2016年4月

本日は一夫一妻のキジ 緑の蜘蛛ヶ池

2016年4月29日(金曜日)

昨日は二羽の雌と一羽の雄による睦まじいつがい?を記載
した。
そしてキジは一夫多妻と書かせて頂いた。

その筆の先も乾かぬうちに本日は一夫一妻のキジに出会った。
こちらの方が落ち着く感じだったが、この先まだ奥さんが増え
そうな予感もする。
場所は樹下美術館の近く、上越市大潟区は蜘蛛ヶ池のあぜ
道だった。

このところ鳥ばかりで、美術館館長の内容としていささか問題
であろう。

 

1
↑日射しの中、雄はいっそうあでやかで、一方雌に鬼気迫る真剣
さが見られた。
(だが雄の眼差しは滑稽で真剣みが無い。そのことが余計に雌を
惹きつけるのか、今で言えばチャラ男の骨頂かもしれない)。

キジの後、目と鼻の先にある蜘蛛ケ池を訪ねた。

2
↑緑濃くなり水が涼しい。

3
↑水辺は生き物の故郷。

4
流れと10数年の愛車プログレ。

ここで終わるはずだったが、、、。

5
↑向こうからコブハクチョウが岸辺に寄ってきた。
コブハクチョウはかって近くの鵜の池や朝日池で見ている。
いつも一羽だが同じ鳥なのだろうか。

連日の鳥(あるいは蝶)で背中に羽が生えそうだ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日は風強く不安定なお天気で、午後の晴れ間の後に
雷が轟き激しい雨になり細かいアラレが混じった。
夜遅くも雷をともなう雨が降った。

キジは一夫多妻らしい 実は雄は消費されているのか。

2016年4月28日(木曜日)

やや寒く小雨が降った一日、今日はキジの夫婦を見ました。
美術館からの帰路、昨日モンシロチョウの乱舞を見たキャベツ畑で
した。

最近は鳥や蝶などのことばかりですが、どうしても目に入ってしまう
のです。

 

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↑雨降る畑で一羽の雄が二羽の雌と一緒。

IMG_9229
↑雄は雌たちをエスコートしているように見える。

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↑打ちとけた様子で三人一緒に食餌もした。

キジは鳥類では珍しく一夫多妻だそうです。
二羽の雌が一羽の雄を共有しているように見えた本日キジの
夫婦。

普通なら色々な雌雄の組み合わで多様な子孫を残し、めまぐ
るしい環境下で種の保存を図るのが基本であろうと思われます。
それが多くの雌が徹底して一羽の美しく逞しい雄の子孫を残そ
うとするキジの戦略。

雨降りの中、何か気後れするような不思議な光景でした。

もう一つ、雌は写真のようにとても周囲に同化して見えます。
一方雄は目立ちに目立つ容姿です。
雌は環境によって守られ、雄は上位の存在の標的になりやすい。
雌の気を引きたいあまり、敵に狙われやすくなってしまった雄の
ジレンマ、、、。

倒された雄に代わって忍耐していた次の雄が共有されるのか。
雄たちは雌によって次々に使われる構図が想像され、それもま
た「あり」かもしれないと思った次第です。

多くのオスを引き連れたモンシロチョウの交尾活動。

2016年4月26日(火曜日)

本日キャベツ畑の片隅で複数のモンシロチョウが慌ただしく舞っていた。
群の数は4から8頭(羽)ほど数を増減させながらて四方八方へと忙しく
移動していた。

 

IMG_0125
交尾をすべくメス(写真では一番下?)を複数のオスが追いかけているらしい。

 

IMG_0090
多くのオスを引き連れるメス。
最後まで付いてくるオスを選ぶのだろうか。

 

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↑この写真ではあたかも鳥のように羽(翅)をしならせて飛んで
いるのが分かる。
風の中でジグザグに飛翔しながら、一定の方向を目指して飛べ
る蝶の強さやしなやかさが読み取れる。

草木、鳥、虫たち、春は命盛んで生物はみなとても忙しい。
モンシロチョウは精々一週間の命だという。
これに対して先日私のズボンに止まったヒオドシチョウは成虫の
まま冬眠越冬し、春も活動するようだ。

このところ生き物日記の様相です。

一昨日のワラビがおひたしに。

2016年4月25日(月曜日)

一昨日、近隣の茶臼山の林道を走ったことを書かせて頂いた。
車で10分少々先の林道は春爛漫だった。
路傍のワラビに喜び一食分ほど採らせてもらった。

 

ワラビ

本日夕食にそれがおひたしになって出た。
もっと奥の山のものよりやや薄味だが、さっぱりして美味しかった。

庭の明かりにシジュウカラが営巣しているのか。

2016年4月24日(日曜日)

昨年春、庭の西隅へ行くと激しく鳥が鳴いた。
近くに苔をくわえたシジュウカラが居て盛んに警戒の声を上げ
ていた。
あたりに巣を作るのだろうかと漠然と考え、当日その事を記載
した。
結局昨年、付近に巣は見つからなかった。

 

1
↑昨年4月2日、苔をくわえたシジュウカラ。

それが先日同じ場所を通った時に、再びすぐ近くでシジュウカラが
激しく鳴いた。
少し下がって見ていると庭の明かりの下方に開いた穴に入った。

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↑丸で囲ったくだんの照明灯。

 

3

 

4
↑本日閉館後、明かりの穴へシジュウカラのつがいが何度も出入
りするのを見た。

巣作り中、もしかしたら給餌中かもしれない。
昨年もここを使ったのかだろうか、風雨への備えは十分だがこんな
場所を気に入るなんて。

上越市頸城区は茶臼山の春 オシドリもあらがう。 

2016年4月23日(土曜日)

暖かく、野も花も鳥も春を謳歌した一日。
昼食後に近くの茶臼山の林道を車を走らせかつ歩いた。
樹下美術館から近く、小高い山を回る道は短いが、
下方に隠れるように沼があるため植生は豊かなようだ。

1
↑新緑の道。

1
↑イワカガミに取り付いていたキアゲハ。

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↑路傍にワラビが沢山出ていて一束採らせてもらった。

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↑チゴユリ

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↑馴染みのタチツボスミレ。

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↑群生する小さなスミレ、こちらはツボスミレと言うらしい。
白っぽい花のサイズはタチツボスミレの半分くらい。

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↑白さが麗しいウワミズザクラ。

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↑樹下美術館にあるアオダモに似た花。

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↑のどかな里の春。

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林道に行く前の用水池でオシドリを見た。
「ガーガー!」
メスの取り合いをしたらしく、一羽のオスが他のオスを威嚇した所だった。
追われたオスは堤に逃げ、追った方はメスに添った。

オシドリ1
↑お分かりでしょうか、突然の騒ぎに全くピントが合いません。

オシドリ2
↑ライバルを追い払ったオス。

オシドリ3
↑オシドリらしい風景。

オシドリ4
↑つがいを見送るオス。

人もうらやむオシドリ夫婦とは言え修羅場があるらしい。
追われたオスはつがいを眺めていたが間も無く遠くへ飛び立った。

“つがはねどうつれる影をともとして
鴛鴦すみけりな山川の水”.
その昔、西行は孤独なオシドリを自らに重ねて歌っている。

長くなりました。

齋藤三郎(陶齋)の赤絵金彩の壺には何が書いてあるのか。

2016年4月22日(金曜日)

樹下美術館今年の陶芸展示は「陶齋の赤」です。
展示順No2は「赤絵金彩椿詩文文壺」です。

名は長いのですが、赤々とした小ぶりな壺です。
赤い地に呉須(ごす・藍色の顔料)で椿が二輪描かれ、
金彩で詩文が書かれています。

何と書いてあるのでしょう、とお訪ねされる方がおられ、
本日取り上げてみました。

 

椿詩文壺赤絵金彩椿詩文文壺 縦12,3×幅12,2㎝

詩文の読み↑読みです(窯を築き→窯をつき と読ませています)。
戦後雪国のつましい生活の中で奮闘する
陶齋の様子がありありと窺われる文です。

友人が贈ったものと聞きますが、内容のこまやかさと
慎ましさから、本人の作ではと思うことがあります。

 

以下はこの詩文の版画です。
丈夫な和紙に刷られた版画は焼き物を求めると器に添えられました。
昭和20年代中頃~後半より用いられたと考えられます。

詩文・此の男云々
↑版画「この男云々」 縦28,7×幅41,5㎝

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↑同版画の文字だけの版。 縦18,8×27,8㎝

版画は味わい深く人気があり、当館では掛け軸にしています。

雨の午後のSPレコード プログラムが決まってきた。

2016年4月21日(木曜日)

予報通りに午後しばらくして雨になった木曜日。
来る5月14日の「蓄音機でSPレコードを聴く会」でご協力頂いている方が
来館され、ご持参のクラシックレコードからプログラムの一部を聴いてみました。

_MG_9381

加工の無いSPレコードの音は森の泉のように優しく心に響きました。

 

 当日クラシック音楽のプログラムです。

アンダンテ・カンタービレ(チャイコフスキー)
「弦楽四重奏曲第一番より」  フリッツ・クライスラー(Vn)

エチュードOp10 No3(ショパン) アルフレッド・コルトー(Pf)

プレリュードOp28 No15(ショパン) イグナツィ・パデレフスキー(Pf)

菩提樹「冬の旅」より(シューベルト) リヒャルト・タウバー(Tn)

“恋とはどんなものかしら“「フィガロの結婚」より(モーツァルト)
エリザベート・シューマン(Sp)

楽興の時 Op94 No1(シューベルト)   エトヴィン・フィッシャー(Pf)

鳥の歌(カタロニア地方のキャロル)  パブロ・カザルス(Vc)

 

IMG_9125 本日午後の雨降りのカフェ。

 

以下は小生のレコードから2部のポピュラー、歌謡曲です。

映画「道」のテーマ

映画「汚れ無き悪戯」のテーマ

・美空ひばり「越後獅子」

雪村いづみ「青いカナリア」

江利チエミ「テネシーワルツ」

ビリー・メイ楽団「オール オブ ミー」
ほか

※誠に申し分けありませんが1,2部ともに当日一部変更があるかもしれません。

期日は来る5月14日(土曜日)午後6時30分はじまり

場所は樹下美術館、陶芸ホール

参加費:大人お一人500円、中高生お一人300円

お申し込み樹下美術館窓口、あるいは
お電話025-530-4155でどうぞ。
(現在30名様を少し過ぎました、あと10席ほど余裕があります)

熊本への配達が一部再開された カシラダカの水浴び。

2016年4月19日(火曜日)

熊本市で福祉施設を営む医療関係者に、不足しているという米
の手配をした。
だが受け手も送り手も、早くと思っているが肝心の運輸が止まっ
ていた。

それが本日、佐川急便、ヤマト運輸、ゆうパックが一部地域を除
き熊本県内への配送を再開に向かったという。

多くの血管が同時に詰まり、重いショックに陥っている現地。
このたびの再開で冷えた体内に少しでも暖かな血液が回り始め
ることを期待したい。

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連日の小鳥です。
以下は本日昼の水場に来たカシラダカという冬鳥です。
一月に群を見たのですが、本日はあどけなくも一羽でした。
まもなく北帰行、もう一度群をつくるのでしょうが、励ましたく
なるような水浴びでした。

 

1
↑雀にやや似ているけれども一回りは大きい。
頭の毛が立っているので頭高(カシラダカ)と名付けられている
ようだ。

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↑水浴び中

3
↑さっぱりした様子。
大抵の鳥は水浴びをすると可愛らしくなる。
(入浴後の人間も同じかもしれません)。

良い季節が始まっているなか、本日インフルエンザBの
高校生が来院しました。

熊本で米が足りないとは 水盤にメジロやアトリ。

2016年4月18日(月曜日)

学生時代ずっと部活で一緒だった一年上の先輩が熊本市にいる。
当時下宿を訪ねたりしたが、もう50年近くお会いしてない。
躊躇の末今夕お電話した。

電話口の声は昔と変わらず、お元気だったのが嬉しかった。
だが仕事場と家の建物は無事だったものの、室内はめちゃめちゃ
になった、といい、ようやく今日から仕事を再開したところと仰った。

何が不足ですか、とお尋ねした所答えは意外だった。
「米だよ、米が無いんだ」
普段何でもありそうな裕福なイメージの熊本県で米が足りないと
は。
福祉施設も営んでいるため特に深刻らしい。
新潟県民として黙っているわけには行かない、今夜至急60キロ
を手配した。

交通の混乱が想像されるが、どうか一刻も早く着いてほしい。
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嵐が明けた本日昼、美術館の水場でメジロ、ツグミ、アトリを見た。

1
↑実はメジロをみたのは今年初めて。本当に目が可愛い。
目白押しはこの鳥がびっしり群がっている様子から来ているという。

 

2
↑水浴びは大変無邪気に見える。

 

3
↑手前は何度か掲載しているツグミ、向こうはアトリのようだ。

 

4
↑今年1月に見たアトリの群。

以前は鳥のことなどさっぱり分からなかったが、ブログを書くようになって
次第に目が行くようになった。

 

雑木林の草花 ズボンに止まったヒオドシチョウ 荒天のゴルフ。

2016年4月17日(日曜日)

昨秋、近くの雑木林に神社と寺を結ぶ小径を見つけて歩いた。
春に歩こうと考えていたので昨日空いた時間をみて散策した。

路傍の野の花が可憐だった。

 

1
↑新緑の道

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↑見慣れた花だがカキドオシの名があるらしい。

3
↑アケビの花、秋には実と出会えるだろうか。

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↑花の写真を撮っていると蝶が来てズボンに止まった。
ヒオドシチョウということ。
羽がぼろぼろなのは越冬したためらしい。。
何処で冬を越すのか、またその間は冬眠するのだろうか。
痛んではいたが、元気よく飛んで行った。

昨年秋は沢山の赤とんぼがズボンに止まったが、今度は蝶とは。
いずれも白ズボンだった、トンボや蝶は白が好きなのか。

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↑キランソウというらしいが、色が濃くなかなかきれいだ。

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↑タチツボスミレであろう。

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↑自生するヤマザクラは柔らかで上品な感じがする。

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さて本日は大荒れの一日。
ゴルフコンペが予定されていたが、集合時、多数決で中止になった。
しかし決行に賛成した四人でラウンドした。
ボールはキュウキュウと曲がったが、嵐の中パートナーシップが爽
やかで、お腹も空いた。

IMG_9100
美術館の近くであたりを覆う畑の砂塵。
明日はガラス拭きと庭掃除が大変であろう。

 

熊本地震。

2016年4月15日(金曜日)

昨夜就寝前に見たヤフーニュースで熊本地震を知った。
テレビを付けると地震は2時間近く前に起こっていて、自分
が見たニュースの速報は余震を知らせたものだと分かった。

本震後の深度5強の余震は非常に怖かったに違いない。
かって中越地震の時に当地でも短時間のうちに強い余震が
あり、怖かった。

夜の災害は一夜明けた翌日、想像以上の被害が判明する。
このたびも本日放映された日中の映像は昨夜のものよりは
るかに深刻だった。

避難所で夜を明かす人々は本当にお気の毒だ。
こうこうとライトに照らされ、取材を受け、疲れている中十分
に眠れなかったのでは、と思う。

今後のこと、一日一日の対応、家族と我が身、、、。
心からお見舞い申し上げ、なんらかの支援をこころみたい
と思う。

窓外の鳥たち チューリップとツツジとヤマザクラの庭へ。

2016年4月14日(木曜日)

花咲き木々は新緑へと鮮やかさを増している。
まだ居る冬鳥に南からの鳥たちが加わり庭は賑やかに
なっている。

暖かな日は、美術館の芝生の南端にある水盤に色々な
鳥が来る。
水浴びなら大きな池へ行けば良い所だが、なぜ小さな水
盤に集まるのだろう。
スタッフが毎日水を替えるので、それが良いのだろうか。

カフェから撮った最近の鳥を以下に掲載しました。
ガラス越しですので色やピントはしっかりしませんが、
ガラス越しゆえ、鳥はリラックスしているようです。

 

1
↑ムクドリのつがいが来たので慌てて逃げるコムクドリのつがい。

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↑水盤わきのムクゲに止まっているダンディなモズ。

3
↑ツグミの仲間というシロハラらしい鳥。

4
↑豪快に浴びるヒヨドリ。

5
↑カフェの前に来たジョウビタキの♂。

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↑モズも浴びる。

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↑ツツジとヤマザクラがともに開き始めた。
庭入り口に沢山植えたチューリップが満開です。

8
↑毎年決まったようにひっそりと花を付ける黄花カタクリ。

本日新堀川の桜をご覧になった高田の方々がお見えになりま
した。
先日記載した拙ブログで知り、観てきたということです。
とてもきれいだった、と仰り、書いている者には嬉しい事でした。

人気のカップ&ソーサー「ザンベジ」

2016年4月13日(水曜日)

今年からイギリスはミッドウインター社のザンベジというデザイン
のカップ&ソーサーをカフェでお出ししています。

以前から手許にあったのですが、小さいかなと思っていました。
カフェでは8種類(合計27客)でお茶をお出ししていますが、年頭
にザンベジを加えましました所、人気が高いことが分かりました。

そこで2客を足してこのたび3客になりました。
他もそれぞれ趣を異にする人気の食器です、どうかお好きなも
のをご自由にお選び頂きお楽しみ下さい。

160412ザンベジのカップ&ソーサー
カフェ窓辺のザンベジ。
1956年デザイン、ゼブラ模様の「ザンベジ」はアフリカ第4の大河
ザンベジ川から名を取ってます。
五カ国を流れる2千キロを越える川には世界自然遺産ヴィクトリア
滝があり、大河ですが川全域で四つしか橋がないそうです。
カップはシンプルで赤い取っ手が印象的です。

以下は現在お出ししている食器の見本で、この中からお好きなもの
をお選び頂いています。

16カップ見本

さて来る5月14日夕刻の蓄音機を回してSPレコードを聴く会が
次第に近づきました。
現在25名様のお申し込みを少し過ぎたところです。
まだお席が沢山ありますので、お気軽にお申し込みください。

3
お申し込みは美術館の窓口やお電話025-530-4155
どうぞ。

吹き出すような新堀川の桜。

2016年4月12日(火曜日)

樹下美術館から10分ほど歩くと新堀川沿いの桜が見られる。
川は犀潟駅の東向こうを流れている。

何十年も前の町長の発案で川沿いに公園が作られ桜が植栽され、
風致公園の趣がある。

一体は雪が少ないため樹は伸び伸びと枝を伸ばし、吹き出すごと
く花に勢いがある。

以下は本日の写真です。

 

1

毎年シートを敷いた一団が花見をし、本日は施設の方達が車
椅子を並べ、若い自転車の女性がさっそうと走った。

また樹下美術館に来られると必ず帰りに寄られる県央のご夫婦が
おられ、先日は高田の人が滋賀県の方をお連れし、素晴らしかった、
と仰った。

2
↑大らかに吹き出すような勢い。

3
↑なんという種類だろう、銀色の幹が何本も立ち上がって広がる。
若草とあいまって明るく清々しい。

満開を過ぎて間もなく花吹雪を迎えよう。

寒かった本日 先日の初ツバメ。

2016年4月11日(月曜日)

急な寒さに見舞われた本日夕刻、数日来気が抜けなかった
方が在宅で亡くなった。
90代半ばの方で、静かな最後だった。

DSC_0070
寒かった本日夕刻の海、この写真を撮って数時間後に看取り
があった。

 

話変わって去る4月5日、美術館の裏手の水田で今年初めて
ツバメが飛ぶのを見た。

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IMG_9639
はるばる南国から来たというのにとても元気だ。

まだインフルエンザは収束しているようには見えない。

浮かぶような入り陽 .陽は昇り陽は沈む。

2016年4月9日(土曜日)

本日穏やかに夕陽が沈んだ。
水平線のモヤに沈みながら球体のような影が付き
軽々と浮いてるようだった。

 

1本日入り陽のころ(四ツ屋浜で)。

 

2浮いてるような太陽

 

3
陽が沈み雲が茜に染まる。

 


ペリー・コモの「Sunrise Sunset」

Sunrise Sunset
Sunrise Sunset
おさな子たちに時が過ぎ
こんなに美しくなったり
いつの間にか大きくなっている
これが本当にあの子たちなのか
昨日まであんなに小さかったのに
Sunrise Sunset
Sunrise Sunset
歳月は飛ぶように移ろい
小苗は一夜にして花をつけ
みるみる開いていく
Sunrise Sunset
Sunrise Sunset
歳月は飛ぶにように移ろい
季節は追いかけっこをしながら
幸せと涙を運ぶ

季節は追いかけっこをしながら
幸せと涙を運ぶ
Sunrise Sunset
Sunrise Sunset

(拙い端折りの意訳です)

しおさいの里のスタッフ歓迎親睦会。

2016年4月8日(金曜日)

普段週一回、特別養護老人ホームの医療担当の一人として近
所の「しおさいの里」に出向いている。
同施設は介護保険制度のスタートとともに開所し、満15年が経
った。

開園に当たって配置医師を探してと行政から要請され、近隣一
般よりやや多い3人の医師で身障者施設を含め85人の利用者
さんを診る形で始まった。
スタッフは熱心で、転倒や感染症など独特な問題があるたび
に集まり、対策を考えた。

一時嘱託を離れ、7年ほどのブランクの後4年前より再度通うよ
うになった。
この間に親身な接遇、生活リハ、感染症対策、認知症や重症者
への取り組みなど全体がさらにこまやかになっていた。

わけても看取りへの対応がよりスムーズに行われていることに
驚きを禁じ得なかった。
入所段階から看取りについて親族と確認しあい、容態悪化の際
はコミュニケーションをいっそう密にする。
その上で介護、看護、医療、相談、管理部門が協力しあっている。

ところで時にこの世界では「預かってやっている」という上から目
線や冷ややかな対応など残念な話を耳にする。
だがしおさいの里は幾分古い建物に属するものの、マンパワー
の質に於いては良く磨かれていると思う。
決して十分とは言えない環境だが、忙しくも暖かなスタッフに見
守られて暮らす皆さんは穏やかに見える。

介護福祉の世界は本人と家族、そして社会を下から支える場所。
そのことを世間がもっと理解し、仕事の厳しさと不十分な報酬制
度に強い光が当てられることを望みたい。

 

歓迎会
↑今夕行われた施設職員の慎ましい歓迎親睦会。
家庭や職場の用を済ませて夜7時半から始まる。
日頃ご苦労されいる皆さんには、どこか突き抜けたような明るさを
感じる。

励みになる八十二財団スタッフの訪問。

2016年4月7日(木曜日)

昨日瞬く間に花を咲かせる春の魔法を書いたばかりの本日、
その春が終日冷たい雨を降らせ、変幻自在ぶりを見せつけた。

人には意外でも、予定通りの花冷えです、とお天気は人ごと
のように言うのかもしれない。

話変わって昨日、長野市の八十二文化財団からスタッフの
女性お二人が見えて、熱心に展示をご覧になりお茶を飲ん
で頂いた。
同財団は長野県内を中心に新潟県上越地方も含む諸文化
団体と提携し、関連「友の会」会員への案内と支援を行って
いる。
当館も2007年の開館以来、提携先としてお世話になってい
て感謝を禁じ得ない。

八十二ガイドブック
131ページもある充実した提携文化施設ガイドブック。

長野県内は300を越える文化施設と提携し友の会が運営さ
れている。
上越と妙高市および岐阜県内で12施設が載っている。
長野県のおびただしい文化施設数を見ると、同県の日常と文
化がいかに接近していかが分かる。

次号の施設と催事案内のトップに樹下美術館が紹介される予
定ということでスタッフが訪問された。

県内外の文化事業をトータルに支援する公益財団が八十二銀
行という民間を母体に発展していることの底力は眩しい。

民間の小規模な樹下美術館にとってスタッフの訪問は大変励
みになりました。
どうかこれからも宜しくお願い致します。

ゆっくり水浴びしたツグミ。

2016年4月6日(水曜日)

去る4月3日日曜日は上越市高田で25℃の夏日でした。
この日、美術館の水盤で雀や四十雀やヒヨドリが頻繁に水浴びを
しました。
その中に混じってツグミが浴びるのを初めて見ました。

ツグミは秋にシベリアなど北方から飛来する冬の渡り鳥です。
春になると山から里へ移動し、連休のころまでには再び北へ帰る
ということです。

当館で庭仕事を始めた3月上旬からよく見かけていました。
先日の暑さは応えたのでしょう、一羽が熱心に水浴びをしました。

1

2
しぶきを上げて浴びた後気持ちよさそうにしばらくじっとしている。
その後再びバシャバシャ浴びてまだじっとするを繰り返しました。
こんなにゆっくりする鳥は初めてでした。

 

3
↑いつのまにか周囲に二羽のツグミがいました。
順番を待っていたようですが、入浴した鳥が去ると一緒に飛んで行きました。
それにしてもこの鳥は春の背景にとてもうまくカモフラージュ出来ていますね。

雪が少なかったせいか、今年は例年より多かったようです。
沢山餌を採り一風呂浴びて、間もなく旅立ちでしょうか。

強力な春の魔法。

2016年4月5日(火曜日)

 

拙詩)
いつも春の魔法は強力だ
この前モジモジしていると陰口を言ったら
いきなりあっちもこっちも花だらけにした
いまや「参りました」という感じだ

 

1
樹下美術館の一角で

 

2
裏手の一本桜も大きくなってきた。

 

5
摘み取ったクリスマスローズはカフェのテーブルへ。

 

6
近くの新堀川公園も満開まじか。

 

7
同公園のコブシは圧倒的な白さ。

危ない花見のボート。

2016年4月4日(月曜日)

一昨日2日土曜日、高田公園の夜桜を見に行き、素晴らしい
景観のことを書かせて頂いた。

その帰路、園内の小林古径邸の脇にさしかかると中学生かと
思われる生徒さん達の声が濠から聞こえてきた。
二艘のボートがうす暗い濠にぼんやり見えて、
「だめだめ、寄るな寄るな」、「ぶつかる、下がれ」
などという大声が聞こえた。
ガンガン、ドンとオールが絡む音やボートがぶつかる音もする。

6,7人の若者たちが、本気か遊びか賑やかだった。
心配だったので立ち止まって見たが、ちゃんと漕げているように
は見えなかった。
危ないなあと、妻と心配しながら帰って来た。

すると昨日夕刻、入学前の高校生のボートが転覆し一人が死亡
したと、報じられた。
まさか前日の若者ではあるまい、犠牲者まで出たことは俄に信じ
られなかった。

言うまでもなくボートの上で立ったり故意に船を揺らすのはとて
も危険だ。
花見は人を興奮させる。
素晴らしい花と暗い事故。
今後ライフジャケットを必須とするか、不慮を考慮して中止の道
もあるかもしれない。

市村幸恵さんとペトル・ノウゾウフスキーさんの音楽会 ユーモア。

2016年4月3日(日曜日)

本日夜当市大潟区のコミュニティープラザで「魂の響き~チェコの哀愁を
音にのせて~」という音楽会があった。
ペテル・ノウゾウフスキー(チェロ)と市村幸恵(ピアノ)による音楽会で、
「夢をかなえる会」と「大潟音楽協会OB会」の共同主催だった。

ドヴォジャーク、ベートーベン、ヤナーチェク、ドビゥッシー、マルティヌー
と3人のチェコの作曲家をメインにドラマティックなプログラムだった。

繊細さと豪胆さを縦横に行き交うチェロ、織物のようにチェロと歌い合う
ピアノ。
感情と精神のほぼ全域が刺激され,胃腸まで活発に動きとてもおなかが
空いた。

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市川さんは上越市吉川区のご出身。1997年国際芸術連盟新人オー
ディションに合格。
1998年プラハ音楽院に留学された。

本日演奏後の見送りに立っておられた市村さんとお会いした。
「私の義兄の関根日出男先生が、、、」
とご挨拶しようとすると、、
「ああー覚えていますよ、佐藤さんのコンサートでしたね!」
と仰った。
1998年の市村さんのチェコ留学を前にして、柿崎区上下浜の佐藤
宅に100人近く集まって壮行リサイタルがあった。

私の義兄に耳鼻科医関根日出男氏がいる。
氏はチェコ文化研究家で音楽研究家、ヤナーチェク友の会顧問もされ、
日チェコ友好協会から表彰されている。
かって佐藤宅の壮行音楽会でお会いした時、市村さんは留学の助言を
受けるべく関根氏を訪ねたと仰った。
東京の親族と市村さんの間に接点があったことにその時驚いた。
そして今夜、18年前の壮行の場面を即座に思い出された音楽家の脳
に驚いた。

遠い国で学び今チェコを中心にヨーロッパで演奏活動されている。
どんなにご苦労されたことだろう、「よく頑張りましたね」、とお伝えする
と、少し目を潤ませられたように見えた。

今日のプログラムにヤナーチェクの「おとぎ話」というリリカルな演目が
あった。
彼女はヤナーチェクに影響を受けてチェコ留学を決めたと聞いている。
ヤナーチェク-市村さん-関根日出男氏がきれいな線で繋がっている。

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本日の会場。

ところでチェロのペトル氏は毎年150回ものコンサートをされ、ご自身の
「ヴィヴァ・タンゴ-チェロ」は2014年ニューヨークで最も人気のあるCDに選ばれ
ている。

本日チェコの国民性として“ユーモア”を挙げ、2部冒頭「だんだんどーも」と
言って登場された。
そういえば関根日出男氏の翻訳本にミラン・クンデラの「冗談」がある。
最近世間がとんどんきつくなり、ユーモアという言葉自身遠くへ行ってしまった。

齋藤三郎・尚明親子展 20数年振り高田公園の夜桜。

2016年4月2日(土曜日)

夕刻高田は本町の「ギャラリー祥」さんへ齋藤三郎・尚明親子(初代、
二代陶齋)展を観に行った。
前々から気になっていたのが会期が長かったため本日間に合った。

初代は何度見ても飽きず、二代は更に新境地を拓いていた。
尚明氏の斬新な椿の湯呑を二つ買った。
大きめの器で、もう少し安ければ買いたい物が幾つもあった。

ギャラリーのオーナーは女性だが、いつも熱意に脱帽させられる。
夕暮れの本町通りを見下ろす大きなガラス窓のテラスで楽しい話を
聞きお茶を頂いた。

1
↑夕暮れの駅前交差点。高田は美しく進化していると思う。
今は踏んばり時かもしれない。

ギャラリーを出て高田公園へ、知り合いの駐車場をお借りしてから桜を見に行った。
花見会場を歩くのは20数年振りだったが、良い意味で変わっていた。

 2↑会場の西部に位置するさくらロードは初めてだったが、さすがだった。
ふた筋が並んでいて上掲のロードは白色光の照明。

 

3
↑反対方向は桃紫色の照明が当たり息を呑む美しさ。

 

4
期間が始まって二日目、混雑も無く花は新鮮、静かで良い時間を過ごせた。

 

7
↑路傍の露天は魅惑する。

 5
↑甘栗を買った。

 

8↑黄色の信号は好きだが、点灯時間が短くてシャッターチャンスが少ない。
(帰り道の交差点で)

広い会場は幾つかに区分けされ、バリエーションを楽しめるようになっている。
本日は賑々しい音楽や失礼ながら酔った人にも出会わず、想像以上に楽しめた。
但し満開の頃はまた別の顔になるのだろうが、それはそれで良いと思う。

【感想】最も魅力的な「さくらロード」は将来さらにスケールアップされたなら文字通り
「日本三大夜桜」の名実を誇れるようになる。
もう「百万人の云々」は要らないのでは、頑張れ桜、頑張れ高田!

白い馬の家(うち)。

2016年4月1日(金曜日)

先日の在宅訪問である高齢のおばあさんを訪ねた。
90才なかばを過ぎたおばあさんの反応はぱっとしなかったが、
子供の頃の田んぼの手伝いの話になるとどんな質問にも細か
に反応された。

古いことほど明瞭になることもあるが、そもそも田畑の仕事は人
を無心にさせる作用がある。
付随して思い出したくないことがあっても、それだけは回想でき
るのかもしれない。

おばあさんと話していると今度はお嫁さんが加わって、以下の
ことをお聞きした。
“実家のおばあさんの話では、昔、家に白馬の農耕馬がいた。
娘時代おあさんが特に面倒をみたのでなついて、よく馬に跨が
って走ったと聞いた。
白い馬は珍しく、実家は「白い馬の家(うち)」と呼ばれていたよ
うだ”

世の中には思わぬ話がある。
白馬と言っても葦毛であろうが、やはり農耕馬では珍しいことだ
ろう。

集落を駆け抜ける白馬と若き日のおばあちゃん。
春秋の水田でも目立っていたにちがいない。
「白い馬の家」
ドラマのイメージが重なる。

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