花鳥・庭・生き物

ハマダイコンの道。

2024年4月25日(木曜日)

美術館からほど近い雑木林に添った農道は花大根(ハナダイコン)が満開です。今冬が温かく雪が少なかったせいでしょうか例年以上、盛り上がるように咲いてます。

行きに見た眺め。

帰りの眺め。

泡立つばかり咲き誇るハマダイコン。遠目にはあたかも白い帯のように見えますが薄紫も混じっています。もともとは紫系だったものが同じ場所に咲き続けた場合、次第に白っぽく変化すると書かれていました。

紫色を帯びた花に近づいてみました。

この場所で次に咲くのはアザミです。今それらしきものは全く見当たりませんが5月中ばには沢山現れることでしょう。

初めて見た金柑の花。

2024年4月23日(火曜日)

かって定期的に来院されるAさんにご趣味は何ですか、とお訊ねすると柑橘類を育てることと仰った。その時私は実とともに白い花を思い浮かべることは出来たが、実際にミカンやカラタチなどの花をまじまじと見たことは無かった。

そんな私も仕事場の庭に金柑を植えていて、過日黄色の小さな実を沢山採った。柑橘類を植えたのは、蝶を呼ぶためだったので実を食べたのは正直「ついで」のようなものだった。

ところで先日から白く可愛い蕾を沢山つけているのを目にしていた。それが本日突然のように真っ白に咲いているのに気がついた。花は木の南側に大きく伸びた枝を中心にして咲いている。
自分が植えて言うのも何だが毎年アゲハチョウに食されて伸びずにいたのが、昨年急に樹勢を増し食害を越えて大きくなった。それで今年は旺盛に咲いたのだろうと思う。

仕事場の金柑の花。
妻は携帯の待ち受けにしていた。

例年蝶のことばかり気にしていたのでちゃんと花を見るのは初めて。柑橘類は白い花と聞いていたが、その一つ金柑がこんなに綺麗なのだから他の柑橘類も美しい事だろう。A氏が夢中になるのも分かる。


幸田浩子さんの
「からたちの花」

金柑は場所によって年に数回開花が可能らしい。美術館の西の庭にレモンの苗を移植したが、今年の梅雨のころ金柑も一苗隣に植えてみたい。

ソメイヨシノからヤマザクラ、そして新緑の季節へ。

2024年4月17日(水曜日)

昨夕美術館の閉館後西の空が赤く霞むようになるとゴロゴロ、遠くで雷の音がした。春雷だ。すると夜からしっかりした雨が降り初め朝まで続いた。

乾きがちな庭には良い雨だった。本日午後、美術館の庭の土は湿り、草花は鮮やかな色を見せていた。この所数本の木の苗を植えていたので余計に有り難く感じられた。
以下本日の庭です。桜はソメイヨシノからヤマザクラへ、ミツバツツジが満開となり、ジューンベリーが白い花を付けている。

クリスマスローズはまだ
頑張っている。

 裏手のソメイヨシノが散り
始めヤマザクラが満開に。

 ベンチが座り頃。落葉広葉樹が新緑に
なって来た。

庭は桜から新緑へとかわっている。
The garden has changed from cherry blossoms to fresh green.

春麗しかった頸城区大池憩いの森、大潟区新堀川の桜。

2024年4月14日(日曜日)

春らしい温かな日が続く。本日は上越市頸城区の大池憩いの森公園の東側、ビオトープがあしらわれた部分を歩き、一旦美術館に寄り大潟区犀潟の新堀川公園の桜を観た。

ほくほく線大池憩いの森駅に駐車するとメジロの群がソメイヨシノに来ていた。

先日の大潟水と森公園同様、沢山の群は蜜を吸うと急いで次へと去って行った。

初めて観た鳥「ビンズイ」。「腹に線の模様がある鳥」で検索すると見つかった。地味な感じの鳥で、鳴き声は聞けませんでした。

ミズバショウが咲きそろっている。

 頭上にヤマガラ。

ほくほく線が下り。

路傍にはユキツバキ、ショウジョウバカマやスミレが咲いていた。

 水上回廊は歩けないそう。

 帰路のムシカリ。

平地に下りてくる。

麗しい鯉のぼりとお花のお宅。

麗しいお宅を見て美術館に戻った。お茶を飲みサラダを食べて新堀川の桜を観に。

好天の里は麗しかった。新堀川の桜はこれ以上咲けないという風で、明日あたりから始まる落花もまた見どころではないだろうか。
Joetsu City may be one of the most “Beautiful Countrysides”in Japan だと思った一日でした。

苗の植栽、庭で採れたたもの、弟の豚肉。

2024年4月13日(土曜日)

良く晴れ、暑いと言うほどでもなく気持ち良い日が続いている。そんな土曜日桜は満開で美術館はほどよくお客様に来館して頂いていてありり難いことと感謝に堪えない。

本日閉館後、もう1本の啓翁桜と一冬仮植えしていたレモンの苗を植えた。

桜の苗。

レモンの苗。

場所はいずれも庭の西奥、雑木林風(手抜きぎみ)の一角にした。庭に色々植えて30年、何かと肥料のやり過ぎを反省し昨今は単純な用土を心掛けている。

この年になって木の苗を植えるとは無謀と思われても仕方が無い。何とか美しく育ち後年も可愛がって貰えるよう願っているというのが「言い訳」。

所で数日前、仕事場のキンカンが黄色くなっていた。若い枝をアゲハ蝶に食べられ続け、中々大きくなれなかったのがようやく事情を越えて沢山実をつけるようになった。数日前、実を採り食べたところ中々美味しい。

かなり食べた後の写真です。
優しい甘さでした。

閉館まぎわ、裏のベンチ脇に生えているタラの芽を採った。背の高い木の芽は堅くこれからか。

以下は宮城県で豚を育てている弟から買っている肉の料理です。

マッシュルームポテト、野菜、
ガーリックライスが尽きました。

毎日雑多な記事で申し分けありません。しばらく良いお天気が続くようです。

昨日の休診日は公園と池を巡った。

2024年4月12日(金曜日)

薄曇りの昨日木曜日、午前中から出てカメラを手に大潟水と森公園を歩き、天ケ池。と蜘蛛ケ池にも寄った。

県立大潟水と森公園では高齢のご夫婦に混じって、乳母車に一人、背中に一人お子さんを連れた若いお母さんが芝生広場に現れた。おんぶしたお子さんを降ろす時お子さんは滑り落ちてしまったが無事だった。お母さんは再びその子を背負うと乳母車を置いて勢いよく芝生を駆けだした。乳母車の子が足をバタバタさせるのが見え、走る二人から笑い声が聞こえ幸福な情景だった。

以下当日の自然の様子です。

軽やかな空色、オオイヌフグリ。

水辺のハンノキに新緑の気配。

しだれ桜。

駐車場の桜に何十羽ものメジロがやって来て、花の蜜を吸いました。


 

西口駐車場への道の往き来の光と影は魅力的。大潟水と森公園は「潟の里ゾーン」を歩いた。
その後、天ケ池と蜘蛛ケ池へと出向いた。

路傍のヒメオドリコソウの群落。
全体が焼き物の辰砂のような色。

野道に下りていたカワラヒワ。

小さな流れに居たホオジロ。

蜘蛛ケ池の堤にいたハクセキレイ。

戻った美術館に車が一杯。

展示も観てもらっていた。

ベンチ脇のソメイヨシノ。

お腹が空いたのでホットサンドを食べた。

その後ベンチへ来られた二人のお客様と
お茶を飲みお話しした。

前庭のコブシが満開。

日が長くなり閉館後溜まっていた庭仕事をした。過日植えた花に水遣りし、苗木を1本植えた。

本日は前庭の右側に過日求めた90センチほどの啓翁(けいおう)桜を植えた。付近に早咲きの箒桜があるが、深く虫が入り危うくなっている。今回、成長は早いがあまり大きくならない種類ということで植えてみた。もう1本あり、奥の方に植える予定。

今まで植栽時、過剰に肥料を遣っていたのを大反省。赤く小さな花が沢山咲くこの桜の生長を楽しみにしたい。

桜の季節になって。

2024年4月8日(月曜日)

冬から春へ寒暖入り乱れて迎えた今春、桜はそこそこ例年並みの開花になった。温かかった二月、寒かった三月、花のつぼみも、どう備えるか悩んだことだろう。

以下樹下美術館の箒桜と近くの新堀川公園の花模様です。

樹下美術館の箒桜(ほうきざくら)。
小ぶりな寒桜の一種です。

 5,6分も歩けば観られる新堀川の桜。
本日5分咲きという感じでした。

樹下美術館裏庭のソメイヨシノも間もなく満開です。この桜は根が盛り上がり石垣を崩す怖れがあるため昨年泣く泣く太い枝を2本切りました。果たしてどのように見えるのか近く掲載させて下さい。

日中温かかったのが夕刻からシトシトと降り始めました。畑仕事が本格化したこの時期には良い雨ですが、観桜には都合の悪いことになり、例年のことながら悩ましいところです。

本日のジョウビタキ。

2024年4月2日(火曜日)

薄曇りの日、今どきはこのくらいが普通かという日和。
本日は特記すべきことはありませんが、相変わらずコロナもインフルエンザも見られました。思えばこの4年、春の連休のたびに「感染拡大」の懸念に気を揉んだ変わった年月でした。

さて以下は本日昼下がりの美術館庭に来ていたジョウビタキです。

向こう向きになりながら
こちらを気にしている風。

昨日と同じ個体でしょうか。メスですが品良くチッ、チッと鳴きながら誘うように美術館を一周しました。同じ場所で地面に下りたのは少々不思議なことでした。

何時になったら赤いオスを撮れるのでしょう。

相手をしてくれるジョウビタキ ミニ親子丼。

2024年4月1日(月曜日)

本日4月1日はエイプリルフール。吹いていた風は少々寒かったが日射しもあって、まあまあのお天気だった。

午後カフェに寄ると柏崎の方がお二人見えていた。小村峠の難工事にご主人が携わった方と高名なお茶人のもとで稽古を積まれる方。柏崎には庚申塔や社寺に親しみを覚えるのでお話は興味深かった。

その方たちが「先ほどからきれいな小鳥がよく来ますよ」と仰る。
ジョウビタキにちがいない。

車にカメラを取りに行き庭に出ると、南の木立にいた。
赤味の強いオスはチョンチョンと尾を上下するたび、あるいは飛び立つたびにオレンジ色の羽がきらめく。何枚か撮ったところでモニターを見るとカードが入ってない。
昔から私には良くあることで初めてでは無い。電車、鳥、夕焼けetc、気がついた時は非常に残だが忘れるようにしている。
車に予備のカードがあるので取りに行き、再度探すと居たのはメスだった。オスより地味だが可愛い。

ジョウビタキのメス。

 後ろを向いてもこの程度。

不思議な事にジョウビタキは10メートルもあるような高い枝にはまず止まらない。もっと低い、例えば私達の背丈か、せいぜい数メートルの所を好む。追ってみると同じような高さに止まり、あまつさえ地面にも下りる。

さらに面白いのは人の気配の方に向くことが多いことで、案外近距離も平気なため写真を撮るのに重宝する。今後日射しの良い時は出来るだけカフェに出て、オスが撮れることを期待したい。

夕食のミニ親子丼。

明日も晴れ間がみられるようです。かって学生時代、帰省すると親たちは天気予報ばかり観ていた。何が面白いのかと思っていたが、今や自分も完全にそうなっている。それを不自然とも思わず、時には悪天候を愚痴りながら喜んでいる。

本日は特養から離れた1日目。もう相談の電話が無いと思うと有り難い。反面引き継がれたDrには申し分け無い気持を払拭できない。安穏な日が多い事を願うばかりだ。

悪天候の春彼岸 本「良寛の生涯と芸術-慈愛に満ちた心-」。

2024年3月21日(木曜日)

10日も前から昨日春のお彼岸と翌本日は悪天候と予報されていた。お彼岸と言えば穏やかな日和を一瞬思い浮かべるが両日は雪マーク付きの悪天候が知らされていた。

20日の昼の駐車場。
寒風の中お客様が見えていた。

 そして本日朝方から寒さがつのり仕事場では積雪がみられた。

仕事場の庭の水仙。

 昼前、いっとき陽が射して美術館の窓際で「良寛の生涯と芸術」を読んだ。

つかの間の日射し。

 何のマユだろう。
強靱な糸で編まれていた。

午後、ウィキペディアを書いてくれる方が見えご一緒した。優しいのに突破力のある人で作業がはかどった。

午後再び美術館でサラダを食べ本を読み、お客様と話しをした。

良寛の生涯と芸術」。
小島正芳著
令和6年1月1日考古堂書店発行

本著は本文500ページという大著ながら文、活字とも柔らかく非常に読みやすい。著者小島正芳氏は新潟大学教育学部書道科を卒業され新潟県立文書館や教職を歴任、この間50余年もの歳月を良寛研究に捧げされ,多数の論考、著作を重ねられている。

まだ60ページを過ぎたばかりだが、北前船と佐渡金山に向けて開けた港町出雲崎で要職を継ぐ名家に生まれた良寛。学問への勤しみの傍ら親子共々理不尽かつ激しい競争が繰り広げられる港町の勢力争いの惨さをまともに受け追い詰められ、ついに出家を決心する。

たまたま備中(岡山県)玉島円通寺の国仙和尚と巡り会い、いよいよ同寺での修行のため二人で旅立つ所まで読み進んだ。両親と別れ際の詩、特に母の場面は涙無くして読めない。

折々の発句、詩歌および関連資料や写真が次々掲載され、現実感を伴う波乱を追いながらいくらでも読めそうな気がする。生地の困難と出家、遠地への旅、修行と印可、長い行乞行脚、京都に於ける父の入水、帰郷、ふる里の人々と子らとの日々、晩年の貞信尼との恋、、、。

本書あとがきに「良寛の研究はやればやるほど更に深みが広がり、奥深い」とあった。ますますトゲトゲしく混迷し不確定化する時代。本著の「慈愛に満ちた心」をテーマに「良寛」がNHK大河ドラマで取り上げられるなら何と素晴らしいことかと思った。

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