学校。
珍しく日射しが現れ少し気温が上がった土曜日。去る3月25日に訪ねたように、いこいの森公園に繋がる学習センターから入り大池側へと歩いた。
一帯の梅や早咲きの桜は前回よりも賑やかになり、ようやく春の眺めになってきた。
当センターには小さな流れがいくつもあるが、その一つでメダカとおぼしき群を見た。群は何十年振りかも知れない。童謡のメダカや雀は学校になぞらえら、一斉に揃って動くのでとても可愛い。
雪が消えたばかりの園内はまだ僅かな花しか見えない。少ない分ゆかしい風情がある。
ナツツバキ。
庭木と異なりとても大きい。
後方の白いものは残雪です。
案内札によるとタカノツメというらしい。
ナツツバキとともに木肌が美しい。
以下は本日の鳥です。相変わらずで申し分けありません。一羽だけエナガを見ましたが間に合いませんでした。
ゆっくりのろのろと2時間ほど歩き、美術館に帰ってきました。
四月といえども野はようやくの春。これから一気に花の足が速くなるのでしょう。
童謡「めだかの学校」
1980年代からメダカは減少し、2003年5月に環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定された。本日目にしたメダカはいわゆる在来種であるか否かは分からない。
外来種や商品種が多勢を占めた現在ビオトープへの放流なども慎重を求められ魚類学会の厳格な判断が必要とされているという。
減少の原因は農薬による汚染、水田環境の自動化、捕食魚の増加などが指摘され、いずれももっともと実感される。
出かければ何かと新たなものに出会える。先般は貴重なクジャクチョウ、本日はメダカだった。
久し振りの好天の土曜日、美術館はいつもより大勢の方にお見えいただきまことに有り難うございました。
春の公園、過日の大潟水と森公園と本日の大池いこいの森公園 その付近でクジャクチョウ。
暖かな天候に恵まれている。本日の当地髙田で最高気温22,5度と出ていた。1週間前に寒いと感じていたのが、日時によって暑いと言わなければならなくなった。
陽気に誘われて一昨日は大潟水と森公園へ、本日は頸城区の大池憩いの森公園に隣接する自然学習実践センターへ行った。いずれも景観は水辺を有する自然公園でどちらかと言えば水と森公園の方が良く手入れされている。
以下まず一昨日の大潟水と森公園からです。
あちらこちらに伐採された樹木。
海苔巻きのようで、見るとお腹が空く。
当日は日曜日、美術館へ帰ると田んぼ脇のベンチでベビーカーを交え賑やかなお子さん連れがくつろいでおられた。
そして本日午後は大池いこいの森公園の東隣にある日本自然学習実践センター里やま学校というややこしい名だが素朴な場所へ行った。まず鳥を観れるかと、公園に沿った山裾の農道を走った。
春風が吹く未舗装の道で舞う小さな影は落ち葉でなさそうだった。車から出て近づくと美しい蝶が路上にいた。初めて見る赤い蝶は4つの眼模様を持ち、何とも華やかだった。
越冬場所から出たばかりなのか陽に温まろうとしている風だった。
差し渡し5㎝前後の大きさ。帰って調べると「クジャクチョウ」とあった。主に高地や北海道で見られるらしいが近時平場にも現れるようだ。
お目当ての学習実践センター(水場をあしらった自然公園)は残雪があり、そこそこ歩けたが西向こうの大池いこいの森へは僅かのところで雪に阻まれた。園内の明るい雑木林。
厳しい冬のためまだミズバショウ、スミレ、イワカガミなど予想した花の姿は無かった。だが特別華やかなチョウに出会えて大満足。
東風(こち)の昼庚申塔の日射しかな
近い所でも出かけてみれば自然はお土産を用意してくれる。例年どおりであっても変わらぬことがお土産になる。まして本日のクジャクチョウは「冥土の土産級」だった。
コハクチョウの大きな群 タカが舞い野犬がやってくる 再びシジュウカラガン。
降ったり止んだりを繰り返した一帯の雪は止み積雪も僅かとなりつつある。本日は寒かったが日足は春に向かっていることだろう。
記載が遅くなりましたが、去る3月1日土曜日午後、鳥たちを見に出かけた。柿崎、吉川の区が跨がるような場所でコハクチョウの大きな群を見た。200メートルほど帯状に集まり、一部にガンが混っていた。群はこれまで見てきたなかでも最大クラスの大きさだった。
しばらくすると左側の一群が急に飛び立った。普段白鳥は人や車が近くを通っても飛び立たず、せいぜい後ずさりをする程度なのに。
突然群の一部が飛ぶ。
残った群は一斉に首を伸ばし緊張が伝わった。
野犬と思われる大きな犬が
脇の畦を歩いてくる。
見事に揃った白鳥の反応。
犬は群のすぐ近くを歩いたが殆どの白鳥は飛び立たず、一斉に首を伸ばし左を向き犬が通り過ぎるのを待った。彼らには横から後ろの一部が見えているはずで、敢えて犬と視線を合わさず横目で見るのが警戒姿勢のようだった。
犬は襲わず白鳥は動かず、犬の通過から1,2分して全てが元に戻った。
万一犬が襲った場合、見かけによらず攻撃力があるという白鳥は一斉に反撃したかも知れない。また犬はそれを知っているのかもしれない。
水田に広がり優雅に過ごしているかに思われる白鳥も空と地上からの危険にさらされていることが垣間見られた。
ハクガンはまだ滞在しているかを確かめるのが探鳥の目的だったが、ここでは見当たらず頸城区へと向かった。
頸城の何カ所かでコハクチョウの群を見た。その中の一つにシジュウカラガンが混じっていた。
2月28日の群と同じかも知れない。
やはりさほど人を恐れない印象。
コハクチョウの口元を追ってみた。この時期ぬかるんだ田で稲株の下に首を突っ込み根を食べるのをよく見る。しかし本日はそうせず、雪面や古株をクチバシですくい、落ち穂や二番穂の米を探している風に見えた。餌はそれで十分なのだろうか。
明日からの週末、再度コハクチョウやガンを見てみたい。週が明けると気温が上昇するらしく、今年最後の探鳥機会になるかもしれない。
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- 秋田県の鳥海山 由利高原鉄道「おもちゃ列車」。
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- 分校時代の出来事その2 バスにさらわれる。
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