花鳥・庭・生き物

庭の渇水対策は新たに井戸を掘らなくても間に合った。

2025年7月31日(木曜日)

樹下美術館の庭には20年前から井戸の蛇口がありました。庭はかなり広いので、このたびの渇水対応としてやや遠くの低い場所に新たに突き井戸を掘り、撒水に役立てようと予定していました。
ところが話を進めて下さっている方は、費用が掛かりすぎる、古い井戸を使い、二股に配管し、予定の場所に蛇口を設置しそこに繋いではと提案されました。

話は早い、あっという間に本日仮の配管が施され、あり合わせという蛇口が立った次第です。

もともとあった蛇口。
井戸とポンプは玄関脇にある。

新たな蛇口にホースを付けた所。

 

一度に二カ所の撒水をしたところ、
十分な水圧だった。

撒水後に飲んだ美術館の水。

新たな井戸掘りは8月末の予定でした。それが既にある井戸を共用することで早速本日から二カ所で使えるようになりました。追加の掘削とポンプの費用が節約でき、水圧は十分、あらためて冷たい水が嬉しかったです。樹木も花や芝生も喜ぶ事でしょう。

話を進めて貰っている方は身の回りのことなら何でもDIY的にやられる。常に経済的な配慮をされるのでまた助かってます。

“本日は早速有り難うございました、これで安心し楽しみが増えました”。

来週水、木曜日に雨マークが現れました。台風9号の雨でしょうか、少なくとも半日ずつでいい、二日間しっかり降ってください。撒水では不十分、雨ほど良いものは無いと農家の方から何度も何度も聞きました。

庭の井戸をもう一本追加 夏の食卓。

2025年7月27日(日曜日)

暑いというのにも疲れてしまったほどの暑さ。上越市一帯は渇水に見舞われています。樹下美術館の庭は毎日水を欲しがっていますが水道水はいっそう貴重になりました。
現在庭には一カ所、地下水のくみ上げポンプがありますが、もう一本庭の下の方に井戸を掘ることにした。一帯は数メートル掘れば水が出ますので期待しているところです。鉄分がやや多いようだが庭の水は大いに助かる予定。

以下はそんな日の食卓写真です。

頂き物の黒姫のトウモロコシ。
甘く柔らかで美味しかった。

 

野菜のスープ。
辛みがあり飲みやすい。
野菜はよく噛んで。

豆の玄米カレー。
上掲三枚は昨夜の食卓。
美術館ではサフランライスでお出ししてます。

本日の朝食。トマト、フルーツ、小さな焼きサバ、
ブルーベリーとヨーグルト、卵と野菜の炒め物、
それに五穀米ご飯です。
全体にやや多すぎると感じています。
朝夕、一日二食が基本です。

 

樹下美術館のカフェにある丸テーブルにスケッチブック大小二冊が置かれています。お若い方を中心に今年も沢山描いてもらっています。明日からおよそ30部を3回に分けて掲載しようと考えています。楽しい雰囲気が伝わる皆さんの絵をご覧ください。

南の庭の花 今夕の食事。

2025年7月23日(水曜日)

南の庭の一角はスズラン、アヤメ、アスチルベ、オカトラノオ、リアトリスと進み、この場所最後の花ミソハギになりました。ミソハギの事を当地では「盆花」と言いますね。

同じ場所ですがそれぞれの花には全満足というわけには行かなかったことでしょう。花たちは陽当たり、湿り気、土の肥え方などそれぞれ好みがあるのですからお互い妥協しながら頑張ったように見えるのです。

花を付けはじめた「ミソハギ」。
それぞれに“ありがとう”と言いたい。

ミソハギのことは当地で「盆花(ぼんばな)」と言いますね。4,50年前のこと、お盆が近づくと山間の女性がこの花束を自転車に乗せて売りに来ていました。まだお盆ではないのですが、もう咲き始めるのはきっと温暖化のせいでしょう。花も困っているに違いありません。

ミゾハギは近隣の湖沼の端、浅いところや陸地の境界などに咲いています。樹下美術館はネットで取った苗が増えました。

頂き物も混じった温野菜。
これをタレにつけて食べました。

キュウリやミョウガなどのスープ

早々の暑さは畑にも酷です。先日来られた女性は野菜の周りに何カ所も指を押し込み穴を造ってから水を遣ると言ってました。そのままだと水は地面に浮いたまま滲み込まないからと言うのです。私は思わずこの方の手を握りたくなりました。

夕食後は先日の茶室開きのお土産のお菓子をこれもお土産の菓子楊枝を使って食べました。

週間天気予報の図はずらりと真っ赤な太陽が並んだまま。運動のため出来れば朝夕など短時間でも外出を試みたいところです。

土用丑の日の庭 蜘蛛が池 期日前投票 ウナギ。

2025年7月19日(土曜日)

当地も梅雨が空けたと報じられる本日土曜日は今年の丑の日。北陸三県とともに当地の気温も35℃近くあり暑かった。一般に梅雨開け十日という言葉ものがあり向こう10日ほど晴天が続くらしい。晴天とあるが酷暑であろうし農家さんの水田や畑、不肖私には庭が心配。

そんな日の写真を以下に並べました。

熱心に庭の写真を撮っておられたお客さま。
とても姿勢の良い方でした。

この花を撮られたのでしょうか。
黄金オニユリですね。

庭の入り口の赤のカノコユリ。
急に咲いてきました。

雑草「スズメのカタビラ」を克服して
芝生がきれいになりました。

旧知の方とお会いした後大潟区は長崎地区から入って鵜の池に行きました。県立大潟水と森公園の対岸を走ることが出来ます。砂利道の片側は田圃ですのでお訪ねの際は砂埃を立てぬようそーと走って下さい。

鵜の池の水の引き込み口。
一帯の渇水が心配されますが、まだ満々でした。

ツバメが沢山飛んでいました。

 

お目当てのチョウトンボ。

夕方期日前投票に行きました。大勢の来場者さんに出会いました。戦中生まれの私は生きてきた通りの信条に従い心広く、理想や平和を尊びそうな人を思って投票してきました。

投票所で合った妻が今夜はウナギにしましょうか、とこちらが思っていたことを言いましたので、以下の夕食になりました。

宮崎県の国産だそうです。
ちょっぴりのご飯が見えません。

冷えた漬け物。

 

冷や奴。

穂高のオアシス「岳沢(だけさわ)小屋」の姪 山が好きなS氏 宮城県を経由した「お乳盲腸」。

2025年7月6日(日曜日)

やはり暑かった本日。当地髙田で33,1℃、浜松では37,4℃もあったらしい。会う人ごとにこの先の暑さ思案し合った。
それでも海風がそよげば短時間なら外で草取りや水まきができる。

そんな日の午後、姪が宮城県からやって来た。昨秋亡くなった弟の若き長女Nちゃんが寄ってくれた。溌剌として自立する彼女は山に目ざめ遂に数年前から槍ヶ岳山荘グループの岳沢小屋で働くようになった。本日は実家に行き長野県に帰る途中の下車だった。

テレビが無く自立を重んじる独自の家庭環境で育った彼女は自由学園を卒業後、私達が思ってもみなかった道へ進んだ。ニコニコしながら真剣に人の話を聴くのは妹のHちゃんも同じで、同学園を卒業したHちゃんの方は上高地で働いている。

Nちゃんが尋ねた時間に新潟のS氏が来館中だった。氏も山がお好きで二人で話の合うこと、楽しい会話が弾み傍らの私達まで和やかな気持にさせられた。Nちゃんは当地の米山と火打山を登りたいらしく、近いうちに実現したいと言った。

もう10年は咲き続けているリアトリス。
紫もあったがいつしか白だけ残った。

近くの合歓の花。

美術館の水盤に来たカワラヒワ。
暑いのでシジュウカラ、ヒヨドリ、雀、
カラスなども次々に訪れていた。

ところでNちゃんは私のブログを観ているらしく、上越妙高駅まで送る車中、“うちのお父さんからも「お乳盲腸」と言う言葉を聞いたことがある“と話した。あれれ、私と姉だけの話だと思っていた言葉を弟も共有していたとは。

幼年に保育園で叫んだ「お乳盲腸」をある日姉が弟に伝え、時間を経て本日姪から私に返ってきたということのようだ。果たして弟はどんな風に聞かされたのだろう。しかしわざわざ詳しくNちゃんに訊く話でもあるまい。
「お乳盲腸」はごく近い身内だけが頭の隅っこに残す、あまり痛くない焼き印(ブランド)のようなものかなと思いながら無事上越妙高駅に到着した。
※アメリカのカウボーイが自分の牛に押す焼き印がいわゆるブランドの語源だといいます。

それにしても弟が昔話の人になってしまったのはどうしても寂しい。

本日の蝶とカエルと雲そしてピアノ。

2025年6月29日(日曜日)

昨日は頑張って「お乳盲腸」を書きましたので、本日は簡単に夕刻の庭の蝶とアオガエルそして四ツ屋浜の雲の写真だけにしました。

長くじっとしていキアゲハ。
その後猛烈に羽ばたくと勢いよく舞い上がりました。

 

オカトラノオの上のアオガエル。

 

四ツ屋浜の夕雲。飛行機雲が二筋。
穏やかな音楽のようでした。

梅雨の中休みなのか過ごしやすかった土曜日。過日のテレビ放映の影響でしょうか、若い方たちや新潟方面からのお客様が見えられました。そろそろかなと思っていた同級生U君夫妻も顔を見せてくれました。


「人生のメリーゴーランド」

皆さま、有り難うございました。本日は6月らしい良い空でした。

夏らしくなってきました。

2025年6月24日(火曜日)

本日曇り空の月曜日。昨日からしっかり降った雨のお陰で、一部へたりが見えていた庭はしゃんとなりました。
その庭は初夏の初々しさを過ぎ「夏」本番へと移りつつあります。昨年末でしたか“今年は催事で忙しかったので来年は庭に注力したい”というようなことをここに書きました。

それで春からヒマさえあれば肥料や土を撒き、花を追加し、枝を切るなど仕事終わりは必ず庭で過ごしました。
施肥も枝切りも植栽も全て「今秋か来年のため」を思ってやります。このことは年寄りにとても幸せなことで、この先に「予定」や「楽しみ」があることは普段から大事なことだと考え、仕事でもそのこをと伝えている次第です。

私のような年になると“もう来年の事など分からない”と藁って仰る方が多いが、たとえ無茶といわれてても先を考える立場にいるのは幸運ではないかと思っています。

以下は初夏の趣を終えて夏本番に向いつつある本日の庭からです。

涼しそうなホタルブクロ。
構わなくても元気に増える。

ネットで買ったオカトラノオ。
増えるが手が掛からない。
みんなでカフェの方を見ている。

美術館脇の甘柿。
今年は数え切れないほど実をつけた。

遅めのガクアジサイ。
「母の日」プレゼントを
庭に降ろしました。

先頭を切って現れたトンボ。

当分降ったり止んだり時には晴れる、そんな空模様でしょうか。

次回は予告の保育園時代(と言っても不定期だったようですが)のエピソードから『お乳盲腸」を書くことにしました。真に恥ずかしい話ですが、私が言っていたと姉から聞きました。記憶がありませんが多分本当のことでしょう。

36度にも届く暑さ アゲハと庭と薄茶で落ち着く。

2025年6月22日(日曜日)

朝から暑かった6月22日。6月からこんな暑さでいいのでしょうか、上越市髙田では35,9度もあり、鼻から頭に上るような不快な暑さでした。

そんな日潟町の仕事場の柑橘にアゲハが産卵していました。

求めた日がかなりばらついていたせいでしょうか、ラベンダーは花が咲いているものから終わったものまでバラバラです。一年を過ごした後来年はもう少し花期が揃うのを期待しています。正面に二カ所真っ白なカシワバアジサイが盛りになりました。

そんな日、拙茶室で今月二回目の薄茶の茶会がありました。柏崎市お客さま3人、大潟のお一人で4名様の席にご一緒しました。

柏崎のお茶人方。お客振りがとてもしっくり。
和敬清談、座り姿が良くて
小津安二郎の映画のよう。

床は大亀和尚の円相。花は信楽の作家さんの筒花入れに、ヤハズススキ、アジザイ、オカトラノオ、カワラナデシコが入りました。南の庭で増えたオカトラノオが元気に咲きはじめました。

重い感じの暑さでしたが、軽やかなアゲハの産卵、緑の庭、そしてお抹茶を飲むと気持がすーとしました。

5月28日BSN、土曜昼の番組「なじラテ」の取材を受け昨日放映されました。私はともかく妻の対応が自然で、上手に編集されていました。放映後人が多く来ると言われていましたが、本日の樹下美術館はいつもと変わり無く過ぎました。
土浦からのお客様、熱心に観て頂き有り難うございました。

糸魚川のゴルフ お孫さんの宿題から始まった花。

2025年6月16日(月曜日)

昨日は糸魚川でゴルフでした。
気になるお天気はずっと前から雨100%で最悪。それが前日になると、午前は雨、午後から小雨また曇りに改善した。朝ポツポツやっているなか、一応しっかり雨仕度を整えて糸魚川へ向かった。

コース路傍のササユリ。

自他共にゴルフに熱心なA先生と一緒の組みだった。
数年前のゴルフで一緒の時、スタートの待ち時間や移動中に「ちょっと待って」と言って辺りを撮影する姿を何度か目撃した。珍しい様子に少し驚いたが撮っているのは花だった。
花がお好きですか、と聞くと「いやいや、孫の宿題です」と仰り、モニターを見せてもらい花の名を尋ねられた。たぶんツルリンドウ等だったと思う。

そしてこのたびは初夏のゴルフで同じ組になった。
途中杉に高く絡む真っ白なイワガラミやツルアジサイを目ざとく見つけて走り、「まるでアジサイみたいだった、変わっている花だなあ」と関心している。
「もう宿題じゃないでしょう」と言うと「あれ以来花に目が行くようになりました」と仰る。

ある場所で「ササユリだ、いっぱある」と言って車から降りると、「遅かった、時期が過ぎている」と残念そうに戻られた。
よくみると色も形も悪くなっている中に一輪、しゃんとしているのが見えた。これを撮りましょうと一緒にシャッターを切ったのが上掲の写真だった。

いわゆるゴルフひと筋の人がこうして野の花に興味を持つようになるのは貴重なことで、きっかけが孫さんの宿題だったのも微笑ましい。

ラウンドを終え、肝心の私のプレイは不振で106も叩き12人中10位、氏は96で8位ながら良いショットが沢山あった。表彰式が終わった帰り道、今日のゴルフは楽しかったなと仰り、本当にそうだと思った。

午前のお天気も傘をさすほどではなく、午後から晴れ間が現れることもあった。
最近のゴルフで嬉しいことの一つに、無事に終わることが加わったが、新たな花好きが出来たのも嬉しい。

5月、月末の空と時 独居老人の緊急入院。

2025年5月31日(土曜日)

昨日5月30日は金曜日。晴れたり曇ったりの空、気温も丁度よく清々しく過ぎた。

昨日の空、妙高連山の火打山。
まだ残雪が多そう。

田植えが終わったばかりの田は
清々しい。

そして今日31日土曜日。午前の曇り空は午後から小雨、時にしっかり降った。

「夏は来ぬ」の卯の花が
高速道路の側道を
随所で彩っている。

路の南側に卯の花、北側
はノイバラが沢山咲いている。
しっかりと咲き分かれる理由は何だろう。

午後ムサシへ行き歯磨きチューブ、メガネ拭き、園芸部でアスチルベ5株を買った。安価で丈夫そうなアスチルベが揃っていたのは有り難かった。

帰路、田圃を見ながら帰った。
雨降りのため耕耘機は一休み。

カフェから雨降りの庭。
間もなく花を刈る予定。

これまで何度か失敗しているラベンダー。今年は比較的乾燥し陽当たりも良いカフェの窓際を試みた。まだまだ分からないが丸二ヶ月、一先ず無事に花期を終えた。どうか秋までしっかり力を蓄え来年再び花を咲かせてくれることを祈っている。

さて昨日外来終了間際に高齢の一人暮らしの方が緊急症で来院された。当然入院が必要だが付き添いが問題だった。親族は遠方で未だ連絡がつかないという。非常に貴いことだが、現場に居たご近所の方が、親族が到着するまで付き添うと申され、後光が射しているように有り難かった。必要な2種の薬剤を服用すると90才の老人は彼女の車に乗った。

このように時間外あるいは休日の緊急入院の際、付き添いが喫緊の問題になる。だれも間に合わない場合相談出来る公的な福祉機関はどこなのだろう。昔は派出婦という存在があった。いま地域包括支援センターなどで可能か、尋ねてみたい。

今夕刻の美術館閉館後、アスチルベを新しく植えたり、植え替えたりした。ラベンダーの後、手間要らずで彩り豊かなアスチルベを追加している最中。
これから咲き揃いますのでどうかご覧下さい。

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