超高齢者、福祉医療の隙間 日曜日の胎内市は中条の海岸。

2019年12月17日(火曜日)

先週末はお二人の看取りがあり、昼夜4回の往診をした。
かっての週末二日間に10回近く往診が必要だった日もあった頃に比べれば、楽になったと感じられる。

そのような中、事情によりやや長期のショートステイを利用中の方などで容態が悪化した場合、ご本人の境遇から施設、在宅とも行き詰まりを生じる場合がある。
ならば病院であるが、超高齢者をすんなり受け入れるのに地域の病院事情が十分な余裕を有しているとは限らない。このような場合往々にして関係者は、「なんとかして」と一斉にこちらを見る。だが考えるに事情は医療の範疇を越え、本来なら福祉職による諸機関の調整案件ではないか、と一人思案にくれる。
近時福祉分野の各職は高いモチベーションを有しているが、病院に対してもう一歩踏み込んでは、といまだに思うことがある。
本日たまたまこのような課題が予想される事例が生じた。是非とも関係ケアマネ、地域包括、病院連携室またワーカーが連携調整し、シュミレーションをして突破してほしいと思った。勿論相談に参加するし先が決まればしっかり紹介状をお書きするつもりです。

さてその先週末の日曜は午後をすぎて体が空いた。それで車を駆って胎内市は中条の村松浜に出かけた。
そこの海岸は当地近隣と異なり、さらさらと白い砂が広がる遠浅の海である。2009年5月にたまたま訪れ、白砂と見事な風車の列が気に入り、その年の秋にも出かけた。
最近コマーシャルだろうか時折テレビで流れ、冬如何ならむと思いたち、空を気にしながらで出かけた次第。

以下のように短時間でしたが海岸を往き来して写真を撮りました。

 

 

 

 

風が強く寒い日でした。
季節風によって漂着物が沢山ありましたが、夕暮れに紛れて少し写り込みを回避できました。
春になったら是非ともまた訪ねたいと思いました。

 

ところで昨日美術館に寄るとお客様が、私たちも新潟市でワイエス展を観てきました。館長の写真はワイエスの絵に似ていますね、と仰った。途方も無いトレーニングを積み、研ぎ澄まされた独特の感性を有し、時間を掛けて克明に描く芸術家に比べられるべくもありませんので、かなり面はゆい思いをしました。

140キロほどあるのでしょうか、日曜日午後の中条は少々遠かったです。短い陽を気にしながら早々に帰ってきました。

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