雪国の雪の話題 車がメリー・クリスマスと言った。

2019年12月24日(火曜日)

相変わらず無雪が続いたまま年末に向かっている。
さすが一日中晴れている日は珍しくなったが、曇ったり雨が降ったりする日でもどこかで陽が射す時間がよくある。本日もそんな日だった。

このところの外来で雪が無くて助かりますね、とよく話す。
お陰で買い物や医者通いもできます、と皆様仰る。だがまれにこの話題で気まずくなることがある。
本日ある夫人に雪が無いことを話したところ、
「私は助かるんですが、主人が○○の駐車場と資材置き場の除雪を頼まれてますので、、、」と仰った。このお宅では雪が無いと冬の生業に支障を来すのだ。
このように手放しで無雪を喜ぶと意図せずして人を傷つけてしまうことがある。
私の地元にスキー場はないが、道路除雪のほか雪下ろしやスキー用具の販売などに関係している方達は、早く雪をと、待っているにちがいない。

それゆえこの話題には軽い打診や情報があると無難だ。先の夫人のカルテには雪と書いて丸で囲み、降ったら「良かったですね」と話したい。

さて本日午前の仕事中、急の往診があった。
車に乗りエンジンボタンを押したところ、
「メリー・クリスマス」、と優しい女性の声がした。カーナビである。毎日車に乗る度に、今日は何の日、と知らせてくれる。
大抵何も役立たないが、突然の「メリー・クリスマス」には一瞬驚き、少々嬉しくなった。
今や持ち主や家族の誕生日まで祝ってくれるナビがあるかもしれない。

 

昼の四ツ屋浜。白黒さまざまな雲が印象派の絵のようで魅力的だった。

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