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11月9日(土曜日)は蓄音機を回し、色々なジャンルの昔の歌を聴く日です。

2019年10月9日(水曜日)

秋になって大橋秀三さんの講演会とじゃんごっこさんの演奏家が終わりました。
約一ヶ月後の「蓄音機でSPレコードを聴く会」が当館主催の最後の催しになります。

この会は新潟県国民文化祭の参加行事の一つです。
例年SPレコードのコレクターさんA氏とお話しして選曲をしていますが、今年は歌にしましょう、ということになりました。

 

本日気温が下がり、秋らしくなりました。11月9日にはさらに秋が深まることでしょう。
当日はテレビもケータイも無かった時代の人々が楽しんだ歌に耳を傾け、昔の人の喜びや悲しみにに触れてみましょう。
電気無しの再生音によって、過ぎた時代のリアルな気分が蘇るにちがいありません。

もう少し先になりましたなら、プログラムの一部をご紹介出来ると思います。

本日、大橋秀三さんの講演会が盛況裏に終わった。

2019年9月28日(土曜日)

樹下美術館を設計された大橋秀三さんの講演会は、本日予定よりも多くの方にお集まり頂き、次々10数客の椅子を追加して終わった。

 

隣の予備駐車場も一杯。

高校時代から始まる氏の歩みは、東京の大手デパートの施設部、貴重な先輩社員の知遇と吉村順三への傾倒、建築家への目ざめ、大阪時代の不遇を経て地元の事務所開設へと進み、大きなコンペに於ける劇的な入選の逸話などが語られて前半が終わった。

 

 

模型を示してお話する大橋さん。

途中休憩を挟んで樹下美術館の建設過程に話を移し、一部私も加わらせていただきました。

 

途中、30メートルに及ぶ樹下美術の設計図面の巻物が拡げられた。
これを巻き取り送りながら観ていく。

巻物が現れた会場の様子(この写真はお客様からお借りしました)。

 

 

巻物の一部にあった館内3D図。

 

同じく外観図。

樹下美術館では建物に対する光と外気の応用、アンシンメトリーの豊かさ、カフェの付加で生まれた楽しい造形変化、最後に現れた想定外の過剰な残響の処理などが過程の写真スライドを見ながら語られた。
全体から、施主とともに究極まで追求されるコンセプトの重要性と、生き生きとした空間造形の重視が一貫して強調された。

お話しする大橋氏は、本日何度か途中で言葉に詰まる瞬間があった。場面は過去のターニングポイントであり、そこには並々ならぬご苦労や感動が秘められているように想像された。
お話を聴きながら、これは単なる文化講演会ではない。夢と理想と現実を行き交う、情熱的で優れた建築家を応答を交えて鑑賞する貴重な会ではないか、とふと思った。

氏の話には時に突飛であるが、詩的なあるいはおとぎ話のような言葉や考えが出てくる。
それは氏に遠くから伝えられた深い造形センスと、願いと苦悩と喜びから絞り出された不意の呟きにも聞こえる。

建設過程に於いて細部で色々もめたが、思えば民間同士、共に大きな詩を紡いのか。
それが現実に樹下美術館の一つの価値として現れているようで、今更ながら感慨深い。
建物を褒められるたびに感謝を禁じ得ない大橋秀三さんに、更なるご活躍を心からお祈りしたい。

“お陰様で楽しい会にしていただきました。お集まり頂いた方々には深く御礼を申し上げます”

渋野と畑岡選手はレベチ 初牡蠣。

2019年9月23日(月曜日)

ゴルフの話です。

デサントレディース東海クラシックの昨日決勝。前日まで20位だった渋野選手が8バーディの爆発力を発揮。15番でトップに並ぶと16番でチップインバーディーを決めて単独首位に立ち、そのまま優勝する大逆転劇を演じた。

過去および最近の試合の畑岡奈沙選手と渋野日向子の両選手みて、同世代の選手が二人は「レベチ」とコメントしている。
「レベチ」とは“レベルがちがう”のことらしい。
調子の波はあろうが、たしかに肝心なところで見せるスコアと順位は図抜けていて、二人は一種異次元的なのだ。

 

大ギャラリーに囲まれて最終ホールに向かう渋野選手。

 

表彰式で。
この程度の賞金では少な過ぎるように思う。

優れた選手には、商品のイメージ戦略として様々なスポンサーが付き、収入は膨らむ。結果、選手は競技活動のほかに、広告塔や商品の一部としての運命を負わなければならい。
基本スポーツの世界である。選手の競技へのモチベーションの維持向上はベースであろう。そのためにスポンサーたちはもっと賞金に注力すべきだ。賞金規模の大きい大会は選手はおろか、集客や話題面でも大きな効果を生みジャンル拡大に寄与するだろう。

ところでレベチといえば、渋野選手の修正力がある。前回のトーナメントではラフの処理に問題があると指摘された。本人はショックだったに違いない。しかしこの度はラフからのアプローチをことごとく成功させ、回復したパットと相俟って好成績に結び付けた。
数日間の大会で後半に向かって伸びるスコア、あるいは1日の後半に於ける爆発力、ボギーホールの次をバーティーにする率の高さ。これらは不調や失敗に対する的確な分析力と精度の高い修正力の賜物であろう。これもレベチの要因の一つにちがいない。

近時、プロスーポーツ選手といえども、セクシー、可愛い、モデルのよう、と見た目を云々される。だが畑岡、渋野両選手とも服装はプレーン、その上謙虚で言動は自然、何よりプレーが素晴らしく成績は群を抜いている。このような選手がギャラリーを惹きつけ大会を盛り上げることを近時体現している。アスリートらしい価値、レベチと呼ばれる所以にちがいない。

もう一つレベチといえばアマチュアの安田佑香選手がいる。多くの大会でプロに混じって競技し、上位を守る。静かで細身だが正確に飛ばし、渋野選手も認める実力者だ。この人もレベチのようだ。
以上の二人ないし三人はいずれも20才以前の若者であることが共通している。今後のゴルフ界への期待は大きく、楽しみだ。

昨日午後、小学校6年生の孫が来た。レベチを知っているかと問うと、即座に正解した。

 

夕食はお客様から頂いた牡蠣がフライになって出た。
美味しく頂きました。

雲の日 待ち遠しい「じゃんごっこ」さんの演奏。

2019年9月18日(水曜日)

午後施設の回診の日。
施設への途中で見た海側(西~北)に層状の白い雲が印象的だった。回診後、やや遅くの在宅回りで寄った四ツ屋浜の雲は一層鮮やかさを増していた。
在宅を終えて今度は上下浜へ。さまざまな形状の雲が青い空を背景にとても賑やかだった。

仕事を終えた午後6時過ぎ、こんな日は滅多に無いと思い大潟区蜘蛛が池の先、潟川の夕暮れも見に行き、それも掲載しました。

 

四ツ屋浜のダイナミックな帯状の雲。

 

上下浜の雲。

 

上下浜の雲。

 

潟川の夕暮れ。遅くなったが、まだ赤みが残っていた。

 

さて10月5日(土)午後3時半開演の美術館ジャズが近づきました。
出演の「じゃんごっこ」の皆さんの調子はどうだろう。
以下はじゃんごっこの音楽的源(みなもと)であるジャンゴ・ラインハルトが作った曲の一つ「ヌアージュ」。
ジャンゴがギターを弾いています。
ヴァイオリンのステファン・グラッペリが演奏するものもYouTubeにありましたが、比較的音が良い二本のクラリネットとパーカッションが加わった1940年録音というヴァージョンを掲載してみました。
フランス語「ヌアージュ(Nuages)」は雲のことです。
幌馬車隊で育ったロマ(ジプシー)出身のせいでしょうか、その生涯は旅人のようだったジャンゴ。この曲ヌアージュに旅情を感じるのは私だけでしょうか。

 

樹下美術館ジャズの当日「ヌアージュ」は聴けるだろうか。
いやいやどんな曲でもいい、「じゃんごっこ」さんが待ち遠しい。

現在当日の参加申し込みの方は50名様を越えたところです。
もう少々余裕がありますので、ご希望の方は以下美術館のお電話でお待ちしています。
入場料は大人お一人2000円です。
☎025-530-4155

土曜日のあれこれ。

2019年9月14日(土曜日)

日中よく晴れた土曜日、普段静かな樹下美術館を賑やかにして頂いた。

曲折はあるが秋らしくなってきている。刈り入れの最中、周囲の水田が色濃く豊かに実っている。
ところで、農家の患者さんに“田の稲穂は良く実っていて今年は豊作ではないですか”と尋ねたところ、“先生が見ている田んぼのヘリは、特に良く実る場所なんです”と意外な事を仰った。
その訳は、田のふちは風通しが良く、日光が沢山当たり、しかもゆらゆら揺れるのも稲には良い、という事。なるほど、そこを見ているだけではまだ何とも言えない、という一種眼からウロコの話でした。

 

確かに特にフチに沿ってたわわな実りが続いている。

午後二つの格好良いバイクが美術館の駐車場に止まっていた。

 

 

磨き抜かれたハーレーとヤマハ。
新潟市から上越市へツーリングという爽やかなカップルさんの車でした。
遠くから有り難うございました。

 

本日午後やや遅く、ひとときカフェは賑やかでした。

午後にSPレコードご持参のお客様が見えた。
今日は皆バッハ、という中から歌曲「コーヒーカンタータ」が掛けられた。ヨーロッパにコーヒーが入った頃の曲だという。コーヒー好きの娘を、それを嫌う父が、結婚話まで持ち出して何とか止めさせようとする親子のやり取りが内容。
バッハとコーヒーとは意外だが一見いかめしい印象の作曲家に親しみを覚えた。曲まで作るのだから、バッハにとって新しい飲み物への関心は相当に強かったのであろう。そもそも当時の先端芸術家であれば、それもまた頷ける。
11月9日(土)「蓄音機によるSPレコード鑑賞会」には是非もう一度このレコードを解説付きで聴いてみたい。

 

 

 

メニューインとエネスコによるバッハは「二つのヴァイオリン協奏曲」が鳴った。
格調高くテンポ良く始まる第1楽章をリクエストして二回掛けて貰った。

おまけその1:一昨日、庭で以下の写真を撮りました。クリスマスローズの下の土が葉の形通りに盛り上がっていたのです。中心部まで盛り上がっているところを見ると、葉の下の土が雨を免れ、結果として盛り上がたようですが、実際どんな作用が起きたのか分かりませんでした。こんなのを見るのは初めてです。雨が葉っぱを使って彫った彫刻?

 

おまけその2:本日ゴルフの渋野選手は更に遅れてしまった。行き場の無いストレスが運動機能をも狂わせるいるのでしょうか。せめて最終日の明日は能力の一端を見せてもらえれば嬉しい。それにしてもダントツに躍り出た畑岡奈沙の凄さは驚くばかりであり、彼女は渋野選手の最良の手本になるのではなかろうか。

色々と書いてしまいました。

崩れた渋野選手 少女のストリートヴァイオリン。

2019年9月13日(金曜日)

日本女子プロゴルフ選手権四日間競技の2日目、昨日11位だった渋野選手がスコアを崩し44位に後退した。
無理も無い。プロテスト合格初年度の20才の選手が、騒ぎに騒がれ、もみくちゃになり、あらゆる衆目にさらされれば、自己コントロールしているつもりでも、安定した精神を保つのは大変であろう。。
昨日のプレー後、月が昇り辺りが暗くなるまでコーチと一人パッティングの練習をしている写真があった。休むだけで、もう練習などしなくてもいいのではないのか、自失しているようで痛々しかった。

よしんばワッと大泣きしてわだかまりを吐き出し、両親と寿司でも食べることが必要なように思われる。
まだトップとの差は7打。優勝できなくとも10位以内に入れば、上出来。明日、明後日の決勝ラウンドに期待したい。

わだかまりを捨てる、、、。
余り関係ないかも知れませんが、以下はYouTubeに載っていたカリフォルニア州はサンタモニカにおけるカロリーナ・プロツェンコちゃんのストリートパフォーマンスです。
こどもたちが彼女のヴァイオリンに踊り出し、大人が目頭をぬぐい、犬が感傷的に反応する様子はとても微笑ましい。

 


かって世界で流行った「ランバダ」。

 


懐かしい「虹の彼方に」。彼女のスロー曲で目頭をぬぐう人が見られる。
最後にワンちゃんが映るが、どう見ても反応しているようで、可愛い。

ウクライナから一家で渡米し、今夏彼女は10才だという。両親がサイドプレーヤーとして彼女の音楽を支えているらしい。

秋の催し。

2019年9月3日(火曜日)

今年前半の催事「倉石隆特別展」が9月10日で終了、一週間延長した「陶齋親子展」が本日終了致します。
その後、今秋は例年になく催しが続きますため、順を追ってまとめてみました。

 

9月28日、午後3時からは、下美術館の設計者である建築家・大橋秀三氏の講演会です。当日に向けて最近2回氏とお会いしました。講演会と聞くと堅いイメージですが、「お話を聴く会」で良いと思っています。
新宿のデパート勤務から始まり今日に到る幾つかの運命的なターニングポイント。氏が設計で意識する要点。樹下美術館設計のあれこれetc。自然体の才人大橋秀三氏のお話に興味は尽きません。
入場無料、参加ご希望の方は、予め樹下美術館へ電話025-530-4155でお申し込みください。

 

10月5日(土)午後3時半から開演ジプシー・スウィングのジャズコンサート
演奏は「じゃんごっこ」で、このジャンルを生で聴いたのは2010年10月の世界館における演奏会が初めてでした。ドラムが無く、ギター2、ヴァイオリンとウッドベースによる弦楽器だけのスウィングジャズは音にまとまりがあり、温かく心地良いのです。秋の午後、情緒とエキゾチズムがスウィングするひとときを樹下美術館でお楽しみください。
入場料大人2000円。予め樹下美術館へ電話025-530-4155でお申し込みください。

 

10月26日(土)は大潟区コミュニティプラザで午後2時開演「魂の響き」コンサートです。主催大潟音楽協会OB会で、樹下美術館が共催しています。上越市吉川区ご出身でチェコ在住のピアニスト市村幸恵さんとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の第1ヴァイオリニスト、ヴィクトル・マザーチェク氏によるデュオ演奏会です。チェコゆかりのドヴォジャークやスメタナ、さらにモーツアルトなどがどのようなアンサンブルで演奏されるか、とても楽しみです。
共催の当館で前売り大人お一人2000円の切符をご用意していますので、ご希望の方は窓口でお申し付けください(当日の入場料は2500円です)。

 

11月9火(土曜)午後3時から開演「蓄音機を聴く会」。このたびは歌を中心にお掛けする予定です。ヨーロッパの歌曲、シャンソン、日本の童謡なども聴きたいと思っています。秋更ける午後のひとときを、電気を使わない再生音をお楽しみください。
入場無料ですが、開場準備のため樹下美術館へ電話025-530-4155でお申し込みください。今秋行われる新潟県文化祭の催しの一つになっています。

市村幸恵さんの演奏会、チェコフィル第一ヴァイオリン奏者マザーチェク氏との共演。

2019年8月30日(金曜日)

過日、チェコで在住のピアニスト市村幸恵さんが来館されました。
幼少から藤縄契子、佐藤良子に師事。直江津高等学校、武蔵野音楽大学を卒業、1995年新潟県音楽コンクールで県知事賞、1997年国際芸術連盟新人オーディションに合格、翌年プラハ音楽院に留学され、「プラハの春音楽祭」出演はじめチェコを中心にヨーロッパで活躍されています。

かって柿崎区は上下浜の佐藤宅で行われたプラハ留学直前の壮行演奏会で、はじめてお会いした市村さん。当日の入魂の演奏はとても懐かしい。留学後チェコに住まわれ、世界的なチェリスト、ペトル・ノウゾフスキー氏と来日を果たされるなど活躍されています。
この度の来日ではチェコフィルの第一ヴァイオリン奏者ヴィクトル・マザーチェク氏との共演が実現いたしました。
以下は上越市大潟区におけるコンサートのお知らせです。

 

あsdfsdfさf

どうか大きくしてご覧下さい。
日時:10月26日(土)14時開演
上越市大潟区コミュニティプラザ

前売り2000円、当日2500円
主催:大潟音楽協会OB会 共催:樹下美術館
チケット取り扱い:上越文化会館、樹下美術館、髙田文化協会、クッカ、大潟ショッピングセンターまえかわ、多霞子美容室、長谷川呉服店ほかです。

充実のプログラム

過日のご来館で、市村さんから楽しい話を沢山お聴きました。印象的だったこのは、“チェコ人は独奏はもちろんだが、アンサンブルが特に好きで、演奏家たちはそれを大切にしている”と話されました。
当日、市村さんの柔軟かつスケールの大きな演奏が期待されますし、マザーチェク氏との音楽を通した会話などアンサンブルは大きな楽しみではないでしょうか。

プラハ行きに際して、チェコ文学、チェコ音楽の研究家で小生の義理の兄・故関根日出男氏の知遇を得られるなどいくばくかのご縁があり、このたび樹下美術館は共催をさせていただきました。
どうかお気軽にご参加ください。

なお10月22日(火)には上越市吉川区コミュニティプラザで18時30分開演で市村さんのソロによるミニコンサートが開催されます。

雨降りのなか夏が過ぎゆく 午後のおしゃべりとレコード 素晴らしいアンドレア・モティス。

2019年8月22日(木曜日)

午後休診の木曜日。
常連さんお二人、秋のジャズ演奏会出演予定のお一人、任期を終えて帰京される方などを交え、午後1時~閉館の5時までおしゃべりをした。かつてこんなに長話をしたことがあっただろうかと思ったが、いつしか過ぎた。
途中、お一人が持参されたSPでブラームスの「ドイツレクイエム」と、エレナ・ゲルハルト(1883年~ 1961年)の「冬の旅」を蓄音機で聴いた。冬の旅は道しるべと辻音楽師の2曲、詳しくないが女性が「冬の旅」を歌うのを初めて聴き、麗しいと思った。

降り過ぎという人もいるが、7.8月中乾きに乾いた庭にとって文字通り恵みの雨になっている。
もう駄目、とあきらめかけていた何株何本もの草花が再び立ち上がり、本当に有り難い。

 

閉館して、庭の灯にモミジの落ち葉が貼り付いていた。
秋の知らせに貼られた切手?。モミジの下なので毎年このように葉が付く。

 

茎まで柔らかくなりばらりと倒れてしまったていたクリスマスローズが立ち上がっていた。
恵みの雨さまさま。

 

 

例年よりも沢山世話した芝生が茶枯れの部分を作りはじめていた。
雨のお陰で次第に青さが戻ってきた。
良い状態の時こそさらに良くしたい。
今夕雨がパラパラ残る中、秋向けに肥料を撒いた。

 

こじつけもありますが、行く夏を惜しみ、ガーシュインはポギーとベスの子守歌「Summertime」と、ジョージ・シアリングの「バードランドの子守歌」を載せてみました。
歌とトランペットはスペイン、カタルーニャ州出身で、同国で活躍するアンドレア・モティス(1996年生まれ)。歌うのは器楽を演奏することにとても良いと述べているが、確かにである。

 


これまで聴いた「サマータイム」の中でも秀逸。
後方のベースはモティスの先生で、バンドのリーダー、チャモロ氏。
“夏、暮らしは楽で 魚たちは跳ねている 綿は高値だし お前の父さんはお金持ちで 母さんは美人 だから坊や、泣かないで”と、貧しい主人公によって歌われる。

 


ニューヨークはジャズの聖地バードランド。かって訪ねた方がとても懐かしい場所と仰ったことがある。
テナーのスコット・ハミルトンは有名な人。ピアノの人は良く知らないが、どれを聴いても上手い。

年長の一流ミュージシャンに混じって一歩もひけを取らない(それどころかフューチャーされている)モティス。
何一つおもねること無く、可愛い、珍しいなどという範疇を超えるジャズ・スピリットと実力は、今どきまことに貴重。映像から彼女が如何に愛されているか伝わる。今春来日した事を知り驚いている次第。

 


もう1曲「ソリチュード」。
安定した音程、絶妙のリズム感。完全に自分のスタイルを確立しているアンドレア・モティス。
そして今でもこんなにボサノヴァを大切にしているスペインという国は、なんて大人で良い国なんだろう。

 

夏を惜しみ?夕食に出たテンプラひやむぎ。
色どり良く揚がっていました。

建築家・大橋秀三さんの講演会のお知らせ 色々とお寄り頂いています。

2019年8月13日(火曜日)

今年9月28日(土曜日)午後3時から樹下美術館で建築家・大橋秀三さんの講演会を催します。

 

(外構工事を終える頃の樹下美術館)

狭い土地と限られた資金。
周囲の自然を大切に単純さに徹し、“快適とは、楽しさとは”を求めた樹下美術館。
空間の美的バランスに優れた大橋氏による樹下美術館は成功した建物でした。
単純を原理とした良い建物は良い作品と良い人を受け入れ、生かし、成長しました。
数々の授賞歴に輝く大橋秀三さんは上越市の宝ではないでしょうか。

先日に続き、昨日はまた富山県から中学生さんが夏休みレポート作成で来館されたそうです。
お役にたちましたか、遠くから有り難うございました。
近隣の若い女性のグループさん、熱心にご覧頂き有り難うございました。
また昨日犀潟駅から徒歩で、お洒落な東京のカップルさんに寄って頂きました。
電車と徒歩、とても爽やかでしたね。

本日帰省中のご家族とともにご来館頂いたSさんご一家、楽しいお話と作品鑑賞、有り難うございました。
お茶会楽しみです。

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