お盆14日は柏崎市の木村茶道美術館へ。

2025年8月14日(木曜日)

本日午前はそよ風吹く懐かしい空。これが昼過ぎから相当にきつい暑さになった。そんなお盆の14日、妻の兄上と柏崎市の木村茶道美術館をご一緒した。

今年初めての美術館は涼しく第一展示室の茶碗展を席入り前に観た。28点の名碗はみな素晴らしかった。4番目に谷本光生さんの伊賀が出て来てとても懐かしかった。昭和60年の新潟三越で初めて求めた茶道具が氏の茶入だった。

谷本氏自身が会場におられ、私が求めると傍に付きっきりで箱に入れ真田紐を結び名札をつけて下さった。このときまだ茶を習っていなかったが、茶をやろうと決めた買い物だった。

加藤唐九郎の志野茶碗。

若尾利貞の鼠志野。

席が始まりました。

宗旦の竹一重切り花入。銘「ヨゴレ判官」
花はハツユキソウ、ワレモコウ、イトススキ。

釜は大西定林の「瓢形霰文
(ひょうけいあられもん」
古鏡の蓋が付いている。

 

素晴らしかった笹文の絵唐津水指。
お点前は江戸千家さんでした。

左に次客さんのお茶碗「御本三島暦手」
(ごほんみしまこよみで)
右拙主客に出された長入の赤楽馬盥(ばだらい)茶碗。
次客さんの茶碗が良くてじろじろ見てしまいました。

拝見。
宗旦の茶杓「弁慶」が見える。
気温が上がった昼に涼しいお道具組みだった。

床脇にひっそり紫陽花蒔絵茶箱。
(江戸末期)

ご一緒された方は茶席は初めてと仰ったが席の風情と館長さんの話を喜んで下さり、良い昼だった。

夕刻、理髪店に行った。あるじは、夕日が西に戻り始めましたねと仰った。暑い暑いと言っている間に暦が進み、さらに年かさを重ねているようだ。

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