所有の松林から切り出した材で廊下や階段を改修。

2021年5月21日(金曜日)

その昔の数十年前、在宅で訪ねる家の様子は様々で、時には理由があって散乱のあまり爪先だちでジグザク歩きをしなければ、患者さんにたどりつけない、お宅もあった。
福祉施策と人的支援でいまやこのような状況は見られなくなった。

余計なものが無くいつも片付いていて、行くのが楽しみというお宅がいくつもある。小さくて気が利いている旅館を訪ねるような感じがするのである。
本日の写真のお宅もそのような家だった。

外から眺めると二階の窓辺に白いカーテンや花が見え、庭は小気味よく、石段は掃かれている。

訪ね始めて間もないお宅だが、先日廊下がピカピカしているのに気づいた。訊いてみると、所有していた山に高速道路が通過することになった際、そこの松を切り出して家の改修に使ったと仰った。
初めて耳にするいきさつであり、そんな風に手持ちの木を材にして生かすことも出来たのか、と少々驚いた。

 

つややかな廊下。

 

小さな節が一杯見え、一種面白みになっている。

 

階段も直されている。

松は樹脂が多いのでつややかで美しくなること、丈夫なことなどで優れているという。切り出しや材への加工など手間が掛かったと思われるが、良いお仲間にも恵まれたのではと思った。

堅実で奥ゆかしい奥さんは私と同級生。ご主人は真面目一方の優しい方。
「良い奥さんですね」と言うと、恥ずかしそうにお互いを褒めあい、聴いていて幸せな気持になった。

 

以下は本日我が家の玄関の花と観音の様子です。

庭で咲いた黄色の芍薬と都忘れが生けてある。
観音像は40年ほど前、ある方の数ものを通販で購入しました。
モデルそのままに現代的なお顔です。

本日のワクチンは20名、うち在宅3名でした。
在宅では一定時間観察をしますので、世間話をしたり、普段は飲まないお茶を頂いたりします。観察があるため1日3件が精一杯だと思います。

本日NHKテレビ『美の壺』スペシャル「レトロ建築」 で上越市髙田の世界館が紹介されました。冬場の撮影にも拘わらず美しく撮られていて、内容の良さといい他の大規模な建築と全く遜色無かった。さすがNHK、関わる方たちの願いが伝わる良い内容でした。

二人の姪が通っている自由学園を初めて映像として見ることが出来、歴史的建造物が開かれていることに感心しました。

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