2025年12月

昨日今日の寒波は無事に過ぎた。

2025年12月5日(金曜日)

昨日12月4日と5日、寒いぞ、降るぞ、吹くぞと連日予報されていた今期の最強寒波。4日は気温が下がり強風が吹き荒れた。
しかし当地はアラレが降ったけれども積雪に到らなかった。

当日午後手袋、ホカロン、足温器を買いにホームセンターへ行き、きれいなチューリップの球根があったので求めた。
夜には同業のゴルフ同好会の集つまりがあったので出席した。夕刻、降雪を心配しながら髙田まで車を走らせた。直江津から来た同僚は、凄くきれいな月が出ていた、満月のようだったと話した。

会議と懇親の会は無事終わり心配した帰路も風のみで雪は降らず助かった。

4日午後の荒海。

時おり陽が射す荒天の上下浜。

普段来ないバスが現れた。
道路工事のため迂回している模様。
バスから見る日本海は冬情緒満点の事だろう。

そのような訳で寒波初日は予報ほど厳しい状況にはならなかった。

そして翌本日、夜半から早朝に降ったらしく、平地で数㎝の積雪があった。但し風は止んだが寒さは尋常では無かった。午後から小一時間近隣の水田を走ると小規模なコハクチョウの群を見た。

午前中に十分食べたのか、
あぜ道で一群が憩っていた。
やはり白鳥には雪が似合う。

裾までうっすら雪化粧をした米山。
ほっかむりをしている。

まず一回目の寒波は大過なく、挨拶程度で終わったようだ。今後は折々にこんな事があり早晩大雪もあろう。

インフルエンザの流行はピークを過ぎたように思われるが、ひょっこりコロナが混じる。
寒さは一段と厳しくなり胃腸炎とともに冬の感染症には用心しなくては。

今冬最強寒波が来る 向こう側の季節から「楝(あふち)の花、いとをかし」。 

2025年12月3日(水曜日)

今期最強の寒波がくると予報されている。温かい日が続いていたのがついに変わる。すでに外の風はヒューーヒューと鳴り雷がドカンと来た。

降雪はさらに地域の高度が加味される。

例年12月早々寒波がやって来る。この雪は先ず根雪になることはないと思うが、万一そうなれば大変だ。
こんな風に今後二ヶ月半ばかり、天気予報に一喜一憂しなければならない。

さて話変わり、前回の堀口すみれ子さんの「月明かり」から「楝の花、いとおかし」です。
大雪と反対側の季節の詩ですね。
「楝(おふち→おうち)}とい花木。当地で親しまれているのは以下の小山作之助作曲、佐佐木信綱作曲の唱歌「夏は来ぬ」4番冒頭の“楝”ではないでしょうか。

楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

楝をこちらで見ることは無く日本の南西部の木で、栴檀(センダン)ということです。
花はバニラに似た香りがあると言います。

学生時代、小田原でテニスの夏合宿があった時にコートの脇にこの木がありました。
大きな木には沢山実が付いていて豊橋の同級生が「これは「栴檀(センダン)」だと言いました。

“若葉が繁ったあと淡紫色の小さな花を房状に咲かせる。遠くから仰ぎ見ても美しい花である。「アフチ」は栴檀の古名で、万葉集にもその名を見ることができる”とネットにあり、満開は素晴らしいようです。

以下すみれ子さんの詩「楝の花、いとをかし」です。

対岸の富士山に
はだらの雪を数えるころ
汀(みぎわ)ちかく
大様に(おおように)枝をひろげた楝の大木
さみどりの葉かげから
淡い紫の花房をゆらす
初夏の日に 茫(ぼう)とかすみ
えも言われぬ香りたて
この上なく﨟(ろう)たけて
この世のものとは思えない
夢の中の花のよう
ゆたかな美しい時
今年また会える楝の花

清少納言も言っている
「かならず五月五日にあふもをかし」

※はだら:まだらのこと、﨟たけて:気品があること。

初夏の日、対岸に富士山を眺め「おふち」の大木が満開とは何と言う風光でしょう。

長居植物園の植物図鑑から引用。
30メートルに届く大木になるという。

と言う訳で,最強寒波の到来を前に麗しい初夏の詩を読み、いつしか「夏は来ぬ」を口ずさんでいる次第です。
かって私が見たのは沢山の実だけ。機会があれば初夏の頃にこの花がきれいな所へ行ってみたい。但し花期は短いらしいのです。

堀口すみれ子さんから届いた詩集「月あかり」。

2025年12月1日(月曜日)

先日湘南にお住まいの詩人・エッセイスト堀口すみれ子さんから詩集「月あかり」が届いた。
50篇が編まれたご本はこれまで月間「かまくら春秋」に掲載された詩篇から選び、第三詩集として出版されたものと、あとがきにあった。
その末尾に令和7年秋としるされているので最新の出版ということになる。

「月あかり」堀口すみれ子著
かまくら春秋社令和7年12月21日発行
頂いたのは発行前の本だった。

届いてから5日ほど、まず10数篇を読んだ。初めて目にする言葉が幾つも出てきて調べるのは楽しかった。

土地、草花、鳥、時節、生活など詩人を巡るモチーフが美しい言葉で編まれる。前両陛下が長年お忍びで食事に寄られたすみれ子さん宅。貴い詩は私みたいな者の心にも触れてくれる。
何時でも何処でも携行し何度も読みたい。

読んだ中から「夏野菜」を掲載させて頂きました。

つやつやと
ひかりを照り返す
なんと美しい茄子の皮
この紺色と
青白い果肉の対比は
案外だ
太陽に愛された
トマト、ピーマン、ズッキーニ
忘れてならない
玉ねぎ、にんにく
個性きわだつ
夏野菜たち

これらすべてを粗く切り
「ごめんね、煮るよ」と
炒めて 煮ること 三十分
とがった個性が融け合って
あまく やさしく 丸くなる
ラタトゥイユ 夏の逸品

すみれ子さんが初めて当館を訊ねて下さったのが2009年、以来5度の心打つ講演をして頂きました。

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