2022年8月

「ふるさと上越 主体美術協会の人々展」のご紹介 その2。

2022年8月13日(土曜日)

本日は11日に引き続き展示中の「ふるさと上越 主体美術協会の人々展」から、簡単ですがさらに3点、三人のご紹介です。

作品の解釈、感想は観る人それぞれにゆだねられますが、ご紹介が何かの手がかりになるなら有り難いです。

暑さ厳しくコロナ激しい夏です。
そんななか遠方からお訊ね下さる方もいらして感謝しています。過日は小杉放菴記念日光美術館 の学芸員の方が来館されました。齋藤三郎ゆかりの人々展をご覧頂き、心ばかりの小杉放庵コーナーをお褒めいただきました。本当に有り難うございました。是非貴館をお訪ねさせてください。

「ふるさと上越 主体美術協会の人々展」のご紹介その1。

2022年8月11日(木曜日)

昨夜は来館者さん向け配付資料、新たな案内葉書などをこしらえプリントしているうちに日をまたいでしまい、午前3時に寝た。
そして目が覚めると12時近く。あれれ、妻は起こしてくれないし、今日は患者さんが来ないので昼まで寝かされたのかな、と時間感覚がはっきりしない。
ああ休日なんだ、と分かったものの配付資料を届けなければ、来館者さんは手ぶらで観なければならない、、。慌てて美術館に出る。

ちょうど主体美術のお仲間が大勢いたしていたので手渡し。若干お話をさせていただいた。筑波先生が引率された皆さまは熱心で、聞こえるお話も面白い。前後に20名ほどの来館者さんが見え、「ふる里上越 主体美術協会の人々展」は樹下美術館にしては良い初日だった。

今後毎回3名の作家さんと作品をご紹介して行きたいと思います。
本日は以下の三点と作者の概要です。配布資料からの勝手な私見をどうかお許しください。

昼まで寝たお陰で体が楽になった。
9月20日までの展示です。どうかお暇をみてお楽しみ下さい。

チームワークを発揮? 良い展覧会の予感。

2022年8月11日(木曜日)

昨日午後は11日から始まる「ふるさと上越 主体美術協会の人々展」の展示作業を行った。出品者9名、各一点ずつの展覧会といえども初の複数作家の絵画展。過程はこれまでとは異なる神経の使い方が必要で、少々疲労はしたが最後に充実感を覚えた。

新たなチラシ。
倉石隆の作品を「秋」に変更したのでチラシも改めた。

物故者を交えた作品は上越在住主体美術の筑波進先生と涌井和子ご夫婦のお陰で、私が到着したときはほぼ位置決めが終了。近隣の施設回診を終えて戻ると全てが壁に架かっていた。

皆さんが帰ったあと照明を調整するスタッフ。

大小、色調、志向などがバラバラに異なる個性的な9点は専門家の手に掛かり実に自然で生き生きと見え始めた。
ささやかな展示だが、さすが主体美術協会。9点はあたかも良い野球チームのラインナップのようであり、楽しい展覧会になる予感がした。

作品ごとの拙く短い紹介文を作った。

 

9月8日まで延長した好評の「齋藤三郎ゆかりの人々展」

どうか両展ともご一緒にお楽しみください。

二日続けて古径美術館の「齋藤真一展」へ ジャンゴに似ていた 何時まで続く感染。

2022年8月8日(月曜日)

昨週末土曜日は来客中の二方とお別れし、南城の舟見里留さんを訪ねた。間もなく始まる「ふるさと上越 主体美術協会の人々展」にむけて舟見倹二さんの作品をお借りするためだった。

樹下美術館には舟見氏のシルクスクリーンが二作品収蔵されそれを出品しようと考えていた。しかし色調が暗めなのが気になっていて、里留氏に相談した。すると明るい作品を揃えて待っていて下さり、伺って二人で一点を選んだ。
南城界隈の変遷と居住する人々の事もお聴きして楽しいひとときだった。

舟見宅を辞して小林古径記念美術館へ行った。好評の「生誕100年 斎藤真一展」を観た。年代順、テーマ別など齋藤作品を見ながらを齋藤氏への理解が深まるよう配慮されていた。

「さすらい」 1960年

草原でヴァイオリンを弾くご本人か。この絵をみた瞬間ジプシー出のジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトを思い出した。互いに顔や服装、志向など、似ていると感じた。


ジャンゴのギターで「 Nuages(ヌアージュ:雲)」

会場に何カ所も小型の動画モニターあり、ある場所の映像には小さな音量でジャンゴのこの曲が流れていた。ジャンゴもまたさすらうように生きた音楽家だった。アールデコ調からミッドセンチュリーへ、イメージが重なる。

多くの作品の中でサイズの大きな以下2点が興味深かった。

「雪の花」 1990年。

「チューリップの少女」1991年。

見慣れた瞽女さんと異なり、上掲二作品は大きい。図録によれば「雪の花」は横130,3センチもある。それは沈む夕陽を背景に瑞々しくも成熟した裸の女性が描かれ、「チューリップの少女」はマフラーをしたあどけない少女だった。いずれも瞽女さん、なかんずく杉本キクエさんへの色鮮やかなオマージュではないのかと思った。

さて翌日日曜日はある所の薄茶席に座り、素晴らしい良寛の扇面を観た。俚歌(りか)、俚謡と呼ばれる民衆の戯れ歌が、細めの筆でこよなくも上品にしたためられていた。席の後、主客を務められた全国良寛会会長小島正芳さんを古径美術館へご案内した。

この日は、回廊に展示Jされているお春と太郎の悲恋のシリーズが目を惹いた。赤が使われない灰色一色の何点かは物語の結末が痛々しく描かれ誠に切なかった。

前日年間入場券を求めたが早速翌日また使うとは思っていなかった。図録の笹川修一氏の「音楽を奏でる絵画」はためになり良い一冊だった。小島氏の学芸への造詣深さにいつも感心させられる。

以下は8月5日の雲と鳥追いのカイトです。

 

大変なことになっているコロナ。これまでガードがきつかた福祉施設なども一挙に突破してくる。一家7人全員、あるいは88才独り暮らしの方などの感染もあった。おしなべて早めに回復されるので胸を撫で下ろしているが、重症化リスクや後遺症は克服されたわけではないと思う。

帰宅時や外来の合間に顔を洗い歯を磨き、鼻腔までうがい洗浄をする。マスクをしていても談笑や物を含めた接触で感染するのであろう。

一方接種は決して慣れること無く今も一人一人緊張する。される人もする側も、いつまで続くのか、ため息を禁じ得ない。

ワクチンの合間に奉公の話 柿崎区馬正面の桃。

2022年8月4日(木曜日)

4回目のワクチン個別接種が半ばを過ぎている。猛烈なコロナは軽症者中心だが未曾有、世界最多の感染となり死亡者が増加し始めた。現行の流行株に対するワクチンの効果減衰が言われている。
大流行の中で自身は後期高齢者かつ三大疾病の有病者。そして毎日何名かの陽性者を診る現場の末席にいる。ワクチンは頼みとする重症化予防の期待にだけは正しく応えてもらいたいと願っている。

注射は看護師が詰め、私が打っている。

一人一人直前に「そっとやりましょう」と言って注射する。打たれる身には「チクッとすます」と言われるよりは良いのかなと思っている。昨年は最大一日30人を接種したが、今年は午前12、午後6人なので何とかやれる。

ある午前、接種が終了した普段の診療で大正12年生まれの方の番になった。とても小柄なその人は99才、かって半年ほど不安定な時期があったが再びお元気になった。
丈夫になりましたね、と言うと以下のように仰った。
小学生のころの自分はとても弱く、あまり学校へ行けなかった。温情のような形で小学校を卒業、数年後に東京は下谷の呉服商の家に奉公に出た。
不思議なことに東京の6年半の生活は病気一つせず子守や丁稚奉公が出来た。あるじ夫婦から大事にされ子どもたちはとても良くなついた。
戦争で空襲が激しくなると一家は愛知県の田舎へ疎開することになった。是非一緒に来てくれと頼まれたが、年季期奉公の自分は郷里に帰らざるを得なかった。最後の日、夫婦は手紙を書くと言い、こどもたちと泣いて別れた。
田舎に帰ってみると、弱かった自分は東京で死んだという話が伝わっていてびっくりした。疎開先のご夫婦から手紙が届いたのはとても嬉しかった。

お顔にあどけなさが残る小柄なおばあさん。この方の15,6才からの話ですが、可愛い娘さんだったことだろうと想像し、いつまでもお元気でと願いつつ自分も元気でいなければ、と思った。
かって10代のころから遠い都会へ奉公に出た方が少なくない。別世界の暮らしと仕事。田舎の里から都会へ、境遇を運命と定め、あるじ夫婦の教えに従い仕事に勤しむ。さほど遠い昔の話では無いだけに彼女達の忍耐と努力、従順さには驚かされる。

この方の場合、都会の恵まれた栄養が身体を健常にしたのではと想像される。強くなったことを喜び、励みとした娘さんの幸福が伝わる話だった。

柿崎区は馬正面のN氏から頂いた桃。
自作され、本当に良い食べ頃のを頂戴した。

本日食べた幸福の果物。

Nさん、いつもお心に掛けて頂き有り難うございます。こんな立派な桃を作られるとは!

所変わり季節変われば。

2022年8月1日(月曜日)

昨日長野カントリークラブでゴルフをした。昔は遠かったが、いま高速道路で一時間少々で着く。スコアは良くなかったが飯綱の山影を間近に、すみずみ手入れが行き届いたコースは素晴らしかった。

スタートホール脇にリンゴの木がずらりと並び、少し感動した。
所変われば山変わりゴルフ場も植栽も変わる。

 

黒姫山。
帰路は山や雲を眺めながらゆっくり走った。

 

雲間から妙高山が覗いていた。

 以下は本日の当地の空。

幾重もの帯状の雲は時間が経った飛行機雲だと思う。

あまりの暑さに関田山脈に湧く積乱雲が
息を吐いているように見えた。
たまたま遠近別の雲が重なったようだが変わった眺めだった。

ところ変われば樹下美術館の柿。
二か月前は20前後あったものが8個ほどに減っていた。

隣り合っていた実を一つ間引きして取ってきた。
ういういしいお嬢さんの感じ。

季節変われば果物変わる。秋になったら信州のリンゴは勿論、ぜひ樹下美術館の柿を食べてみたい。

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