花鳥・庭・生き物

独居老人に便利なモニター 再度夕刻の朝日池。

2025年11月17日(月曜日)

晴れの日が続いていて本日午前中は穏やかだった。しかし午後一転、雨風が強くなり、その最中に1軒の在宅回りをした。

ワクチンをする日で、家に上がると近所のおばあさんが遊びに来た所だった。
問診票は何処ですか、と看護師が訊くと「あー、はいはい、あれっ何処だっけ?」とご本人はキョロキョロ。
するとテーブルの真ん中にある白いモニターから「冷蔵庫の脇に掛かっているでしょ」という声。声は遙か神奈川県の娘さんからだった。

娘さんによるおばあちゃんへの遠隔ウオッチは大したもので、定時的な問い掛けは勿論、私達の訪問中は常にオンになっていて一緒に参加される。

予め本日のワクチンも前回帰省時に記入され、本日の訪問日を確認されたうえ遠くで待って下さっていた。
モニターは便利で、何より毎日定時に顔を見合わせ会話する事は特に心身に良い。そのうえおよそ月1回の帰省が続けられているのでモニターの併用はより効果を発揮している。

昨日夕刻暇になり、一昨日に続き再び朝日池へ。

両日とも鏡のような水面。

ホテルの明かりの中で眠りにつく。

遠く西の方に白サギが沢山集まっていた。
今夜はここで眠るのだろうか。
コロニーなら木の上、不思議な光景だった。

この後数日天気は崩れるらしい。

晴天の柿崎海岸 新柿線のコハクチョウと親子散歩 いよいよ「神様山本様」と「運」のドジャース。

2025年10月30日(木曜日)

前々から晴れる予報の本日10月30日、柿崎海岸を歩いた。

向こうに釣り人が一人、
こっちに私ひとり。
帰りにどちらかともなく少し話した。

波の忘れもの、
30㎝ばかりのきれいなボール。

 

拾ったシーグラスを並べて
ままごと。

ハマゴウの実。
柑橘系?除虫菊?山椒?爽やかな良い匂い。

帰路、新柿線の白鳥(コハクチョウ)の群れ。

 

親子あるいは兄弟。

 

突然首を上げ緊張が走る。

何か来たようだ。みな向こうを向いているので私を警戒したのではなさそう。

親子散歩でした。
安全とみて再びリラックスする鳥も。

さて、ホームで2連敗のドジャース。避ける人(ドジャース)は避けきれずに2連敗。6時間もの飛行機移動もあるが疲労は相手も同じか。だがどちらかというと長時間移動は普段からカナダが本拠地のブルージェイズは慣れているかもしれない。
勝ったせいもあろうが、ブルージェイズから疲労感というものがさほど伝わらなかった。

いよいよ神様山本様の登場、次戦は大丈夫だと思うが、ドジャースには「神様」と「運」が必要になってきた。

今季初めて見た白鳥の群 雀も沢山いた。

2025年10月26日(日曜日)

午後から静かに雨が降った日曜日は朝6;30に電話が鳴り在宅の方の看取りがあった。十分な介護のすえの看取りには一種清々しさがあった。

コハクチョウが来ていることを10日ほど前から耳にしていたので田圃を走ってみた。雨の中、頸城区ほくほく線沿いに群がいて少々遅い時間だったがレンズを向けた。
寒くなるいっぽうの空の下、今年も冬鳥がやってくる。どんな鳥とどんな風に出会うのだろう。

150~160羽ほどの群だった。

次は吉川区長峰で賑やかな雀の群に出会った。

普段あまり好きではないセイタカアワダチソウだがこの時ばかりは明るくとてもきれにだった。

 

これから来る厳しい冬を
みんなで頑張ってください。

本日のワールドシリーズはドジャースがブルージェイズに勝って1勝1敗のタイにした。前半以後山本投手がテンポ良く投げて完投しキャッチャーもホームラン。ホーム球場に戻っていよいよ実力発揮か。

柿のカラス対策、お彼岸のオハギ、今日の食事。

2025年9月23日(火曜日)

昨日は秋のお彼岸。春秋の彼岸に必ずオハギを差し入れされる方がいてもう15年も毎年この日に持参される。今年もかなと思っているとちゃんと届けて下さった。ゴマ、キナコ、アズキの三種は小ぶりで美味しくまた食べやすい。ほかのお客さまと分け合って食べた。

さて今年の当館の柿は豊作で5、60個は実をつけた。豊作は良いのだがカラスが来ては突っついて行くので見かねたスタッフがブドウ用の袋を被せたりカラカラ鳴るカラスよけを吊したりして、懸命に防御を試みてくれる。
今のところ袋を被せた実が20個、未だ被せてないものが20数個あるので、上手く行けば40ばかりの収穫がありそう。昨年のブログをみると10月10日に採れているのでもう少しすれば時期が来そう。

 

右の蒼い提灯のようなものが
カラカラ鳴るカラス避け。

昨年10月10日の収穫写真。
パリパリした甘柿は美味しい。

久し振りの食事写真です。

朝食の麦ご飯と目刺しと昆布巻き。
ほかにトマトとレンコンの唐揚げ。
トマトは同じ、他の野菜が変わることがある。

夕食の野菜とコーンのラーメン。
基本昼は抜き。気が向けば
美術館で紅茶にサラダを摂る。

美術館が終わると着替えて肥料入りの用土を作り、50分ほと蒔いた。雑草取りの妻が「ラーメンだから遅くならないで帰って」と言って先に上がったので早めに終えた。

美術館の庭は肥料っ気の無い砂の庭。常に赤玉土と腐葉土にトンプンなどを交ぜてこれから何度も蒔く。とにかく肥やしっ気を増やしていかないと草木が伸びないばかりか花数もいまいち。
ようやく涼しくなった今秋は今日で4回目、時間があれば少しずつ蒔いている。1回の量が少なくなったが来年の元気な庭に期待して楽しみながらくべているところ。

オハギのお客さま、大変ご馳走様でした。

今年前半の「お声」から 刈り入れ前の田んぼの雀。

2025年8月20日(水曜日)

19年前の開館時から続けている各テーブルのメッセージ「お声」。今年も前半の5ヶ月が終わりまとめました。
120筆ほどの全ては今週中にホームページに載せますが、本日はその中からランダムに19筆を掲載致しました。

ご不満など必ずあろうと思いますが、ご好意だけお書き頂いているようで恐縮してます。
スタッフともども注意を怠りなく維持発展を続けたいと思っています。

それでは皆さまの「お声」からです。
2025年3月15日~7月31日分です。

・冬期間休館されていて淋しかったです。久しぶりにお邪魔させて頂いて、やっぱり最高です。この時間は私にとって必要な時間です。カップも素敵でよね。こちらに寄らせて頂くのを楽しみに、また日々の生活を頑張ります。(ボールペンも素敵ですね)

・また来てしまいました。季節が変わると庭と遠くの景色が変わり新鮮です。紅茶が香りよくおいしかったです。心をこめて入れてくださっているのが伝わります。ときおりメニューにないケーキがあるのがいいですね。さすが揃えてくださった本がおもしろいです。スリップウェア、柳、浜田、河井、バーナード・リーチが出てくるのがおもしろいです。すごい人達のおかげで今の豊かさを感じ、日本の美にますます興味をひかれます。

・友達と一緒に。ベーグルもケーキも美味でした。景色良し、味良し、全てが芸術的でした。またうかがいます。

・男性像、すばらしかったです。自分の心と重なり絵の前から動くことができなくなりました。もっとはやくこちらの美術館と出会えていればと思いました。

・こちらのお店のことは、友人から聞いて知ってはおりましたが、今日やっと来ることが出来ました。母の介護から解放されて、久しぶりの自分のためだけの時間です。クリスマスローズの清潔な白色、サツキのやさしいピンク色、グラスのお水はほんのりレモン香、全てが「ぜいたく」な時間でした。元気を出して家に帰れそうです。お母さん、少し優しくできそうよ。連れて来てくださった友人に感謝、ありがとう。みんなに全てに感謝。

・看護学生の時からここが好きで良く利用させていただいていましたが、今春から晴れて看護師となり、またここに来ることができました。

・初めて来店しました。ベーグルとてもおいしかったです。カップも色々な種類があり迷いました。友人とも今度来てみたいと思います。

・2年ぶりに母を連れて伺いました。母はいろいろなことに対する興味がうすれて行く日々ですが「樹下美術館」と「斉藤三郎さんのお茶道具」というキーワードに興味を示し伺うことができました。うれしく思いました。おだやかに過ごさせていただき感謝しております。先生、奥様とお話できましたことも大変うれしかったです。ありがとうございました。

・お茶道具とても素敵でした。香合が欲しくなってしまいました。カフェのお茶とケーキもとても美味しかったです。ごちそうさまでした。また来たいです。

・イギリスからきました。今じょうえつしではたらいています。はじめてじゅかびじゅつかんにきました。うつくしいにわを見ながら、おいしいベーグルセットをたべました。しあわせでした。イギリスしゅっしんなのでイギリスのカップでこうちゃをのんでうれしくなりました。いいけいけんでした。ありがとうございました。

・初めて家族で来ました。天気がよく過ごしやすかったです。お茶の道具や油絵など、じっくり楽しむことができました。また来たいなと思います。

・手入れされている芝にラベンダーが、とてもキレイですね。いやされました。

・母からの誘いで、父と三人で来ました。絵やお茶道具などの展示品も初めて見たものばかりで、貴重な体験になりました。カフェでは、お抹茶セットを注文し、上生菓子のよもぎまんじゅうも、春を感じることのできるすてきなものでした。雰囲気(景色や音楽など)は、落ち着きのある感じでリラックスできました。今年の春から、社会人としての生活が始まり、荒正たしい毎日でしたが、ここで心も身体も、ゆっくり休めることができ、とても貴重な時間を過ごすことができました。家族とも、懐かしい思い出話で盛り上がり、かけがえのない時間でした。連れてきてくれた母に感謝すると共に、人との出会いや一緒に過ごす時間を大切にしたいと思います。また、ぜひ足を運びたいと思います。ありがとうございました。

・ドライカレーとチョコのケーキ、ブラックコーヒーがおいしかったです。絵を描くのも楽しかったです。みかんといちごが好きだから、いっぱい食べれてうれしかったし、おいしかったです。また来たいです。今年、高校受験だから、午後から勉強です。がんばります!

・細い道をくねくねと走り、素敵な美術館に辿りつきました。お庭を見ながらケーキをいただき、娘と作品について語りました。美術・デザインの道へ進学する娘をこれからたくさん応援しようと思います。ありがとうございました。

・いつも館長さんのブログを読ませていただき感動をいただいています。今年の展示も素晴らしいです。

・毎日が忙しい日々を過ごしているので、ここへ来ると心がホッとします。ありがとうございました。

・帰省最終日、初めて寄らせていただきました。これから香川県に帰ります。思いもよらず、楽しい思い出ができました。ありがとうございました。

・こんにちは。ドライカレーセットをいただきました。ラベンダーすてきですね。いつも心が落ちつきます。ありがとうございます。オルゴールもいいですネ。

・久しぶりに訪問しました。倉石さんの絵も以前と変わっており、お茶道具も見られてよかったです。晴れていたのでお庭が映えてきれいです。また来ます。館長さんの絵ももっと見たいです。鳥も飛んでいてよいですね。

 

裏の水田に来る雀たち。

刈り取りを控えたお米は汁状でとても甘いそうです。もう40年近く前の夏、毎年のように弱っている雀の雛を育てました。いわゆる夏子で生きるのに精一杯な雛たちでした。
飼育が進むと室内で水浴びや砂浴びを自然に行い、朝は寝ている私の髪の毛を引っ張って外に出してと訴えました。以来雀には特別なシンパシーを覚えるようになりました。

田圃に群がる雀は収量を害すると思われますが、害虫を食べることから益鳥とも呼ばれるようです。またこの数十年数を半分以下に激減させていることからも、田圃での食餌をどうか勘弁してやってください。私からも「真に申し分けありません」と謝らせてもらいたい気持でいます。

庭の渇水対策は新たに井戸を掘らなくても間に合った。

2025年7月31日(木曜日)

樹下美術館の庭には20年前から井戸の蛇口がありました。庭はかなり広いので、このたびの渇水対応としてやや遠くの低い場所に新たに突き井戸を掘り、撒水に役立てようと予定していました。
ところが話を進めて下さっている方は、費用が掛かりすぎる、古い井戸を使い、二股に配管し、予定の場所に蛇口を設置しそこに繋いではと提案されました。

話は早い、あっという間に本日仮の配管が施され、あり合わせという蛇口が立った次第です。

もともとあった蛇口。
井戸とポンプは玄関脇にある。

新たな蛇口にホースを付けた所。

 

一度に二カ所の撒水をしたところ、
十分な水圧だった。

撒水後に飲んだ美術館の水。

新たな井戸掘りは8月末の予定でした。それが既にある井戸を共用することで早速本日から二カ所で使えるようになりました。追加の掘削とポンプの費用が節約でき、水圧は十分、あらためて冷たい水が嬉しかったです。樹木も花や芝生も喜ぶ事でしょう。

話を進めて貰っている方は身の回りのことなら何でもDIY的にやられる。常に経済的な配慮をされるのでまた助かってます。

“本日は早速有り難うございました、これで安心し楽しみが増えました”。

来週水、木曜日に雨マークが現れました。台風9号の雨でしょうか、少なくとも半日ずつでいい、二日間しっかり降ってください。撒水では不十分、雨ほど良いものは無いと農家の方から何度も何度も聞きました。

庭の井戸をもう一本追加 夏の食卓。

2025年7月27日(日曜日)

暑いというのにも疲れてしまったほどの暑さ。上越市一帯は渇水に見舞われています。樹下美術館の庭は毎日水を欲しがっていますが水道水はいっそう貴重になりました。
現在庭には一カ所、地下水のくみ上げポンプがありますが、もう一本庭の下の方に井戸を掘ることにした。一帯は数メートル掘れば水が出ますので期待しているところです。鉄分がやや多いようだが庭の水は大いに助かる予定。

以下はそんな日の食卓写真です。

頂き物の黒姫のトウモロコシ。
甘く柔らかで美味しかった。

 

野菜のスープ。
辛みがあり飲みやすい。
野菜はよく噛んで。

豆の玄米カレー。
上掲三枚は昨夜の食卓。
美術館ではサフランライスでお出ししてます。

本日の朝食。トマト、フルーツ、小さな焼きサバ、
ブルーベリーとヨーグルト、卵と野菜の炒め物、
それに五穀米ご飯です。
全体にやや多すぎると感じています。
朝夕、一日二食が基本です。

 

樹下美術館のカフェにある丸テーブルにスケッチブック大小二冊が置かれています。お若い方を中心に今年も沢山描いてもらっています。明日からおよそ30部を3回に分けて掲載しようと考えています。楽しい雰囲気が伝わる皆さんの絵をご覧ください。

南の庭の花 今夕の食事。

2025年7月23日(水曜日)

南の庭の一角はスズラン、アヤメ、アスチルベ、オカトラノオ、リアトリスと進み、この場所最後の花ミソハギになりました。ミソハギの事を当地では「盆花」と言いますね。

同じ場所ですがそれぞれの花には全満足というわけには行かなかったことでしょう。花たちは陽当たり、湿り気、土の肥え方などそれぞれ好みがあるのですからお互い妥協しながら頑張ったように見えるのです。

花を付けはじめた「ミソハギ」。
それぞれに“ありがとう”と言いたい。

ミソハギのことは当地で「盆花(ぼんばな)」と言いますね。4,50年前のこと、お盆が近づくと山間の女性がこの花束を自転車に乗せて売りに来ていました。まだお盆ではないのですが、もう咲き始めるのはきっと温暖化のせいでしょう。花も困っているに違いありません。

ミゾハギは近隣の湖沼の端、浅いところや陸地の境界などに咲いています。樹下美術館はネットで取った苗が増えました。

頂き物も混じった温野菜。
これをタレにつけて食べました。

キュウリやミョウガなどのスープ

早々の暑さは畑にも酷です。先日来られた女性は野菜の周りに何カ所も指を押し込み穴を造ってから水を遣ると言ってました。そのままだと水は地面に浮いたまま滲み込まないからと言うのです。私は思わずこの方の手を握りたくなりました。

夕食後は先日の茶室開きのお土産のお菓子をこれもお土産の菓子楊枝を使って食べました。

週間天気予報の図はずらりと真っ赤な太陽が並んだまま。運動のため出来れば朝夕など短時間でも外出を試みたいところです。

土用丑の日の庭 蜘蛛が池 期日前投票 ウナギ。

2025年7月19日(土曜日)

当地も梅雨が空けたと報じられる本日土曜日は今年の丑の日。北陸三県とともに当地の気温も35℃近くあり暑かった。一般に梅雨開け十日という言葉ものがあり向こう10日ほど晴天が続くらしい。晴天とあるが酷暑であろうし農家さんの水田や畑、不肖私には庭が心配。

そんな日の写真を以下に並べました。

熱心に庭の写真を撮っておられたお客さま。
とても姿勢の良い方でした。

この花を撮られたのでしょうか。
黄金オニユリですね。

庭の入り口の赤のカノコユリ。
急に咲いてきました。

雑草「スズメのカタビラ」を克服して
芝生がきれいになりました。

旧知の方とお会いした後大潟区は長崎地区から入って鵜の池に行きました。県立大潟水と森公園の対岸を走ることが出来ます。砂利道の片側は田圃ですのでお訪ねの際は砂埃を立てぬようそーと走って下さい。

鵜の池の水の引き込み口。
一帯の渇水が心配されますが、まだ満々でした。

ツバメが沢山飛んでいました。

 

お目当てのチョウトンボ。

夕方期日前投票に行きました。大勢の来場者さんに出会いました。戦中生まれの私は生きてきた通りの信条に従い心広く、理想や平和を尊びそうな人を思って投票してきました。

投票所で合った妻が今夜はウナギにしましょうか、とこちらが思っていたことを言いましたので、以下の夕食になりました。

宮崎県の国産だそうです。
ちょっぴりのご飯が見えません。

冷えた漬け物。

 

冷や奴。

穂高のオアシス「岳沢(だけさわ)小屋」の姪 山が好きなS氏 宮城県を経由した「お乳盲腸」。

2025年7月6日(日曜日)

やはり暑かった本日。当地髙田で33,1℃、浜松では37,4℃もあったらしい。会う人ごとにこの先の暑さ思案し合った。
それでも海風がそよげば短時間なら外で草取りや水まきができる。

そんな日の午後、姪が宮城県からやって来た。昨秋亡くなった弟の若き長女Nちゃんが寄ってくれた。溌剌として自立する彼女は山に目ざめ遂に数年前から槍ヶ岳山荘グループの岳沢小屋で働くようになった。本日は実家に行き長野県に帰る途中の下車だった。

テレビが無く自立を重んじる独自の家庭環境で育った彼女は自由学園を卒業後、私達が思ってもみなかった道へ進んだ。ニコニコしながら真剣に人の話を聴くのは妹のHちゃんも同じで、同学園を卒業したHちゃんの方は上高地で働いている。

Nちゃんが尋ねた時間に新潟のS氏が来館中だった。氏も山がお好きで二人で話の合うこと、楽しい会話が弾み傍らの私達まで和やかな気持にさせられた。Nちゃんは当地の米山と火打山を登りたいらしく、近いうちに実現したいと言った。

もう10年は咲き続けているリアトリス。
紫もあったがいつしか白だけ残った。

近くの合歓の花。

美術館の水盤に来たカワラヒワ。
暑いのでシジュウカラ、ヒヨドリ、雀、
カラスなども次々に訪れていた。

ところでNちゃんは私のブログを観ているらしく、上越妙高駅まで送る車中、“うちのお父さんからも「お乳盲腸」と言う言葉を聞いたことがある“と話した。あれれ、私と姉だけの話だと思っていた言葉を弟も共有していたとは。

幼年に保育園で叫んだ「お乳盲腸」をある日姉が弟に伝え、時間を経て本日姪から私に返ってきたということのようだ。果たして弟はどんな風に聞かされたのだろう。しかしわざわざ詳しくNちゃんに訊く話でもあるまい。
「お乳盲腸」はごく近い身内だけが頭の隅っこに残す、あまり痛くない焼き印(ブランド)のようなものかなと思いながら無事上越妙高駅に到着した。
※アメリカのカウボーイが自分の牛に押す焼き印がいわゆるブランドの語源だといいます。

それにしても弟が昔話の人になってしまったのはどうしても寂しい。

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